来週開幕する《第105回全国高校野球選手権大会》に出場する全49代表が出揃った。初出場は東京学館新潟(新潟)、共栄学園(東東京)、浜松開誠館(静岡)、高知中央(高知)、鳥栖工(佐賀)、宮崎学園(宮崎)の6校で、いずれも春夏通じて初の甲子園出場。最多は北海(南北海道)で40度目。今春センバツで優勝した山梨学院(山梨)と同準優勝の報徳学園(兵庫)、同4強の大阪桐蔭(大阪)が敗退。それでも仙台育英(宮城)、専大松戸(千葉)、履正社(大阪)、沖縄尚学(沖縄)など11校が春夏連続出場を決めた。49代表校は以下の通り。
◇北北海道…クラーク・7年ぶり2度目
◇南北海道…北海・2年ぶり40度目
◇青森…八戸学院光星・2年連続12度目
◇秋田…ノースアジア大明桜・2年ぶり11度目
◇岩手…花巻東・4年ぶり11度目
◇山形…日大山形・2年ぶり19度目
◇宮城…仙台育英・2年連続30度目
◇福島…聖光学院・2年連続18度目
◇茨城…土浦日大・5年ぶり5度目
◇群馬…前橋商・13年ぶり6度目
◇栃木…文星芸大付・16年ぶり11度目
◇埼玉…浦和学院・2年ぶり15度目
◇千葉…専大松戸・2年ぶり3度目
◇東東京…共栄学園・初出場
◇西東京…日大三・2年連続19度目
◇神奈川…慶応・5年ぶり19度目
◇山梨…東海大甲府・8年ぶり14度目
◇長野…上田西・8年ぶり3度目
◇新潟…東京学館新潟・初出場
◇石川…星稜・2年連続22度目
◇富山…富山商・9年ぶり17度目
◇福井…北陸・7年ぶり4度目
◇静岡…浜松開誠館・初出場
◇愛知…愛工大名電・3年連続15度目
◇岐阜…大垣日大・5年ぶり6度目
◇三重…いなべ総合学園・7年ぶり3度目
◇滋賀…近江・5大会連続17度目
◇京都…立命館宇治・5年ぶり6度目
◇大阪…履正社・4年ぶり5度目
◇兵庫…社(やしろ)・2年連続2度目
◇奈良…智弁学園・2年ぶり21度目
◇和歌山…市和歌山・7年ぶり6度目
◇岡山…おかやま山陽・6年ぶり2度目
◇鳥取…鳥取商・2年連続4度目
◇広島…広陵・5年ぶり24度目
◇島根…立正大淞南・11年ぶり3度目
◇山口…宇部鴻城・4年ぶり3度目
◇徳島…徳島商・12年ぶり24度目
◇香川…英明・12年ぶり3度目
◇愛媛…川之江・21年ぶり6度目
◇高知…高知中央・初出場
◇福岡…九州国際大付・2年連続9度目
◇佐賀…鳥栖工・初出場
◇長崎…創成館・5年ぶり3度目
◇大分…明豊・3年連続9度目
◇宮崎…宮崎学園・初出場
◇熊本…東海大熊本星翔・5年ぶり3度目
◇鹿児島…神村学園・4年ぶり6度目
◇沖縄…沖縄尚学・2年ぶり10度目
果たして僕が観戦する試合はどこの高校だろうか。楽しみだ。
《プロボクシング・4団体統一ウエルター級王座統一戦》世界3階級制覇王者のWBO世界ウエルター級王者テレンス・クロフォード(35・米国)が世界初となる2階級での4団体統一に成功した。 長年のライバルでWBAスーパー、WBC、IBF世界同級王者のエロール・スペンスJr.(33・米国)と4本の世界ベルトをかけて拳を交え、9回TKO勝ちした。スーパーライト級に続き、2階級4団体統一を成し遂げた。井上尚弥よりもひと足先の快挙の達成。天晴れ!
ゴルフ。海外女子メジャー《アムンディ エビアン選手権》。首位から出たセリーヌ・ブティエ(仏)が「67」で回り、通算11アンダーでその座をキープ。後続との差を3打に広げ、母国でのメジャー初タイトルに前進した。 2打差を追って4位からスタートした畑岡奈紗は6バーディ、3ボギーの「68」をマークし、通算8アンダーの単独2位で最終日を迎える。一時はブティエに並びながらも後半インで失速したが、悲願のメジャー初タイトルを射程にとらえて最後の18ホールに入る。通算7アンダーの3位に、連覇がかかるブルック・ヘンダーソン(カナダ)と一昨年覇者のミンジー・リー(豪)。通算6アンダーの5位に笹生優花とネリー・コルダが続く。笹生は2位スタートから5バーディ、5ボギーの「71」と伸び悩んだ。山下美夢有は5バーディ、1ボギーの「67」と伸ばし、52位スタートから通算1アンダーの23位に浮上。渋野日向子は3バーディ、1ボギーの「69」と今週初のアンダーをマークし、通算イーブンパーの30位。 古江彩佳は「70」、勝みなみは「72」で回り、通算2オーバーの47位で終えた。畑岡の悲願が達成されるか。ただプティエも堅いし、後ろから実力者も追い上げている。最後まで面白いゲームを見せてほしい。
米国男子ツアー《3Mオープン》3日目。ツアー初優勝を狙う28歳のリー・ホッジスが単独首位をキープした。15アンダーから7バーディ、2ボギーの「66」で回り、通算20アンダー。後続に5打差を付けて残り18ホールに臨む。 15アンダーの2位にJ.T.ポストン。前年、最終日に5打差を逆転して優勝したトニー・フィナウが14アンダーの3位につけた。 期待の松山英樹は4バーディ、2ボギー2ダブルボギーの「73」とスコアを落とし、通算6アンダー。決勝ラウンド進出時の10位から39位へと大きく順位を落とした。マンデートーナメントを突破して出場の大西魁斗は4バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「71」として4アンダー55位で最終日を迎える。松山の優勝はほぼ無理だろう。今年は4日間良いゴルフが続かない。せめてベスト10に!
国内メジャー《日本プロゴルフ選手権》最終日。平田憲聖が国内メジャー初優勝を飾った。首位スタートから前半終盤に3ボギーをたたいたが、サンデーバックナインで4バーディを奪取。「71」で通算11アンダーとして逃げ切った。メジャー《全英オープン》から帰国初戦で、5月《ミズノオープン》に続く今季2勝目。また「22歳246日」での優勝は、1973年ツアー制施行後では、21年大会のキム・ソンヒョン(韓国)の「22歳290日」を更新する大会最年少Vとなった。2打差の2位に「日本ツアー選手権」から国内メジャー2連勝を狙った金谷拓実、昨年の《日本オープン》に以来の国内メジャー2冠を狙った蝉川泰果。中島啓太、石川遼ら4人が7アンダー5位。プロ19年目のツアー初優勝を狙った上井邦浩は「75」をたたいて6オーバー9位に終わった。落ち着いた試合運びだった。平田といい、金谷、蝉川、中島の《全英オープン》組が頑張った。これは日本ゴルフ界にとって良い傾向だと思う。
国内女子ツアー《楽天スーパーレディース》最終日。櫻井心那が4週前の《資生堂レディス》に続く、今季2勝目を挙げた。2位から出て6バーディ、ノーボギーの「66」をマーク。通算21アンダーまでスコアを伸ばし、スタート前の2打差を逆転した。櫻井は「19歳167日」のツアー2勝目で、日本選手では畑岡奈紗(18歳254日)、宮里藍(18歳262日)、笹生優花(19歳71日)に次ぐ歴代4位の年少記録となった。イ・ミニョン(韓国)が通算20アンダー2位。首位スタートから2年ぶりのツアー18勝目を狙った鈴木愛は通算19アンダー3位に終わった。鈴木愛が優勝できなかったのは残念だが、また一人スター候補生の誕生だ。これからまた注目したい!
今日の競馬を振り返る。札幌11Rで行われた【第71回クイーンS】は、僕本命で斎藤新騎乗の1番人気ドゥーラ(3歳・高橋康之厩舎)が中団の外め追走から勝負どころでじわじわと上がっていくと、直線で外から鮮やかに差し切って快勝。2017年のアエロリット以来6年ぶり3歳馬による勝利で、秋の大舞台へ弾みをつけた。なお、現3歳世代初のJRA古馬重賞制覇となった。タイムは1分46秒7。1馬身差の2着にはウインピクシス(9番人気)、さらにハナ差遅れた3着にコスタボニータ(3番人気)が入った。
ドゥーラは、父ドゥラメンテ、母イシス(母父キングヘイロー)という血統。北海道浦河町・グランデファームの生産馬で、馬主はサイプレスホールディングス合同会社。通算成績は8戦3勝。重賞は22年【札幌2歳S】に次いで2勝目。高橋康之調教師、斎藤新ともに【クイーンS】は初勝利。
新潟11Rで行われた【第23回アイビスサマーダッシュ】は、石川裕紀人とコンビを組んだ9番人気のオールアットワンス(牝5歳・中舘英二厩舎)がゴール前で鋭く伸びてV。1年ぶりの長期休養明けを克服して、サマースプリントシリーズの第3戦を制した。タイムは54秒9。1馬身1/4差の2着にはひと足先に抜け出していたトキメキ(6番人気)、さらにクビ馬身差の3着にロードベイリーフ(12番人気)が入った。ややバラついたスタートとなったが、シンシティ、マウンテンムスメ、スティクスの3頭が馬群を引っ張る形。内ラチ沿いにロサロッサーナが進路を取った以外、馬群は外に密集した。レース終盤になると先行馬は伸び切れず、中団あたりで脚をためていたトキメキが抜け出しを図る。しかし、3番枠から外に進路を取って脚をためていたオールアットワンスがゴール前で鋭く伸び、鮮やかに抜け出して快勝。昨年のこのレース6着以来、1年ぶりの休み明けだったが、3歳時に次ぐ2度目の千直重賞Vを果たした。チャクイウ・ホーの落馬負傷でコンビ継続となった石川裕紀人騎手もレース2度目のV。2着はトキメキで、3着には後方から目を引く脚を使ったロードベイリーフが入った。
オールアットワンスは、父マクフィ、母シュプリームギフト(母父ディープインパクト)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は吉田勝己氏。通算成績は11戦4勝。重賞は2021年【アイビスサマーダッシュ】に次いで2勝目。【アイビスサマーダッシュ】は中舘英二調教師、石川裕紀人ともに21年に次いで2勝目となった。
今日の一口馬。フェアリーピコは今日の札幌1R【3歳未勝利】(1500m芝)に出走。スタートがゆっくりになり道中は後方から。終始追走に余裕がなく、直線に入ってからも後方のまま差を詰めることができず13着。調教では引っ掛かるくらいの勢いなのに、その前向きさがレースに行って全くない。今回は距離を延ばして前進を期待したが、追走するだけで精一杯という内容だった。まぁこれで引退になるだろう。お疲れ様!もう一頭、コーディアルが新潟9R【豊栄特別】(1600m芝)に出走、ゆったり目のスタートから後方を追走するも、直線で目立った脚を使えず9着に敗れた。高野調教師は「長い直線をどうこなすかはポイントでしたが、状態に関しては休み明けを叩いて型通りに上向いていましたし、何より戸崎騎手で53㌔で臨めるのはプラスだったので良さを見せてほしいと送り出しました。結果としては、理想よりもペースが落ち着いてキツくなりましたね…。ポジションに関しては上位馬の近くにいたものの、向こうがスムーズな走りながら、こちらは少し力んでいるように見えました。ジョッキーに話を聞くと『もう少し前脚を伸ばして走れるようなフォームが理想も、上体が起きて重心が高くなってしまいました。上手くいかず申し訳ございません』とのことでした。3歳時の走りができればまた違うのでしょうが、今日に関してはペースを含めいろいろと噛み合わなかった印象です。申し訳ございません」とのこと。直線はこの馬なりに伸びようとしてくれましたが、上位2頭が上がり3ハロン32秒台の決着になり、厳しい戦いを強いられました。道中に少し頭が高くなってしまった。今後は暑い中で走ったので、しっかり状態を確認してから判断するらしいが、たぶん放牧だろう。引退まであと半年、この馬らしい競馬を見せてほしい。