人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

新女王クロノジェネシス君臨!

2021-06-27 17:51:46 | Weblog

 アンチ巨人からすると、ヤクルトとDeNAにイライラ。ヤクルトはこの3連戦でいったい何本本塁打打たれれば気が済むんだろう。DeNAに至ってはまったく巨人に勝てないのに阪神に勝つ。まぁ阪神の打撃陣、投手陣にも責任があるが、巨人ファンかと突っ込みたくなる。まぁペナントレースが面白くなったといえばそれまでだが、阪神がこのままズルズルいかないことを祈りたい。

 今日のゴルフ。国内女子《アース・モンダミンカップ》最終日。菊地絵理香が68をマーク。20アンダーで初日から首位の座を守り抜き、2017年《Tポイントレディス》以来の4勝目を完全Vで飾った。18アンダー・2位に19歳の西郷真央、11アンダー・3位に西村優菜が入った。堀琴音は10アンダー・4位タイで終えて、自身4年ぶりのトップ5入りとなった。 東京五輪代表入りのためには優勝が絶対条件だった古江彩佳は8アンダー・11位タイでフィニッシュ。代表の座はつかめなかった。これにより、五輪代表残り1枠は稲見萌寧、現在海外メジャーに出場中の渋野日向子2人に絞られることになった(稲見が大きく前進)。2週連続優勝を狙った申ジエは9アンダー・6位タイ。大会通算2勝のイ・ボミは4アンダー・23位タイだった。ミセスとなって初の優勝を飾った菊池が古江の夢を砕いたが、見事な完全優勝だった!
 国内男子《ダンロップ・スリクソン福島オープン》最終日。5位から62と伸ばした29歳の木下稜介が25アンダーで並んだ時松隆光をプレーオフで下し、《ツアー選手権森ビル杯》から2戦連続優勝を飾った。通算2勝目で賞金1千万円を獲得。 石坂友宏が2打差の3位。片岡尚之と大岩龍一が通算21アンダーの4位、今平周吾が20アンダーの6位だった。昨日も書いたが、日本男子のレベルで25アンダーのトーナメントはないだろう。もちろん木下の優勝は立派だが、もう少し厳しいコース設定で戦ってほしい。
 海外女子《全米女子プロ選手権》第3日。57位から出た渋野日向子は前半の17番(パー3)で池に4度入れて10をたたくなど76で回り、通算6オーバーの68位に後退した。第22ラウンド終了後に帯同キャディーのコロナ陽性が判明するアクシデントに見舞われ、渋野自身はPCR検査で陰性だったため出場が許された。ただ首位のネリー・コルダらとは21打差。逆転の《東京五輪》代表入りは厳しくなった。32位から出た《全米女子オープン》優勝の笹生優花も75と苦しみ、通算2オーバーの42位に後退し、メジャー連覇は厳しくなった。
 海外米男子ゴルフ《トラベラーズ選手権》第3ラウンド。20位で出た小平智は68と伸ばし、通算7アンダーで首位と3打差の9位に浮上した。2位から出たクレーマー・ヒコックとバッバ・ワトソン(ともに米国)がともに通算10アンダーでトップに並んだ。首位とは3打差。十分優勝争いができる順位。ぜひ2勝目目指し頑張ってほしいい。欧州ツアー《BMW国際オープン》第3ラウンド。首位と2打差の2位から出た川村昌弘は73と落とし、27位から出た金谷拓実は69をマーク。ともに通算8アンダーの16位で並んだ。64で回ったビクトル・ホブラン(ノルウェー)が通算17アンダー、1991で単独首位。優勝は厳しいが、両名ともベスト10入り目指してほしい。
 

競馬を振り返る。阪神11Rで行われた【第62回宝塚記念】は、C・ルメール騎乗の1番人気クロノジェネシス(牝5歳・斉藤崇史厩舎)が好位追走から直線抜け出し勝利。未対戦だった同じ牝馬でデビューから無傷の6連勝で【大阪杯】を制したレイパパレを撃破し、改めて現役最強を証明。登録を済ませている【凱旋門賞】に向けて弾みのつく勝利となった。タイムは2分10秒9。2馬身半差の2着には逃げ粘ったユニコーンライオン(7番人気)、さらにクビ差遅れた3着に2番手追走のレイパパレ(2番人気)が入った。クロノジェネシスは、ゴールドシップ以来史上2頭目の連覇、さらにはスピードシンボリ、グラスワンダーに次ぐ史上3頭目、牝馬初のグランプリ3連覇を達成。また、1着賞金1億5000万円を獲得し、牝馬では5頭目となるJRA獲得賞金が10億円を突破した。騎乗したC・ルメールは、今年のJRA・GⅠ4勝目で、【宝塚記念】初制覇。これでJRA・GⅠ完全制覇へ残すは、【高松宮記念】、【大阪杯】、【朝日杯FS】、【ホープフルS】の4レースとなった。

 勝ったクロノジェネシスは完璧なレースだった。位置取りも追い出しも抜群だった。文句なし、強い!目指すは【凱旋門賞】。血統的にもヨーロッパ血統で、柔らかい馬場でも良いパフォーマンスができるので、期待したい。2着ユニコーンライオンは力を付けているし、差し返す根性も見せた。よく走っている。3着レイパパレもよく走っているが、相手が悪かった。作戦も逃げたほうがいいのかも・・・。また最後の脚を観ると、距離は少し長いのかも・・・。4着カレンブーケドールも頑張っているが・・・。5着キセキも正攻法のレースで頑張っている。
 クロノジェネシスは、父バゴ、母クロノロジスト(母父クロフネ)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は15戦8勝(うち海外1戦0勝)。重賞は19年【クイーンC】、【秋華賞】、20年【京都記念】、【宝塚記念】、【有馬記念】に次いで6勝目。【宝塚記念】は管理する斉藤崇史調教師は20年クロノジェネシスに次いで2勝目、騎乗したC・ルメールは初勝利となった。

 今週の一口。フラッフィクラウドが東京9R【八ヶ岳特別】(1800m芝)に出走し8着だった。初の芝レースで、まずまずのスタートを決め、3番手を追走。直線に入り、残り400mで2番手に並びかけていったが、外を伸びた3番人気馬にあっさり抜き去られ、その後、後続に交わされた。勝ち馬とは0.7秒差。ただ芝の走りは悪くなかった。鞍上のデムーロによると「集中力に欠けるようなところが見受けられます。芝ならば、もっと距離を短くして終いに徹するなど、今日とは違う作戦で挑むのがいいように感じました」とのこと。萩原調教師は「雨が降らず、良馬場でのレースでしたが、思っていたよりも頑張ってくれました。このクラスでも通用する力を持っていそうです。ただ、今後どのような条件を使うか悩みどころですね。一旦放牧を挟み、北海道開催を狙うか、新潟戦を目指すかを決めたいと思います。ダート戦に一旦戻してもいいでしょうし、洋芝や新潟・芝1400m戦あたりを目指すのも手です」と悩んでいるよう。僕としてはダートを使ってほしいのだが・・・。

 

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宝塚記念は・・・

2021-06-26 18:27:08 | Weblog

野球が巨人勝ち、阪神、ソフトバンクが負けて面白くないので、まずはゴルフから。まずは国内女子《アース・モンダミンカップ》3日目。初日から首位に立っている菊池絵理香が66の好スコアをマーク、16アンダーで単独首位にたった。12アンダー・2位に19歳の西郷真央。9アンダー・3位タイに上田桃子、青木瀬令奈が続いた。優勝すれば東京五輪代表の座に大きく近づく古江彩佳は、70と2つ伸ばすにとどめ、7アンダー・8位タイ。最終日での9打差逆転にかける。大会通算2勝のイ・ボミ(韓国)は5アンダー・18位タイ。原英莉花は33位タイに後退した。古江の可能性はまったくゼロではないが、大変厳しい現状。ただ爆発的なスコアを期待したい!

海外メジャー第3戦《全米女子プロ選手権》第2ラウンド。39位で出た笹生優花は通算1アンダーの32位に浮上。初日93位の渋野日向子は2オーバーの57位で決勝ラウンドに進んだが、畑岡奈紗は3オーバーで1打及ばず、8オーバーの上原彩子とともに予選落ちとなった。63で回ったネリー・コルダ(米)が11アンダーで首位に立った。渋野の《東京五輪》も大変厳しい状況。決勝ラウンド2日間両日爆発スコアが必要だ。
 米男子ツアー《トラベラーズ選手権》2日目、首位スタートの小平智は、72で回り、通算5アンダーの20位に後退した。初日は米ツアー初優勝を飾った2018年《RBCヘリテージ》の第2ラウンドに並ぶ米ツアー自己最少スコアの63だったが、ボギーが先行する苦しいゴルフとなった。それでも首位とは4打差、十分上位進出は狙える。
 男子ゴルフ欧州ツアー《BMW国際オープン》は第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われ、第1ラウンドで3位だった川村昌弘は70と伸ばし、通算9アンダー、135で首位と2打差の2位に浮上した。ナイル・カーニー(アイルランド)が通算11アンダーで首位。初日出遅れた金谷拓実は67をマークし、5アンダーの27位につけた。川村の優勝、金谷の上位進出を期待したい!

国内男子ゴルフ《ダンロップ・スリクソン福島オープン》 3日目。ジャパンゴルフツアー選手会会長の時松隆光が67をマーク。20アンダー・単独首位をキープし、大会2勝目、3年ぶりの通算4勝目に王手をかけた。17アンダー・2位タイには21歳の石坂友宏、23歳の大岩龍一。16アンダー・4位には23歳の片岡尚之と、若手注目株が上位で最終日に臨む。 2戦連続優勝がかかる木下稜介は15アンダー・5位タイの好位置。時松には頑張ってもらいたいが、日本男子のレベルで20アンダーはどうだろう。もう少し厳しい状況でのトーナメントでないと、面白くないというのは僕だけだろうか。

 明日の予想。まずは阪神メイン【宝塚記念】。本命は2番レイパパレ。2200mで7番クロノジェネシスの強さはわかっているが、レイパパレの強さは本物。昨年【秋華賞】に出走していたら、デアリングタクトの3冠はなかった。相手は7番本線も1,7,9,10,11,13番。東京メイン【パラダイスS】は9番リアンティサージュ。素質開花の馬、乗り替わりが心配もリステッドは通過点。相手は2,3,4,5,10,16番。札幌メイン【大沼S】は2番ダンツキャッスル。ブリンカー効果があり成績が安定してきた。このメンバーなら勝ち負け。相手は3,6,7,8,9番。

 今週の一口馬は昨日も書いたが、東京9R【八ヶ岳特別】(1800m芝)にクラッフィクラウドが出走。芝レースに初挑戦。期待したい!

 

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男子ゴルフ愉しみ!今週の一口は一頭

2021-06-25 20:20:46 | Weblog

 昨年コロナ禍の影響で延期となっていた2020年度《JLPGA最終プロテスト》が6/22~25の今日まで4日間行われた。結果、JGAナショナルチームメンバーの18歳・佐久間朱莉がトータル-18でトップ合格を果たした。トータル-15・2位に松本珠利。トータル-13・3位で岩井ツインズの姉・明愛が通過。トータル-11・4位に18歳の内田琴子、トータル-10・5位には橋添穂が入った。 岩井ツインズの妹・千怜は小倉彩愛と並び、トータル-7・9位タイで合格。プラチナ世代の上野菜々子はトータル-5・16位タイでプロ入りを果たした。海外選手では、ステップ・アップ・ツアー賞金ランキング1位のリ・ハナ(韓国)がトータル-8・7位タイ。昨年から日本を主戦場とするフォン・スーミン(中国)がトータル-5・16位タイで狭き門を通過。トータル-4・20位タイまでの22人が晴れて正会員の資格を得た。一方で、19年ステップ賞金女王のヌック・スカバン(タイ)、佐久間と同じくナショナルチームメンバーの六車日那乃や松森彩夏の妹・杏佳、プラチナ世代の佐渡山理莉らは不合格となった。またTVのゴルフ番組(「激心ゴルフ」「ゴルフサバイバル」「女子ゴルフペアマッチ選手権」など)に出場していた篠崎愛(トータル-5・16位タイ)は合格したものの、平塚新夢、高野あかり、荒川侑奈、織西論里、鈴木絢賀、五月女栞雛らは不合格となった。昨年からTVなどでずっと観ていたが、本当に厳しい世界だ!合格者の皆さん、おめでとう!
 プロの試合の話。米国女子メジャー《KPMG全米女子プロゴルフ選手権》が開幕した。《全米女子オープン》を制した笹生優花は1オーバー39位で滑り出した。首位のリゼット・サラスとは6打差で2日目を迎えることに。1打差の2位にサラスと同じくツアー1勝でメジャー初優勝を目指すチャーリー・ハル(イングランド)。ジェシカ・コルダ、イ・ジョンウン6(韓国)ら7人が3アンダーの3位につけた。年間ポイントレースで1位に立つネリー・コルダは4月のメジャー《ANAインスピレーション》優勝のパティ・タバタナキット(タイ)らとともに2アンダーの10位。前半3連続バーディを決めた畑岡奈紗はその後6ボギーを喫して75で、世界ランキング1位のコ・ジンヨン(韓国)らと並び3オーバー75位で初日を終えた。午後にプレーした渋野日向子と上原彩子はともに76で回り4オーバー。大会連覇がかかるキム・セヨン(韓国)らと同じ93位と出遅れた。まだ初日が終わったばかり。風次第ではあるが、2日目2オーバーぐらいまで予選を通るチャンスがありそう。日本勢、是非巻き返してほしい。
 一方で、男子選手が頑張っている。米国男子ツアー《トラベラーズ選手権》初日。日本勢で唯一出場する小平智が、レイマー・ヒコック(米国)と並ぶ7アンダーのトップタイに立ち、2018年の《RBCヘリテージ》に続く米ツアー2勝目に向け、好発進を切った。今日のスコア63はその優勝した《RBCヘリテージ》第2ラウンド以来となる、米ツアー自己ベストタイスコア。 6アンダー・3位にはテイラー・グーチ、5アンダー・4位タイにマーベリック・マクニーリー、ブライス・ガーネット(いずれも米国)ら5人が続く。このほか、4アンダー・9位タイにバッバ・ワトソン、1アンダー・45位タイにフィル・ミケルソンブライソン・デシャンボー、リッキー・ファウラーと錚々たるメンバーがいる。前回王者のダスティン・ジョンソン(いずれも米国)はイーブンパーの76位タイ発進となった。ここで上位に入ると、シード権も見えてくる。ここに来て調子が上がってきている小平の2勝目に期待したい。
 またヨーロピアンツアー《BMWインターナショナル・オープン》初日では、日没順延となってはいるものの、17番を終え、川村昌弘が7アンダーで、暫定ながら4人いるトップの1人と好スタートを切った。川村と並ぶのは、ウェイド・オームズビー(オーストラリア)、サム・ホースフィールド(イングランド)、セバスチャン・ガルシア・ロドリゲス(スペイン)の3人。尚、推薦で出場している 金谷拓実は17番まで終えイーブンパー。暫定82位タイと少し苦戦している。僕は川村を秘かに応援している。他の日本人プレーヤーにはないハングリーさがあってとても好感もっているのだ。現在賞金ランキング91位、獲得ポイント上位60名参加できる最終戦の《DPワールド・ツアーチャンピオンシップ・ドバイ》を目指してほしい!

 

明日の予想。東京メイン【江の島特別】は2番サトノフウジン。【むらさき賞】が予想以上の好走。休みがちの馬が中3週で使えるのは馬が良くなった証拠。相手は1,3,5,7番。阪神メイン【天保山S】は8番ホウショウナウ。当てにならないタイプではあるが、前走が好内容。人気になる前に勝負したい。相手は3,6,7,12,15,16番。札幌メイン【TVh賞】は4番ナランフレグ。洋芝は初になるが、前走はクリノガウディに0.1差はここでも威張れる成績。血統的にもゴールソアリュール×BTなら洋芝は合いそう。相手は「1,2,5,9,12,13番。

 

 今週の一口馬。今週は1頭で、6/27(日)東京9R【八ヶ岳特別】(1800m芝)にクラッフィクラウドが出走する。芝レースに初挑戦。萩原調教師は6/23(水)ウッドチップコースで追い切り後、「いい動きでしたね。前走よりも上向いているように感じます。芝を試すのには、ちょうどいいタイミングでしょう。こなしてくれるのではないかと期待しています」とのこと。11頭立ての手ごろなレース、M・デムーロを背に快走を期待したい!


男子100mをこれから観るのでこの辺で・・・。

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オリックスひょっとするぞ!

2021-06-20 17:58:42 | Weblog

 圧巻の戦いぶりだった。ボクシングWBA&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(大橋ジム)がIBFバンダム級1位のマイケル・ダスマリナス(フィリピン)と対戦。下馬評通りの一方的な展開で3回TKO勝ちを収めた。試合序盤にダスマリナスの様子を見ていた井上は、2ラウンドから完全にペースをつかみ、右脇腹への左フックで初ダウンを奪取する。3ラウンド終盤には再び左のボディーブローを放って2度目のダウン。その直後にもう一度、左ボディーを重ねて挑戦者をリングへと沈めた。世界中が注目の中での勝利は、この階級では一つ抜けている感もある。今後は4団体統一に向けて、一気に突き進むことになりそうだ。井上頑張れ!
 遂に・・・。今日行われた楽天とオリックスの第10回戦は、3対0でオリックスが勝利。引き分けを挟んでの連勝を8に伸ばした。この試合、打線では福田周平ら4選手がマルチ安打を記録。宮城はリーグトップタイの7勝目をマークした。首位・楽天に勝利したオリックスは、2014年7月25日以来、7年ぶりに同率で首位に浮上した。この強さは本物。ソフトバンクの調子がイマイチだけにオリックスの優勝も夢ではない。
 海外ゴルフは松山も星野も畑岡もムービングデーでもスコアが伸びず失速。明日は少しでも次に繋がるゴルフをしてほしい。で、国内女子ゴルフ。《ニチレイレディス》最終日。大会通算3勝の申ジエ(ともに韓国)、10年大会覇者の全美貞(ともに韓国)がトータル10アンダー・首位に並びプレーオフに突入。ベテランによる一騎打ちは、ジエに軍配が上がった。ジエはこれで今季3勝目、ツアー通算27勝目に加えて、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、不動裕理、福嶋晃子らに続く同一大会4勝目を達成した。敗れた美貞は4年ぶりの通算26勝目がかかっていたが、目前で涙を飲んだ。トータル9アンダー・3位にサイ・ペイイン(台湾)。トータル8アンダー・4位に仲宗根澄香が入った。僕が期待した“人妻”上田桃子はトータル6アンダー・10位タイ。河本結がトータル4アンダー・24位タイ、原英莉花はトータル3アンダー・29位タイだった。東京五輪代表の座を争う稲見萌寧はトータル1アンダー・41位タイ、古江彩佳はトータルイーブンパー・48位タイとして、今週はともに代表選出の可能性を残した。畑岡奈紗はすでに確定しているため、稲見、古江に加えて来週に《KPMG全米女子プロゴルフ選手権》に出場する渋野日向子の結果で残り1枠の代表選手が決まる。皆頑張れ!
 今週の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第26回ユニコーンS】は、坂井瑠星騎乗の7番人気スマッシャー(牡・吉岡辰弥厩舎)が直線で豪快に末脚を伸ばして差し切りV。重賞初制覇を飾った。タイムは1分34秒4。1馬身差の2着には早めに抜け出して粘り込みをはかったサヴァ(14番人気)、さらに1馬身差遅れた3着に僕が本命に推した後方から末脚を伸ばしたケイアイロベージ(3番人気)が入った。なお、北村宏司騎乗のピンクカメハメハは落馬で競走中止となった。
 勝ったスマッシャーは距離が伸びて終いの脚が生きた。坂井も落ち着いた騎乗ぶりで、レースレコードで勝ったところを観ると、まだまだ伸びしろはありそう。2着サヴァには驚いた。ただ速い時計も持っていたし、外枠も良かったのだろう。ノーマークだった自分の節穴に・・・。3着ケイアイロベージは三浦皇成のスタートでがっかり。馬自身はまだ幼いが、それでも3着にくるのだから、潜在能力は相当なもの。しばらくは追いかける!4着ルーチェドーロはマイルが長い。
 スマッシャーは、父マジェスティックウォリアー、母スマッシュ(母父キンカメ)という血統。北海道浦河町・宮内牧場の生産馬で、馬主は(株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン。通算成績は8戦3勝。重賞は初制覇。【ユニコーンS】は、管理する吉岡辰弥調教師、騎乗した坂井瑠星ともに初勝利となった。
 

 また阪神11Rで行われた【第26回マーメイドS】は、10番人気のシャムロックヒル(4歳・佐々木晶三厩舎)が最内枠を利して先手を奪うと、後続の追撃をしぶとく振り切ってV。鞍上の藤懸貴志と、人馬ともに待望の重賞初制覇を果たした。タイムは2分0秒4。後方から大外に持ち出して伸びたクラヴェル(5番人気)がクビ差の2着、さらにクビ差の3着には中団から馬群の間を伸びたシャドウディーヴァ(6番人気)が入線。上位人気馬が総崩れで、3連単33万超の波乱決着となった。
 勝ったシャムロックヒルは正直全くのノーマークだった。藤懸の絶妙な逃げが見事に嵌った。馬も最後もよく盛り返していたし、根性も相当なもの。なお、半姉サラス(父オルフェーブル)もこのレースを7番人気で勝っているから、このレースとは相性がいいのだろう。2着クラヴェルは横山典の腹の座った騎乗が光った。ただ勝てなかったのは運が・・・。3着シャドウディーヴァは右回り(阪神)1800mでこの競馬ができたのは収穫。レースの立ち回りも良くなってきた。僕本命のソフトフルートは8着。最後は馬場を気にしていた。
 シャムロックヒルは、父キズナ、母ララア(母父Tapitという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は(有)社台レースホース。通算成績は15戦4勝。重賞は初制覇。管理する佐々木晶三調教師は【マーメイドS】初制覇、騎乗した藤懸貴志はJRA重賞初勝利となった。


 来週は【宝塚記念】。もう本命は決まっているが、その前に今週はGⅠレーシングの一口馬主の募集締め切りが待っている(サンデーや社台も・・・)。もうほぼ第一志望は決めている。今後はシルク、キャロット、ノルマンディー、ウインと続く。僕の馬主稼業はこの数ヶ月がとても楽しみだ!

 

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マニトゥーリン優先権確保

2021-06-19 18:35:23 | Weblog

 エンゼルスの大谷翔平(26)は「2番・DH」で先発出場。2季ぶりに1試合2本塁打を放つなど5打数2安打3打点の活躍。3点リードの五回の第3打席に弾丸ライナーで20号右越え2ラン、シーズン20号到達は3季ぶり。さらに八回の第5打席には左中間に21号ソロを放ち、本塁打数ア・リーグトップのブラディミール・ゲレーロ・ジュニア(ブルージェイズ)に1本差とした。また打者として20本塁打、投手として60奪三振は2018年に大谷自身が記録して以来、史上2度目。益々、オールスターのホームランダービーが楽しみになった!

 日本プロ野球界では、“甲子園の申し子”が、遂にプロ1号を放った。今日の広島―DeNAで広島・中村奨成捕手(22)が8回先頭で森下の代打として登場し、カウント1―1からの石田のチェンジアップを左翼席最前列に運んだ。これがプロ通算46打席目での初本塁打となった。17年夏の甲子園では1大会最多を更新する6本塁打を放った大器が高卒4年目で待望の一発を決めた。会澤はいるが、板倉は捕手としてはイマイチ。そう考えると、十分中村にもチャンスはある。これをきっかけに大きくはばたいてほしい。

 ゴルフの話。海外メジャー第3戦《全米オープン》第2日。3年ぶり2度目の出場の星野陸也は、第1ラウンドの残り4ホールと第2ラウンド計22ホールを回った。第1ラウンドは69で松山と同じ2アンダーの5位につけた。 第2ラウンドはパットがさえてなんとか74で回り、首位と6打差の通算1オーバーの暫定21位で初の予選通過を果たした。同じ5位で出た松山英樹は2度のダブルボギーなど76と崩れ3オーバーの41位。浅地洋佑は75で通算9オーバー、石川遼は76で11オーバーとなり、予選落ちした。ラッセル・ヘンリー(米国)が70で回って通算5アンダーとし、11位から67をマークしたリチャード・ブランド(英国)と並んで首位を維持した。1打差でルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)とマシュー・ウルフ(米国)が3位につけている。この結果、今大会終了後の世界ランクをもとに《東京五輪》代表選手60人が決まる。星野は日本勢2番手の世界ランク78位。今大会の成績次第で逆転の可能性を残していた石川遼と浅地洋佑がともに予選落ちしたため、世界ランク15位の松山英樹に続く2枠目で、初の五輪代表入りが確定した。星野も松山も昨日のスコアで回ればまだ上位にいく可能性はある。二人ともがんばれ!
 一方、米国女子ツアー《マイヤーLPGAクラシック》2日目。初日を首位タイとした畑岡奈紗は72と伸ばせず、トータル7アンダーの25位タイに後退した。首位にはトータル15アンダーまで伸ばしたレオナ・マグワイア(アイルランド)・3打差の2位にスヒョン・オー(オーストラリア)。さらに1打差の3位にリンディ・ダンカン(米国)が続いている。ネリー・コルダ(米国)ら5人がトータル1アンダーの4位タイ。チョン・インジ(韓国)、チャーリ・ハル(英国)らがトータル9アンダーで並んでいる。なお、上原彩子はトータル4オーバーの127位タイで予選落ちとなった。畑岡は爆発力があるし、まだ諦めるのは早い。精一杯踏ん張れ!
 国内女子ゴルフツアー《ニチレイレディス》第2日。1打差の3位から出た森田遥が68をマーク。通算8アンダーで2010年大会覇者の全美貞(韓国)と首位に並んだ。森田は17年8月の《北海道明治カップ》以来、約4年ぶりのツアー2勝目を目指す。12位から出た穴井詩が67で回り1打差の3位。初の首位スタートを切った田辺ひかりと、約2年ぶり2勝目を狙う河本結が2打差の4位につけている。「ミレニアム世代」の吉田優利、金沢志奈、藤本麻子が3打差の6位タイ。結婚後初戦に臨む上田桃子ら9人が4アンダーで9位につけた。《東京五輪》代表争いを繰り広げる世界ランク24位の稲見萌寧と28位の古江彩佳はともに2アンダーで27位に浮上した。代表決定までは今大会を含め残り2戦。今大会最終日は同組で回ることが決定し、直接対決となる。18、19年大会覇者の鈴木愛は1アンダー36位に順位を下げた。僕の注目はやっぱり人妻となった上田桃子かな。

 明日の予想。まずは東京メイン【ユニコーンS】。本命は7番ケイアイロページ。ここ数年に比べ、一長一短のメンバー。未勝利勝ちが圧巻で前走も終わってみれば3馬身差の完勝。ヘニーヒューズ×クロフネは府中のダートぴったり。相手は1,2,4,6,8,9,16番。阪神メイン【マーメイドS】はムジカ(10R出走)を狙うつもりだったが除外。ならば【秋華賞】で世話になった8番ソフトフルートを狙う。前走は馬体が戻り快勝。昇級は格好だけでここでも素質上位。相手は2,3,5,6,9,12,13,14番。札幌メイン【しらかばS】は13番スカイグループ。半妹も今日勝利したが、完全な短距離馬(父モーリス)。この馬も前走を診ると短距離のほうが良さそう。相手は1,3,6,7,8,9番。

 今日の一口。札幌1R【3歳未勝利】(1200m芝)にマニトゥーリンが出走。危惧していた馬体重は前走から+8kgの428kg。レースでは、五分のスタートを切ったが、馬なりで中団に。道中の行きっぷりは良く、3コーナーでは好位へ進出。いい手応えで4コーナーをカーブし、直線は馬場の真ん中で追って、しっかりと脚を伸ばしたものの、先行勢や決め手のある馬には及ばず5着。勝ち馬とのタイム差は0.4秒で、掲示板を確保。正直言うと、小沢にはもう少し積極的に乗って欲しかったが、優先権を得たのでひと安心。初勝利にはまだ少し壁がある感じだが、何とか初勝利目指して頑張ってほしい。

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マニトゥーリンがんばれ!

2021-06-18 20:57:36 | Weblog

 男子プロゴルフツアー、海外メジャー第3戦《全米オープン》第1日。早朝からの濃霧のため、1時間30分遅れて競技がスタートした。日本人初となるメジャー2勝目に挑む、9年連続9度目出場の松山英樹は3バーディー、1ボギーの2アンダー、69でホールアウトした。この時点で首位と2打差の5位となっている。この日の松山はショットが安定していた。このままいくと十分優勝争いできそうなレベル。メジャー2勝目も夢ではない。同組で昨年大会王者のブライソン・デシャンボー(米国)は2オーバーの73だった。他の日本勢では、10番から出た星野陸也が14ホールを終えてイーブンパーで22位につける大健闘。もっと大叩きするかと思ったが、アメリカに滞在しての効果がありそう。どこまで我慢ができるかが鍵だが、我慢ができさえすれば上位進出も…。既にホールアウトした浅地洋佑は5オーバーの112位。石川遼は77で6オーバーの129位と出遅れた。共に、厳しいセッテイングに苦戦。特に浅地はこの硬い速いグリーンは現状では歯が立たない感じ。尚、67をマークしたラッセル・ヘンリー(米国)と、16ホール終了のルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)が4アンダーで首位に並んでいる。
「日本生命セ・パ交流戦」の優勝チームから選ばれる最優秀選手(MVP)に、オリックス・山本由伸投手(22)が決まった。山本は3試合に登板し、12球団最多に並ぶ3勝、4位の防御率1.23をマーク。11日の広島戦では自己最多の15三振を奪い、期間中の33奪三振は1位だった。また、両リーグから1人ずつ選ばれる日本生命賞は打率409を記録した中日のダヤン・ビシエド内野手(32)と、3勝を挙げた日本ハム・伊藤大海投手(23)に決まった。日本生命保険相互会社から山本に賞金200万円、ビシエドと伊藤に賞金100万円が贈られる。山本のMVPは文句のないところ。ただ吉田正、宗、福田、宮城らの活躍も目立った。僕は以前から思っているのだが、なぜ日本ハムは伊藤をストッパーにしないのだろう。あの三振取れるピッチングは抑えにもってこいだと思うのだが・・・。杉浦も頑張っているが、杉浦よりいいだろう。
 野球の話をもうひとつ。一昨日発表された《東京オリンピック》の野球日本代表の内定選手24名。メンバーは以下のとおり。
【投手】・・・11菅野智之(巨人)、12青柳晃洋・・・(阪神・初選出)、13岩崎優(阪神・初選出)、15森下暢仁(広島・初選出)、17山本由伸(オリックス)、18田中将大(楽天)、19山崎康晃(DeNA)、20栗林良吏(広島・初選出)、22大野雄大(中日)、41中川皓太(巨人)、61平良海馬(西武・初選出)
【捕手】・・・10甲斐拓也(ソフトバンク)、27會澤翼(広島)→梅野隆太郎(阪神)
【内野手】・・・1山田哲人(ヤクルト)、2源田壮亮(西武)、3浅村栄斗(楽天)、4菊池涼介(広島)、6坂本勇人(巨人)、55村上宗隆(ヤクルト)
【外野手】・・・8近藤健介(日本ハム)、9柳田悠岐(ソフトバンク)、31栗原陵矢(ソフトバンク・初選出)、34吉田正尚(オリックス)、51鈴木誠也(広島)

 いまいち稲葉監督がどういう野球を見えない。まぁ誰を選んでも文句は出ると思うのだが・・・。僕も2,3文句を付けさせていただく。まずは投手陣、岩崎、中川という同じ左のリリファーはないだろう。これなら先発、リリーフどちらでも使える宮城(オリックス)、早川(楽天)を選んでほしかったなぁ。青柳の選出も首を捻る。もうアンダースローが外国人に通用する時代は過ぎている。それなら、コントロールで勝負できる柳(中日)、西勇(阪神)、上沢(日本ハム)の方が・・・。また山崎の選出も疑問だが、栗林、平良がいるのでまぁなんとかなるか。野手では近藤と栗原という似た選手の選出はないだろう。共に捕手ができるという特徴があるが、外野手の守備要因が必要では・・・。代走でも使える選手。普通なら周東(ソフトバンク)や若林(西武)なのだろうが、不調と故障では仕方ない。ならばロッテから一人も選ばれていないので、荻野、和田を選んでは・・・・。ロッテ以外では近本(阪神)。最後に三塁、外野と守れる佐藤輝(阪神)も入れてみても面白いのでは・・・。いずれにしろ、これからまだメンバーの交代はあるようなので、稲葉監督、僕の案どうでしょう?

 競馬の話。17日の園田競馬7Rでヨハネスボーイに騎乗したルーキーの大山龍太郎(17・西脇・坂本和)が競走距離を間違えるアクシデントがあった。レースはスタンド前を2周する1870m戦。スタート直後から軽快に逃げたが、1周目のゴール板を過ぎたところで減速を始めて2周向正面に入って停止態勢に導き、ゴールでは最下位9着で入線した。兵庫競馬組合は騎乗法に適切さを欠いた(周回の錯誤)として同騎手を18日から8月4日までの園田競馬開催20日間の騎乗停止処分とした。園田競馬場の1870m戦は向正面最奥部が発走地点となるが、同地点からはワンターンの820m戦も行われているので、それで間違った模様。大山龍は今年の4月デビュー以来、17日4Rで早くも20勝を挙げる大活躍を見せていただけに残念なミスだ。なお、距離誤認による騎乗停止はJRAでも18年10月13日の新潟6Rで、僕の一口馬アースライザーでお世話になっている山田敬士が起こして3カ月の処分が下されている。やってはいけないミスだが、終わったことは仕方ない。ぜひ猛省して頑張ってほしい。

 明日の予想。まずは東京メイン【スレイプニルS】。本命は3番バンクオブクラウズ。東京2100mでよくやる失敗が、前走1800mや2000mで好走した馬を距離大丈夫として買うこと。この距離は特殊な舞台。実績のある馬を素直に狙う。鞍上がルメール、ノルマンディの馬にルメールが乗るなんて滅多にない。ここは黙って買い。相手は1,5,6,9,10,13番。阪神メイン【米子S】は7番スマートリアン。ここにきて充実一途。馬場は不問で、ここを買って重賞戦線へ。相手は1,4,5,9,12,13番。札幌メイン【STV賞】は6番ドゥラモット。芝のマイルになって安定した走りを見せる。洋芝も合いそうでここも中心視。相手は1,2,5,8,9,10番。

 今週の一口馬。明日の札幌1R【3歳未勝利】(1200m芝)にマニトゥーリンが久々出走する。立て直すため、3ヶ月半の休養明け。馬格がないため、小沢騎乗も楽しみ。もちろん、勝利がいちばんだが、馬券圏内、もしくは5着以内で何とか走ってほしい。。

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ジオラマ良くやった!

2021-06-13 19:57:51 | Weblog

 若い子が席巻する女子ゴルフ界だが、先週の笠りつ子に続き、今週も中堅が意地を見せた。《宮里藍サントリーレディス》最終日は首位と4打差の2位から出た青木瀬令奈(28・フリー)が67で回り、通算17アンダーで約4年ぶりの優勝を果たした。単独首位から出た稲見萌寧(21・都築電気)は72で回り、同16アンダーで西郷真央(19・大東建託)、山下美夢有(19・加賀電子)と並んで2位で終わった。優勝した青木は2017年6月の《ヨネックスレディス》以来で、通算2勝目。稲見は珍しくパターが打てず勝負どころでパターが入らなかった。まぁそれでも2位だからやはり強い!
 プロ野球の交流戦はオリックスの優勝で終わったが、最終戦に西武の平良海馬(21)が立派な記録を達成した。今日の中日戦の9回に登板して無失点。開幕から32試合連続無失点とし、かつて“タジ魔神”の愛称で活躍していた中日・田島慎二が16年に記録した31試合のプロ野球最多記録を抜いた。なお、開幕からに限らない連続無失点試合のパ・リーグ記録は、03年豊田清(西武)と14年比嘉幹貴(オリックス)の34試合、プロ野球記録は06年に藤川球児(阪神)がマークした38試合。今後はこれらの記録にどこまで迫れるか注目が集まる。また広島のドラフト1位・栗林良吏(24)は、今日のオリックス戦でついに初失点を喫した。デビューから22試合連続無失点と自身の記録更新中だったが、23試合目でついに記録がストップした。
 競馬の話。東京5R【2歳新馬】(1800m芝)は、川田将雅騎乗の1番人気ヴァーンフリート(牡・手塚貴久厩舎)が好位2,3番手追走から、直線で猛然と追い込んできた4番人気のグランシエロとの長い叩き合いをクビ差制してデビュー勝ちを果たした。タイムは1分50秒9。クビ+2馬身半差の3着にはアンビションが続いた。ヴァーンフリートは、父リオンディーズ、母ロスヴァイセ(母父シンボリクリスエス)という血統。2,3着馬もすぐ勝ちあがれそうなレース。母父シンクリ今年も2歳戦で勝利!

 中京5R【2歳新馬】(1200m芝)は、福永祐一騎乗の1番人気メリトクラシー(牝・武幸四郎厩舎)が好スタートからハナを奪って逃げ切り勝ちを収めた。タイムは1分10秒7。1馬身差の2着にはインプロバイザー(2番人気)、さらにクビ差遅れた3着にダグザ(4番人気)が続いた。メリトクラシーは、父が新種牡馬のシルバーステートで、母メリオーラ(母父スタースパングルドバナー)という血統。シルバーステート産駒初勝利。サークル内の評価も高いので、これから注目したい!僕が思っているよりスピードがある。
 札幌5R【2歳新馬】(1200m芝)は、丹内祐次騎乗の7番人気トーセンサンダー(牡・杉浦宏昭厩舎)が2番手追走から直線早め先頭で後続を振り切った。タイム1分08秒9はレコード。クビ差の2着にはグラスミヤラビ(8番人気)、さらに3馬身半差遅れた3着にアスターヘキサゴン(3番人気)が続き、前評判が高く、1番人気のグットディールは4着に敗れた。トーセンサンダーは、父トーセンファントム、母カグラグレース(母父エンパイアメイカー)という血統。トーセンファントム産駒はこれまで新馬戦2勝(2016年のメモリーミネルバ、サクセスライン)しているが、なかなか狙い辛い・・・。
 重賞を振り返る。札幌11Rで行われた【第28回函館スプリントS】は、藤岡佑介騎乗で5番人気のビアンフ(セン4歳・中竹和也厩舎)が強気に先手を奪って押し切り。3度目のスプリント重賞制覇を果たした。タイムは1分7秒6。好位追走から粘り込んだカレンモエ(僕本命・1番人気)がクビ差で2着を確保、さらにハナ差の3着は中団から差し脚を伸ばしたミッキーブリランテ(4番人気)となった。
 勝ったビアンフェはここが最高の舞台で、陣営の狙い通りの勝利だった。ただカレンモエが一瞬追いかけなかった展開の利があったのも確か。また去勢したのもこの馬にとって良かった。あとは走るだけで、これから大きな舞台を目指していくのだろう。2着カレンモエはスタートが良く、二の脚で良い位置につけられたが、仕掛けのタイミングがイマイチ。まぁそれでも2着だから力はある。3着ミッキーブリランテは洋芝が合いそうだ。エンジンのかかりは遅かったが、慣れれば1200mでも勝ち負けになりそう。
 ビアンフェは、父キズナ、母ルシュクル(母父サクラバクシンオー)という血統。北海道新冠町・(株)ノースヒルズの生産馬で、馬主は前田幸貴氏。通算成績は11戦4勝。重賞は19年【函館2歳S】、20年【葵S】に次いで3勝目。管理する中竹和也調教師は【函館スプリントS】初制覇、騎乗した藤岡佑介は10年ワンカラット以来となる2勝目となった。

 東京11Rで行われた【第38回エプソムカップ】は、石橋脩騎乗の3番人気ザダル(牡5歳・大竹正博厩舎)が道中は中団を追走すると、直線で馬場の外から鋭く弾けて差し切りV。重賞初制覇を飾った。トーセンラー産駒はJRA重賞初勝利。タイムは1分45秒1。クビ差の2着には馬群を割いて脚を伸ばしたサトノフラッグ(6番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着に内めから粘りこんだファルコニア(2番人気)が入線した。

勝ったザダルは12㌔増ながら勝ちきるのだから、相当力をつけている。距離もこのくらいが良さそう。2着サトノフラッグもこのくらいの距離が一番いいのだろう。直線で進路が狭くならなかったら、もっと際どかったかも・・・。ただ今後につながるレースになったのは間違いない。3着ファルコニアはスタートの出遅れが痛かった。ただ内を付いたとはいえ、ここまで走れたのは収穫。4着ヴェロックスは正直驚いた。あまり力だけ走ってないのに4着なのだから、復活したら・・・。
 ザダルは、父トーセンラー、母シーザシー(母父Lemon Drop Kid)という血統。北海道新冠町・新冠橋本牧場の生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は10戦5勝。重賞は初制覇。【エプソムC】は、管理する大竹正博調教師は2016年ルージュバックに次いで2勝目、騎乗した石橋脩は初勝利となった。トーセンラー産駒初の重賞勝利。僕も1頭産駒を持っているので楽しみが広がった。

今日の一口馬。ジオラマが中京9R【恵那特別】(1200mダート)に出走し、大健闘の3着となった。レースでは、好スタートを切ったものの、無理せず馬なりで控えて中団のインで脚をためながらの追走。4コーナーで内をロスなく回って差を詰め、直線を向いてからも内にできたスペースから追い出し、ゴール前で猛然と前に迫ったものの、惜しくも2着馬にハナ差届かず、3着での入線。勝ち馬とのタイム差は0.5秒だった。2着まで上がったかと思ったが・・・。しかし8歳馬でよく頑張った。暑さが苦手な馬だが、陣営は“夏負けの兆候もないので、もう一戦してから夏休みを挟みたい”とのこと。走ってくれるだけでも僕は満足!ジオラマ頑張れ!

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Oh! No! Vio

2021-06-12 18:26:45 | Weblog

 キャバクラのツケは大きかった。日本相撲協会は昨日、臨時理事会を開き、新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した大関朝乃山(27)について出場停止6場所と報酬減額(6カ月50%)の懲戒処分を科した。5月の夏場所前など外出が原則禁止されていた期間に、キャバクラ店に出入り。来年の夏場所まで出場できない厳罰で、番付は三段目まで落ちる見通しとなった。朝乃山は協会に「引退届」を提出していたが、八角理事長(元横綱北勝海)の預かりとなった。自らの軽薄な行為で「地位」も「時間」も失った。横綱を目指す資質に恵まれながら、朝乃山が人生を左右する大きな代償を払った。相撲を続けられるだけ良かったと本人が思えばいいが、果たして・・・。
 プロ野球交流戦。オリックスが5連勝を飾り、10年以来、11年ぶり2度目の優勝を飾った。この日は二回2死から2安打と四球で満塁とし、福田が左中間を破る走者一掃の三塁打で3点を先取した。投手陣は先発田嶋が5回無失点と試合を作り、6投手の継投で逃げ切った。今年の交流戦では強力な先発陣の山本、宮城、山岡の3本柱が中心となってチームをけん引。打線も福田、T-岡田、吉田正らが好調で、一気に頂点へ駆け上がった。僕は今年の順位予想でオリックスをソフトバンクの対抗馬に推していたので、この結果にまったく驚いていない。少なくとも、現状ではソフトバンクの数倍強い。なお、過去の交流戦優勝、最高勝率チームは次の通り。05・06年ロッテ、07年日本ハム、 08・09年ソフトバンク 、10年オリックス、11年ソフトバンク、  12年巨人、13年ソフトバンク、14年巨人、15・16・17年ソフトバンク、18年ヤクルト、19年ソフトバンク、20年新型コロナウイルスの感染拡大により開催中止
 女子ゴルフの国内ツアー《宮里藍サントリーレディス》3日目。首位で出た稲見萌寧(都築電機)はノーボギーの66、通算16アンダーで2位に4打差をつけて首位をキープ。稲見は今年13戦5勝と絶好調。初日から54ホール、ボギーなしを続けている。4打差の2位に西村優菜、青木瀬令奈、西郷真央、木村彩子、5打差6位に岡山絵里、山下美夢有が続いている。賞金ランクトップの小祝さくらは15位。原英莉花はスコアを落とし、36位に後退した。稲見相手に4打差は大きいが、是非いい戦いを展開してほしいものだ。
 今日の新馬戦。真っ白な馬体が緑のターフで弾んだ。東京5R【2歳新馬戦】(1400m芝)で3番人気だった白毛のハイアムズビーチ(牝2・萩原)が快勝。中団からジワジワ伸びて、逃げ切りを図る1番人気のハギノモーリスをゴール前で捕らえた。ハイアムズビーチは父ドレフォン、母ユキチャン(母父クロフネ)の血統。現2歳がファーストクロップとなる父の産駒は2頭目の出走でJRA初勝利。母は2008年の【関東オークス】など重賞3勝。いとこに昨年の【阪神JF】と今年の【桜花賞】を制したソダシがいる。今年も白馬旋風が・・・。

 明日の予想。まずは東京メイン【エプソムC】。本命は7番ファルコニア。今回重賞挑戦となるが、元々【スプリングS】4着、【京都新聞杯】3着のある馬、人気になる前に勝負したい。相手は8,9,13,14,15,16番。札幌メイン【函館スプリングS】は16番カレンモエ。重賞で一歩届かずが続いているが、元々今年のスプリンター戦線の中心になる馬と思っていた馬。ここは重賞初の絶好機。相手は2,4,5,7,11,14番。中京11R【三宮S】は13番サトノギャロス。この馬の距離は1800mまでだろう。最近ずっと狙っている地味サトノ馬券。芝の重賞より、ダートのオープン特別、まさしく狙い目のサトノ馬券。相手は7,8,10,11,12,16番。

 今日の一口。競馬は何が起きるかわからないと昨日書いたが、その通りのことが起きた。単勝1.3倍だったヴィオマージュ。スタートでもたついて結果12着。掲示板すら乗らなかった。レース後の牧調教師のコメント。「札幌へ輸送してからも、調子自体は変わらずにきていました。右回りで距離短縮、馬場適性など敗因は色々考えられますが、一番はゲートを出て押して行くタイミングに躊躇がありすぎたこと。外の馬たちがテンからガンガン飛ばしているのに対し、こちらは構えてしまってその時点で差が付き、砂を被って馬がやる気を失ってしまっている。申し訳ありません。この後は一旦美浦に戻して立て直し、また新潟開催を目標にしていこうと考えています」これって、大野に対する怒り!? まぁ僕もそう思う。次こそは・・・。明日はジオラマが出走する。競馬は何が起きるかわからない。勝つかも・・・。

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念願の勝利へヴィオ!

2021-06-11 20:33:41 | Weblog

 巨人の威厳はどうした⁉ 巨人はジャイアンツ傘下3Aサクラメントから自由契約になった山口俊(33)と契約したと発表した。山口は2019年オフに巨人では初めてとなるポスティングシステムを容認され、メジャーに挑戦。昨季はブルージェイズで17試合に登板し、2勝4敗、防御率8.06に終わった。2年目の今年2月に戦力外となり、ジャイアンツとマイナー契約を結んだが、3A、5試合で0勝3敗、防御率6.17。メジャー昇格はできず、帰国となった。これに飛びついたのが、投手陣の台所が苦しい原巨人。しかし大物巨人OBがこの補強に対して続々苦言を呈している。重鎮の広岡達郎氏が雑誌のコラムで「メジャーがいいと言って一度飛び出した人間をまた取りに行くとは、何と情けない巨人になったのかと思う」と嘆けば、前OB会長の柴田勲氏も同じく「獲得するべきではないと思う。節操がない。出たり入ったり…以前の巨人なら考えられなかった」と。これに対し、巨人の大塚副代表は「先発も後ろ(救援)も両方足りない。先発もリリーフもできる山口を補強するのだ」と言っているが、僕はこのコマ不足は原監督の投手起用法や井納に大枚を叩いて獲得した補強の失敗がこの要因になっていると思っている。これを機に先日2試合に先発した高卒3年目の横川ら若手をどんどん使えないものなのか。僕が巨人を嫌う、何度と繰り返される巨人の補強策。いつまで経っても育てながら勝つができない巨人、益々ソフトバンクとの差が広がるばかりのような気がするのは僕だけだろうか。

 先週の6/5に英国エプソム競馬場で行われた【英オークス】はディープインパクト産駒の日本産馬スノーフォール(牝3歳)が2着馬に16馬身差をつけて優勝した。この着差は同レース243年の歴史で最大。降雨で湿った馬場に他馬の脚が上がる中、残り300mで先頭に立つと、鋭い脚で瞬く間にこの差をつけた。4年前の【英ダービー】で、1番人気に推されたディープ産駒サクソンウォリアーが4着に敗れた時、やはり日本産馬にエプソムの坂は無理かと思ったがその無念を一気に晴らした。スノーフォールはアイルランドのクールモアスタッドが母ベストインザワールドを日本に送り、ディープインパクトを交配し誕生した牝馬。母の全姉ファウンドは15年【BCターフ】、16年【凱旋門賞】などG1を3勝している。世界的に評価が高まるディープインパクト産駒の欧州クラシック制覇は12年【仏1000ギニー】のビューティーパーラー、17年【英2000ギニー】のサクソンウォリアー、【仏ダービー】のスタディオブマン、20年【仏オークス】のファンシーブルーに続いて5頭目。英オークス馬はその後も活躍する名牝に育つことが多く、圧勝した馬ならさらにその確率は高い。17年のエネイブルは5馬身差、20年のラブは9馬身差の勝利だった。この結果を受け、イギリスのブックメーカーはスノーフォールを【凱旋門賞】の1番人気に設定した。【凱旋門賞】は3歳牝馬の活躍が顕著、日本産馬の制覇も夢ではない!
 競馬いい話もあれば、悪い話も・・・。米国3冠の最終戦【第153回ベルモントS】(2400mダート)L・サエス騎乗の1番人気エッセンシャルクオリティ(米ケンタッキー州産、米B・コックス厩舎、牡、父タピット)が先団追走から直線で抜け出し、2着ホットロッドチャーリーに1馬身1/4差をつけて快勝した。 タイム2分27秒11。通算7戦6勝、GIは3勝目。コントレイルの近親にあたるエッセンシャルクオリティは昨年の2歳王者で、1番人気に推された前走の【ケンタッキーダービー】では4着に敗れていた。馬主のゴドルフィンは、【英ダービー】でのアダイヤーに続き、英米同日クラシック制覇となった。3番手につけた日本のフランスゴデイナ(森厩舎、牡)は残り800m過ぎで失速して競走を中止したと当初発表があったが、7着馬と55馬身3/4差の着差の8着となった。結果は結果だが、騎乗したR.サンタナJr.のコメントは次のとおり。「馬のコンディションはとても良い状態で、良いスタートを切ることができました。前に行く馬が他にいたので結果としてタフなレースになってしまいましたが、馬は一生懸命頑張ってくれました。個人的には距離はマイルくらいが良いと思います」管理する森調教師も「馬の調子はよくレースでの行きっぷりも良かったですが、最後は疲れてしまったようです。ジョッキーも言っていましたが、距離は1600mまでが良いのかなという感じです。砂を被るのが嫌なので前に行かせましたが、結果としてハイペースになりきつい競馬となってしまいました。レース後の馬は特段問題もなく元気そうです」とのこと。馬主の意思もあるだろうが、マイルまでの馬をこのようなレースに使うのはいかがなものか。レース後、馬に問題がなかったのが朗報だったが・・・なんか後味の悪いニュースだった。

 明日の予想。まずは東京のメイン【ジューンS】。本命は11番シルヴァーソニック。2200以上は堅実に走っている馬で、前走は33秒台の脚は少頭数で脅威。相手は1,5,6,7,8,9番。中京メイン【桑名S】は11番カレンシュトラウス。ようやく本格化してきた。昇級戦になるが、ここも通過点だろう。相手は1,2,4,7,9,10番。札幌メイン【大倉山特別】は5番オシリスブレイン。血統的にも府中の1400mより洋芝の1200mの方が合いそう。鞍上強化でここへ狙い。相手は7,9,10,11,12,13番。
  

 今週の一口馬。今週は2頭出走予定で、1頭目はそろそろ未勝利を卒業したいヴィオマージュ。明日の札幌3R【3歳未勝利】(1000mダート)に出走する。牧調教師によると、「札幌に到着後も順調。土日どちらの番組に向かうかギリギリまで検討しましたが、日曜日は天気が崩れる予報で決着タイムが速くなりそう。メンバー的にも与し易いのではとこちらを選択させてもらいました。今回は1ハロンの距離短縮がカギとなるため、とにかくスタートに気を付けるようジョッキーにも伝えています。何が何でもとハナにこだわってはいませんし、好位で流れに乗って競馬できるようなら。なんとかここで勝ち切りたい」とのこと。確かにメンバーを見るとヴィオマージュ以外は、馬券になったことがある馬が1頭しかいない。さすがにここでは力が違うと思うが、競馬って何が起きるかわからないからなぁ。もう1頭は大ベテラン・ジオラマが6/13中京9R【恵那特別】(1200mダート)に出走予定。さすがにこのクラスになると、若くて骨っぽいところが多くいるが、ジオラマ自身、暑い時期がダメなタイプで、使ってもあと2走だろうから、ここは全力投球に近いはず。年齢的にも、勝ち負けは良いから頑張ってほしい!

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競馬って本当に難しい!

2021-06-06 18:07:59 | Weblog

 陸上男子短距離の山県亮太(28・セイコー)が、今日の鳥取市のヤマタスポーツパーク陸上競技場で開催された《布勢スプリント》の男子100mで、9秒95(追い風2・0メートル)の日本新記録をマークした。サニブラウン・ハキーム(22)が2019年6月の《全米大学選手権》決勝で出した9秒97を塗り替えた。山県は17年9月の《全日本実業団対抗選手権》と銅メダルを獲得した18年夏の《ジャカルタ・アジア大会》で10秒00を出しており、自己ベストを0秒05更新した。《東京五輪》参加標準記録(10秒05)もクリアした。  日本勢で9秒台を出した選手は4人目。桐生祥秀(25・日本生命)が東洋大時代の17年9月に《日本学生対校選手権》で、日本選手初の9秒台となる9秒98をマークした。19年7月にロンドンで行われた《ダイヤモンドリーグ》では、小池祐貴(26・住友電工)が9秒98を出している。世界記録はオリンピック3大会連続金メダリストのウサイン・ボルト(ジャマイカ)が09年《世界選手権》で出した9秒58。山県は広島市出身。100mで広島・修道高時代に出場した09年《世界ユース選手権》4位。慶応大時代の12年に出場した《ロンドン五輪》では、予選で五輪の日本選手最速となる10秒07を出し、準決勝に進んだ。14年以降は腰痛に苦しんだが、16年に復調し、8月の《リオデジャネイロ五輪》では2大会連続で準決勝進出。準決勝では10秒05で自身が持つ五輪の日本選手最速タイムを塗り替えた。400mリレーでは第1走者を務め、銀メダル獲得に貢献した。これで《東京五輪》の代表候補選びがまた面白くなった。楽しみだ!

 ゴルフの話。《ヨネックスレディス》最終日。笠りつ子がトータル12アンダーまで伸ばして初日から首位を守り切り完全優勝を果たした。18番では2位の三ヶ島かなのが先にバーディを奪い一瞬並ばれたが、最後に2.5mのバーディパットを沈めて、ホールバイホールのデータが残っている1990年以降では史上10人目となるノーボギーで5年ぶりの優勝を手にした。19年には《NOBUTA GROUP マスターズGCレディース》で会場スタッフに暴言を吐き、それ以降の試合をすべて欠場したこともあった。それを経ての優勝、一度はゴルフをやめようという時期もあったらしいが、本当に見事な優勝だった。今年34歳、ベテランの域に達してきた笠だが、若い選手に負けず、これからも頑張ってほしい。
 女子ゴルフのメジャー《全米女子オープン選手権》第3ラウンド。が行われ、19歳の笹生優花は4バーディー、4ボギーの71で通算6アンダー、207とし、首位から1打差の2位に後退した。66と伸ばしたレキシー・トンプソン(米国)が通算7アンダーでトップ。99位から71で回った畑岡奈紗は1アンダーで6位に上がった。李晶恩(韓国)とアマチュアのメーガ・ガネ(米国)が3アンダーで3位。上原彩子は74で回り通算8オーバーの40位となった。笹生は強いときの出来になってきている。どれだけ我慢できるかだが、グリーン周りも抜群。レキシーには勝てるだろう。後は韓国勢がどれだけ伸ばしてくるか。

 国内男子ゴルフ《日本ツアー選手権森ビル杯》最終日は木下稜介(29・ハートランド)が68で回り、通算14アンダーで逃げ切り、ツアー初優勝を果たした。5打差の2位は古川雄大(23・フリー)。アマチュアの杉原大河(21・東北福祉大4年)は通算6アンダーの33位に入った。石川遼(29・CASIO)は67で回り、通算イーブンパーの20位。正直、もっと崩れるかと思ったが、木下の粘り強さには驚いた。松山、石川と同級生、遅咲きながら見事な勝利だった。それからまったく知らなかったのだが、2位の古川はいいゴルフをする。今後が楽しみな選手だ!
 今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第71回安田記念】は、川田将雅騎乗の8番人気ダノンキングリー(牡5歳・萩原清厩舎)がゴール前4頭並ぶ大激戦を制して勝利。連覇を狙った女傑グランアレグリアや、3歳マイル王シュネルマイスターらGⅠ馬6頭を撃破。東京競馬場で開催される5週連続GⅠのラストを飾る春のマイル王決定戦を制した。タイムは1分31秒7。アタマ差の2着にはグランアレグリア(1番人気)、さらに半馬身遅れた3着にシュネルマイスター(4番人気)が入った。競馬って本当に難しい!
 勝ったダノンキングリーだが、元々【毎日王冠】を買ったときには、中距離の王者になると思われた馬。ただ最近の走りを見てさすがに“終わった”と思っていた。今日の走りに関しては陣営と鞍上、そして馬の復活すべてが一致したからであろう。特に川田の騎乗は200点満点。ただこの馬、どこが一番走るのだろうか。僕はマイルより1800~2000だと思っているのだが・・・。2着グランアレグリアは位置取りが悪すぎた。よくあれでアタマ差2着まで追い上げたものだ。ルメールによると、手応えが前回と全く違っていて、呼吸的にも苦しそうだったとのことだが、やはりレース間隔が短いのが原因だろう。3着シュネルマイスターはよく走っている。3歳でこれだけ走るのだから今後がとても楽しみだ。4着インディチャンプは少し力んでいたようで、少し仕掛けも早かったか。ただ現状の力は出し切っているだろう。5着トーラスジェミニは驚いた。ただただそれだけ。8着サリオスはもっと前目で競馬したかったのだろう。また直線での不利も痛かった。この馬外国人騎手でないと大きいところは獲れない。
 ダノンキングリーは、父ディープインパクト、母マイグッドネス(母父Storm Cat)という血統。北海道浦河町・三嶋牧場の生産馬で、馬主は(株)ダノックス。通算成績は12戦6勝。重賞は19年【共同通信杯】、【毎日王冠】、20年【中山記念】に次いで4勝目。【安田記念】は管理する萩原清調教師は初勝利、騎乗した川田は15年モーリス、17年サトノアラジンに次いで3勝目となった。

 今週の一口馬。今日の中京10R【弥富特別】(1800mダート)にアースライザーが出走し、8番人気7着。結果は7着と期待はずれだったが、珍しく2勝クラスで、ラチ沿いの内々でもしっかりとした走りが出来ていた。ただジリ脚なので、どうしても行きたい進路がなくなってしまう。それでも今まででは一番目処の立つ内容だったのではないか。これで放牧だろうが、障害転向も含めて今後が少し楽しみになった。

 

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