2014年11月27日(水)7:00pm サントリー
ロッシーニ アルジェのイタリア女、序曲 8′
メンデルスゾーン 交響曲第4番 イタリア 12′6′8′7′
Int
ベートーヴェン 交響曲第2番 13′12′4′6′
ワーグナー リエンツィ、序曲 13′
ネルロ・サンティ 指揮 NHK交響楽団
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昨晩に続いて本日も。
昨晩初日はいつも通りたくさんの収録マイクで、普段見かけないひょうたん形のマイクもあったが、今日はそれもなく、ただマイクはそれなりにあるようだ。
音はだいぶ柔らかくなった。
あの棒さばきは芸術の極致、指揮芸術の極みだね。ほれぼれする。
切込みが深い。垂直前進みたいな感じ。サンティのオペラ棒は音の出に余裕幅を持たせるもので、N響の最も得意とする深いポイントでのザッツがピタリと決まる。フレーズの後のあとくされ無しの蹴散らせ技はイタオペと同じ。
しもてのベースがちょっと奥の方に離れている感じで、引き締まったサウンドが線として聴こえてくる。
クリアで迫力あり。概して垂直的な演奏のなか、ここらあたりにイタオペ的な歌の主張があったのかもしれない。
それにしても見事な棒で、二日続けて感銘の深い演奏会でした。
おわり