女ウッズ強い!女子ゴルフの今季国内ツアー3戦目《ニトリレディス》最終日は単独首位で出たツアー通算1勝の19歳新人・笹生優花(ICTSI)が通算13アンダーで2戦連続優勝。1打差の2位で出た小祝さくら(ニトリ)との白熱した優勝争いを制した。10代による2戦連続優勝は、1988年のツアー制施行後では宮里藍、畑岡奈紗に次ぐ3人目の快挙。ツアー初優勝から2戦連続優勝も西田智慧子、表純子、畑岡に次ぐ4人目となった。 笹生は日本人の父とフィリピン人の母を持つ2001年6月生まれの19歳。昨年11月のプロテストに合格し、プロ2戦目となった2週前の《NEC軽井沢72》で21世紀生まれ初の優勝者となった。力強いショットや完成度の高いゴルフなどから異名は“女ウッズ”と呼ばれるように・・・。これからどれだけ勝つのだろうか。黄金世代もプラチナ世代も関係ない。怪我が泣ければこの娘が日本一になる日は近い!?
米男子ゴルフのプレーオフ第2戦《BMW選手権》第3ラウンドは3位で出た松山英樹は1イーグル、2バーディー、3ボギーの69と伸ばし通算1アンダーの209で、世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(米国)と並んで首位に立った。2打差の3位にアダム・スコット(オーストラリア)ら3人が続いた。タイガー・ウッズ(米国)は通算10オーバーで55位。一緒に回っているランキング1位のD・ジョンソンがチャンスにつける中、寄せワンでパーを拾う松山のゴルフは対照的。下手したら3~4打差は離される展開だった。それで終わってみたら同スコアなのだから、この我慢ゴルフは明日につながりそう。期待できるぞ!松山!
競馬の新馬戦。小倉5R【2歳新馬】(1200m芝)は、太宰啓介騎乗の4番人気アールラプチャー(牝・千田輝彦厩舎)が好位2番手から直線に入ってからもスピード十分の走りデビュー勝ちを果たした。タイムは1分08秒8。1馬身差の2着にはシャドウエリス(6番人気)、さらに4馬身差遅れた3着にコウエイブレイヴ(3番人気)が続き、1番人気のヴェックマンは6着に敗れた。アールラプチャーは、父が新種牡馬のミッキーアイルで、母ルージュノアール(母父ストーミングホーム)という血統。スタートも速く、行きっぷりも良かった。まだ余裕もあったし、短いところなら今後が楽しみ。
札幌5R【2歳新馬】(1800m芝)は、吉田隼人騎乗の2番人気ヴェローチェオロ(牡・須貝尚介厩舎)が中団から直線は外から伸びて初陣を飾った。タイムは1分55秒4。1馬身半差の2着にはカーディナル(4番人気)、さらに1馬身差遅れた3着にマイネルグスタフ(3番人気)が続き、1番人気のバッソプロフォンドは7着に敗れた。ヴェローチェオロは、父ゴールドシップ、母プレシャスライフ(母父タイキシャトル)という血統。馬場が向いたとはいえ、強い勝利であった。体も小さいし、今後についてはどうだろう
新潟5R【2歳新馬】(2000m芝)は、岩田康誠騎乗の2番人気ブラックラテ(牡・梅田智之厩舎)が中団から長い直線でしっかりと伸びてデビュー勝ちを果たした。タイムは2分06秒0。2馬身差の2着にはパープルレディー(4番人気)、さらにクビ差遅れた3着にヒシシュシュ(5番人気)が続き、1番人気のセブンサミットは4着に終わった。ブラックラテは、父ブラックタイド、母ラテアート(母父サクラバクシンオー)という血統。いい脚を長く使う馬だ。距離はもっと延びても良さそうだし、今後が楽しみ。
それにしても今年は評判馬がまったく勝てない。今日のセブンサミット、バッソプロフォンドもそう。よって来年のクラシックが全く予想がつかない。僕はやっていないが、POGもあまり点数が動かないらしい。僕の一口が中山デビュー予定。ひょっとしたら・・・。
重賞を振り返る。札幌11Rで行われたサマースプリントシリーズ5戦目【第15回キーンランドC】は、坂井瑠星騎乗で5番人気のエイティーンガール(牝4歳・飯田祐史厩舎)が道中は最後方追走から、3~4コーナーで順位を上げて直線に向かうと、大外から鋭い末脚を発揮して差し切り快勝。重賞初制覇を飾るとともに、【スプリンターズS】への優先出走権を手にした。タイムは1分10秒6。1馬身1/4差の2着に好位追走から押し切りを図った2番人気のライトオンキュー、さらに半馬身差の3着には9番人気のディメンシオンが食い込んだ。なお僕が本命に推した1番人気のダイアトニックは15着に終わった。
勝ったエイティーンガールは重馬場が得意というのもあったが、圧勝だった。今後もこういう馬場になれば出番があるかも・・・。2着ライトオンキューは満を持して追い出したが、この馬場で他に切れる馬が1頭いたということ。相手が悪かった。3着ディメンシオンは松田の作戦勝ち。ライトオンキューの後ろにつけ好走。15着ダイアトニックは何にもできなった。重馬場の洋芝、58㌔と敗因は考えられるが、負けすぎ。この馬で秋のGⅠを考えていたが、こんなんじゃ・・・がっかり。
エイティーンガールは、父ヨハネスブルグ、母センターグランタス(母父アグネスタキオン)という血統。北海道日高町・庄野牧場の生産馬で、馬主は中山泰志氏。通算成績は16戦5勝。重賞は初勝利。管理する飯田祐史調教師、騎乗した坂井瑠星ともに【キーンランドC】初勝利となった。
新潟11Rで行われた【第404回新潟2歳S】は、戸崎圭太騎乗の3番人気ショックアクション(牡・大久保龍志厩舎)が好スタートから先団で競馬を進めると、直線では末脚を豪快に伸ばして後続の追撃を振り切り快勝。デビュー2連勝で重賞初制覇を飾った。タイムは1分34秒6。2着にはブルーシンフォニー(1番人気)、3着にはフラーズダルム(2番人気)が続いた。
勝ったショックアクションだが、戸崎が馬場の良い所を選んで抜け出した。レースセンスも良く、まだこれから良くなりそうで楽しみだ。2着ブルーシンフォニーは勝ち馬の最後の脚に負けた感じ。ただ先々楽しみはある。3着フラーズダルムは切れる脚がイマイチ。どちらかというと、長く脚を使うタイプ。よって距離伸びてもOKだろう。僕が本命に推した4着ファルヴォーレは良くがんばった。成長すれば、もっと良いパフォーマンスを見せられる。6着セイウンダイモスもこれから良くなりそう。 ショックアクションは、父Gleneagles、母Reset In Blue(母父Fastnet Rock)という血統。愛・Scuderia Effevi Srl & Dioscuri Srlの生産馬で、馬主はゴドルフィン。通算成績は2戦2勝。【新潟2歳S】は、管理している大久保龍志調教師、騎乗した戸崎圭太ともに初優勝となった。
今週札幌競馬に計15鞍(取消1頭除く)に騎乗したC・ルメールが未勝利に終わった(2着5回、3着2回)。ルメールがJRAで騎乗した週で未勝利となったのは、2018年1月13日・14日週以来、2年7ヶ月ぶりの出来事。 また、2018年1月13日は騎乗停止により騎乗しておらず、2日以上騎乗した週で未勝利となったのは2017年1月21日・22日週以来、3年7ヶ月ぶりとなる。今年通算ではJRA128勝。リーディング2位の川田に12勝差をつけ、4年連続リーディングに向け今年も首位を快走している。
今日の一口馬。新潟4R【3歳未勝利】(1200mダート)に出走したマイルポストはスタートを決めると先行集団に加わってダートコースへ。4番手で前3頭を見ながら競馬を進め、そのまま直線へ。いざ追い出すと、ジワジワと伸びて2頭を交わしたものの、あと1頭、2番手追走から抜け出した勝ち馬を捉えることはできなく2着でゴール。勝ち馬とは2馬身半差だった。あと未勝利戦はラスト1週。今後については、脚元の状態をよくチェックしたうえで連闘するか判断をくだすらしい。どうなる!?
もう1頭。アースライザーが札幌6R【3歳未勝利】(1700mダート)に出走。ダッシュが効いて、2番手でスムーズな競馬。3コーナー手前で逃げ馬を交わすと、少しフワッとしたが、後ろから2着馬が迫ってきたら、そこからもうひと伸びをして1着でゴール。待望の勝利をGETした。3度目の正直となった鞍上の山田敬士の好騎乗。ゴール過ぎてのガッツポーズは本人も期するものがあったのだろう。よくやった!天晴れ山田!