大相撲春場所千秋楽は関脇照ノ富士(29)が大関貴景勝(24)を押し出し、12勝3敗で4場所ぶり3度目の優勝を果たした。直近3場所合計で36勝となり、大関復帰をほぼ確実とした。また3度目の殊勲賞を獲得し、三賞は3場所連続9度目となった。両膝の故障や内臓疾患に苦しみ、一時は序二段まで落ちた男が、21場所ぶりの大関返り咲きを劇的に飾った。照ノ富士が過去に賜杯を抱いた地位は、関脇と幕内最下位(幕尻)。関脇以下で2度の優勝は自身を含め7人いるが、3度目は史上初。さらに「大関は2場所連続負け越しで関脇へ降下。翌場所10勝以上で大関に復帰できる」とした現行のかど番制度となった昭和44年以降、初めて大関復帰を決めた場所を制した。天晴れ!
セ・リーグの佐藤輝(阪神)が注目されているが、楽天の早川も早速存在感を示した。今日の日本ハムとの試合、先発でプロデビュー。6回を4安打無失点で初勝利を挙げた。104球を投げ、8三振2四球。最速は148㌔だった。楽天の新人投手の初登板初勝利は15年の安楽以来6年ぶり6人目。開幕3戦目での白星は、13年の則本昂、17年の高梨(現巨人)の開幕6試合目を上回り、球団史上最速となった。また、12球団のルーキーでも一番乗りでの勝利。こちらは17年の高梨以来、2人目となった。
前評判の高かった阪神が最高のスタートをきった。今日の試合、ヤクルトを8-2で破り、2015年以来となる開幕3連勝を飾った。この3連戦、佐藤輝がクローズアップされるが、好調なのがサンズ、マルテの両外国人。それに今日は先発した来日2年目のガンケルが、66回3安打無失点の好投で今季初勝利を挙げた。DeNAなどと違って外国人を開幕から使える球団がこの3連勝を導いた。天晴れ!球団の外国人担当!尚、佐藤輝は4打数無安打2三振。八回の守備から退いた。あっ、大変申し訳ないが、ソフトバンクも3連勝。それもありえない勝利が続いている。どこかが止めないと拙いぞ!
今日の競馬を振り返る。中京11Rで行われた【第51回高松宮記念】は、川田将雅騎乗の2番人気ダノンスマッシュ(牡6歳・安田隆行厩舎)が中団追走から直線力強く抜け出し、レシステンシアとの競り合いを制してゴール。昨年の最優秀短距離馬グランアレグリアが不在も、レース史上最多のG Ⅰ馬7頭が集結した春のスプリント王決定戦を制した。タイムは1分09秒2。クビ差の2着にはレシステンシア(1番人気)、さらにクビ差遅れた3着にインディチャンプ(3番人気)が入った。
勝ったダノンスマッシュだが、僕が思っていたより強くなっていた。ここまで強くなっているとは・・・感服。2着レシステンシアも負けて強の競馬。浜中もこれで負けたら仕方ないだろう。3着インディチャンプには驚いた。1200mは短いと思っていたが、流れにも乗れて、反応良く最後まで脚を使っていた。この馬の集中力は凄い。僕本命の14着ラウダシオンはデムーロが気持ちよく行かせすぎた。やぱpりレースの読みが悪い。そんな馬を買う自分も悪い。
ダノンスマッシュは、JRA・GI8度目、【高松宮記念】3年連続の挑戦で待望の国内GⅠ初制覇。また、前走の香港スプリントに続くGⅠ連勝で、父ロードカナロアとの父子制覇を果たした。
ダノンスマッシュは、父ロードカナロア、母スピニングワイルドキャット(母父Hard Spun )という血統。北海道新ひだか町・ケイアイファームの生産馬で、馬主は(株)ダノックス。通算成績は23戦11勝(うち海外2戦1勝)。重賞は18年【京阪杯】、19年【シルクロードS】、【キーンランドC】、20年【夕刊フジ賞オーシャンS】、【京王杯SC】、【産経賞セントウルS】、【香港スプリント】(海外GⅠ)に次いで8勝目。【高松宮記念】は管理する安田隆行調教師は12年カレンチャン、13年ロードカナロアに次いで3勝目、騎乗した川田は18年ファインニードルに次いで2勝目となった。
一方、中山11Rで行われた【第28回マーチS】は、石橋脩騎乗で6番人気のレピアーウィット(牡6歳・堀宣行厩舎)が、好位追走から直線で抜け出して勝利。重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは1分51秒0。1/2馬身差の2着には中団から脚を伸ばしたヒストリーメイカー(2番人気)、さらに3馬身差遅れた3着にメモリーコウ(3番人気)が続いた。ダートに転向して圧巻の3連勝を飾り、単勝オッズ1.4倍の断然の支持を受けていたアメリカンシードは中団での競馬から直線でズルズルと後退し14着に敗れた。
勝ったレピアーウィットは6歳馬だが、数を使っていない馬なので、まだまだ良くなっていきそう。この競馬ができれば、ダート戦線でも面白い。2着ヒストリーメイカーも7歳馬ながら頑張っている。このようなレースをしていれば、チャンスもありそう。3着メモリーコウは牝馬ながらよく頑張っている。14着アメリカンシードは落鉄していたらしい。
レピアーウィットは、父ヘニーヒューズ、母ランニングボブキャッツ(母父Running Stag)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産で、馬主は金子真人ホールディングス(株)。通算成績は18戦6勝。重賞初勝利。【マーチS】は管理する堀宣行調教師、騎乗した石橋脩騎手ともに2019年サトノティターンに次いで2勝目となった。
ドバイ競馬も振り返る。【ドバイゴールデンシャヒーン】はアメリカ調教馬ゼンデンが1分9秒01で逃げ切った。4頭出走した日本勢は、レッドルゼルが2着、コパノキッキングは5着、ジャスティンは11着、マテラスカイは12着だった。
【ドバイターフ】はイギリス調教馬ロードノースが差し切って勝利した。勝ちタイムは1分46秒6。日本から出走したヴァンドギャルドは、直線で内から鋭く伸びロードノースから3馬身差の2着だった。
【ドバイシーマクラシック】はイギリス調教馬ミシュリフが追い比べを制し、2分26秒65のトラックレコードで勝利した。クビ差2着に日本のクロノジェネシス、日本のラヴズオンリーユーはさらにクビ差の3着だった。
【ドバイワールドカップ】はアメリカ調教馬ミスティックガイドが2分1秒61のタイムで勝利した。日本から参戦したチュウワウィザードは好位から伸び、ミスティックガイドから3.75馬身差の2着だった。なんと、日本馬が参加すべてのレースで2着。特にチュウワウィザードの2着は立派。日本馬を中心に買わない僕は、馬券総外し(1Rは除外で払いも戻し)だったが、日本馬の健闘には拍手を贈りたい!
今日の一口。阪神12Rにジオラマが出走。レースでは、好スタートを切ったが、無理せず馬なりで後方に。道中は後方3番手あたりを追走。4コーナーから徐々にポジションを押し上げて直線へ向かったが、先行勢も止まることなく、最後は勝ち馬から1.6秒差の12着に終わった。一言で言うと、展開に泣かされた。ただあのスタートであそこまで下げなくても・・・。大外枠だったから行けなかったのだろう。季節的にも使ってもあと1戦か。短距離ダートがどれくらいで出走できるかどうか見極めの次走となるだろう。残念!
ちょっと心配な出来事が・・・。JRA女性新人騎手の古川奈穂(20・矢作)が中京8Rで騎乗したディーププリモで落馬。救護車で搬送された。最後の直線残り200メートル付近でバランスを崩した模様。この日は、7Rで同期単独トップとなる4勝目を挙げていた。