河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1794- シューマンpf協、シャマユ、ブルックナー4番、ミヒャエル・ザンデルリンク、N響2015.4.23

2015-04-24 00:52:04 | コンサート・オペラ

2015年4月23日(木) 7:00pm サントリー

シューマン  ピアノ協奏曲イ短調  15′5′10′
  ピアノ、ベルトラン・シャマユ

(enocre)
メンデルスゾーン(リスト編曲) 歌の翼に 3′

Int

ブルックナー  交響曲第4番変ホ長調  20′16′10′23′

ミヒャエル・ザンデルリンク  指揮  NHK交響楽団


この指揮者はおととしドレスデン・フィルと来日した時、いきなりベト7から始めた人ですね、後半がブラ1で。(2013.6.25)
クルトの息子さんなわけですが、見た目の割とスタイリッシュな雰囲気に似合わず、そうとうコアなオーケストラル、シンフォニー指揮者のような気がします。

後半のブルックナーはノンヴィヴ奏法で進めていたと思います。チェロだけは結構かけていたようですけれど。ここらへんの統一感はよくわからない。
鳴りはストレートで、柔らかいという感じはなくて、この4番の埃っぽい面が強調されていたように思います。
本格派のシンフォニー指揮者らしく、形式面から攻めつつ強固な構造を浮かび上がらせる。奇を衒うことのない正面突破の組立てです。すぐれたフレーム感覚での構築となりました。
第2主題はゆっくりと、第3主題は速め、主題内の加減速は無し。4番の静止画像的な側面が強調された揺らさない演奏。抜群の安定感。シンフォニー経験が多くない指揮者は振れない棒です。日本人指揮者でこのようにブルックナーを振れる人はあまりいません。振るとなったら、どうやっていいのかわからないというのが本音でしょう。

この指揮者はお父さんのように、マーラー10番全曲版振りまくり、ショスタコーヴィッチ15番振りまくりといった方向には進まないような気がします。古典は古典のフレーム中でおさめておく。そんな感じかな。

前半はブルックナーにたびたび組み合われるシューマン、ピアノとかチェロのコンチェルトが一緒のコンサート多いですよね。
この日はピアノコンチェルト、このピアニストはオーケストラ伴奏が無いときとあるときでテンポが違い過ぎる。前にも同じようなピアニスト聴いた記憶ありますけれど、リサイタルの延長なのかなと思ったりします。
下手とか上手いといった話ではなく単に気になるだけですが。
おわり


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