人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

アーモンドアイの22は廉価!?

2023-06-30 19:00:45 | Weblog

3月の第5回《ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)》で3大会ぶりの優勝に導いた侍ジャパンの栗山英樹前監督(62)が5月末に任期満了で退任。現在その後任選定が進められているが、その侍次期監督候補に、前ソフトバンク監督の工藤公康(60)が一本化される方針であるらしい。工藤氏は「優勝請負人」と呼ばれ、現役時代は黄金期の西武を支えた左腕で11度のリーグ優勝、8度の日本一に貢献。FA移籍したダイエー(現ソフトバンク)、巨人でも日本一を経験。《日本シリーズ》には王貞治氏と並ぶ最多14度の出場を果たし、うち日本一に輝くこと11回。47歳まで現役にこだわり実働29年間で通算224勝を挙げ、3球団で《日本シリーズ》の勝利投手になった唯一の選手として、2016年に資格取得1年目で野球殿堂入りを果たした。また指導者としても2014年11月に指導者経験なしのまま古巣であるソフトバンク監督に就任。1年目にリーグ優勝からの日本一で完全制覇を成し遂げた。17年、20年を含めリーグ優勝3回、4年連続で《日本シリーズ》を制するなど、在任7年間で実に5度の日本一に輝いた名将だ。今回工藤氏に白羽の矢が立った要因は、その「短期決戦」での無類の強さではないか。投手出身監督らしく、守り勝つ野球を実践する中で特に継投の判断に長け、競った試合で脅威的な勝負強さを誇る。正直、僕は栗山の劇的優勝の後ではプレッシャーが大きくて依頼されても受けないのではと思っていたのだが…。まぁ、イチロー、松井秀喜、古田、井口らよりいいか。

 今週は一口馬主募集のトップを切って、社台グループ1次募集の抽選結果が発表された。その中で僕が毎年出資しているのがG1サラブレッドクラブ。で、僕は今年も1頭だけ出資することが決定した。今年の僕の出資馬はメリオーラの22(父オルフェーブル)。今年3歳馬ですでに出資しているメリオルヴィータ(父ダイワメジャー・2仔)の半弟(4仔)である。一口70万円。メリオルヴィータが50万円だったから少し高めではあるが、1仔と2仔が早く勝ち上がり、3仔(父シュヴァルグラン)はPOGでも人気となっているので、この金額も致し方ないところ。体も大きく動きも良さそうで、心配はオルフェ産駒が牝馬の方が多く走っていることだけ。ただウシュバテソーロもオルフェ産駒、夢は大きく持ってみたい!
 夢といえば、今日シルク・ホースクラブの募集馬の金額が発表された。その中で注目の的だったのがアーモンドアイの22(父エピファネイア)。なんと一口金額が480,000円であった。つまり計500口だから、2億4,000万円の募集である。正直、一口では初めて見る金額。ただもし、この馬がセレクトセールに出れば5億の値が付く可能性があるので、そう考えてみれば安価なのかも…。皆さんはどう思います? ちなみに僕は現在7頭ピックアップ。ここから、馬体や動き人気などを考慮して2~3頭に選ぶつもりである。

明日の予想。まずは福島メイン【鶴ヶ城S】。本命は7番サトノスライヴ。前走は不利がすべて。距離短縮は良いし、鞍上も勝ち鞍のある。相手は4,5,6,8,11,13番。中京メイン【白川郷S】は6番ルージュラテールで何とかならないか。強い馬が数頭いるが、芝に戻ればそんなに差がない。追切も良かったようで穴狙い。函館メイン【TVh賞】は6番アップリバーが面白そう。前走ハンデが軽かったとはいえ、好時計勝ち。函館の馬場も合いそうだし、番手の競馬もできる。鞍上は現在売り出し中の佐々木。相手は1,2,9,11,12,14,16番。


 今週の一口馬の出走は2頭。まずはラナヴェット。明日の福島7R【3歳未勝利】(2000m芝・混)に武士沢騎乗で出走する。これまで1200m芝、1400mダートに挑戦して大敗しているが、今度は条件を大幅に変えての出走となる。管理する天間調教師によると「昨日は長めからジックリと時計を出しています。前走に向けての過程の中でなかなかの動きを見せてくれていましたし、何かキッカケがあれば変わってきていいはずです。そういった意味でも今回はこれまでとはまた条件を変えての一戦に臨むことにしました。減量騎手の起用も一つかとは思いますが、この後の方向性を見出すためにも経験を持ち合わせたジョッキーに依頼しています。内面の状態は上がっていますから、そこはこのままに送り出しましょう」とのこと。大激変を期待。もう一頭はテキサスフィズ。7/2(日)の 函館9R【渡島特別(牝)】(1700mダート)に松本大輝騎乗で出走予定。管理する西園正都調教師によれば「平地調教再審査に合格した後も問題なく進めることが出来ていました。先週の段階でもある程度動けていましたが、追い切った上積みから、28日の追い切りは更に良い動きを見せてくれたようです。先週に引き続いて松本大輝騎手に騎乗してもらいましたが、『先週よりも動きに素軽さが感じられましたし、馬場が重い中でも最後まで力強く走ることが出来ていました』とのことでした。力のいる馬場でも苦にせず、最後まで軽快な動きを見せていたようですし、このひと追いで態勢は整ったと見ています。前走のように馬混みに入ると、あからさまに突っ張って止めてしまう恐れがあるので、今回は1,700m戦を試させていただきますが、この距離ならすんなりと先行することが出来るはずです。仮に主張できない場合は出来るだけ揉まれない位置でレースを進めるように伝えているので、この条件で見直したいところです」とのこと。先行力はあるし、相性の良い松本騎乗。次につながる走りをしてほしいのがいちばんだが、馬券的にも今回が狙い目ではないかと密かに思っている。

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強かった!イクイノックス!馬券は撃沈

2023-06-25 17:56:09 | 競馬予想

 まずはゴルフ。国内女子ツアー《アース・モンダミンカップ》最終日。激戦の中、72ホールを終えて岩井明愛と申ジエが通算13アンダーで首位に並び、18番(パー5)の繰り返しによるプレーオフに突入。申が1ホール目に制し、開幕戦《ダイキンオーキッドレディス》に続く今季2勝目を挙げた。この勝利で日本で通算30勝に到達したが、日本女子プロゴルフ協会の規定でツアーメンバー登録前の初優勝(2008年《ヨコハマタイヤ PRGRレディス》)と、米女子ツアーメンバーの資格で出場した2010年《ミズノクラシック》の優勝は通算勝利数に含まれないため、永久シード獲得の条件である30勝までは残り2勝となった。首位から出た岩井は最終ラウンドを「69」とし、「68」で追いついた申とのプレーオフへ。1ホール目をバーディとした申に対し、グリーン奥から4打目のアプローチを外して惜敗した。通算12アンダー3位に菊地絵理香。通算11アンダー4位に吉田優利、小祝さくら、菅沼菜々、笠りつ子、濱田茉優、サイ・ペイイン(台湾)の6人が並んだ。岩井と並んで首位で出た山下美夢有、稲見萌寧、岩井千怜、佐藤心結、ウー・チャイェン(台湾)が通算10アンダー10位だった。上田桃子、金田久美子らが7アンダー18位。前年大会覇者の木村彩子は6オーバー73位だった。稲見を応援したが、やはりまだショットが本調子には遠かった。申は前半我慢のゴルフ、無駄なボギーは打たないのはさすがだった。意外だったのは山下、肝心なところでパターが全く入らなかった。申ジエにはぜひあと2勝してほしい!天晴れ!

 国内男子ツアー《ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップbyサトウ食品》最終日。ジャパンゴルフツアー選手会主催大会を44歳の選手会長、谷原秀人が制した。谷原は首位と2打差3位から出て、7バーディ、1ボギー「66」をマーク。通算24アンダーで、初優勝を狙った20歳の長野泰雅と並んでプレーオフに突入。18番(パー4)を使ったプレーオフ1ホール目、ボギーに終わった長野に対してパーで勝負を決めた。谷原はツアー通算18勝目、40代で4勝目となった。長野は首位から出て、4バーディの「68」をマーク。レギュラーラウンドの18番で“入れれば優勝”の1mのバーディパットがカップに蹴られた。5週連続の最終日最終組で首位から出た中島啓太は5番のダブルボギーが響いて「70」止まりの通算22アンダー。8番でホールインワンを決めた大槻智春、植竹勇太と並ぶ3位に終わった。ディフェンディングチャンピオンの稲森佑貴は10位。前週の海外メジャー《全米オープン》に出場した石川遼は26位、永野竜太郎は29位で終えた。谷原の優勝は立派だが、情けないのは中島。せめてプレーオフには進んでほしかった。
 海外女子メジャー《KPMG全米女子プロゴルフ選手権》3日目。首位スタートのレオナ・マグワイア(アイルランド)が4バーディ、2ボギーの「69」で回り、通算7アンダーでその座をキープ。後続に1打差をつけ、メジャー初タイトルと2週連続優勝のかかる最終日に挑む。通算6アンダーの2位に、この日のベストスコア「66」をマークしたジェニー・シン(韓国)が浮上。通算5アンダーの3位にステファニー・メドウ(北アイルランド)。通算4アンダーの4位にイン・ルオニン(中国)とリーアン・ペース(南アフリカ)。通算3アンダーの6位に世界ランキング1位のコ・ジンヨン(韓国)とローレン・コフリンが続く。日本勢最上位の16位で決勝ラウンドに進んだ笹生優花は、6バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「69」と2つ伸ばし、通算2アンダーの8位に浮上した。古江彩佳も5バーディ、3ボギーの「69」をマークし、29位から通算イーブンパーの18位に順位を上げた。西村優菜は「72」で通算3オーバーの40位、畑岡奈紗は「73」で通算5オーバーの54位に後退した。笹生は16~18番が惜しかった。特に17番ロングでのボギーは痛かった。4アンダーぐらいにしておけば…。ただチャンスがないわけではない。笹生が強かった時の爆発力をみせれば…。
 米国男子ツアー《トラベラーズ選手権》3日目。首位タイから出たキーガン・ブラットリーが6バーディ「64」でプレーし、通算21アンダーの単独首位に立った。昨秋の日本開催《ZOZOチャンピオンシップ》以来となるツアー通算6勝目に前進した。通算20アンダーの2位に2019年大会覇者のチェズ・リービー。通算16アンダーの3位にパトリック・カントレー。通算15アンダーの4位にリッキー・ファウラー、アダム・スコット(オーストラリア)、首位から後退したデニー・マッカーシーが続く。ファウラーは1イーグル、8バーディの「60」とチャージをかけて41位から浮上した。22位で決勝ラウンドに進んだ松山英樹は1イーグル5バーディ、2ボギーの「65」と伸ばし、ロリー・マキロイ(北アイルランド)らと並ぶ通算12アンダーの15位に浮上した。初日68位の出遅れから着々と順位を上げて最終日に入る。 前週のメジャー《全米オープン》を制したウィンダム・クラークは通算8アンダーの33位にいる。松山の「65」は立派だが、正直後半もう少し伸ばせるゴルフだった。前半のゴルフなら、15アンダーぐらいは行けた感じだった。まぁベスト5フィニッシュを目指して頑張ってほしい!

今日の重賞を振り返る。阪神11Rで行われた【第64回宝塚記念】は、C・ルメール騎乗の1番人気イクイノックス(牡4・木村哲也厩舎)が後方2番手追走から勝負どころで外々を回って進出を開始すると、直線では大外から力でねじ伏せ優勝。海外遠征からの帰国初戦、初の関西コース、初の斤量58㌔も世界ランキング1位の実力を見せつけ、【天皇賞・秋】、【有馬記念】、【ドバイシーマクラシック】とGI4連勝&史上16頭目の【有馬記念】と【宝塚記念】の春秋グランプリ制覇を成し遂げた。2年連続で敗れた父キタサンブラックの雪辱も果たし、史上21頭目となるJRA獲得賞金10億円を突破。タイムは2分11秒2。2着はスルーセブンシーズ(10番人気)、3着にはジャスティンパレス(2番人気)が入った。
 勝ったイクイノックスだが、このメンバー相手に位置取りが後ろになり、大外からの競馬。少し早めに動き、内回りのトリッキーなコースを捻じ伏せた。本当に強いのひと言。この強さなら秋からの「大きいレース」も…。果たしてどこを目指すのか、楽しみになった。2着スルーセブンシーズは惜しいレースだった。直線でジャスティンパレスとジェラルディーナに挟まれロスがあった。もしそれがなければ…惜しい。3着ジャスティンパレスはイクイノックスが来たら、追い出さおうという作戦だったのだろうが、完全なキレ負け。最後差を詰めているだけに早めにスパートしていたらもっと際どかったのかも…。4着ジェラルディーナは武豊が奇襲を仕掛け4着。あの競馬で4着なのだから力はある。5着ディープボンドは本当に一生懸命走る馬だ。それで5着に入るのだから立派。底力は凄い! 
 イクイノックスは、父キタサンブラック、母シャトーブランシュ(母父キングヘイロー)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は8戦6勝(うち海外1戦1勝)。重賞は2021年【東スポ杯2歳S】(、22年【天皇賞・秋】、【有馬記念】、今年の【ドバイシーマクラシック(GI)に次いで5勝目。木村哲也調教師は宝塚記念初勝利、C・ルメール騎手は21年クロノジェネシスに次いで2勝目。
 来週から本格的な夏競馬が始まる。僕の一口馬で未勝利クラスにいる馬がまだ9頭いる。まぁ3頭ほどは勝ち上がってほしいと祈っている!

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宝塚記念はヒモ荒れ期待!?

2023-06-24 18:26:02 | Weblog

 今日はまずゴルフ。海外女子メジャー《KPMG全米女子プロゴルフ選手権》2日目。3打差を追ってスタートしたレオナ・マグワイア(アイルランド)が「68」をマークし、通算5アンダーの単独首位に浮上。メジャー初タイトルと、前週《マイヤーLPGAクラシック》に続く連勝に前進して決勝ラウンドに入る。通算4アンダーの2位にメル・リード(イングランド)、リン・シユ(中国)、セリーヌ・ボーグ(ノルウェー)。通算3アンダーの5位にミジン・リー(オーストラリア)と首位から後退したリーアン・ペース(南アフリカ)が続く。 世界ランキング1位のコ・ジンヨン(韓国)は「69」と伸ばし、33位から通算1アンダーの8位に浮上。歴代覇者のブルック・ヘンダーソン(カナダ)も同順位につけた。6位スタートの笹生優花は2バーディ、4ボギーの「73」とスコアを落とし、通算イーブンパーの16位で日本勢最上位。61位から出た西村優菜が1イーグル2バーディ、3ボギーの「70」とし、6位から「75」で後退した古江彩佳と並ぶ通算2オーバーの29位で決勝ラウンド進出を決めた。畑岡奈紗は「73」で通算3オーバーの41位。予選カットラインは5オーバーで、西郷真央は通算7オーバー90位、野村敏京は通算10オーバー119位、渋野日向子と勝みなみは通算11オーバー130位で予選落ちとなった。順位を落とした笹生、古江、畑岡だが、厳しい設定でまだ2日間あるので十分挽回できる。特に笹生は明日挽回すれば、メジャー2勝目も可能だ。

米国男子ツアー《トラベラーズ選手権》2日目。初日68位からスタートした松山英樹は6バーディ「64」と伸ばし、通算7アンダーの22位に急浮上して決勝ラウンドに進んだ。今日の松山はショットがさえ、グリーンを外したのは1ホールのみと、安定した内容でノーボギーラウンドだった。上位は伸ばし合いとなり、首位から出たデニー・マッカーシーが「65」で回ってその座をキープ。「63」をマークしたキーガン・ブラットリーも通算15アンダーとして、首位に並んだ。通算13アンダーの3位に同じく「63」で浮上した歴代覇者のチェズ・リービー。11アンダーの4位にエリック・コールが続く。大会連覇がかかるザンダー・シュフェレは通算8アンダーとし、ロリー・マキロイ(北アイルランド)、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)らと並ぶ10位。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは松山と同じ通算7アンダー。前週のメジャー《全米オープン》を制したウィンダム・クラークは通算5アンダーの41位。ジョン・ラーム(スペイン)は「71」とスコアを落とし、通算2アンダー83位で今季初の予選落ちを喫した。松山は首位とは8打差。まだ2日あるとはいえ、スコアの伸ばし合いの展開は優勝争いまでは厳しそう。ただベスト5には十分届く位置。ぜひ頑張ってほしい!

 国内女子ツアー《アース・モンダミンカップ》3日目。明日がとても楽しみになった。トップから3打差以内になんと12人がひしめく大混戦である。通算10アンダーの首位には2週連続優勝のかかる山下美夢、今季1勝の岩井明愛、ツアー1勝のサイ・ペイイン(台湾)が並んだ。山下は6バーディ、2ボギーの「68」、岩井明は4バーディ、2ボギーの「70」、サイは7バーディ、1ボギーでこの日のベストスコア「66」をマークした。通算9アンダーの1打差3位には2020-21年シーズン女王の稲見萌寧、今季2勝の岩井千怜、永久シードまで残り3勝の申ジエ(韓国)、ベストスコア「66」をマークした仁井優花の4人が並んだ。 通算8アンダーの8位には、ともにツアー初優勝を狙う桑木志帆と佐藤心結がつけた。山下、岩井姉妹、申の「4強」は本当に強いが、復活が待ち遠しい稲見に何とか頑張ってほしい。パターが入ってくれれば…。
 国内男子ツアー《ジャパンプレーヤーチャンピオンシップbyサトウ食品》3日目。首位から出た長野泰雅と2週前の6月《ASO飯塚チャレンジド》でプロ初勝利を挙げた中島啓太が通算20アンダーで首位に並んだ。長野は7バーディ、2ボギーの「67」でプレー。中島はボギーなしの7バーディ「65」でプレーして3位から浮上した。長野はツアー初勝利を、中島は通算3勝目を目指す。通算18アンダー3位に河本力、谷原秀人、ハン・リー(米国)。通算16アンダー6位に清水大成、植竹勇太、大槻智春が続いた。前年優勝者の稲森佑貴は「66」でプレーして通算13アンダー13位。前週の海外メジャー《全米オープン》に出場した永野竜太郎は通算8アンダー48位、石川遼は通算7アンダー57位となった。5週連続の最終日最終組で回る中島だが、速くプロ2勝目を挙げてほしい。そして“ポスト松山”としての存在感を示して欲しい。

 明日の予想。まずは阪神メイン【宝塚記念】。ほぼ2強だと思っている。本命は世界最強馬5番イクイノックスで仕方なし。いろいろ穴馬探したが、イクイノックスに勝てる要素が見つからなかった。よって相手に穴目を多く狙う。その相手は阪神は意外と走る3番、叩き2戦目7番、昨年【JC】馬の8番、この距離はいい11番、逃げたら粘れる15番、まだ底みせていない17番。9番ジャスティンパレスと10番ディープボンドは今年に入って3000m越え2走でおつりがないと切ってみる。東京11R【パラダイスS】は14番テンハッピーローズ。最近善戦はするが、馬券にならない走りを続けているが、府中のこの条件は合う。今回馬券にならなければどこで狙う!?相手は2,5,6,7,9,10,番。函館メイン【大沼S】は12番アドマイヤルプス。オープン勝ちに【フェブラリーS】5着はここで一枚力が上。小回りコースへの対応が鍵になるが、前々で運べる器用さが出てきたので何とか対応してくれるだろう。相手は1,2,3,8,10,11番。

 今日の一口馬。アースライザーが東京10R【日野特別】(1600mダート・混)に木幡巧騎乗で出走し10番人気ながら結果6着と頑張った。レース後の鈴木慎調教師は「一瞬勝ったかなと思ったんですけどね。枠が決まった時にコレならと期待したのですが、結果的に枠と展開に泣かされる形となりました。スローの一団で外々を回らされてしまい、なかなか溜めがつくれなかったところ。その分最後は止まってしまいましたね。どこかでスッと内に入ってひと溜めできていれば、もっと伸びたはずです。ただ、今日は結構良いメンバーが揃った中でもあの競馬ができましたし、力を付けているのは確かですよ。権利が取れなかったのでこの後の予定が立てづらいですが、またいろいろ考えてみます」とのこと。5着に入ってこれまで好走経験のある札幌を目指して欲しいと思ったのだが、その点は残念。ただ鈴木師が

言うように確かに力を付けている。何とか札幌に出走してほしい!

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地方で2頭勝ち上がり!

2023-06-23 18:32:04 | Weblog

 埼玉西武ライオンズの親会社である株式会社西武ホールディングス(HD)の定時株主総会で、球団についての質問が飛んだという。
 株主のおひとりが「両エース(高橋光成投手と今井達也投手)のことです。私はよく妻と食事をしながら西武の試合を見ますが、両エースが出てくると非常に見苦しい。と言うのは、髪型のことです。スポーツ選手としてどうかと思う。山川選手もプレーしていた時は、金色の太いネックレスをじゃらじゃらして、ダボダボのユニホームを着て、何か西武のクリーンなイメージがダメージを受けていた気がします。この点は、球団から注意できないものでしょうか。それとも個性として見過ごしているのでしょうか」とただした。回答に立った奥村剛球団社長は「選手起用、作戦面につきましては、選手の状態を最も知り尽くしている現場の松井(稼頭央)監督にお願いしております」とする一方、身だしなみなどについて「貴重なご意見をいただきましたので、球団として適切に対応、建設的にやってまいりたいと思います」とフロントが責任を持つ姿勢を示した格好。西武ファンではないが、高橋&今井の髪形については僕も以前から思っていた。“なんか清々しさがない”と・・・。スポーツの世界だから成績を上げればいいのだが、この2投手についてはもっと活躍できる資質があると思っているので尚更である。ただ髪を短くしたからって成績がすぐ上がるものではないのも確か。当然山川についての質問もあったようだが、まぁこればかりは球団がどう決めるかだけ。解雇、復帰・・・いずれにしても厳しい選択になる。

 明日の予想。まずは東京メイン【江の島S】は3番ドゥラドーレス。デビューから2戦2勝で向かった【毎日杯】で0.2差の3着。それも出遅れてのものだからその潜在能力は高い。距離不向きの【菊花賞】4着以来となるが、東京は得意だしここは通過点。相手は1,4,7,9,12,13番。阪神メイン【天保山S】は12番オーヴァーネクサス。前走ははっきり言って距離不足。そして直線も坂のある方が良いタイプ。相手は3,4,6,10,11,14番。函館メイン【青函S】は人気でも3番メイクアスナッチ。まだ4戦しか走っていないが、前走の【NZトロフィー】は道中の接触がすべて。昨夏デビュー勝ちした洋芝の6ハロン。ここから再スタートだ。相手は5,6,8,10,13,15,16番。


今週の一口馬の出走はただ一頭。その前にこの1週間で走った2頭について紹介しておく。まず園田に転厩していたラブリアージェ。6/21(水)園田競馬10R【C1-4歳以上特別】(1400mダート)に出走し見事優勝した。これまでの2戦と違って、斤量が1㌔重かった分なのか、少し行き脚がつかず二番手からの競馬となった。ただ4角手前で鞍上が仕掛けると力通りに抜け出してくれた。これで3連勝とない中央再転入の条件を満たすことができた。次はJRAの舞台、1勝クラスなら十分太刀打ちできると思っている。もう一頭はジャーヴィス。この馬もラブリアージェと同じく6/21(水)園田8R【氷ノ山特別】(1400mダートに出走して見事優勝を果たした。JRAの芝を2戦使って17着、8着。先週の阪神のダート戦を視野に入れて調整していたが、こちらの交流戦に選出され出走することとなった。レースはゲートをモソっと出て位置取りは後ろ。キックバックを気にしてなかなか進んでいかず、1、2コーナーでは離れた最後方を追走。正直この時点で諦めた。しかし、向正面からすごい脚で追走し、1頭また一頭と抜いていく。4角手前では断然1番人気馬に並び一騎打ちに。ただそれで一瞬で、あっという間のその人気馬を置き去りにして7馬身離してのゴール。この結果に千田調教医師も「ビックリしました。ダートで変わり身を見せてくれたのは良かったですし、ようやく調教の内容が実戦に結び付いてくれましたね。ただ、ゲート内や道中の走りなど、まだ危うさを抱えているのは今後の課題だと思います。とにかく1つ勝ってくれたのは大きいですし、楽しみが広がる勝ち方だったので、馬の様子を見ながら今後のことを考えていきます」とのこと。本当にうれしい勝利だった。それにしても、僕のノルマンディーの馬は楽しませてくれる。大感謝だ!
 そして今週出走するのが、ジャーヴィスの半兄となるアースライザー。明日の東京10R【日野特別】(1600mダート・混)に木幡巧騎乗で出走予定。前走(4/1)は気性面の難しさをだして8着に敗れたが、鞍上の横山和がその能力を評価してくれていた。この中間の調整も巧く行ったようだし、広々とした東京ならなら気性難も抑えられそう。この夏は好走歴のある北海道も視野に入れているようだし、是非先々に繋がる走りをしてほしい。弟に負けるな!

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期待外れの一口馬たち

2023-06-18 18:19:26 | Weblog

 あまり差がつかなかったことで僕としてはイマイチの感じがしている《日本生命セ・パ交流戦》。DeNAが、ロッテの佐々木朗希に今季初被弾を浴びせるなど、6回4失点でKO。首位巨人が楽天に連敗を喫したことで、交流戦単独首位に浮上した。明日の日本ハム戦に勝つか、引き分ければ、無条件でDeNAの交流戦初優勝が決まる。果たして…。
 ゴルフ4連発。まずは米国男子ツアーメジャー第3戦。《全米オープン》3日目。初日から首位に立つリッキー・ファウラーが3バーディ、3ボギーの「70」でプレー。「69」としたウィンダム・クラークと首位で並び、メジャー初優勝に挑む。2019年2月《WMフェニックスオープン》以来となるPGAツアー6勝目、4年ぶりの復活優勝のチャンスを最高峰の戦いで手繰り寄せた。2014年《全米プロ》を最後にメジャーVから遠ざかっているロリー・マキロイ(北アイルランド)が1打差3位につけた。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーが7アンダー4位。ハリス・イングリッシュが6アンダー5位。日本での予選会を突破して大会初出場の永野竜太郎が4アンダーの8位につけた。松山英樹は1オーバー39位から6バーディ、3ボギーの「67」をマーク。ビクトル・ホブラン(ノルウェー)、ミンウ・リー(オーストラリア)と同じ通算2アンダーの12位に浮上。桂川有人は3バーディ、6ボギー1ダブルボギーの「75」で回り5オーバー50位に後退。2オーバー49位スタートの石川遼は6ボギー1ダブルボギー「78」と崩れ、通算10オーバーの65位に沈んだ。熊本出身の永野、松山と共に頑張れ!
 米国女ツアー《マイヤーLPGAクラシック》3日目。11アンダーの単独首位から出た古江彩佳は6バーディ、3ボギーの「69」で回り、通算14アンダー。一歩後退してトップに1打差の2位で最終日を迎える。昨年7月の《スコットランド女子オープン》以来となる米ツアー2勝目をかけて、15アンダー首位に立ったベテランのエイミー・ヤン(韓国)を追う。古江と同じ14アンダー2位に2週連続優勝を狙うアシュリー・ブハイ(南アフリカ)とリン・シユ(中国)。アリヤ・ジュタヌガン(タイ)、キム・ヒョージュ(韓国)、レオナ・マグワイア(アイルランド)が13アンダー5位で並ぶ。カットライン上の2アンダー55位で決勝ラウンドに進んだ勝みなみが1イーグル7バーディ、2ボギーの「65」をマーク。通算9アンダーの13位に急浮上した。畑岡奈紗は24位からバーディなし、2ボギーの「74」で通算4アンダーの49位に後退。西村優菜も「74」で55位からイーブンパー70位に順位を下げた。古江、優勝目指して頑張れ!
 国内女子ツアー《ニチレイレディス》最終日。単独首位から出た山下美夢有が3バーディ、ノーボギーの「69」をマークし、後続に3打差をつける通算17アンダーで今季4勝目を飾った。初日から首位を守り切る貫禄の完全優勝。昨年は《サロンパスカップ》最終日の「母の日」に優勝し、今度は「父の日」に節目のツアー通算10勝目を挙げた。「21歳320日」での通算10勝目は、宮里藍の「20歳105日」(2005年)に次ぐ2番目の年少到達。また通算17アンダーは昨年に西村優菜が記録した大会レコードタイだった。山下と同じ最終日最終組で回った岩井ツインズの姉・明愛が14アンダーの2位、同じく妹・千怜と佐久間朱莉が12アンダーの3位になった。通算10アンダーの5位に福田真未、鶴岡果恋、木村彩子の3人。通算9アンダーの8位にサイ・ペイイン、穴井詩、後藤未有、永井花奈、野澤真央、東浩子の6人が並んだ。山下の無双状態。本当に強い!距離が出るわけでもないのにこの強さは宮里藍の「強さ」に通ずるところがある。天晴れ!
 国内男子ツアー《ハナ銀行インビテーション》最終日。日韓両ツアーによる共催競技で、前週のプロ初優勝から2週連続のタイトル獲得を狙った中島啓太は2位に終わった。4週連続となる最終日最終組で首位から出て、5バーディ、1ボギーの「69」。通算19アンダーとしたが、優勝したヤン・ジホ(韓国)に1打及ばなかった。3位から出たヤンは1イーグル5バーディ、1ボギーの「67」で通算20アンダーとし、スタート前の1打差を逆転した。通算18アンダーの3位に佐藤大平。通算17アンダーの4位にジャン・ドンキュ(韓国)。河本力がこの日のベストスコア「66」をマークし、通算16アンダーの5位。最終日に1打差逆転のツアー初優勝を狙った長野泰雅は「74」と伸ばせず通算13アンダーの12位だった。はっきり言うぞ!中島情けない!やっぱりこういうところで勝ち切れないと…。期待が大きいだけに「喝!」

今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第28回ユニコーンS】は、C・ルメールの1番人気ペリエール(牡・黒岩陽一厩舎)が重賞初制覇。道中は中団から徐々に好位4、5番手に上がると、直線は抜群の手応えで楽に抜け出し後続に3馬身差をつけた。ドバイ遠征帰りの初戦を圧勝し、これで東京コース3戦3勝となった。タイムは1分35秒0。3馬身差の2着には離れた2番手を追走したサンライズジーク(7番人気)が粘り、さらに1馬身1/4差遅れた3着には僕が本命に推したブライアンセンス(2番人気)が直線で追い込んだ。
 勝ったぺリエールだが、力が一枚上だった。「強い」の一言。長くいい脚を使えるし、反応も速かった。これだけ走れば大きいところも…。2着サンライズジークは折り合い面も良く力を出し切った。ただ勝った馬強すぎた。3着ブライアンセンスは芝でのスタートが得意ではないようで、位置取りが悪くなった。ただいまのところのこの馬の力は出し切った。まだ成長途上でもっと強くなる。
 ペリエールは、父ヘニーヒューズ、母ソフトライム(母父フジキセキ)という血統。北海道新ひだか町・チャンピオンズファームの生産馬で、馬主は長谷川祐司氏。通算成績は6戦4勝(うち地方1戦0勝、海外1戦0勝)。重賞は初勝利。黒岩陽一調教師は【ユニコーンS】初勝利、C・ルメールは2015年ノンコノユメに次いで2勝目。
 一方、阪神11Rで行われた【第28回マーメイドS】は、西村淳也とコンビを組んだ1番人気ビッグリボン(5歳・中内田充正厩舎)が差し切って重賞初制覇。タイムは1分58秒5。3/4馬身差の2着は連覇を狙ったウインマイティー(3番人気)、さらに1馬身1/2差の3着には後方から末脚を伸ばしたホウオウエミーズ(10番人気)が入った。レースはシャーレイポピー、ヒヅルジョウ、ハギノメーテルが互いに譲らず激しい先行争い。離れた位置にビジン、タガノフィナーレ、シンシアウィッシュ、サンカルパが続き、さらに離れた位置からウインマイティーが追走。ビッグリボンは後方からの競馬となったが、レース中盤からじわりと前との差を詰めていく。4コーナーでは後続が追いつき、有力どころは手応え十分。直線半ばからは脚いろ良く伸びたビッグリボンとウインマイティーの争いになったが、最後はビッグリボンが力強く伸びて快勝。【菊花賞】馬の兄キセキに次ぐきょうだい重賞Vを果たした。
 ビッグリボンだが、西村の好騎乗だった。ウインマイティーとの差は位置取りの差。血統的にもまだ活躍が期待できる馬、注目したい。2着ウインマイティーはやりたい競馬ができたのでは…。枠がもう少し内だったら…。3着ホウオウエミーズは団野の好騎乗。ペースが流れていたので、インで脚が溜まっていた。僕本命ゴールドエクリプスは4着。ウインマイティーをマークしながらの競馬だったが、鞍上が若すぎる。4角で仕掛けるのが早かった。それでも力があるのはわかったので、次に期待したい。
 ビッグリボンは、父ルーラーシップ、母ブリッツフィナーレ(母父ディープインパクト)という血統。北海道日高町・下河辺牧場の生産馬で、馬主は石川達絵氏。通算成績は10戦5勝。重賞は初勝利。【マーメイドS】は中内田充正調教師、西村淳也ともに初勝利だった。

 今日の一口馬。オランジーが東京2R【3歳未勝利(牝)】(1600mダート)に出走したが、4番人気で7着に敗れた。鞍上の津村によると「元々硬さがある馬とは言え、前走よりも返し馬から硬さを感じました。パサパサの馬場だったことから余計にそう感じたのかもしれませんし、少し湿っているくらいの方が合うのでしょうかね。道中はずっと促し気味で溜めが利かなかった分、直線ではジリジリとしか伸びませんでしたが、最後まで止めることなく走ってはいました」とのこと。なんで直線で津村は内を選んだのだろう。もっとうまく乗ってほしかった。歯がゆい!もう一頭、ソレアが東京6R【3歳未勝利】(1400mダート)に出走したが、好スタートから周りの動きを見つつ先行するも、直線で追い出してから反応できず12着に敗れた。和田朗調教師よれば「馬体は減っていましたが、前走が数字上ゆとりがあるくらいでしたし、中間のカイバ食い、馬体の張りからそれが直接的な敗因とは思えません。ゲートは一番速いくらいで、その中で無理せずリズムを整えて直線へ向かいました。あとはそこからどれだけ伸びるかでしたが、う~ん、全く脚を使えませんでしたね…。ジョッキーに話を聞くと『ゲートをしっかり出てくれただけでなく、前走で1200mを使っていることもあってかスムーズに追走できました。むしろ直線へ向けて余力を残せるように抱えて行ったくらいで、道中の走りのリズムは悪くなかったと思います。それだけに、直線で手前を替えてから反応がなかったのはちょっと首を傾げてしまいます。いい走りをお見せできず申し訳ありませんでした』と話していました。ジョッキーが言うように追走はスムーズだったと思いますが、そこまで極端なリアクションはなかったものの、ちょっと頭を上げて馬の間に入るのを躊躇しているようにも見えたので、結果としては内枠でのプレッシャーがあったのでしょうか…。条件を戻して前進を期待しただけに、上手く行かず申し訳ございません。この暑い時期に走ったので、まずはレース後の状態をしっかり確認してから今後を判断していきます」とのこと。つまり敗因はわからないのだ。悩ましい限り。ガッカリ!競馬って難しい。

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明日の一口馬は2頭「

2023-06-17 18:48:36 | Weblog

 レスリング《明治杯全日本選抜選手権》第3日。9月の《世界選手権》の代表選考会を兼ねて行われているが、女子57㌔級で《東京五輪》金メダルの金城(旧姓川井)梨紗子(サントリー)が1―11のテクニカルフォールで敗れ、自力での24年《パリ五輪》出場の可能性が消滅した。《東京五輪》62㌔級金メダルの妹・川井友香子(サントリー)も階級転向して出場した68㌔級で2位にとどまっており、姉妹ともに《パリ五輪》が大きく遠のいた。《東京五輪》直後に元選手の希龍さんと結婚した金城は、昨年5月に第1子となる長女を出産。その後、同年10月の《全日本女子オープン選手権》で、非五輪階級の59㌔級で実戦復帰。見事に優勝を果たすと、12月の《全日本選手権》でも59㌔級を制覇。今大会は東京五輪以来、約2年ぶりとなる57㌔級での実戦だったが、マットを離れていた期間に台頭した桜井に屈した。金城は16年《リオデジャネイロ五輪》63㌔級で金メダルを獲得すると、21年《東京五輪》は57㌔級で連覇を達成するとともに、姉妹優勝も果たした。しかし今日の敗戦によって、伊調馨、吉田沙保里続く五輪3連覇は、極めて厳しい状況に追い込まれた。
 ゴルフ4連発。米国男子ツアー、メジャー第3戦《全米オープン》2日目。メジャー初優勝を狙うリッキー・ファウラーが通算10アンダーの単独首位で大会を折り返した。18ホールの大会最少ストローク「62」を記録した初日に続き、8バーディ、6ボギーの「68」とアンダーパーで回った。PGAツアー1勝のウィンダム・クラークが1打差の2位。さらに1打差の8アンダー3位にファウラーと同じ「62」を初日にマークしたザンダー・シャフェレ、この日3つスコアを伸ばしたロリー・マキロイ(北アイルランド)がつけた。日本勢は出場の4人が全員予選を通過する快挙。1オーバー56位から出た永野竜太郎が6バーディ、3ボギーの「67」で回り、通算2アンダーの12位に浮上。桂川有人は「71」でイーブンパー、5月の《全米プロ》を制したブルックス・ケプカ、コリン・モリカワらと同じ30位で週末に進む。2オーバー83位だった松山英樹は5バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「69」でまとめ、通算1オーバー39位。大会連覇がかかるマシュー・フィッツパトリック(イングランド)らと首位との差11ストロークを追う。石川遼は1アンダー25位から3バーディ、4ボギー1ダブルボギー「73」とスコアを落とし、通算2オーバー49位に後退。世界ランキング1位のジョン・ラーム(スペイン)、トミー・フリードウッド(イングランド)らとともにもカットライン上で予選をなんとかクリアした。一方でフィル・ミケルソン、ジョーダン・スピースは1打及ばず3オーバーで予選落ち。アダム・スコット(5オーバー)、ジェイソン・デイ(9オーバー/ともにオーストラリア)、ジャスティン・トーマス(14オーバー)らビッグネームも2日間で姿を消した。熊本出身の永野が、松山を上回るスコアで上位進出を狙う。まだ国内ツアー未勝利の永野が20位以内にはいったらこれまた快挙だ!皆頑張れ!
 米国女子ツアー《マイヤーLPGAクラシック》2日目。初日に5人が並んだ首位から古江彩佳が初日の「66」に続いて5バーディ、ボギーなしの「67」をマークして通算11アンダー。今季初勝利、米ツアー通算2勝目へ単独トップに立った。1打差の2位にキム・ヒョージュ、エイミー・ヤン(ともに韓国)、カルトタ・シガンダ(スペイン)、レオナ・マグワイア(アイルランド)のが並ぶ。さらに1打差の9アンダー6位にミンジーリー(オーストラリア)ら6人が続く。1アンダー53位から出た畑岡奈紗は1イーグル、3バーディで「67」。通算6アンダーの24位に浮上「71」の西村優菜、「72」で回った勝みなみが通算2アンダーの55位で予選を通過した。勝と同じ2アンダーの34位からプレーした野村敏京は「75」で1オーバー98位に後退し、決勝ラウンド進出を逃した。来週からメジャーが2戦続くLPGA。そのメジャーに勢いをつける意味でも古江、畑岡にはぜひ優勝争いをしてほしい。特に今年好調の古江は十分優勝の可能性がありそう。
 国内女子ツアー《ニチレイレディス》2日目。単独首位からスタートした山下美夢有が7バーディ、ノーボギーの「65」で回り、通算14アンダーで首位をキープ。今季4勝目に前進して最終日を迎える。通算10アンダーの2位に岩井明愛。10バーディ、ノーボギーの内容で大会コースレコードを更新する「62」をマークし、58位スタートから優勝争いに飛び込んだ。通算8アンダーの3位に2週連続優勝がかかる岩井千怜が続いた。5バーディ、1ボギーで連日の「68」とし、最終日は山下、姉・明愛と同じ最終組でプレーする。通算7アンダーの4位に安田彩乃、後藤未有、佐久間朱莉、穴井詩、仲宗根澄香、サイ・ペイイン(台湾)の6人が並んだ。今や国内女子ゴルフは山下&岩井姉妹中心に回っている。ただ今回は山下のゴルフの方が上。優勝は山下だろう。
 日韓両ツアーによる共催競技《ハナ銀行 インビテーショナル》3日目。前週プロ初優勝を飾った中島啓太が2週連続優勝へ首位に浮上した。2打差2位から出て、5バーディ、1ボギーの「69」をマーク。通算15アンダーで、この日「65」を出したジャン・ドンキュ(韓国)と並んだ。20歳でツアー未勝利の長野泰雅が「69」で通算14アンダーとし、ヤン・ジホ(韓国)と並び1打差3位。首位から出た佐藤大平は2バーディ、2ボギーと伸ばせず、通算13アンダーの5位に後退した。 首位と3打差の通算12アンダー6位に稲森佑貴と杉本エリックが続いた。中島が2週連続で優勝したらひと皮むけるような気がする。本来なら《全米オープン》に出場していなくてならない選手。ぶっちぎりを期待!

 

 明日の予想。まずは東京メイン【ユニコーンS】。本命は13番ブライアンセンス。前走の走りを観て【ユニコーンS】に出走してきたら狙おうと思っていた馬。実績は他馬に劣るが、前走の時計は同日の古馬3勝クラスと同じだった。相手は1,3,5,7,9,12番。阪神メイン【マーメイドS】は13番ゴールドエクリプス。まだ3勝クラスの馬だが、2走前から馬が変わってきた。鞍上弱化も51㌔のハンデで人気落ちを考えれば、狙っても損はない。相手は2,3,4,6,8,9,12番。函館メイン【UHB杯】は10番イルクオーレ。昨夏同条件で2着。当時の3,4着はこのクラスを卒業している。ここでは力が一枚上だ。相手は2,3,5,6,12,13番。

 

 

今日の出走した一口馬は2頭。まずはアシセバイラが東京5R【2歳新馬】(1400m芝)に出走。レースは、ゲートを出てから二の脚がついて2番手を追走。そのまま直線へ向いて先頭に立とうとするも、最後は甘くなってしまい8着に敗れた。管理する辻調教師は「初めての競馬で輸送によってどう見せるかはひとつポイントでしたが、トレセン出発前と競馬場到着後、心身共にいい意味で変わりなく臨むことができましたね。競馬ではスッと勢いがついて外枠ながらスムーズにポジションを確保してくれました。勝ち馬が近づいたタイミングで少し力んだように見えたものの、道中に関しては悪くないリズムで駆けられていたと思います。ジョッキーに話を聞くと『ゲートを出てから無理せず番手につけることができたようにいいスピードを感じました。直線では体力面やまだトモを中心に緩さがあって結果的に坂で苦しくはなってしまったけど、レースセンスは良くて、経験を積んで力を付けてくれば楽しみです』と話していました。ジョッキーが言うようにまだこれからの成長は必要になるでしょうが、スッと前につけられるスピードとセンスの良さは見せてくれたので、この良さを活かして結果に結び付けていきたいです。今日は良い結果を出せず申し訳ございません」とのこと。直線の坂が堪えたが、スタート後のポジション取りや輸送を問題なくこなすなどセンスの良さは見せてくれたので、経験を重ねれば何とかなりそう。今後は一息入れる公算が高いが、初めて競馬の後になるので脚元や馬体、そして精神面のチェックをきちんとしてほしい。ホワイトクロウは東京12R【3歳1勝クラス】(1600mダート)に出走し15着。陣営はギリギリまでしっかりと見極めたうえで出走ゴーサインだったが、得意の東京コースで外枠スタートというこの馬にとっては歓迎の材料が揃っていたのにもかかわらず、まったく走ることができなかった。鞍上の話だと「調教の感触と競馬の内容を比較すると、もしかするとピークを越えて少し疲れが出てきていたのかもしれません…。あと、時計も速かったのがきつかったように思います。チャンスのある馬の騎乗依頼をいただいて嬉しかったですし、期待に応えたかったのですが、申し訳ありません」とのこと。たしかに今回は初めて頑張って3戦連戦だったので、疲れていたのかも…。またメンバーも揃っていて時計勝負となったのも分が悪かった。さすがにこの後はお休みになるだろう。その前にまず脚元を中心に状態をよく確認してもらいたい。10月の府中でしっかりと疲れを取ってから巻き返しを狙っていけたら…と思う。
 明日は2頭出走予定。オランジーが東京2R【 3歳未勝利(牝)】(1600mダート)に出走する。心身共にコンディションは良好のようだから、今回はしっかりと結果を残してもらいたい。ソレアは東京6R【3歳未勝利】(1400mダート)に出走する。状態に関してはいい意味で変わりない。なんとか次につながる走りをしてほしい。

 

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今週の一口は4頭。2歳馬デビュー

2023-06-16 17:43:02 | Weblog

 広島で活躍した北別府学氏が今日、広島市内の病院で亡くなった。65歳だった。北別府氏は都城農で1年からエースとして活躍し、3年春の九州大会では完全試合を達成。75年ドラフト1位で広島に入団した。高校時代は甲子園出場経験がないため無名だったが、入団1年目から9試合に登板して2勝をマーク。2年目に先発ローテ入りし、3年目には10勝。4年目の79年には36試合に登板、チームトップの17勝を挙げ、球団初のリーグ優勝に貢献した。“精密機械”と呼ばれた制球力で、78年から11年連続で2ケタ勝利。初の開幕投手を務めた82年は、自己最多の20勝を挙げ、最多勝と沢村賞を獲得した。86年はシーズン終盤の9~10月に7勝0敗と驚異の成績を残し、リーグ優勝の立役者に。沢村賞、最多勝、最優秀防御率、最高勝率、MVPに輝いた。89,90年は2年連続で規定投球回に届かず、1ケタ勝利に終わったが、91年に11勝をマークし、最高勝率のタイトルも獲得した。92年7月16日の中日戦(ナゴヤ)では、球団史上初の通算200勝を達成。そのオフ、球団初の1億円プレーヤーになった。94年限りで現役を引退。01年から4年間、投手コーチを務め、黒田博樹らを指導した。12年には野球殿堂入りした。ただただ残念。合掌。

 今日は競馬の話を3つ。まずは名牝の話。牝馬として史上初めて【BC(ブリーダーズカップ)クラシック】を制すなど輝かしい実績を残した米史上屈指の女傑ゼニヤッタが、繁殖牝馬を引退することが発表された。現在19歳のゼニヤッタはストリートクライ産駒。2007年のデビューこそ3歳秋と遅かったが破竹の快進撃を続け、2008年には【ブリーダーズカップレディーズクラシック(現BCディスタフ)】などを制覇。翌09年には牡馬相手の【BCクラシック】で歴史的勝利を挙げ、引退戦だった10年の【BCクラシック】で2着と初黒星を喫したものの、20戦19勝、G1レース13勝をマークし、10年の米年度代表馬および08年から3年連続の米最優秀古牝馬の栄誉に輝いた歴史的名牝である。ただそんな彼女も繁殖入り後は順風満帆ではなく、13年間の繁殖生活で死産や流産を繰り返し、競走登録できた産駒はわずか4頭だけ。それでデビューしたのは2頭のみで、どちらも未勝利に終わった。今月9日に出産したウォーフロント産駒の牝馬が最後の仔となるのだが果たして…。そう言えば、今年、シルクレーシングクラブでアーモンドアイの22(父エピファネイア)が募集される。日本の歴史的名牝の子供はいかに…。なおゼニヤッタは今後も繋養先のレーンズエンドファームで余生を過ごすらしい。いずれにしろ、お疲れ様でした!

 母馬の次は種牡馬の話題。先週行われた米国三冠レース【ベルモントS】(2400mダート)に勝ったアルカンジェロ(牡3、父アロゲート)。管理するJ・アントヌッチ調教師は、米3冠競走の勝ち馬を送った最初の女性トレーナーとなった。アルカンジェロの父は前述のように【BCクラシック】や【ドバイワールドC】などG1・4勝のアロゲート。母系は近親に米最優秀3歳牝馬のラグストゥリッチズやカジノドライヴがいる良血馬。しかしながら、1歳時のセリで落札された価格はわずか3万5000ドル(当時のレートで約385万円)だったという。当時のアロゲートの種付料が7万5000ドルだから信じられない廉価だが、それは彼が生まれつき片方の睾丸が体内にとどまる潜在精巣(陰睾)の馬だったかららしい。陰睾の馬は牡馬として扱われるため、去勢馬の出走を認めている米国3冠はもちろん(去勢馬に出走資格のない)欧州や日本のダービーにも出走できるが、将来、種牡馬になれるかどうかはわからない。しかし日本でもなじみ深いエーピーインディは陰睾で産まれたものの手術を受けて名馬としての実績を残し、米国を代表する大種牡馬になっているので、もしかすると…。馬の世界もいろいろドラマがあるものだ。

 馬の次は騎手。JRAは4月15日から今月13日まで短期騎手免許で来日し、タスティエーラで【ダービー】初制覇を果たすなど35勝(勝率0.276)と大活躍したダミアン・レーン(29)に対し、今回の免許期間終了日の翌日から起算して1年間(23年6月14日~24年6月13日まで)、短期騎手免許が交付されないことを発表した。今年の制裁点数が所定の点数を超過したため、発給制限の対象となった。勝利に貪欲で、馬券を買う身や馬主の立場からすると頼りなる存在であったが、確かに強引すぎる騎乗が多かった。残念ではあるが仕方ない判断。これによってダービー馬・タスティエーラはまた松山に戻るのだろうか。ムーアあたりが乗るのかな!?

 明日の予想。東京メイン【スレイプニルS】は15番ヘラルドバローズ。ちょっと相手が強いが、陣営の戸崎を起用する作戦は一発ありの匂いが…。相手は2,5,10,12,14,16番。阪神メイン【米子S】は13番ジャスティンスカイが巻き返す。前走はポジショニングの差。それでいてジュネルマイスターと0.5差なら力負けではない。このメンバーなら十分勝ち負けになる。相手は3,7,8,9,10,12番。函館11R【STV杯】は8番イールテソーロで穴狙い。前々で運んで粘るタイプ。ローカル1200mがピッタリの馬で、スタートのいい丹内が53㌔なら…。相手は1,2,4,5,7,9,13番。
 今週の一口馬の前に残念な報告。いろいろ僕にドラマを魅せてくれたヴィオマージュが引退することとなった。先週6/10(土)の東京1R【3歳上障害未勝利】(障3000mダート)8着を受けて協議をおこなった結果、中央登録を抹消し、匿名組合契約を終了することとなった。そして昨日のサラブレッドオークションに出品され1,940,000円で売却されることとなった。ヴィオマージュは2歳の10月デビューで未勝利戦では2着が4回もありながら勝ち上がることできず、園田競馬へ。中央の実績を考えるとすぐに2勝して中央へ復帰すると思っていたら、予想外の苦戦続きで10戦目にしてようやく3勝を挙げ中央へカムバック。距離や走りの幅が広がったことで、1勝クラスなら十分に勝ち負けになると思っていたが、世の中そんなに甘くなく復帰した中央では11戦して未勝利だった。ただ障害にも3戦挑戦してくれたし本当に頑張ってくれた馬だった。元々960万円という廉価な馬だったため、最終的に2591万円(回収率269.9%)と馬主生活を楽しませてくれた馬だった。ヴィオマージュ購買先でも元気でね!
 今週の一口馬出走は4頭。3週目にして初の2歳馬がデビューする。キャロットのアシセバイラが明日の【2歳新馬】(1400m芝)に津村騎乗で出走予定している。今週の調教では津村に乗ってもらい、3頭で2番手を追走して終い併入の内容だった。津村によると「馬場はそれなりに重たい中でも脚を取られることなく、綺麗な走りができていました。癖もなくていいですね」と褒めてくれたようだ。正直、まだ食べたものが身になりにくいところはあるようだが、そのあたりは時間かけて良くなれば…と見ているとのこと。まずは次につながる走りをしてほしい。このところ4戦連続3着のホワイトクロウは明日の東京12R【3歳上1勝クラス】(1600mダート)に丸山騎乗で出走予定。追い切りは先週も今週も順調だったらしい。あくまでも馬の状態次第で出走を取りやめることも考えていたようだが、出走することは馬の状態は良いということだろう。鞍上は、石橋に先約があってどうしても都合がつけられないということだったので、追い切りに続けて乗ってもらっている流れもあって(丸山)元気に。東京開催は秋までなく、今回が前半最終戦となる。なんとか好勝負してほしい。3頭目はオランジー。明後日の 東京2R【 3歳未勝利・牝】(1600mダート)に津村騎乗で出走を予定している。青木孝文調教師によると「追い切りは道中はオランジーが追走して、直線では内に進路を取って脚を伸ばすと、最後は1馬身ほど遅れてゴールしています。前週しっかりと負荷を掛けていますし、レース当該週となる今週は、70-40くらいでサッと脚を伸ばす程度でと考えていましたから、遅れは特に気にする必要はありません。今回は併せに掛かってしっかりとやる気を出してくれるかの確認がメインでしたが、自らグッとハミを取って走れており、前向きな気持ちが見られたのは良かったです。この中間もスクミが出たりすること無く、良い意味で状態面にも変わりはありません。前走は勝利まであと一歩のところまで迫りましたし、心身共にコンディションは良好ですから、今回はしっかりと結果を残してもらいたいところです」とのこと。前走2着、何とか初勝利を!もう一頭はソレア。明後日東京6R【3歳未勝利】(1400mダート)に松山騎乗で出走予定。和田朗調教師によると「調教の反応は悪くなくて先行馬にスッと追いつくことはできましたが、少し馬沿いを気にするようなところがあったので、フォローしながら終いを伸ばすようにしています。状態に関してはいい意味で変わりない」とのこと。これまで5,5,4,6着。何か一歩足らない状況、今度こそ馬券圏内に!

 

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2重賞馬券的中!

2023-06-11 17:38:38 | Weblog

 ちょっとレベルが違う。《全日本大学野球選手権》決勝、青学大が明大を0-4で下し、05年以来18年ぶり5度目の優勝を果たした。今秋ドラフト1位候補に挙がる最速153㌔右腕・常広羽也斗投手(4年・大分舞鶴)が先発し、7安打10奪三振で完封。走者を出しても要所で三振を奪うなど圧巻の投球を披露し、三塁すら踏ませなかった。打線は、初回1死から死球と安打で一、二塁の好機をつくると、4番・西川史礁外野手(3年・龍谷大平安)が左翼への適時二塁打を放ち、先制。なおも1死二、三塁で5番・松本龍哉内野手(2年・盛岡大付)の一ゴロの間にさらに1点を追加し、主導権を握った。三回、四回にも1点ずつ加点。チャンスを確実にものにした。先日の早慶戦を観ていて今年の東京六大学野球はレベルが低いなぁと思っていた。なのに明大が決勝まで来たのには驚いていたのだが、やはり東都六大学野球の方が上だった。もちろん1試合だけでははっきりしたことは言えないが、選手一人ひとりのレベルが違うような気がした。東京六大学、奮起せよ!
 ゴルフの話。《宮里藍サントリーレディス》最終日。単独トップで出た岩井千怜が5バーディ・1ボギーの「68」をマーク。トーナメントレコードとなるトータル23アンダーで初日から首位の座を守り切り、今季2勝目(通算4勝目)を自身初の完全Vで飾った。 トータル18アンダー・2位タイに山下美夢有と申ジエ(韓国)。トータル14アンダー・4位に木村彩子、金澤志奈が入った。寺岡沙弥香はトータル9アンダー・15位タイでベストアマを獲得。サントリーとスポンサー契約を結ぶ馬場咲希(代々木高3年)はトータルイーブンパー・49位タイだった。また、今大会を終えて8月の海外メジャー《AIG女子オープン》(全英女子)への出場権を新たに5人が獲得。優勝した岩井、4位タイのうち世界ランク上位者の木村、そしてメルセデス・ランキング上位3人(有資格者除く)の岩井明愛、穴井詩、吉田優利が全英切符を獲得した。優勝した岩井千は申ジエに1打差まで追い上げられたが、後半突き放したゴルフは立派。今回の勝利の自信は大きいだろう!
 国内男子ツアー《ASOイイズカチャレンジドゴルフトーナメント》最終日。3打差2位から出た中島啓太がプロ初優勝を遂げた。1イーグル6バーディ、1ボギーの「65」で回り、通算29アンダーで並んだ金谷拓実とのプレーオフに突入。18番を使う2ホール目でバーディを奪って競り勝った。2学年上でアマチュア時代から切磋琢磨し、3週連続で同じ最終組をプレーした“盟友”を逆転してのプロ転向後初タイトルにグリーン上で感極まった。21年《パナソニックオープン》以来のツアー通算2勝目。 単独首位で迎えた17番、2打目を大きく左に曲げて今大会71ホール目で初のボギーを喫し、バーディを奪った金谷に再びリードを許した。しかし、最終18番で3mを沈めるバーディ。プレーオフに持ち込み、白熱のマッチレースを制した。 地元福岡出身の岡村了が22アンダー3位に食い込み、ツアー初のトップ10入り。幡地隆寛が20アンダー4位。平田憲聖と塚田陽亮が19アンダー5位で続いた。蝉川泰果は谷原秀人らと同じ16アンダー14位でフィニッシュした。中島が復活V。日本の男子ゴルフ界が盛り上がるためには金谷、中島、蝉川が活躍する必要がある。ただそれは国内だけでなく、世界でも…。この3人が常に松山と一緒に世界で戦えるようになることを祈る!
 米国女子ツアー《ショップライトLPGAクラシック》2日目。トータル11アンダーの単独トップは35歳のダニ・ホルムクビスト(スウェーデン)。初日に続いて首位をキープし、あすはツアー初優勝に挑む。1打差のトータル10アンダーにはキム・ヒョージュ(韓国)、3打差のトータル8アンダー・3位にはアシュレー・ブハイ(南アフリカ)の歴代メジャー覇者2人が続いている。トータル7アンダー・4位タイにアタヤ・ティティクル(タイ)、ジェニー・シン(韓国)ら6人が続く。5人が出場する日本勢では、初日を13位で終えていた古江彩佳がこの日も好調。連日の「68」をマークし、トータル6アンダー・10位タイ。首位とは5打差。逆転優勝はもちろん、4試合連続となるトップ5入りを目指す。古江と同じく13位で発進した野村敏京は伸ばせず、トータル3アンダー27位タイ。初日92位と出遅れた勝みなみは、「67」とカムバック。トータル2アンダーまで戻し、36位タイで3試合ぶりに決勝ラウンド進出を果たした。西村優菜もイーブンパーで迎えたラウンドで「69」と2つ伸ばし、勝と同じ36位タイで決勝へ。上原彩子は前日に続きこの日も1つ落とし、トータル2オーバー・74位タイで予選落ちが決まった。古江の調子が良い。5打差は厳しいが優勝争いには絡みそう。
 競馬を振り返る。函館11Rで行われた【第30回函館スプリントS】は、横山武史とコンビを組んだ3番人気のキミワクイーン(牝4歳・奥村武厩舎)が直線鮮やかに末脚を伸ばして差し切り、初の重賞V。サマースプリントシリーズの初戦を制した。タイムは1分8秒2。3/4馬身差の2着には中団からじりじり伸びたジュビリーヘッド(5番人気)、さらに1馬身1/4差の3着には僕本命のトウシンマカオ(1番人気)が入った。レースはテイエムトッキュウが先手を取ったものの、ジャスパークローネ、カルネアサーダなども加わって速いペースを刻む。ただ直線半ばに入ると様相が一変。差し馬が台頭。中でも外から勢い良く伸びてきたキミワクイーンが断然の脚いろで、各馬を差し切った。
 勝ったキミワクイーンだが、外枠で立ち回りが難しいかと思っていたが、その危惧を吹き飛ばすような末脚。函館の馬場も合っているのだろう。2着ジュビリーヘッドは西村が完璧に乗ったが、1頭だけとんでもない馬がいた。ただただ運がなかった。3着トウシンマカオは枠を生かして迷わず位置を取りに行ったが、最後は止まってしまった。末脚を使うレースの方が良いのかも…。
 キミワクイーンは、父ロードカナロア、母チェリーペトルズ(母父ダイワメジャー)という血統。北海道安平町・追分ファームの生産馬で、馬主は浦邊輝實氏。通算成績は11戦5勝。重賞初勝利。【函館スプリントS】は奥村武調教師、横山武史ともに初勝利となった。

 東京11Rで行われた【第40回エプソムカップ】は、僕本命の横山和生の1番人気ジャスティンカフェ(牡5歳・安田翔伍厩舎)が後方3、4番手追走から直線で追い出されると、大外を一気に弾けて差し切り快勝。昨年1番人気4着の雪辱を果たし、待望の初タイトルを手にした。タイムは1分45秒5。1馬身1/4差の2着には2番手追走のルージュエヴァイユ(7番人気)、さらにクビ差遅れた3着に好位のインから脚を伸ばしたマテンロウスカイ(4番人気)が入った。

 勝ったジャスティンカフェだが、レースぶりが数段上手くなっていた。正直少し位置取りが悪いかと思ったが、しっかり差し切ったのだから、力が一枚上だった。まだまだ先のある馬で、もっと良くなる余地を残している。大舞台で期待したい。2着ルージュエヴァイユは枠順と馬場を考えて、先行策。力は出し切っているし、いい判断だったが、1頭強すぎる馬がいた。3着マテンロウスカイは良い競馬。ハナを切らずとも折り合えていたし、今後につながる競馬だった。
 ジャスティンカフェは、父エピファネイア、母カジノブギ(母父ワークフォース)という血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は三木正浩氏。通算成績は15戦5勝。重賞は初勝利。安田翔伍調教師、横山和生ともに【エプソムC】は初勝利となった。

 

 今日の一口馬。フェアリーピコが函館1R【3歳未勝利】(1200m芝)に出走。スタートでやや立ち遅れ二の脚がつかず最後方から。3コーナー手前では馬群に取り付いて直線を向くが、追ってからも目立った伸びがなく12着に敗れた。茶木調教師は「ジョッキーによると『ゲートで隣の馬が立ち上がったのを気にして一歩目が遅れてしまい、二の脚がつかずに最後方からの競馬になってしまいました。最後までバテずに走っているだけに前半もう少しスムーズに進めたかったです』とのことでした。スタートのこともありますが、この距離だといくらか忙しいところはあるのかもしれません。優先出走権を確保できなかったこともあるのでこのあとはいったん放牧に出させていただきますが、次走は条件も改めて検討したいと思います」とのこと。今回がデビュー戦以来3カ月ぶりの実戦で初めての芝と未知の部分が多い一戦だったが、贔屓目に見て前半こそ置かれ気味になったものの最後はバテずにしぶとさは見せていた。それでも未勝利戦がなくなるまで時間が短いのは確か。奇跡を祈る!

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一口馬勝利ならず!

2023-06-10 18:02:10 | Weblog

 パドレスのダルビッシュ有(36)が敵地でのロッキーズ戦に登板。5回1/3(100球)を投げ、被安打5の4失点で今季5勝目を手にし、メジャー通算100勝を達成した。日本人としては野茂英樹以来2人目の快挙。ダルビッシュは序盤から打線の援護もあり、2戦連続の白星。メジャー12年目で通算100勝(79敗)に到達だった。天晴れ!

 ゴルフ。国内女子ツアー《宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント》3日目。単独首位で出た岩井千怜が7バーディ、2ボギー「67」で回り、通算19アンダーに伸ばしてその座をキープした。5月《RKB×三井松島レディス》に続く今季2勝目、自身初の初日から首位を守る完全優勝をかけて明日に挑む。大会の優勝最少ストローク記録は2012年にキム・ヒョージュ(韓国)、21年に青木瀬令奈が記録した「271」(17アンダー)。ツアーの最少ストロークは16年の《大王製紙エリエールレディス》でテレサ・ルー(台湾)が記録した「264」(24アンダー)で、記録更新への期待もかかる。5打差の2位には大会連覇を狙う山下美夢有、脇元華、申ジエ(韓国)の3人が続いた。木村彩子、阿部未悠、安田彩乃が12アンダー5位。岩井明愛、永井花奈、フェービー・ヤオ(台湾)の3人が11アンダー8位で並んだ。前週優勝の川岸史果はイ・ミニョン(韓国)とともに8アンダー15位とした。大会を主催するサントリーとスポンサー契約を結ぶアマチュアの馬場咲希(代々木高)は5バーディ、3ボギー「70」で回り、菊地絵理香、安田祐香、佐久間朱莉らとともに4アンダー35位で最終日を迎える。岩井千の圧勝かと思われたが、17番、18番の連続ボギーでやや黄色信号。特に山下、申が5打差でいるので、アウトで2打でも縮めればわからない。
 国内男子ツアー《ASO飯塚チャレンジゴルフトーナメント》3日目。単独首位で出た金谷拓実が9バーディ、1ボギー「64」で回り、通算25アンダーに伸ばしてその座を守った。前週の国内メジャー《BMW日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ》に続く、初日から首位を守る2週連続完全優勝をかけて残り18ホールに挑む。3打差の2位には、この日のベストスコア「63」をマークした中島啓太がつけた。前週は金谷に2打差で敗れており、3週連続の最終日最終組でリベンジを狙う。 通算16アンダー3位に塚田陽亮、今季1勝の平田憲聖、いずれもツアー初優勝を目指す阿久津未来也、大堀裕次郎、地元福岡県出身の岡村了の5人が並んだ 通算15アンダー8位に杉原大河と木下稜介。通算14アンダー10位に稲森佑貴が続く。蝉川泰果は通算12アンダー17位。谷原秀人は通算11アンダー21位。河本力は通算9アンダー33位で最終日を迎える。ほぼ金谷と中島の一騎打ちか。これに蝉川、平田が絡めば、面白いのだが…。
 米国女子ツアー。《ショップライトLPGAクラシックby Acer》初日。首位には7アンダーでスウェーデンの35歳、ダニエラ・ホルムクビスト。1イーグル5バーディの「64」でプレーした。古江彩佳は3連続を含む4バーディ、1ボギーの「68」でプレーし、3アンダー13位発進。直近3試合でトップ5と好調を維持しており、昨年7月《スコットランド女子オープン》以来となるツアー2勝目を狙う。8試合連続で予選落ちや棄権が続いていた野村敏京も「68」でプレーし、古江と並んで13位。 前年大会覇者のブルック・ヘンダーソン(カナダ)は2アンダー25位。西村優菜はイーブンパー53位、上原彩子は1オーバー75位。勝みなみは2オーバー92位で初日を終えた。尚、笹生優花は欠場した。古江には十分チャンスがありそう。宮里藍の冠の大会が日本で行われているときに宮里藍が制した大会で古江が優勝したら…絵になる。

 明日の予想。東京メイン【エプソンC】は15番ジャスティンカフェ。【毎日王冠】でサリオスと0.1差など重賞で常に小差の馬。ここはその力を素直に信じる。相手は1,2,3,5,9,11,17番。阪神メイン【三宮S】は3番メイクアリープ。オープン初挑戦は少し敷居が高いかもしれないが、まだダートで底を見せていない馬。相手は1,5,6,7,11,12,14番。函館メイン【函館スプリントS】は1番トーシンマカオ。【高松宮記念】でも本命に推したが、不良馬場に屈してしまった。馬場はいいし、枠も1枠。58㌔でもここは貫禄ある走りを見せるはず。相手は6,7,11,12,13,14,15番。

 今日の一口馬は3頭出走。まずは今日の函館1R【3歳未勝利】(1200m芝)にエアフォルクが出走した。レースは五分のスタートで中団から。勝負どころから徐々に勢いをつけながら直線へ向かうとジリジリと脚を使うも前との差を詰めることはできず6着。12番人気を考えれば好走の部類もせめて掲示板を期待していただけに残念。鞍上の吉田隼は「出たなりで気分良く行かせることができたので、最後ひと脚使わせるつもりで進めたのですが、追ってから同じ脚色でダラッとした伸びになってしまいました。この距離でも決して忙しいということはなかったので、1200mに慣れてくれればもっとやれると思います。開幕週とはいえ雨が降った後の馬場で、もう少し軽い芝の方が良かったかもしれません』とのこと。この条件自体は悪くない感じ。このレースをキッカケに前進してもらいたい。続いてヴィオマージュが東京1R【3歳上障害未勝利】(障3000mダート)に出走し結果8着。鞍上の伴も
上へ上へ飛ぶ面があることを、以前乗っていた北沢から特徴をしっかり聞いて本番に臨んだようだが、東京のような大きな障害になると、馬も慎重になりながら飛越している様子が窺え、『稽古と実戦であまりにも飛越のギャップがある』とのこと。ただレースそのものよりも体力不足が大きい。このまま障害に向かってほしい気はあるが、陣営がどこまで我慢してくれるか…。近々なんかあるかも。そして期待したハリケーンリッジ。東京8R【3歳上1勝クラス】(1600m芝)に出走。圧倒的な1番人気だったが3着に敗れた。レースは五分のスタートを切り軽く促しながら先団につける。縦長の展開の中で外から追い上げていくが、最後は外に膨れていくロスもあった。結果的には続戦の疲れ、タフな馬場が響いたのかもしれない。それでも3着なのだからこのクラスでは力は上だろう。今後の頑張りに期待したいが、とりあえず2戦消化したのでここでひと息入れるだろう。明日もう1頭、フェアリーピコが明日の函館1R【3歳未勝利】(1200m芝)に佐々木騎乗で出走を予定する。まだ経験が足らないので次に繋がるレースをしてもらいたい。

 

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函館が始まるぞ!

2023-06-09 20:35:11 | Weblog

 7/6(木)~7/9(日) に行われる《全米女子オープン》最終予選がオレゴン州・ウッドバーンのOGAゴルフコースで開催された。この予選会は1日で36ホールを回り、上位2名が本選への出場権を獲得できるレギュレーション。世界中から集まった70名の中から見事勝ち抜けたのは、上原彩子と長野未祈の2人だった。 トップ通過した上原は2004年にプロ転向し、08年の《フジサンケイレディス》など、国内3勝の実力者。12年に米女子ツアーのファイナルQTを突破してからは海外を主戦場として活動していたが、今年3月の《LPGAドライブオン選手権》でシード権を喪失。今季はステップ・アップ・ツアーに戦いの場を移している。 2位通過した長野は米国在住の22歳で、西村優菜、古江彩佳らと同じプラチナ世代。15歳で出場した16年の《日本女子オープン》で畑岡奈紗と優勝争いを演じて注目を集め、その後も国内女子ツアーに数試合出場。高校卒業後に渡米し、現在はオレゴン州立大学のゴルフ部で活動している。これで《全米女子オープン》には、歴代覇者の笹生優花、畑岡奈紗など、計22人の日本人が参戦予定となった。出場予定選手は下記の通り(順不同)。 笹生優花、畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子、西村優菜、勝みなみ、山下美夢有、岩井明愛、岩井千怜、西郷真央、稲見萌寧、川崎春花、木下彩、三ヶ島かな、野村敏京、佐藤心結、上田桃子、脇元華、吉田優利、上原彩子、馬場咲希(アマ)、長野未祈(アマ)

22人って…一多すぎ!ただその分楽しみは増える。みんな頑張れ!

 競馬の話。シンガポール競馬を統轄するシンガポールターフクラブは、2024年10月をもって、クランジ競馬場での開催を終了すると発表した。27年3月までに同競馬場の土地を政府に返還するためで、約180年の歴史を持つシンガポールでの競馬開催は幕を閉じることになる。シンガポールでは1843年に競馬開催がスタート。2000年には【シンガポール航空国際カップ】が設立され、世界各国からトップホースが参戦した。日本調教馬は2006年にコスモバルク、07年にシャドウゲイトが優勝。それに先駆けて、元ホッカイドウ競馬のリーディングトレーナーだった高岡秀行調教師が03年に移籍して開業し、【シンガポールダービー】を勝つなど活躍した。日本産馬が数多く輸出され、日本人ホースマンの多く働いていたシンガポール競馬だったが、15年を最後に【シンガポール航空国際C】が廃止されるなど、近年は存在感が低下。存廃を危ぶむ声が高まっていた。廃止の時期に関して流動的な面はあるものの、廃止そのものが覆る可能性は極めて低い。アジアの先進国から競馬の火がひとつ、消えようとしている。残念だ。
 JRAは6日、23年度の顕彰馬に国内外でG1・9勝を挙げる活躍を見せたアーモンドアイが選定されたと発表した。同馬は2020年キタサンブラック以来、史上35頭目の顕彰馬となった。アーモンドアイは昨年、顕彰馬選定記者投票の結果、144票にとどまり、規定となる投票者202人の3/4以上(152票)をクリアできず落選。ファンの間で物議を醸したが、今年は投票者207票中200票(得票率96.6%)を集め、晴れて選出となった。アーモンドアイは父ロードカナロア、母フサイチパンドラ(母父SS)という血統。18年に史上5頭目となる牝馬3冠を達成。さらに【ジャパンC】(18,20年)、【天皇賞・秋】(19,20年)、【ヴィクトリアM】(20年)に、海外では19年【ドバイターフ】を制覇した。JRA賞は年度代表馬(18,20年)、最優秀3歳牝馬(18年)、最優秀4歳以上牝馬(20年)に選出。通算15戦11勝(うち海外1勝を含むG1・9勝)。一方、史上3頭目となる無敗でクラシック3冠を達成したコントレイル(牡6歳)はわずか1票及ばなかった。記者投票の投票総数207票のうち、選定には75%以上の156票が必要。選定対象初年度のコントレイルは155票だった。23年度顕彰馬投票結果は下記の通り。
200票アーモンドアイ、155票コントレイル、136票キングカメハメハ、58票ブエナビスタ、35票モーリス、32票グランアレグリア、21票ゴールドシップ、16票ラヴズオンリーユー、15票アグネスデジタル、13票ヴィクトワールピサ、10票シーザリオ、9票ダイワスカーレット、6票ハーツクライ、5票マルシュロレーヌ
なお顕彰馬の選定対象馬は、前年3月31日より前に引退した馬で、なおかつ引退後20年以内の馬となります。現ルールが継続された場合、アグネスデジタル、シンボリクリスエスは来年がラストチャンスとなり、オジュウチョウサン、エフフォーリアが来年から選定対象馬となる。僕は、コントレイルはもちろん、種牡馬実績も考えてキンカメは選んでほしいと思うのだが…。

明日の予想。東京メイン【ジューンS】は人気でも16番キングズパレス。これまで大崩れをしたのは新馬戦と【セントライト記念】のみ。他は3勝2着5回3着1回。前走も昇級戦ながら最速の上りで2着。渋い馬場もこなせるしここは自信の本命。相手は4,5,7,8,13,14番。阪神メイン【水無月S】は10番マイネルレノン。スタートが課題の馬が前走五分のスタートで快勝。元々力はあった馬で、スタートさえまともなら昇級戦でも勝負になる。相手は2,4,6,9,13,14,15番。函館メイン【函館日刊スポーツ杯】は7番ヤマニンルリュール。洋芝が合う馬で、ここを目標に仕上げられた。スタートがうまく切れれば面白い。相手は5,6,8,10,11,12番。


 今週の一口馬。ただその前に先日の地方競馬出走結果をひとつ。ホワイトターフが6/07(水)の門別競馬【アルビレオ特別】(1200mダート)に桑村真明騎乗で出走し4着
となった。管理する新谷調教師によると「現地での調整もうまくいき、パドックでもキビキビ堂々と歩けていましたし、状態良くレースに臨めたのですが、結果を出せずに申し訳ありません。トモに甘さがあるため、スタートは少し滑り気味の出になったよう。それでも道中は外を回って砂を被らず、スムーズに追走できていましたね。ただ、先頭に立つ仕掛けがワンテンポだけ早かったかな」とのこと。捲りきったと思ったところで止まってしまったが、スタートが良ければ勝っていたかも…。それでも最近の中ではいい競馬だった。次に期待したい。
 今週出走は4頭。まずはエアフォルクが明日の函館1R【3歳未勝利】(1200m芝)に吉田隼騎乗で出走を予定している。調教は順調に進めることができ、今回はカイバをより食べられていて体の張りもよく調子は良さそう。管理する中館調教師は「今回思い切って距離を短縮してみますから、前向きさを上手く活かしいていい走りを見せてもらいたいです」とのこと。鞍上も吉田隼を確保でき力の入るところだ。2頭目はヴィオマージュ。明日の東京1R【障害3歳上未勝利】(3000mダート障害)に出走を予定している。久々の障害戦復帰。前期の時も飛越センスはあるとのことだった。今回是非奇跡を起こしてほしい!3頭目はハリケーンリッジ。明日の東京8R【3歳上1勝クラス・牝】(1600m芝)に三浦騎乗で出走する。大和田調教師によると「予定通り週末から時計を出し始め、今朝追い切っています。使った後で強く動かす必要はありませんからサッと動かして心身を整えるようにしました。イメージに近い形で動かすことができていましたし、馬の雰囲気も悪くなく、前走時の状態をキープできていると思います。あとはいかに繊細な部分を出さずにいられるかですね。出したとしても前走堪えてくれていましたし、こちらが思っている以上に頑張れるようになってきていますから、ここでもという思いでいます」とのこと。勝利を期待!最後はフェアリーピコ。明後日の函館1R【3歳未勝利】(1200m芝)に佐々木騎乗で出走を予定している。茶木調教師によると「今朝は芝コースで併せて追い切りました。5ハロン67秒3、ラスト1ハロン11秒3と時計的には悪くないのですが、終いは併走した2歳新馬の方が手応えがよく、最後は一杯という格好でした。やはり使ってからかなという印象ですが、現状は態勢が整いましたので、次に繋がるレースをしてもらいたいと思います」とのこと。5着以内に入ってほしい!

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