河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2032- フィンジ、Cl協、RVW、バスチューバ協、グレイト、尾高忠明、日フィル、2015.12.12

2015-12-12 19:22:12 | コンサート

2015年12月12日(土) 2:00pm サントリー

フィンジ クラリネット協奏曲Op31  7′12′8′
 クラリネット、伊藤寛隆

ヴォーン・ウィリアムズ バス・チューバ協奏曲 5′5′4′
 バス・チューバ、柳生和大
Int
シューベルト 交響曲第8番ハ長調  12′14′10′12′

尾高忠明 指揮 日本フィルハーモニー交響楽団


前半は同オケのソリストによるコンチェルト。
RVWのバス・チューバ協奏曲は明確過ぎるくらい明確な音楽で、気分がスカッとしました。珍しいものを見せてもらいました。トリルなど爽快ですね。
昔、高校の先輩が定期演奏会に招待されて誰だったかのチューバ協奏曲を吹いたことがありましたけれど、あのときは立って吹いていましたね。この日の日フィル柳生さんは座っていましたが、協奏曲の場合、どうなんでしょうか、どちらもありですかね。

一曲目のフィンジは長すぎる協奏曲。クラリネットは相当大変だと思いますが、伊藤さんは暗譜で演奏、すごいもんです。デリカシーにとんだ曲で気持ちをこめないとプレイする方も聴く方も大変な代物と感じました。形式感の枠があまり感じられない中で、長時間持ちこたえるに値する曲なのかどうか今一つ理解が出来ませんでした。

後半のグレイトは最近の尾高の傾向から言ってもっと飛ばすかと思いましたがそうでもなくて、それよりもヘビーに肉厚にそれぞれの音を鳴らし切りながら進めていく感じ。
棒を持たない尾高には少し違和感があるけど、イギリスもののように完全に手中におさめている作品はいいとして、この日のようなシューベルトには今一つ馴染まない雰囲気が見て取れる。出てくる音と振る腕の一体感が感じられない。
おわり


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