甲子園ロスである。ただやっぱり大阪桐蔭は強かったねぇ。頭2つぐらい抜け出ていたね。投手陣も柿木が期待以上によくなっていたし、根尾、横川といったところも文句なし。打撃陣は中川、藤原、根尾のクリーンアップがクローズアップされがちだが、宮崎、青地、石川、山田あたりは他校にいけば十分クリーンアップ打てる実力者。その中でも僕が注目していたのが山田で、183㎝ありながら二塁手でも機敏な動きは正直驚いた。打撃も長打力はあるし、確実性もある。彼が今後どのような道を進むのかわからないが、ちょっと注目したいと思っている。
この大会主役だったのが金足農・吉田。彼も僕の予想を遥かに超えたいい投手だった。松坂、桑田に匹敵する投球術を持っていて、実に投手らしい投手だった。最後は疲れもあったのだろうが、大阪桐蔭戦は初回の根尾の四球がすべて。そして中川、藤原を三振取ったスライダーを石川に投げていたら…。それでも勝っていたかわからないが、5回まで踏ん張っていたら球場は金足に…。まぁよく投げました。
で、この大会を通じて僕が勝手にベストナインを選んでみた。将来性、ドラフト候補を加味すればU-18候補になるので甲子園での活躍度と僕の中でのインパクトで選んでみた。
(右投手)…吉田輝星(金足農)柿木と迷ったこの大会のMVPは彼だろう。
(左投手)…山田龍聖(高岡商)近江・林、日大三・河村と悩んだが、大阪桐蔭戦のピッチングが印象的で。
(捕手)…小泉航平(大阪桐蔭)近江・有馬と悩んだが、リード・肩文句なし。彼無しでは優勝はなかった。
(一塁手)…野村佑希(花咲徳栄)大阪桐蔭・石川も考えたが、2試合連続本塁打の打力に守備の安定感で。
(二塁手)…矢野功一郎(済美)ポテンシャルの高さから言うと大阪桐蔭・山田、横浜・斎藤などいるが、星稜戦の逆転サヨナラ満塁本塁打でインパクトNo.1。
(三塁手)…北村恵吾(近江)木更津総合・野尻や大阪桐蔭・中川など将来性豊かな選手はおおくいるが、大会のインパクトは彼。智辯和歌山戦の2本塁打、常盤大菊川せんでの6打点は凄かった!
(遊撃手)…根尾昴(大阪桐蔭)報徳学園・小園、日大三・日置,常盤大菊川・奈良間もいい選手だが、この大会は根尾が上。
(外野手)…藤原恭大(大阪桐蔭)、蛭間拓哉(浦和学院)、住谷湧也(近江)藤原は3本塁打に俊足、強肩で文句なしだろう。蛭間も仙台育英戦の本塁打に好守備、強肩で光った。住谷は13打数10安打の成績、驚異の9番打者として抜擢。この他に大阪桐蔭・宮崎や龍谷大平安・松本、木更津総合・東、星稜・竹谷など候補はいたが…。個人的には木更津総合の東はすきだったなぁ。
先ほどちょっと触れたが、9月に開催されるU-18(18歳以下)アジア選手権に出場する18人は下記の通り。
【投手8人】
16金足農・吉田輝星(3年),14浦和学院・渡辺勇太朗(3年),15木更津総合・野尻幸輝(3年),13横浜・板川佳矢(3年),19高岡商・山田龍聖(3年),17星稜・奥川恭伸(2年),11大阪桐蔭・柿木蓮(3年),18明徳義塾・市川悠太(3年)
【捕手2人】
22常葉大菊川・根来龍真(3年),10大阪桐蔭・小泉航平(3年)
【内野手5人】
2日大三・日置航(3年),8常葉大菊川・奈良間大己(3年),1大阪桐蔭・中川卓也(3年),5大阪桐蔭・根尾昂(3年),7報徳学園・小園海斗(3年)
【外野手3人】
21浦和学院・蛭間拓哉(3年),28大阪桐蔭・藤原恭大(3年),24創成館・峯圭汰(3年)(数字は背番号)
近江の北村君選ばれると思っていたが投手兼任の野尻にその席を取られた感じ。創志学園の西,大船渡の佐々木も落選。秋の大会がすぐ控えており、2年生エースの選出は難しいのだろう。市川は甲子園不出場のうっ憤を晴らすため、サイドスローということもあり、結構使われそう。峯は創成館の主将でいいリードオフマン。中川を補助するキャプテンシーもある。順当といえば順当の選出。
甲子園ロスではあるが、もう暫く高校野球は楽しめそう!
明日の予想。新潟メインは2番→1,3,4,5,7,12番。小倉メイン【】9番→2,3,5,7,8番。札幌メイン5番→2,3,8,11,12,13番。