ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『Dolls』

2014-09-30 17:06:26 | 邦画
2000年に『BROTHER』、そして2002年に『Dolls』を撮ったけど、丁度ここがターニングポイントになったようだ。
観ている最中も観終わってからも結局面白い作品なのかどうかよくわからない。最終的にこの映画は何を伝えたいんだ?愛の形は色々ということなのだろうか。なんだか無理矢理センチな映画を撮っているようで満足してみ観ることができなかった。
話がシリアスなだけにギャグは入れずらいのだろうけど、それでも武のギャグが好きなだけに無いのは残念である。

この手の映画を称賛する人とはあまりお友達になりたくないなと思ってしまった。

『HANA-BI』

2014-09-30 16:57:49 | 邦画
旅行先のマンガ喫茶で大好きな武の映画2本を観てきた。代表作でありながらまだ観たことなかったんだよね。でも噂通りの傑作であった。

従来の武の作品のように快感を感じるまでのバイオレンス描写を持ちながら究極の純愛映画でもあると思う。この映画を恋愛映画にカテゴライズする人は少ないだろうけど自分は「一番好きな恋愛映画は?」と聞かれたらこの作品を挙げる。
「余命わずかな妻」なんてあらすじに入っていると今更感があってげんなりしていたが、実際に観るとで素晴らしいではないか。言葉は少なくとも主人公の病の妻への愛情がいたるところに感じる。それでありなが武の得意のギャグバイオレンスも随所に入れられてたファンは満足しないはずがない。
この映画の何が一番いいっていうと「静」を感じるところかな。うまく言えないけど色々と考えたくもなる。『アウトレイジ』なんか観て思うけどビート武は喋らない方がいいな。喋らなくても存在感は十分あるし、その方が期待感を持てる。