キャベツ畑とモンシロチョウ

　４日は暑かったですねえ。いつもの散歩はできるだけ早いうちにと午前中に出かけるのですが、それでも練馬では１１時頃には気温も２６度を超えていたようで久しぶりにハンカチで汗を拭き拭きでした。２３区内でも比較的農用地の多い練馬区ではちょっと郊外に足を伸ばすといろんな畑が見られます。今はジャガイモ畑で花が咲いており、キャベツ畑も大きく育っています。キャベツ畑ではどこでもヒラヒラとモンシロチョウが舞っており、随分前子供の頃に見た光景が未だに繰り広げられているのに出合え、自然が残っていることにホッとします。


　とはいえやはり東京、年が経つにつれ畑は減ってきています。つい何年か前までは作物が育っていた所がちょっと見ないうちに大きな集合住宅が建っていたなんていうのはごく当たり前になりました。これからもこうした傾向は続いていくことでしょう。トンボが都市部ではあまり見られなくなったように、優雅に舞うチョウの姿や昆虫などは都会では図鑑でしか見られなくなるのかもしれません。便利さと快適性の引き換えに自然が少なくなる現代社会ですが、いつか失ったものの大きさに気付く時がそう遠くない時期にやって来そうな気がします。