20日間に及んだ胆管結石による緊急入院の余波として、胆嚢摘出の腹腔鏡手術のために再入院してきました。前回の入院日記はこちら。
うまく行けば三泊四日と言われていましたが、一週間かかりました(ToT)。
まあでも、これて一応キレイな体になったということで、後半生は胆嚢なしの人生を送りたいと思います。あとは人生末期まで病院のお世話にはなりたくないなあ…としみじみ考えた日々でした。
月曜日の午前中に入院。小旅行程度の荷物でいいのでひとりで行きました。
昼過ぎには両親も医師の説明を聞くために来てくれましたが、医師が緊急手術だとかで説明に来るのが遅くなるということで、結局少しいて親は帰ってしまいました。
麻酔医と執刀医から説明を聞いて、いろいろリスクもきちんと説明してもらって、でもイロイロ考えると怖くなるし、思いきってお任せしますという感じで応諾書にサイン。
前回は胆管結石による激痛で緊急入院し、石は内視鏡で詰まっているところを開けてすぐ流れ、痛みもすぐ取れてけろりんぱとなったワケですが、胆嚢にはまだ胆石が残っているのがバッチリMRIとかでも映っていていつまた管に落ちてきて詰まるかわからないし、できれば胆嚢ごと取ってしまった方がいいということだったんですね。
胆嚢は肝臓で作られる胆汁を一時貯めて、食事が胃に入ると胆汁を出して消化を助ける(?)、みたいな役目をする機関なのだそうですが、取ってしまっても胆汁が流れっぱなしになるだけというか、うまくしたもので肝臓が胆汁を出すのを調整するようになるらしく、日常生活に影響や変化はないそうなのです。
何度か痛みを感じているということは炎症を繰り返しているということなので、放置しておくと周りの臓器と癒着して取りにくくなるので、腹腔鏡手術で済みそうな早いうちに処置してしまった方がいいとのことで、今回再入院しました。
まずはおへその穴を利用した単腔式を目指し、取りづらいようなら三箇所ほど穴をあけるかもしれない、それで駄目なら15センチほど切る開腹手術に変更、ということでした。
これまたやってみなくちゃわからないので、お任せしますと言うしかない。
あとは昼も夜も一般常食を普通にいただき、下剤を飲んで寝るだけ、という一日でした。
火曜日、手術当日。丸一日絶飲食。
朝からお通じがありましたが、残りもなるだけ出すということで、人生初の浣腸…(ToT)いや物心つく前の赤ちゃん時代とかやってるかもしれませんけど、座薬とか…
でも体験取材で大腸洗浄もしたことがあるし、何しろ大腸カメラ検査を今年三回もやった身としては楽勝でした。
手術は午後イチということで、正午には両親が来ました。何かあったときに当人は麻酔で意識がないわけですから、なんらかの決断とか承諾をするために呼ばれるわけですね。
術衣に着替え、人生初のT字帯を着用…(ToT)これもたいていの人はお産のときに経験済みだそうですが、私はいい歳して産んでないので未経験だったのですよ。エステの紙パンツより頼りなげな、ぶっちゃけ褌です。
前の手術が遅れて、結局二時ごろ手術室に入りました。とにかく怖いことや難しいことを一度深くまでイロイロ考えたあとは棚上げにして直前まで目をそらすタイプなのですが、手術室に入ったらさすがにちょっと不安になって泣いちゃったりしました。まあ泣いても仕方ないんだけど。
全然歩けるのにここまでストレッチャーで運ばれるのもおもしろかったけれど、ストレッチャーから手術台に移るのは自力でやるのか、とかちょっとおもしろがってたら涙引っ込みましたが(^^;)。
で、酸素マスクをつけられ、術衣の前半分を取られ代わりにバスタオルがかけられて、「点滴から麻酔薬入れますよー」と言われたらもうコロッと寝てました。10まで数えてください、とかなかった(^^;)。
私としては眠っているというよりは目をつぶってなんか考え事をしている印象だったのですが、「終りましたよー」と起こされて気づくと、まずすぐおなかがやっぱり痛い。
医師は嬉しそうに胆嚢を見せてくれました。3×4センチくらいの赤黒い袋でしたが、本当はもっとぺらぺらの袋なのに、炎症が進んで胆嚢壁が厚くなり固くなってしまっていて、取るのに時間がかかったとのこと。
合わせて、体内に胆汁が出ちゃったりしていないか確認するためにドレーンを入れてあるため、穴がふたつになっちゃったごめんね、と説明を受けました。
まあでも仕方ないし、開腹になると入院も長引くと聞いていたのでそれですんでよかった、と一安心。ただドレーンは三、四日様子を見てから抜くからと言われ、上手くすれば明後日退院する気でいた私は、さすがにそう上手くはいかないか、としょんぼり…
病室に戻ったのは18時前だったそうでした。ストレッチャーからベッドに移るのは「1,2,3!」ってアレで、お腹に響いて痛かった…(ToT)
酸素マスクはつけたまま、呼吸を助けるために喉を開ける必要があるのか枕NGなので本当に真上しか見えず、ベッドの脇にいてくれる親の顔が見えません。マスクのせいで口の中はからからで上手くしゃべれないし。
麻酔のせいで体温が下がっていたのか手術室が冷えていたのか、とにかく寒くて歯がガチガチ鳴るし。電気毛布をかけてもらって、足には血栓予防のエア・マッサージャーみたいなのを付けてもらって、点滴から痛み止めを入れてもらって、人生初の尿管も入っていて(ToT)、この日は寝るのが仕事、みたいな感じでした。
麻酔の余波か、金縛りかってくらいに身体が動きませんでした。
それか重力6Gとかの惑星に来ちゃった感じ?
体温が戻ったら暑くてたまらなかったので電気毛布ははずしてもらい、合わせて寝返りができなくて腰が痛いことを看護師さんに訴えたのですが、看護師さんはこともなげに、うつぶせになるのはまずいけど横向きにはなっていいですよ、と言います。
が、お腹が痛くて体を起こしたりひねったりなんてとてもできませんでした…うつらうつらしながら朝になるのを待つのみでした。
水曜日。マスクとマッサージャーは外され、尿管を抜いて下着だけ着替え、車椅子でレントゲン検査に。
しかしこれがしんどくて冷や汗ダラダラでした。でも無理にでも動いたのがよかったのか、検査から戻ってからはちょっと元気が出て、トイレにも自分で歩いて行きましたし(お腹をかばってかなり前屈みでしたが)、術衣を脱いでパジャマにも着替えられました。
昼からは通常の食事。
夜にはFNS歌謡祭で盛り上がれました(^^)。
木曜日、採血。でもあまり結果が良くないということで、ドレーンは土曜まで抜けないとのこと。
この日退院できたら新公に行きたかったのですが(^^;)さすがにそんな感じではなくて、血が綺麗になるよう念じながらおとなしくしつつ、リハビリがてらなるべく歩き回るのが仕事、の日。
点滴も取れて、痛み止めは内服薬になりました。
金曜日、ドレーンから出ている液は綺麗になってきたとのこと。
前屈み姿勢も、続けると腰が痛くなるというのもあり、日に日に直立に近くなっていきました。
医師が、明日ドレーンを抜いて、採血の結果が良ければ日曜は病院が休みなので月曜に退院を、と言うので、日曜に外泊したいと言うと、外泊させるくらいなら同じなので日曜午前退院としましょう、と言ってくれました。小躍り♪
土曜日の朝、ドレーンを抜きました。止め抑えている糸を切るのが響いて痛かった…(ToT)
おへその穴の方は抜糸が要らない術式?で処置したけれど、ドレーンの穴の方は抜糸しないといけないとのことで、外来の予約を取ってくれました。
採血結果にもOKが出て、すぐ請求書が来たのでとっとと清算しました。入院期間は短くても手術のせいか前回とほぼ同額でしたよ…
お腹に防水シートを貼ってシャワーも浴びられました。バスタブに入るのは抜糸までNGとのこと。
日曜日の朝、傷を診察してもらって、特に問題ないとのことなので、あと2日分の痛み止めだけもらって退院しました。
荷物持ちに来てくれた母親と自宅に戻って、洗濯と掃除と布団干ししてランチして、母を実家に帰したら自分は午後から観劇に出かけました(^^;)。夜はお茶会。
ガシガシ歩くと内臓に響いてチクチク痛む気はしましたが、フラつくとか全然ダメという感じはまったくなかったので…
というワケで今は自宅療養という名のサボりを楽しんでいます。
今週後半から出社し、来週抜糸予定です。
ツイッターフォロワーさんとのごはん会もあるし、職場の忘年会は毎年恒例のふぐだし、暴飲暴食とお酒は1ヶ月くらいはNGと言われていますが、ちょっとなら飲んじゃいたいなーと思っています。
休んでいる間に会社の秋年末闘争は妥結したようで、近々ボーナスも入るのでしょう。定期預金をわざわざ崩したくなかったので、前回の入院費は親に立て替えてもらったままだし、今回の入院費はカード払いだし、先月とかカード引き落としのタイミングもあって普通預金が赤字になりそうだったので恥ずかしながら彼氏に借金もしましたが、これで全部清算できるな。
と、そんなこんなでなんとかシャバに戻ってきたのでした。
健康が一番、を改めて肝に銘じつつ、今後も楽しく生きていきたいと思います!
うまく行けば三泊四日と言われていましたが、一週間かかりました(ToT)。
まあでも、これて一応キレイな体になったということで、後半生は胆嚢なしの人生を送りたいと思います。あとは人生末期まで病院のお世話にはなりたくないなあ…としみじみ考えた日々でした。
月曜日の午前中に入院。小旅行程度の荷物でいいのでひとりで行きました。
昼過ぎには両親も医師の説明を聞くために来てくれましたが、医師が緊急手術だとかで説明に来るのが遅くなるということで、結局少しいて親は帰ってしまいました。
麻酔医と執刀医から説明を聞いて、いろいろリスクもきちんと説明してもらって、でもイロイロ考えると怖くなるし、思いきってお任せしますという感じで応諾書にサイン。
前回は胆管結石による激痛で緊急入院し、石は内視鏡で詰まっているところを開けてすぐ流れ、痛みもすぐ取れてけろりんぱとなったワケですが、胆嚢にはまだ胆石が残っているのがバッチリMRIとかでも映っていていつまた管に落ちてきて詰まるかわからないし、できれば胆嚢ごと取ってしまった方がいいということだったんですね。
胆嚢は肝臓で作られる胆汁を一時貯めて、食事が胃に入ると胆汁を出して消化を助ける(?)、みたいな役目をする機関なのだそうですが、取ってしまっても胆汁が流れっぱなしになるだけというか、うまくしたもので肝臓が胆汁を出すのを調整するようになるらしく、日常生活に影響や変化はないそうなのです。
何度か痛みを感じているということは炎症を繰り返しているということなので、放置しておくと周りの臓器と癒着して取りにくくなるので、腹腔鏡手術で済みそうな早いうちに処置してしまった方がいいとのことで、今回再入院しました。
まずはおへその穴を利用した単腔式を目指し、取りづらいようなら三箇所ほど穴をあけるかもしれない、それで駄目なら15センチほど切る開腹手術に変更、ということでした。
これまたやってみなくちゃわからないので、お任せしますと言うしかない。
あとは昼も夜も一般常食を普通にいただき、下剤を飲んで寝るだけ、という一日でした。
火曜日、手術当日。丸一日絶飲食。
朝からお通じがありましたが、残りもなるだけ出すということで、人生初の浣腸…(ToT)いや物心つく前の赤ちゃん時代とかやってるかもしれませんけど、座薬とか…
でも体験取材で大腸洗浄もしたことがあるし、何しろ大腸カメラ検査を今年三回もやった身としては楽勝でした。
手術は午後イチということで、正午には両親が来ました。何かあったときに当人は麻酔で意識がないわけですから、なんらかの決断とか承諾をするために呼ばれるわけですね。
術衣に着替え、人生初のT字帯を着用…(ToT)これもたいていの人はお産のときに経験済みだそうですが、私はいい歳して産んでないので未経験だったのですよ。エステの紙パンツより頼りなげな、ぶっちゃけ褌です。
前の手術が遅れて、結局二時ごろ手術室に入りました。とにかく怖いことや難しいことを一度深くまでイロイロ考えたあとは棚上げにして直前まで目をそらすタイプなのですが、手術室に入ったらさすがにちょっと不安になって泣いちゃったりしました。まあ泣いても仕方ないんだけど。
全然歩けるのにここまでストレッチャーで運ばれるのもおもしろかったけれど、ストレッチャーから手術台に移るのは自力でやるのか、とかちょっとおもしろがってたら涙引っ込みましたが(^^;)。
で、酸素マスクをつけられ、術衣の前半分を取られ代わりにバスタオルがかけられて、「点滴から麻酔薬入れますよー」と言われたらもうコロッと寝てました。10まで数えてください、とかなかった(^^;)。
私としては眠っているというよりは目をつぶってなんか考え事をしている印象だったのですが、「終りましたよー」と起こされて気づくと、まずすぐおなかがやっぱり痛い。
医師は嬉しそうに胆嚢を見せてくれました。3×4センチくらいの赤黒い袋でしたが、本当はもっとぺらぺらの袋なのに、炎症が進んで胆嚢壁が厚くなり固くなってしまっていて、取るのに時間がかかったとのこと。
合わせて、体内に胆汁が出ちゃったりしていないか確認するためにドレーンを入れてあるため、穴がふたつになっちゃったごめんね、と説明を受けました。
まあでも仕方ないし、開腹になると入院も長引くと聞いていたのでそれですんでよかった、と一安心。ただドレーンは三、四日様子を見てから抜くからと言われ、上手くすれば明後日退院する気でいた私は、さすがにそう上手くはいかないか、としょんぼり…
病室に戻ったのは18時前だったそうでした。ストレッチャーからベッドに移るのは「1,2,3!」ってアレで、お腹に響いて痛かった…(ToT)
酸素マスクはつけたまま、呼吸を助けるために喉を開ける必要があるのか枕NGなので本当に真上しか見えず、ベッドの脇にいてくれる親の顔が見えません。マスクのせいで口の中はからからで上手くしゃべれないし。
麻酔のせいで体温が下がっていたのか手術室が冷えていたのか、とにかく寒くて歯がガチガチ鳴るし。電気毛布をかけてもらって、足には血栓予防のエア・マッサージャーみたいなのを付けてもらって、点滴から痛み止めを入れてもらって、人生初の尿管も入っていて(ToT)、この日は寝るのが仕事、みたいな感じでした。
麻酔の余波か、金縛りかってくらいに身体が動きませんでした。
それか重力6Gとかの惑星に来ちゃった感じ?
体温が戻ったら暑くてたまらなかったので電気毛布ははずしてもらい、合わせて寝返りができなくて腰が痛いことを看護師さんに訴えたのですが、看護師さんはこともなげに、うつぶせになるのはまずいけど横向きにはなっていいですよ、と言います。
が、お腹が痛くて体を起こしたりひねったりなんてとてもできませんでした…うつらうつらしながら朝になるのを待つのみでした。
水曜日。マスクとマッサージャーは外され、尿管を抜いて下着だけ着替え、車椅子でレントゲン検査に。
しかしこれがしんどくて冷や汗ダラダラでした。でも無理にでも動いたのがよかったのか、検査から戻ってからはちょっと元気が出て、トイレにも自分で歩いて行きましたし(お腹をかばってかなり前屈みでしたが)、術衣を脱いでパジャマにも着替えられました。
昼からは通常の食事。
夜にはFNS歌謡祭で盛り上がれました(^^)。
木曜日、採血。でもあまり結果が良くないということで、ドレーンは土曜まで抜けないとのこと。
この日退院できたら新公に行きたかったのですが(^^;)さすがにそんな感じではなくて、血が綺麗になるよう念じながらおとなしくしつつ、リハビリがてらなるべく歩き回るのが仕事、の日。
点滴も取れて、痛み止めは内服薬になりました。
金曜日、ドレーンから出ている液は綺麗になってきたとのこと。
前屈み姿勢も、続けると腰が痛くなるというのもあり、日に日に直立に近くなっていきました。
医師が、明日ドレーンを抜いて、採血の結果が良ければ日曜は病院が休みなので月曜に退院を、と言うので、日曜に外泊したいと言うと、外泊させるくらいなら同じなので日曜午前退院としましょう、と言ってくれました。小躍り♪
土曜日の朝、ドレーンを抜きました。止め抑えている糸を切るのが響いて痛かった…(ToT)
おへその穴の方は抜糸が要らない術式?で処置したけれど、ドレーンの穴の方は抜糸しないといけないとのことで、外来の予約を取ってくれました。
採血結果にもOKが出て、すぐ請求書が来たのでとっとと清算しました。入院期間は短くても手術のせいか前回とほぼ同額でしたよ…
お腹に防水シートを貼ってシャワーも浴びられました。バスタブに入るのは抜糸までNGとのこと。
日曜日の朝、傷を診察してもらって、特に問題ないとのことなので、あと2日分の痛み止めだけもらって退院しました。
荷物持ちに来てくれた母親と自宅に戻って、洗濯と掃除と布団干ししてランチして、母を実家に帰したら自分は午後から観劇に出かけました(^^;)。夜はお茶会。
ガシガシ歩くと内臓に響いてチクチク痛む気はしましたが、フラつくとか全然ダメという感じはまったくなかったので…
というワケで今は自宅療養という名のサボりを楽しんでいます。
今週後半から出社し、来週抜糸予定です。
ツイッターフォロワーさんとのごはん会もあるし、職場の忘年会は毎年恒例のふぐだし、暴飲暴食とお酒は1ヶ月くらいはNGと言われていますが、ちょっとなら飲んじゃいたいなーと思っています。
休んでいる間に会社の秋年末闘争は妥結したようで、近々ボーナスも入るのでしょう。定期預金をわざわざ崩したくなかったので、前回の入院費は親に立て替えてもらったままだし、今回の入院費はカード払いだし、先月とかカード引き落としのタイミングもあって普通預金が赤字になりそうだったので恥ずかしながら彼氏に借金もしましたが、これで全部清算できるな。
と、そんなこんなでなんとかシャバに戻ってきたのでした。
健康が一番、を改めて肝に銘じつつ、今後も楽しく生きていきたいと思います!
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