河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1674- ベルトラン、デュサパン、シベリウス、リープライヒ、東響、2014.8.21

2014-08-22 01:05:39 | インポート

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2013-2014シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2013-2014シーズン
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2014年8月21日(木)7:00pm サントリー
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クリストフ・ベルトラン マナ (日本初演) 7′
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パスカル・デュサパン
 弦楽四重奏曲第6番ヒンターランド
 -弦楽四重奏とオーケストラのためのハパックス-
 (日本初演) 20′
 アルディッテ弦楽四重奏団
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ジャン・シベリウス タピオラ 17′
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パスカル・デュサパン
 風に耳をすませば
 -ハインリヒ・フォン・クライスト原作の
 オペラ「ペンテジレーア」からの3つの場面 (世界初演)
 5′5′8′
メッゾ、ナターシャ・ペトリンスキー
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アレクサンダー・リープライヒ 指揮
東京交響楽団
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こう言ってはなんですが、このホールの現音風物詩、テーマ作曲家のデュサパン、この作曲家以外の曲が良かった。
ベルトランのマナは変化にとんで聴かせてくれる音楽。
デュサパンのヒンターランド、盛り上がりも盛り下がりもない、起伏レスなもの。
シベリウスのタピオラはこうやってあらためてこのような演奏会のピースでサンドイッチされると耳新しい斬新なものに聴こえてきます。問題提起型のいい選曲でした。
最後のデュサパンの、風に耳をすませば。これは最初と最後の帰結でのハープ、あまりにもメランコリックに過ぎると思う。その割には短く、中途半端の感か否めない。全曲の初演はこれからのようですので、全体の中でのパーツとうことでこの後の展開を待つことにしましょう。
総じて、デュサパンはいまだ、目的のための技法を摸索中という気がします。
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リープライヒの棒は袖に隠して振るときに出しますが、厳格な現音追及者という面と、音楽全般に正確性を求めるものの両方あります。また、プレイヤーに余計な緊張を強いることがありません、よかったと思います
おわり