まずはゴルフの話題。米国女子ツアー《パロス・ベルデス選手権》第2ラウンド。ハナ・グリーン(豪)が7バーディ・2ボギーの「66」をマーク。トータル9アンダー・単独首位で決勝ラウンドにコマを進めた。トータル6アンダー・2位タイに世界ランキング1位のコ・ジンヨン(韓国)、リディア・コ(ニュージーランド)、ミンジー・リー(オーストラリア)、メーガン・カン(米国)が続いた。日本勢では古江彩佳が2バーディ・4ボギーの「73」と2つ落としたものの、トータル2アンダー・18位タイで週末の戦いに臨む。一方で、笹生優花はトータル4オーバー・83位タイ。渋野日向子はトータル7オーバー・117位タイに沈み、予選ラウンドを通過はならなかった。先週も書いたが、渋野の活躍に隠れているが、古江はここまで予選落ちがない。これは凄いこと。シーズンが終わるときには、渋野より古江の方が賞金ランキング上にいるかもしれない。古江決勝ラウンド頑張れ!
国内女子ツアー《パナソニックオープンレディース》2日目。 4アンダー3位から出たテレサ・ルー (台湾)が5バーディ、1ボギーの「68」でプレー、通算8アンダーの単独首位に浮上した。2017年《ツアー選手権リコーカップ》以来の優勝が懸かる。 3週ぶりにツアー復帰した西郷真央が同じく「68」で回り、通算6アンダー2位につけた。最終日最終組から今季4勝目を狙う。前週初勝利を果たした高橋彩華は、仲宗根澄香と並んで通算5アンダー3位。永峰咲希が通算4アンダー5位で続いた。前年覇者の上田桃子は通算3アンダー6位で後藤未有、青木瀬令奈、岩井明愛、浅井咲希と並んだ。初日首位の申ジエは通算1アンダー20位に後退。稲見萌寧はカットライン上の通算2オーバー48位で決勝ラウンドに進んだ。テレサ・ルーには申し訳ないが、現在の力では西郷、渡辺彩のほうが上だろう。やっぱり本命は西郷か…。
米男子ツアー《メキシコ・オープン at ビダンタ》第2ラウンド。日本勢では小平智が出場している。その小平だが、第2ラウンドで5バーディ、3ボギーの「69」で回り、通算6アンダー18位タイで決勝ラウンド進出を決めた。通算12アンダー単独首位はジョン・ラーム(スペイン)。通算10アンダー単独2位にアレックス・スモーリー(米)、通算9アンダー3位タイにパトリック・リード(米)、キャメロン・チャンプ(米)、アダム・ロング(米)、アンドリュー・ノヴァク(米)、トレイ・マリナクス(米)、ブランドン・ハジー(米)が続く。ケビン・ナ(米)は通算5アンダー25位タイ、ゲーリー・ウッドランド(米)、トニー・フィナウ(米)は通算3アンダー47位タイで2日目を終えた。久々の上位に踏ん張っている小平、この辺りでトップ10に入ってシード確保を目指して欲しい。
競馬の話。東京11Rで行われた【第29回青葉賞】は、池添謙一の4番人気プラダリア(牡・池添学厩舎)が重賞初制覇。ディライトバローズが軽快に飛ばす中、道中は5番手を追走。直線で外に持ち出されると、父ディープインパクト譲りの鋭い末脚を繰り出し、2番手追走から押し切りを図る2番人気のロードレゼルを半馬身差し切った。タイムは2分24秒2。2着から半馬身遅れた3着に最後方から追い上げた武豊のエターナルビクトリ(6番人気)が入った。なお、上位2頭が【日本ダービー】の優先出走権を獲得した。
勝ったプラダリアだが、池添が「初めてまたがった時から、この馬でクラシックに行きたいと思っていた」というほど惚れ込んでいる馬。【日本ダービー】で勝ち負けは厳しいかもしれないが、いずれはGⅠ戦線で活躍できる馬のように思う。2着ロードレゼルもいずれは強くなる馬だろう。ただ今のところは課題は多い。3着エターナルビクトリは折り合いに専念した騎乗。頑張っているが…。
プラダリアは、父ディープインパクト、母シャッセロール(母父クロフネ)という血統。北海道新冠町・オリエント牧場の生産馬で、馬主は名古屋友豊(株)。通算成績は4戦2勝。重賞は初制覇。【青葉賞】は池添学調教師、池添謙ともに初勝利となった。
明日の予想。まずは阪神メイン【天皇賞・春】。本命は5番マカオンドール。前走の【阪神大賞典】は調教過程がいつもと違ったらしいが、それでもディープポンドと0.4差。今回は万全な調教で、鞍上も松山。そして何が良いかというと、この阪神の馬場がこの馬にとっては一番合うはず。唯一の不安は霜降り明星の粗品が本命にするらしいという噂だけ。相手は1,7,8,9,16,17,18番。東京メイン【スイートピーS】は4番ウインエクレール。前走の【クイーンC】はスタートの後手がすべて。それでも桜花賞馬から0.6差はここでは一枚力が上だろう。相手は2,5,6,7,8,9番。福島メイン【吾妻小富士S】は4番エクレアスポークル。前走は叩き台で、待望の小回り。鞍上は相性のいい荻野極だし、一発を期待。相手は1,3,9,11,12,14番。
今日一口馬は、ジャスミンフローラが東京4R【3歳未勝利】〔1,600m芝〕に出走。久々の出走で9番人気と人気はなかったが、道中は無理なく後方に構え、直線で出走馬最速の上りを繰り出して3着でゴール。勝ち馬とは0.3差だった。正直掲示板があれば御の字と思っていたが、僕の予想を裏切る好走。レース後の状況がわからないが、これだけ走れば未勝利脱出の可能性も大きい。何とか同じシルクのテキサスフィズに続いて未勝利を勝ち上がってほしい。