アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

石神井でホタルの写真展

2012-06-26 16:18:02 | Weblog
 日本ではホタルといえば夏の風物詩ですが、近頃は全く目にすることがなくなりました。練馬区でも昭和20年代後半頃までは石神井公園の三宝寺池などで夜空に飛び交うホタルの姿が見られたそうで、石神井川には「蛍橋」と名前が残っているほどです。いろんな原因が重なってホタルの生息には難しくなったのでしょうか、飼育施設は別にして自然界ではあの昔見た光の乱舞はまず見られませんね。今頃はちょうど孵化して飛び交う時期ですが、見ることもかなわぬ現代、せめて写真を通してホタルのはかなくも美しい生命の輝きと自然の大切さを感じ取ってほしいと、石神井公園の一角にある「ふるさと文化館」で『ホタルー生命の輝きー』写真パネル展が開かれています。

 
 長い間、ホタルの飼育と観察を続けている区内在住のホタル研究家、名児耶徳秀〈なごや とくひで)さんから提供された、かつて区内に生息していたゲンジボタルの生態を捉えた写真約30枚が展示されています。ホタルの幼虫は水中や地中で1年弱を過ごした後成虫として飛び周りますが、約10日から2週間という短い一生なんだそうです。写真パネルにはホタルの飛ぶ時の光跡やホタルの姿など、今では幻になったものが見られます。ご紹介させて頂いた写真はそのうちの一枚ですが懐かしいですね。ゲンジボタル、ヘイケボタルくらいしか知りませんが、国内には約40種ものホタルがいるそうで、世界となると2000種もいるんだって。7月31日(火)まで。入場は無料ですが、月曜は休館です。
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