河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1828- ミヨー、ベートーヴェン、イベール、別宮、山田和樹、日フィル、2015.9.5

2015-09-06 12:12:26 | コンサート

2015年9月5日(土) 2:00pm サントリー

ミヨー  世界の創造  18′

ベートーヴェン  交響曲第1番ハ長調  9′7′4′5′

Int

イベール  アルト・サクソフォンと11の楽器のための室内小協奏曲 4′4′+4′
  アルト・サクソフォン、上野耕平

別宮貞雄  交響曲第1番  8′12′6′8′


山田和樹 指揮 日本フィルハーモニー交響楽団


素晴らしいプログラム・ビルディング。

1曲目のミヨー、世界の創造、これが割と、思いの外、ダークでのっぺりした響き。生で聴くと色々な面が聴こえてきてそれはそれでいいことではあります。

ベートーヴェンは指揮者の意向により、16型配置の倍管編成。
巨大編成の1番で、目をつむると不揃いが聴こえてくるが指揮者のしたいこと、意図はこんなところにはないはず。
1楽章提示部リピート。2楽章、ソロのセカンドヴァイオリンから順次ソロで一人ずつ入るユニークなストリング。シンコペーションはスタッカート気味で。この楽章が指揮者の主張が一番濃い。
全般にわたり、短い音符はもたつきがなく動き回る。爽快感までにはいたらない。巨大編成の小刻み感は迫力のあるものです。

イベール、
サックスの音色は突き刺さる感じが無くて包容感がある響き。滑らかに滑るような演奏で、細かいニュアンスは自然ですね、作為的なところを感じさせない。

別宮貞雄の1番は、同時代の作曲家達の作品とは少し異なっている。
角張った所があまりなく殊の外柔らかい出だしで始まる。当時シンフォニーの形式感は日本のどの作曲家も固定観念的にあったとあらためて思わせてくれるが、最後は少し思わせぶりな主題回帰で弱音終止。
ヤマカズと日フィルは肩ひじを張らず心からの共感棒と演奏でした。

多彩でロングなプログラム、最大級の評価を!!

ありがとうございました。
おわり




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