別に新譜でもなんでもないけど前々から欲しかったのを遂に購入。未購入ながら新譜も発売されてスプリングティーン熱が世間を漂っているがその熱は自分にも飛んでいて最近はもっぱらボスばっかり。
タイトル通り1975年から1985年のボスが最も乗りに乗っていた時期のライブから40曲を選曲してCD3枚に収めた本作が傑作でないわけがない。代表曲もほぼ収録されておりヘタなベストアルバムを買うよりよっぽどボスのことを手っ取り早く理解できる。やっぱり彼はステージに立ってこそ輝く根っからのロックンローラーだということなんだな。
楽曲が素晴らしいのは当然だがやっぱりボスのバックバンドであるEストリートバンドがいてこそだよな。アルバムの名義にEストリートバンドの名前が入っているのはこの作品だけじゃないかな。CDなのにバンド演奏の生々しさ、楽しさがものすごくダイレクトに伝わってくる。やっぱりボスの相棒ともいえるビッグマンの存在がものすごく大きい。「Born To Run」とか「Tenth Avenue Freeze-Out」とかもう堪んないよね。ラストはトム・ウェイツのカバー「Jersey Girl」で締めるのっていうのが余韻たっぷり。
もうこの時期のボスは何をしてもカッコいい。それがこのアルバムを聴いた結論です。