私が、大学院に通っていたころのこと。同じ学生アパートの隣に部屋に、同志社に通う学生が住んでいた。この男、酔っ払って鴨川沿いをふらふらと歩いていたそうな。なにぶん酔っ払いのこと、足を滑らせて、川の中にドボンと落ちてしまったらしい。らしいというのは、後で本人から聞いたことなだからだ。
酔っ払いなので、その時何を考えていたのかは定かではないが、なぜか岸に上がろうともせず、そのまま、桃太郎の桃よろしく、流れに身をまかせて、どんぶらこ、どんぶらこと流れて行ってましたとさ。
このまま、海まで流れていってしまうかと思っていたら、親切な人が、川へ飛び込んで拾い上げてくれ、めでたし、めでたしとなったとのことだった。
でも、賀茂川って、それほど深くはなかったと思うのだが。当事、雨で水かさが増していたという記憶もないし、彼は、結構背の高い男だったので、立てば、底に足がつくと思うのだが。何分酔っ払いの話なので、どこまで正確かはよく分からないのだが。
※本記事は、2006.02.11付で「時空の流離人」に掲載したものに加除修正を行ったものです。
○関連過去記事
・鈴虫のお土産(思い出シリーズ36)
酔っ払いなので、その時何を考えていたのかは定かではないが、なぜか岸に上がろうともせず、そのまま、桃太郎の桃よろしく、流れに身をまかせて、どんぶらこ、どんぶらこと流れて行ってましたとさ。
このまま、海まで流れていってしまうかと思っていたら、親切な人が、川へ飛び込んで拾い上げてくれ、めでたし、めでたしとなったとのことだった。
でも、賀茂川って、それほど深くはなかったと思うのだが。当事、雨で水かさが増していたという記憶もないし、彼は、結構背の高い男だったので、立てば、底に足がつくと思うのだが。何分酔っ払いの話なので、どこまで正確かはよく分からないのだが。
※本記事は、2006.02.11付で「時空の流離人」に掲載したものに加除修正を行ったものです。
○関連過去記事
・鈴虫のお土産(思い出シリーズ36)