東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

インバウンド消費のポテンシャル

2024-04-01 12:00:00 | 23期生のブログリレー

 稼プロ!事務局の佐々木(晋)です。こんにちは。東京もようやく桜が開花しましたね!今年はコロナが5類に移行してから初めての花見シーズンなので、多くの人手が予想されています。JTBの広報室によると3,4月の日本観光予約ツアーは、コロナ前の2019年を超える見込みだとか。多くの外国人観光客で賑わいそうですね。

 実は私も3月頭に、米国人の友人に東京を案内する機会がありました。来日前に「何をしたい?」と聞いたら「ラーメンと餃子を作りたい」とのこと。「食べたい」じゃなくて「作りたい」です。外国人観光客向けの料理教室などあるのだろうか?と思い検索してみたところ、驚くほどたくさんの教室が登場しました。内容も寿司や天ぷらから日常の家庭料理までバラエティ豊か。しかも殆どの教室が予約でいっぱいです。なんとか最後の一席が空いていた浅草のラーメンと餃子のクラスを予約できました。
 
 当日は友人の付き添いで私も料理教室に行ってみました。友人は「帰国したら家族に作りたい!」と自作のラーメンと餃子の出来にもご満悦です。作った料理を参加者みんなで楽しそうに食べていました。その後浅草を案内したのですが、外国人観光客でいっぱいです。着物を着て歩いている人たちもいました。浅草の街並みと着物はとてもよく合い、写真を撮ったりしてとても楽しそうです。
 体験型観光のインバンド消費がよく話題になっていますが、その実情を目の当たりにして非常に興味深かったです。最初に“餃子を作りたい!”と聞いた時は、“美味しい冷凍餃子を買って帰った方が美味しい”と思いましたが、それは完全な誤解。体験後の嬉しそうな表情を見て、体験そのものの価値を実感しました。

 先週は家族で福岡に行ったのですが、人気のラーメン屋さんやもつ鍋屋さんは外国人観光客で長蛇の列でした。私たちも並びましたが、長い時間待っても美味しいものには価値があります。旅行から帰ってきた後も、美味しいもつ鍋を思い出すと幸せな気持ちになりますから。体験型観光を楽しむ外国人の方々も同じ心境なんでしょうね。改めてインバウンド消費のポテンシャルを感じた3月でした。

コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする