天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第44期碁聖戦第1局/羽根が開幕戦を制す

2019-07-10 21:00:00 | プロ棋戦

許家元碁聖に羽根直樹九段が挑む第44期碁聖戦五番勝負第1局が、6月30日に京都市左京区『金戒光明寺』で開幕。 黒番の羽根九段が155手まで中押し勝ちを収めた。
第2局は7月19日に日本棋院東京本院で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「羽根先勝、中盤で勝機つかむ」 「許、エンジン不始動・・・。」
   (週刊碁見出しより抜粋)

     ○ ● ○

初戦を制した羽根九段、中盤で苦しい局面もあったようですが、気迫で押し切りました。
敗れた許碁聖、AI流の展開も功を奏せず・・・。

羽根九段はAIの模倣を好まない棋士の一人ですが、勝ち星ランキングでは2位タイと好調です。
ただ、世界戦となるとAIは無視できないかも・・。。

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今回の対局地は京都市左京区『金戒光明寺』。幕末には新選組発祥の地となったことでも知られているとのこと。

対局室は冷房設備がないため、重さ35キロの氷柱2本が持ち込まれて暑さをしのいだとそうです。
囲碁の対局で氷柱は、冷房が普及していなかった1970年ごろまでプロの公式戦で使われていました。
これも「昭和の風物詩」でしょうか・・・。

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1年前の記事(2018-07-10):第43期碁聖戦第2局/許が連勝!

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第74期本因坊戦七番勝負第6局/本因坊文裕が8連覇

2019-07-08 21:00:00 | プロ棋戦

第74期本因坊戦挑戦手合七番勝負第6局が7月3、4日に大阪府吹田市ので行われた。 結果は井山本因坊が黒番中押し勝ちし、最終局を迎えずに防衛に成功。8連覇を達成した。
     (日本棋院HPより抜粋)

「文裕8連覇、完全復活!貫録の打ち回し」 「河野、流れ取り戻せず・・・」
     (週刊碁見出しより)

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8連覇を達成した井山本因坊。本シリーズでは2連敗後に4連勝でタイトル防衛を果たしました。
敗れた河野九段、序盤に自信を持っての戦いが苦戦に・・・。

井山本因坊の8連覇は「23世本因坊・坂田栄寿」の7連覇を抜いて単独3位。 1位は「25世本因坊・趙治勲」の10連覇、2位は「22世本因坊・高川秀格」の9連覇。

     ○ ● ○

今回の対局地は大阪府吹田市の「ホテル阪急エキスポパーク」。大阪・万博記念公園に隣接。

万博と言えば2025年万博の開催国に日本(大阪)が選ばれたそうですね。
オリンピックに万博、昭和のビッグイベントの再現ですか。
時代は当時と変わっています。お祭り騒ぎの豊かさはドーモ・・・。

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1年前の記事(2018-07-08):第73期本因坊戦第5局/本因坊文裕7連覇達成

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プロ棋士勝ち星ランキング(2019年前半)

2019-07-06 21:00:00 | プロ棋戦

勝ち星ランキング(6月28日現在)
 ①上野愛咲美女流棋聖 23勝14敗
 ②村本 渉二段 21勝5敗
 〃河野 臨九段 21勝7敗
 ④大竹 優三段 20勝5敗
 〃六浦 雄太七段 20時10敗
 〃芝野 虎丸七段 20勝10敗
 〃羽根 直樹九段 20勝14敗
 〃藤沢里菜女流本因坊 20勝14敗
 ⑨井山 裕太棋聖 19時17敗
 ⑩鈴木 伸二七段 18勝5敗
 (女流、若手、シニア棋戦を合む)
     (週刊碁より抜粋)

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今年もプロ棋戦は後半戦に入り熱戦を繰り広げています。

上野さんが最多勝利、女流棋戦のプラスも影響していますが頑張っていますね。

ランク2位タイの村本渉二段(21)。大阪府出身。平成30年入段。令和元年二段。日本棋院関西総本部所属。
20歳でのプロ入りは速い方ではありませんが、勝ち星2位の実績は立派です。

4位タイの大竹優三段(17)。長野県出身。平成28年入段、29年二段、31年三段。日本棋院中部総本部所属。
順調に勝ち星を重ねている若手、今後の活躍に注目ですね。

タイトル戦挑戦の2位タイ・河野臨九段は本因坊戦第6局(7/3、7/4)でタイトル成らず。
4位タイ・羽根直樹九段は碁聖戦第1局(6/30)で勝利。

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1年前の記事(2018-07-06):感想戦は負けた側のためにある

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名和小囲碁クラブ/2019

2019-07-04 21:00:00 | こども囲碁

伊勢崎市立名和小学校の囲碁クラブは今年度も40数人が、毎週月曜日に1時間ほど囲碁を学んでいます。
2年生と3年生が多く半数以上を占めていますが、1年生が5名と例年より少ないようです。

問題は指導スタッフが手薄なことです。
10年ほど前は8名のスタッフで活動していたのですが、現在は5名で苦戦しています。
私の担当も19路盤クラスから13路盤クラスに移り、2名のスタッフで20数人の生徒を見ていますが大変・・・。

9月に行われる「少年少女秋季囲碁大会」に名和小囲碁クラブから多くの生徒が参加してほしいものです。

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1年前の記事(2018-07-04):世界アマ選抜群馬県大会/2018

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世界アマ選抜群馬県大会/2019

2019-07-02 21:00:00 | 囲碁群馬

小沢さん(渋川出身)県代表、県内アマ大会三冠
第41回世界アマ囲碁選手権日本代表決定戦県大会が6月30日、高崎市中央公民館で開かれた。 渋川市出身の会社員、小沢弘季さん(24)=東京都=が9年ぶり2度目の優勝を果たし、日本代表決定戦への進出を決めた。
小沢さんは本年度の朝日囲碁名人戦県大会、全日本本因坊決定戦県大会も制し、県内の囲碁アマチュア三大大会で初の3冠を達成した。 決勝では、前橋元総社小6年の川又瑛介君(11)を下した。
大会は出場者20人が3班に分かれて対戦、各班の優勝者で決勝トーナメントを行った。3位は渋谷尚己さん(21)=桐生市=だった。
      (上毛新聞より抜粋)

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代表戦優勝の小沢さん、県内アマ大会で三冠となりました。
都内の大学囲碁部での研鑽が大きな自信になったのでしょうか。

地方で全国大会レベルになるには環境がイマイチのような気がしますね。
囲碁だけでなく文化・芸術など一流になるには都会で学ばないと無理か・・・。


決勝戦


対局風景

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1年前の記事(2018-07-02):第43期碁聖戦第1局/許が先勝!

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