ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

それは加齢臭ではない

2009年10月03日 10時05分46秒 | 思ったこと
 誰が加齢臭だなんて言い出したかというと資生堂研究所のようだ。この臭いがそうなのかと意識したのが3~4年前。運動して汗を書くと嫌な臭いがするようになったのだ。カメムシは敵に遭遇すると嫌な臭いを出すが、その臭いが充満する場所に閉じ込めると自分も気絶してしまう。俺もそれに近いものがあったので消臭効果のある服だの8×4だので抵抗した。効果は気休めだね。一番効果があったのはタオルで直ぐに汗を拭き取る事だった。

 日頃運動をしてない人の汗は臭いとかサラッとしてないと言われる。俺は運動をしてないわけでもないけど足りないってことなのかな。それが証拠に体重もちょっと増え気味。そこでジョギングを再開したのが今年の5月。

 いきなり1時間半くらい走ったんだけど数日目で変化があった。気のせいか臭いが和らいだ。そしてあれから4ヶ月以上経ってリバウンドがどうのという話になったけど汗の臭いは殆どしなくなった(と思う)。少なくとも5ヶ月前なら綺麗なおねぇさんに岩場に誘われても行きたくないって気分だったけど今は違うので誘ってください。

 運動して汗をかくことによって嫌な臭い成分は相当減らせるようだ。一般的に歳と共に運動量は減るので臭う理由を運動不足ではなく加齢に置き換えても当らずしも遠からず。しかし毎日のように走ってみて思ったのはこの成分は加齢というより運動不足によるものが多そうだってことだ。強いて名付けるならメタボ臭?
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武蔵野

2009年10月03日 10時04分04秒 | 思ったこと
 一度読んだ小説を再び読む事は殆どない。なのに本棚にはそういう本が並んでる。どうせ読まないんだから処分すれば良いんだけどなかなか出来ない。そんな中、火の路というのはこんな理由で2度読んだ。だけど買ってから何年も経った本はかなり茶色くなっていて読みにくかった。恐らく紙は酸性紙だろうからそのうちボロボロになるだろう。そうなってくれれば未練は無いんだけどそれはまだ暫く先の話になりそうだ。

 国木田独歩の武蔵野の中で 「 八王子はけっして武蔵野には入れられない 」 と書いてあるというのを何処かのサイトで読んだ。そこにはわざわざ1898年刊とあったので後の武蔵野では削られてたりするのかと思って検索してみた。そしたら青空文庫なんていうサイトがあった。そこには著作権が切れた本の全文がボランティアの手によって掲載されていた。本とパソコンの画面では読み易さが違うけどそういう時代になったんだなぁ。読んでない本なので一気読みしようかと思ったけど途中で止めた。短編とはいえパソコンで読むには厳しい。

 その本は 「 武蔵野の俤(おもかげ)は今わずかに入間郡に残れり 」 で始まるんだけど、子供の頃、武蔵野の一部である東京都府中市に住んでいた。その頃の大人の話を聞いてると 「 昔の大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)は今より木が沢山あったので昼でも暗くて女の人は怖くて歩けないくらいだった 」なんて話してた。今じゃ境内は図書館があったり駐車場になったりで木なんて殆ど無い。名残があるのは本殿周辺とその奥だけ。

 街の中心を南北に欅並木がある。当時は直径2mはありそうな欅ばかりだった。そんな木も排ガスで枯れちゃったのか今ではその後植えられた細い木ばかりだ。子供の足でちょっと歩けばクヌギやナラの林もあったけど今はそういう雑木林は殆ど無さそうだ。当時人口が10万人弱だったけど今は倍以上の25万人もいるそうだ。ちなみにその頃から子供の遊び場が減っているなんて言われてた。

 そして住んでた場所は伊勢丹になっちゃった。前にも書いたけど、あれを間近で見た時にゃぁダムの底に沈んだ村人のような気分だった。そんな村人に知り合いは居ないけど多分似た気持ちだろう。幾ら街が賑やかになって潤ったとしても寂しいもんだ。子供の頃たった10年ほど住んでただけでもそんな思いが起きる。そしてもっと寂しいのは昔はこうだったよねと話せる知人が居ないことだ。
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