3月の第5回《ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)》で3大会ぶりの優勝に導いた侍ジャパンの栗山英樹前監督(62)が5月末に任期満了で退任。現在その後任選定が進められているが、その侍次期監督候補に、前ソフトバンク監督の工藤公康氏(60)が一本化される方針であるらしい。工藤氏は「優勝請負人」と呼ばれ、現役時代は黄金期の西武を支えた左腕で11度のリーグ優勝、8度の日本一に貢献。FA移籍したダイエー(現ソフトバンク)、巨人でも日本一を経験。《日本シリーズ》には王貞治氏と並ぶ最多14度の出場を果たし、うち日本一に輝くこと11回。47歳まで現役にこだわり実働29年間で通算224勝を挙げ、3球団で《日本シリーズ》の勝利投手になった唯一の選手として、2016年に資格取得1年目で野球殿堂入りを果たした。また指導者としても2014年11月に指導者経験なしのまま古巣であるソフトバンク監督に就任。1年目にリーグ優勝からの日本一で完全制覇を成し遂げた。17年、20年を含めリーグ優勝3回、4年連続で《日本シリーズ》を制するなど、在任7年間で実に5度の日本一に輝いた名将だ。今回工藤氏に白羽の矢が立った要因は、その「短期決戦」での無類の強さではないか。投手出身監督らしく、守り勝つ野球を実践する中で特に継投の判断に長け、競った試合で脅威的な勝負強さを誇る。正直、僕は栗山の劇的優勝の後ではプレッシャーが大きくて依頼されても受けないのではと思っていたのだが…。まぁ、イチロー、松井秀喜、古田、井口らよりいいか。
今週は一口馬主募集のトップを切って、社台グループ1次募集の抽選結果が発表された。その中で僕が毎年出資しているのがG1サラブレッドクラブ。で、僕は今年も1頭だけ出資することが決定した。今年の僕の出資馬はメリオーラの22(父オルフェーブル)。今年3歳馬ですでに出資しているメリオルヴィータ(父ダイワメジャー・2仔)の半弟(4仔)である。一口70万円。メリオルヴィータが50万円だったから少し高めではあるが、1仔と2仔が早く勝ち上がり、3仔(父シュヴァルグラン)はPOGでも人気となっているので、この金額も致し方ないところ。体も大きく動きも良さそうで、心配はオルフェ産駒が牝馬の方が多く走っていることだけ。ただウシュバテソーロもオルフェ産駒、夢は大きく持ってみたい!
夢といえば、今日シルク・ホースクラブの募集馬の金額が発表された。その中で注目の的だったのがアーモンドアイの22(父エピファネイア)。なんと一口金額が480,000円であった。つまり計500口だから、2億4,000万円の募集である。正直、一口では初めて見る金額。ただもし、この馬がセレクトセールに出れば5億の値が付く可能性があるので、そう考えてみれば安価なのかも…。皆さんはどう思います? ちなみに僕は現在7頭ピックアップ。ここから、馬体や動き人気などを考慮して2~3頭に選ぶつもりである。
明日の予想。まずは福島メイン【鶴ヶ城S】。本命は7番サトノスライヴ。前走は不利がすべて。距離短縮は良いし、鞍上も勝ち鞍のある。相手は4,5,6,8,11,13番。中京メイン【白川郷S】は6番ルージュラテールで何とかならないか。強い馬が数頭いるが、芝に戻ればそんなに差がない。追切も良かったようで穴狙い。函館メイン【TVh賞】は6番アップリバーが面白そう。前走ハンデが軽かったとはいえ、好時計勝ち。函館の馬場も合いそうだし、番手の競馬もできる。鞍上は現在売り出し中の佐々木。相手は1,2,9,11,12,14,16番。
今週の一口馬の出走は2頭。まずはラナヴェット。明日の福島7R【3歳未勝利】(2000m芝・混)に武士沢騎乗で出走する。これまで1200m芝、1400mダートに挑戦して大敗しているが、今度は条件を大幅に変えての出走となる。管理する天間調教師によると「昨日は長めからジックリと時計を出しています。前走に向けての過程の中でなかなかの動きを見せてくれていましたし、何かキッカケがあれば変わってきていいはずです。そういった意味でも今回はこれまでとはまた条件を変えての一戦に臨むことにしました。減量騎手の起用も一つかとは思いますが、この後の方向性を見出すためにも経験を持ち合わせたジョッキーに依頼しています。内面の状態は上がっていますから、そこはこのままに送り出しましょう」とのこと。大激変を期待。もう一頭はテキサスフィズ。7/2(日)の 函館9R【渡島特別(牝)】(1700mダート)に松本大輝騎乗で出走予定。管理する西園正都調教師によれば「平地調教再審査に合格した後も問題なく進めることが出来ていました。先週の段階でもある程度動けていましたが、追い切った上積みから、28日の追い切りは更に良い動きを見せてくれたようです。先週に引き続いて松本大輝騎手に騎乗してもらいましたが、『先週よりも動きに素軽さが感じられましたし、馬場が重い中でも最後まで力強く走ることが出来ていました』とのことでした。力のいる馬場でも苦にせず、最後まで軽快な動きを見せていたようですし、このひと追いで態勢は整ったと見ています。前走のように馬混みに入ると、あからさまに突っ張って止めてしまう恐れがあるので、今回は1,700m戦を試させていただきますが、この距離ならすんなりと先行することが出来るはずです。仮に主張できない場合は出来るだけ揉まれない位置でレースを進めるように伝えているので、この条件で見直したいところです」とのこと。先行力はあるし、相性の良い松本騎乗。次につながる走りをしてほしいのがいちばんだが、馬券的にも今回が狙い目ではないかと密かに思っている。