きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

最高に楽しく、充実した講座でした/広島

2021-03-09 19:34:21 | 舞踊の着付け

そこにある技術の奥を目指して…
3月9日(火)、広島市の「アステールプラザ」で、「きつけ塾いちき」の広島講座が行われました。一日だけの「感染対策」をしながらの二講座。
受講者は、着付け現場も経験してきている、古谷野さん・川口さんのお二人でした。
お二人の感想は、「最高に楽しく充実したものだった。」とのこと。

着付けの技術の学びは果てしなく、その奥にまた新たな気付きと学びがあって、知るほどに感動することの多いもの!
日本の「きもの着付けの伝統文化」をもっと磨いて、次の世代への確かなバトンを手渡すことが、私たちの責務。
特別講座で楽しみながら、技術を高めてまいります。

「つの出し」(右写真)と「花柳流後見」(左写真)をお勉強中のお二人。



#日本舞踊着付け #衣裳方#舞台のメイク #振袖の着付け #花嫁の着付け #美容師の着付け #演劇 #ファッシヨン 

             

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久しぶりの「舞台メイク講座」/気合いが入りました。

2021-03-06 14:17:00 | 舞台のメイク

やっぱり楽しい講座です。
舞台のメイクを学び始めてから2年以上の時が流れました。
今日、受講されたのは福森さん。
モデルさんの顔にベースを塗り、鼻筋を入れてお化粧が始まります。
メイク講座には、3~4人の仲間がいて学ばれています。
福森さん曰く、「やっぱりメイクは楽しい」とのこと。
ひとりでも多くの、メイクに興味を持つ仲間が学んでほしいものです。



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福岡市早良区で、二日間・4講座開催

2021-03-05 10:37:50 | 舞踊の着付け

「ももち文化センター」で八ヶ月ぶりの講座。
「きつけ塾いちき」は、「広島講座」の翌日から二日間、特別講座を開催することになりました。
開催日時は、3月10日(水)、3月11日(木)の二日間。
場所は、福岡市早良区の「ももち文化センター」。8ヶ月ぶりの講座となります。
今回の講座では、「男袴の股立ちとたすき掛け」、「男の晒(さらし)」、「角帯各種の結び方」、「帯止を使った一文字」などを課題に学ぶことになっています。

当日、講座の見学を希望される方は、感染対策をしっかりされて、お越し下さいませ。
事前に、下記の携帯まで見学希望のご連絡を頂ければ幸いです。
連絡番号 090-4489-9745 いちき


つぶし島田に、「裾引きにつの出し結び」

#日本舞踊着付け #衣裳方#舞台のメイク #振袖の着付け #花嫁の着付け #美容師の着付け #演劇 #ファッシヨン 

             

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3月9日(火)に「衣裳方着付け講座」広島

2021-03-05 10:05:46 | 舞踊の着付け

アステールプラザで、朝・昼/二講座開催!
「きつけ塾いちき」主催の、「日本舞踊の着付け・(衣裳方)特別講座」が、広島のアステールプラザで開催されることになりました。
今回は、「つの出し」や「花柳流の後見」が課題です。
お稽古には、日本舞踊の着付師としてがんばっている現役の方も参加されます。
当日、講座の見学を希望される方は、感染対策をしっかりされて、お越し下さいませ。
事前に、下記の携帯まで見学希望のご連絡を頂ければ幸いです。
連絡番号 090-4489-9745 いちき


日本舞踊の舞台で、よく見られる「つの出し」結び(上の写真)

#日本舞踊着付け #衣裳方#舞台のメイク #振袖の着付け #花嫁の着付け #美容師の着付け #演劇 #ファッシヨン 

             

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三月の「浅草西会館講座」は休講に致します。

2021-03-02 15:23:24 | 浅草西会館

感染者は少なくなっていますが…慎重に
コロナ禍の中で、「きつけ塾いちき」が開催している、全国の「日本舞踊着付け専門講座」も休講が続いています。
予定されていた三月の講座の中で、東京の浅草西会館講座(3月18日予定)は、先月に引き続き休講することになりました。
広島市の「アステールプラザ」(3月9日)と、福岡市早良区の「ももち文化センター」(3月10日~11日)の講座については、再開の予定です。
コロナ対策を万全にして臨んで参りますので、受講される方は、気をつけてお越し下さいませ。

2021年の講座予定表


#日本舞踊着付け #衣裳方#舞台のメイク #振袖の着付け #花嫁の着付け #美容師の着付け #演劇 #ファッシヨン 

              

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技術を盗む職人たち③/今年も衣裳方の達人がひとり…

2021-03-01 15:34:47 | 日本舞踊

ある名工がこんなことを。
名人といわれる職人さんが言っていた言葉が、印象に残りました。
「その道で上手くなるにはどんなことが必要か」、そんな設問だったと思います。
その職人さんは言います。
「この仕事が楽しくて大好きですね。お休みなんかいりません。毎日やり続けることです。それと…わずかな違いもわかるほどの目を養うことですかね。」

同じものを見ているのに…
私も職人さんの仕事を見るのが好きです。
どの仕事でも名人はいます。 そんな職人さんの手先を見ていると、ほれぼれするほど無駄のない動きをします。
とにかく形がきれいで、絵になるし、格好がいいのです。
大工さんの、仕上げのカンナがけなどは、向こうが透けるほどのカンナ屑がでて、ヒノキの表面が鏡のようになります。
石工の職人さんが、岩のような石材に数本の鉄杭を打ち込むと、見事にまっすぐ割れていきます。
木材も石材も「目」があるそうで、その道のプロだけがわかるものでしょう。
同じものを見ているのに、プロの職人にはわかるのです。

北斎漫画より、船大工

ある程度は教えるが…
しかし、どの名人も初めがあってここまできました。 技術を上げるには、どの職種でも、現場で学んでいくことを通してのみ、得られます。
駆け出しの自分が、十年、二十年のベテランから学ぶのです。
二十年の空間を超えて、ベテランが苦労の末に得たものを、盗めるのですから、こんな美味しい話はありません。

歌舞伎座の着付けの名人いわく、「弟子や後輩には、つの出しは教えても、手の内(肝心のところ)は教えない」。とおっしゃっていました。
だから、名人が隠している技を盗むしかないのです。 どうして盗むのかって…。
盗みたいものがあれば、見えてくるのですよきっと。
技を盗むためには、本当に欲しいものがあると、盗める力が備わってくるという事でしょうか。
「わかりました。これは○○○ということですよね?」といっても、盗まれた先輩は返事もしてくれませんよきっと。
※つの出しとは、江戸時代の女性の帯結び。帯締めを使わないのが特徴です。

技術を盗ませていただいた先輩に感謝しています。
私も舞踊の舞台裏で、小林衣裳や上嶋衣裳の着付けの大先輩に着付けを見せてもらいました。
普通はありえないことです。
一日中、立ったままでメモも取らず、目で技術を盗む。 言葉でなど絶対教えてくれません。「盗んでみな…」です。
もちろん質問などは出来ず、目の前で展開される着付けの表わざ・裏ワザを学びました。
いまはこのうちの一人はリタイヤされて、お会いすることもなくなりました。

松竹衣裳常務の岸田先生から教えてもらったことも大きな出会いでした。 亡くなられる一週間前まで、お電話でご指導頂いていました。
若いときに、昭和の名女優・山田五十鈴先生のお付の衣裳方でしたが、山田先生の亡くなられた年(2012年)に、あとを追うように亡くなられました。
そして令和の今年、(2021年)、歌舞伎座で岸田先生の相方だった衣裳方も亡くなられました。

お二人には、多くのことを学ばせてもらいました。
歌舞伎衣裳着付けの図書館がまたひとつなくなったのと同じ事です。

もっと早く多くのことを学んでいればと思うと残念でなりません。

盗んだもん返してや!
技術を盗ませて頂いた先輩諸氏に感謝していますし、現在も舞台裏の現場を見せて頂いています。
最近、京都の衣裳方から冗談で、「盗んだもん返してや!」と言われてしまいました。
技術はやっぱり盗むものだと思います。与えられたものはあまり力にならない気がします。
欲しい技術は、盗みたいほどの情熱があってこそ身に付くのではないでしょうか。
盗んだ技術に自分の仕事のしやすさが加わってくると、あなたのオリジナル。
盗まれる側になってくるわけでしょう。
半人前が、生意気なことを書いてしまいました。

#日本舞踊着付け #衣裳方#舞台のメイク #振袖の着付け #花嫁の着付け #美容師の着付け #演劇 #ファッシヨン 

              

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舞踊着付けの裁縫セット

2021-03-01 14:40:00 | 舞踊の着付け

ずいぶん前から使っている、着付けの便利なお供です。
日本舞踊の着付けに欠かせない、針と糸。
衣紋の衿を止めたり、衣裳の袖と襦袢の衿を整えたり。針糸の役割は意外と大きいのですが…
そんなときに使う「裁縫セット」は大小いろいろあります。

そんな中で、踊り手さんが少なく、着付師(衣裳方)も一組(二人)で伺うときなどに重宝している裁縫箱を紹介致します。
裁縫セットの大きさは、高さ22cm、巾22.5cm、奥行き18cmの手軽な大きさです。

正面の黄色いカバーを引き上げて、取っ手の付いている上面をひっくり返して差し込むと、裏面には、針山や糸通し器、和ばさみなどの付いた面が現れます。(①~③)
箱の中には、二段になった引き出しがあって、その奥には、白赤黒三色の木綿糸の二段になったボビンがセッティングされて、箱の上段の黄色い所から糸を繰り出します。下の段の糸が無くなると、上段の糸を使えるようになっています。(④~⑥)
家庭でも重宝する裁縫セットですよ。





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