河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2156- 金子、モツコン20、ブルックナー8番、ジョナサン・ノット、東京交響楽団、2016.7.17

2016-07-17 23:03:42 | コンサート

2016年7月17日(日) 3:00-5:30pm 横須賀芸術劇場

モーツァルト ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466  15′9′7′
  ピアノ、金子三勇士
(encore)
ショパン ノクターン第20番嬰ハ短調 遺作   4′

int

ブルックナー 交響曲第8番ハ短調 ノヴァーク版第2稿 16′15′29′23′

ジョナサン・ノット 指揮 東京交響楽団


前日のサントリー公演に続きこの日は横須賀芸術劇場にて。前日のプログラムはブルックナーの8番だけでしたが、横須賀公演は前半にモツコンが追加されている。聴く前からそうとうなロングコンサートの気配。
横須賀まで少し遠いのですけれども、聴き逃すわけにはいきませんので、お初の横須賀芸術劇場にうかがいました。電車で駅まで着けばあとは至近距離にありますのでバタバタしないで済みます。

金子さんのピアノは1回だけ聴いたことがあります。バルトークの3番コンチェルト。伴奏はカンブルラン&読響。
今日はモーツァルトの20番です。このホールはステージが比較的奥まっていて音が前に出てくるのかちょっと心配でしたけれども、オーケストラのサウンドは厚みを保ったまま前に出てくるのでよく響くものでした。肝心のピアノが前に出ない。3階席で聴きましたけれども音が小粒。バルトークの時はそのようなことは感じなかったのでホールの特性かもしれません。この劇場5階席まであるので3階席はちょうどいいディスタンスだと思うのですが、どうもピアノの音が迫ってこない。この距離感でかなり遠めのピアノ音。
モーツァルトは全て見えてしまうのでこわいところもあります。ピアノの音価レングスにふらつきがあります。一様ではなくてまちまちなところがありますね。今一つ正確性に難があるような気がしました。アンコールのショパンはデリカシーに富んだもので、モツ同様の小粒感は否めないもののフィーリングや香りまで伝わってくる良いものでした。


後半は連日のブルックナー8番。演奏はかなりゆっくりめでした。ホールの音響配慮もあったかと思いますが、全体で昨晩より5分ほど長め。特に第3楽章の大河のような流れは間延びすることなく音がびっしりと敷き詰められたもので、その方針は前日同様ながら、ホール音を確かめるようなゆっくりした運びは余計な音の重なりが出ないよう進められたように感じました。美しい楽章でした。
オーケストラのハイテンションも昨日同様ながら、解放の進行が昨日より濃い感じで、まぁ、N響なんかもそうだが二日目のほうは経験則の積み重ねのフィードバックが瞬時に出来ていそうで、濃厚さと響きの余裕みたいなものを感じることがありますね。
東響のブルックナー、連日の高密度、高濃度、素晴らしい演奏を堪能できました。
おわり


小学生未満と思われるお子さん二人、お母さんとともに席を占めていて、とにかくせわしない。まわりにかなり迷惑をかけていて、私も声を掛けました。
第2楽章が終わったところで3人そろって自主退場。
あとで事務局の方にうかがったら、お子さんの入場が許可されていないコンサートとのこと。どのような経緯で誰が入れたのかわかりませんが、自分たちで作ったルールを自分で破ってもその自覚が無いのは権限者ですね。子供以下です。


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