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ミネルバのフクロウはいつ飛ぶか

2020-10-13 12:00:00 | 20期生のブログリレー

稼プロ!20期生のヨシです。今回ブログを書くにあたり、「ミネルバのフクロウは黄昏に飛びたつ」という格言を調べました。この格言自体は高校生くらいの時に知り、同時にミネルバが知恵の女神であること、そしてフクロウは女神ミネルバの使いであることも知りました。ただし、意味は「世の中が混とんとしたときにこそ、新たらしい思想が飛び立つ」と覚えており、コロナ禍の中にあって世の中が大きく変わる今にふさわしいと思い、ブログに使うにあたって、念のために意味を改めて調べた次第です。

その結果、私の記憶は間違っておりました。インターネットで調べるとこの格言に関しての解説がいくつもでてくるのですが、意味としてはどれも「時代の変化を経たあとに(総括として)知識(哲学)が飛び立つ」というような内容です。そこで、これを機に今回改めて私自身の“時代の総括”について考えてみました。

社会人になった頃はバブル時代でもあり、日本中が「どんちゃんさわぎ」をしておりました。このバブル時代こそ混とんとした時代でしたが、今振り返って、あの時代を経て得られた知識(哲学)は何だったのだろうか、そもそもあったのかと自問したところ、私自身はこの時代を経験したことでの知識(哲学)は、何も得ていない、との結論にいたりました。

これは、バブル時代を総括せずに今まで来てしまったことで、新たな知識(哲学)が得られなかったことによると思われます。食品業界にいたことでバブルの影響が相対的に大きくはなかったことも影響しているのかもしれません。もちろん勤めている組織はそれなりに変化しましたが、だからと言って、私自身は何か考え方を大きく変える必要はありませんでした。総括する必要が無かったのです。

働き方を例に言えば、正直言って「24時間働けますか」というバブル時代の働き方のイメージをひきずってきましたし、少々の熱や風邪は無理してでも仕事をするのを心の底では肯定しており、営業は足で稼ぐものとも考えてもいました。

ところがコロナ禍により、大きく世の中が変化しています。私自身、在宅勤務も行い、その体験から、長時間を出勤に費やすことや風邪をおして仕事をすることなど、今まで肯定していた価値観に疑問を持つにいたりました。

ただし、まだ結論は出ていません。自分の価値観を変えることには時間が必要です。そのため新しい知識(哲学)はいまだ得ておりません。しかし、やっと私に「ミネルバのフクロウ」が飛び立つ時期が来たのかもしれません。少し時間をかけて、周囲の方にも意見をいただきながら、この時代の変化とその総括を考えていこう、と今思っております。皆さま、何卒よろしくお願いいたします。

コメント (1)
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