世界変動展望

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化粧品に動物実験をしていないという表示が全然ない!表示してもいいのでは?

2014-02-02 19:50:03 | 社会

先日EUで動物実験化粧品の販売が全面禁止されたことを紹介した[1][2]。私は化粧品をたくさんチェックしたが、動物実験をしていないという旨の表記のされた化粧品は一つもなかった。メーカーや原産国がイギリスやフランスである化粧品も見たがその表記はなかった。

なぜ表記がないのか不明。メーカーとしては動物実験をしていないと表記すると、購買者に安全かどうか不安を抱かせ売れ難くなるのを恐れているのかもしれない。

もしあなたが地球や生物の幸福を考えた行動をすべきだと思うなら、動物実験をしていない化粧品やメーカーを選んで買うのもいいかもしれない。

そのためにも動物実験をしていないと商品に表記してほしいし、そうでないと区別できない。動物実験をしていないことは生物の幸福を考えているので企業や商品のイメージを上げ、逆によく売れるようになる要素もあるかもしれないと私は思うが、現実にはそれはないのだろうか。

私は友人の女性に動物を植物で代替する方法について話したら、そういうことができるならすごいと述べていた。動物実験をしない取り組みをする企業や商品に対してよいイメージを持つ人はたくさんいる。もしこのような意識が世間で大きくなっていけば、積極的に取り組む企業も現実に増えるだろう。私はそういう化粧品や企業を推奨したい。私が店員に聞いた話では、資生堂は動物実験をしていないという。日経で確かに資生堂は2013年4月から化粧品の開発で動物実験を原則廃止すると報じられた[3]。さらに公式HPによると資生堂は動物実験廃止や代替法に取り組んでいる[3]。マンダムも動物実験を廃止、代替法に取り組んでいる[5]。いい事だと思う。資生堂の動物実験廃止までにはいろいろ活動があったようだ[6]。

もう少し詳しく調べてみないと、有用な意見提言でないかもしれないが、地球の全生命のためにこういう意識を持つことや取り組みを実施することは良い方法の一つではないだろうか。

参考
[1]"動物実験化粧品の販売、EUで全面禁止に" 写し AFP BBNEWS 2013.3.12
[2]世界変動展望 著者:"動物実験の代替法、その他" 世界変動展望 2014.2.1
[3]"資生堂、動物実験を4月から廃止 化粧開発で" 、写し 日本経済新聞 2013.2.28
[4]"動物実験と代替法に対する取り組み" 、写し、資生堂公式HP 2014.2.2 閲覧
[5]"動物実験代替法に関する取り組み"、写し、マンダム公式HP 2014.2.2 閲覧
[6]正直いって、生命科学系の研究者や医師の読者の多い本ブログでこのような活動の紹介をすると彼らの不利益になるかもしれないから、猛烈な非難をあびるかもしれず、非常に怖い。ただ、感情論だけど動物実験は非常に残酷で動物が可哀想だし、このような活動を紹介していくことが生命全体の幸福につながると思うので、非常に怖いですが紹介します。反対意見はいろいろあると思います。皆で考えていきましょう。

紹介先のサイト写し)も動物実験廃止を推進する匿名サイトなので信ぴょう性は十分でないかもしれない。その点は御了承下さい。また紹介先のサイトや動画は一部で動物に残酷なことをしているという内容が紹介され、気分を害するおそれがあるので、その点も十分にお気をつけください。


資生堂に対する動物実験反対のデモ行進



2 コメント

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管理人さんへ (えと)
2014-02-13 13:41:15
はじめまして、管理人さんが
読んでくださるかわかりませんが
今ハニーチェというシャンプーに
動物実験していないとの表示がされていて
動物実験って何?と思い検索して
衝撃を受けていろんなサイトを巡っています。
こんなことが行われているとは
知らず、とても怖いことですね。
たぶんみんな実験していることを知りません。
化粧品メーカーもパッケージが可愛いとか
安い、新作だからって買ったりしています。
大手の動物実験している会社からは
買わないようにします…。
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管理人様 (にしむくさむらい)
2014-02-20 13:56:03
初めまして。必要の無い動物実験、他の手段で代替できる動物実験は可能な限り減らすべきだという点には大賛成の者です。ただし、化粧品の開発などで動物実験を行う理由は、ヒトに被害が出るのを未然に防ぐためです。化粧品の開発で動物実験を全く無くしてしまうと、新しい物質を使った化粧品は市場に出せなくなります。化粧品会社が「自社で」化粧品開発の動物実験を廃止できるのは、これまでたくさんの動物実験を行って(安全であるという)データが得られた原材料だけを用いて作られた製品か、他社で十分な毒性試験(動物実験が含まれます)を行って化粧品への使用が認められたものを用いて作られた製品かになります。動物実験に嫌悪感を催す方達の気持ちはよくわかりますが、動物実験等で安全の確認されていない化粧品を喜んで使おうとする方達は正直なところ無謀な考えに思えます。汚れ仕事は他社や下請けに任せて自分たちは手を汚してないと宣伝するのは如何なものでしょうか?最近のK社の美白剤入りの化粧品の被害訴訟でも分かるように、化粧品に対する安全性の要求は非常に高いものがあります。一方で毒性試験が出来なければ、今回のような被害はどんどん出てくるでしょう。極論すれば自分の肌がまだらになるようなことが絶対に受け入れられない人が、自分の使う化粧品は動物実験ゼロで開発されたものでないと受け入れられないとなれば、現在の法律の下では、他の多くの人たちが使って問題なければ自分も恐る恐る使ってみる、か、化粧品はそれがどんなものであれ動物の犠牲をゼロにして開発することは不可能であるので全く使わない。かのいずれかの選択肢しか残らないのではないかとおもいます。少なくとも現在の化粧品に配合されている物質は長い歴史の中で多数の動物実験等によって安全性が確認されたものなので、動物実験を全く行っていないという表示はむつかしいのではないかと思います。
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