白鵬がまたひと回り大きくなったような気がする。【大相撲夏場所千秋楽】で昨日に6場所ぶりとなる38度目の優勝を決めた横綱白鵬(32)は横綱日馬富士(33)を寄り切り、完全復活となる13度目の全勝優勝を飾った。白鵬の久々の優勝は大関時代の平成18年夏場所の初V以降、1年も遠ざかるのは初めてのこと。昨年秋場所は横綱になって初めての全休した。17年ぶり4横綱になった今年の春場所は史書に脱落し、古傷を痛めて途中休場した。ただ今場所は2横綱が休場する中、第一人者の誇りも取り戻した。稀勢の里が休場した時には「10日間良く頑張った」と稀勢の里を労った。なんか人間味が溢れてきたような気がした。そんな白鵬だが、名古屋場所では通算最多勝利数の更新が待っている。このまま白星街道を突き進めば、11日目に元大関魁皇の持つ1047勝に並ぶ。名古屋場所が楽しみだ!尚、2度目の技能賞に選ばれ三賞は3場所連続の受賞となった、大関昇進を確実にしている関脇高安(27)は大関照ノ富士(25)に小手投げで敗れ、11勝4敗だった。
今日の競馬を振り返る。東京10Rで行われた【第84回日本ダービー】は僕が本命に推したC・ルメール騎乗の2番人気レイデオロ(牡・藤沢和雄厩舎)が制した。タイムは2分26秒9。3/4馬身差の2着はスワーヴリチャード(3番人気)で、さらに1馬身1/4離れた3着にアドミラブル(1番人気)が入った。
レースはマイスタイルが逃げ、トラスト、アルアイン、ダンビュライトなどが先行集団を形成。スワーヴリチャードは中団の前め、大外枠のアドミラブルは後方2番手を追走。レイデオロは向こう正面で一気にポジションを上げ、3コーナーで2番手へ。直線に入ると、最内で粘るマイスタイルを尻目に、馬場の中央からグングンと脚を伸ばして抜け出すと、スワーヴリチャードの追撃を退けてトップでゴールを駆け抜けた。さらに外から伸びてきたアドミラブルが3着に食い込み、マイスタイル(14番人気)が粘って4着。皐月賞馬アルアイン(4番人気)は5着だった。僕の馬券も単勝、複勝、馬単、3連複、3連単的中したが、実は僕は4着になったマイスタイル3着の3連複、3連単馬券を持っていた。配当は3連複136,880円、3連単497,540円。僕にとっては大きなクビ差だった・・・悲しい。
勝ったレイデオロは一にも二にもルメールの好騎乗が光った。ただその期待に応える馬の力があったこそ。この馬、まだまだ強くなる。2着スワーヴリチャードの四位も130%の騎乗。馬も左回りの方が良かった。ただ勝ち馬のほうに運があった。3着アドミラブルは先週のアドマイヤミヤビ同様、外枠と流れが痛かった。今日のところはM.デムーロより、ルメールの判断が上だった。4着マイスタイルは横山典の好騎乗。もう少し頑張ってくれれば良かったのだが、上位3頭と比べるのは酷か・・・。逆に5着アルアインの松山は【ダービー】のプレッシャーに負けたか。スタート良く、道中もすごくいいポジションを取れたのに、何も出来なかった。
レイデオロは、父キンカメ、母ラドラーダ(母父シンボリクリスエス)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は5戦4勝。重賞は2016年【ホープフルS】に次いで2勝目。
鞍上のルメールは【ヴィクトリアM】(アドマイヤリード),【オークス】(ソウルスターリング)に続いて3週連続G1制覇。これは01年のO・ペリエ以来最多タイの記録。ダービーは3回目の騎乗で初勝利。管理する藤沢和師も【オークス】に続いて同タッグで2週連続G1制覇となった。中央G1は歴代最多の26勝目。【ダービー】19頭目の挑戦で待望の初制覇を達成した。ルメールも、サトノダイヤモンドに騎乗してハナ差2着に敗れた昨年のリベンジに成功した。
東京12Rで行われた【第131回目黒記念】も、C・ルメール騎乗の8番人気フェイムゲーム(セン7歳・宗像義忠厩舎)が直線外から一気に伸びて、重賞5勝目を飾った。タイムは2分30秒9。半馬身差の2着はヴォルシェーブ(1番人気)で、さらに2馬身離れた3着にハッピーモーメント(13番人気)が入った。レースはメイショウカドマツが後続を大きく離して逃げたが、4コーナーで吸収。直線、馬群を縫うようにヴォルシェーブが抜け出したところを外からフェイムゲームが容赦なく差し切った。トップハンデの馬が【目黒記念】を勝ったのはポップロック(2007年)以来、10年ぶり。
勝ったフェイムゲームもルメールの好騎乗。【ダービー】と違い、速いペースでスタミナが問われるレースにルメールが対応。まぁこの馬にとってちょうどいい展開になったのは確かだが、勝ちきるのだから凄い。2着ヴォルシェーブは人気を背負っていたし、確実な競馬。ただ今日はルメールの日だったということだろう。驚いたのは3着ハッピーモーメント。7歳馬だが、ひと叩き効果があった。ここに来て力つけて来ている。
フェイムゲームは、父ハーツクライ、母ホールオブフェーム(母父アレミロード)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は22戦5勝(他に海外2戦未勝利)。重賞は2013年【京成杯】、14年【ダイヤモンドS】、【アルゼンチン共和国杯】、15年【ダイヤモンドS】に次いで5勝目。【目黒記念】は、宗像義忠調教師、ルメールともに初勝利。ルメールはこの日、【ダービー】に続き同日2重賞制覇となった。
巨人の広島恐怖症が酷い。この3連戦もおどおどした試合ぶり。まぁきちっとした野球ができていないのが大きな敗因だが、選手起用も首を捻る。まぁその選手起用についても書きたいことはたくさんあるが、ひとつ挙げるならセカンドで中井を使うべきではないだろう。あまりにも守備が悪いし、期待ほど打てない。それなら中井より確実な守備をするマギーか、チーム一守備の上手い寺内を使うべきだと思う。石川や立岡もしかり、巨人にはいい選手がたくさんいるはずだが・・・。その巨人は対広島戦も7連敗とし、今季の対戦成績は1勝10敗。同一カード11試合目での10敗は、球団史上ワースト。ちなみに今日首位にたった広島の貯金は10。つまり巨人の勝ち越しのほとんどが貯金となっている。
来週は【安田記念】イスラボニータが久々のGⅠ獲りに挑戦する。ただ香港馬2頭にライバルは多そう。今のところ、僕は人気薄を狙うつもりでいる。