「やばい!」
先週伊東、今週熊本と遠出していた疲れなのか、少し風邪っぽい感じがしている。鼻と喉に痛みが出てきているのだが、今週はGWで仕事とゴルフなど予定が詰まっているので、何とかしなくてはならない。
よって今日は早速今日の重賞を振り返る。まずは東京で行われた【フローラS】。勝ったのは内田博幸騎乗の1番人気レッドアゲート(牝3・田村康仁厩舎)。中団追走から直線で一気に末脚を伸ばすと、逃げ粘る6番人気カレイジャスミンを1.1/4馬身交わして優勝した。勝ちタイムは2分00秒5。さらに1/2馬身差の3着に8番人気キュートエンブレムが入った。4番人気の白毛馬ユキチャンは好位追走から伸びを欠き7着、僕が本命に推したテイクバイストームは道中折り合いを欠いて11着に敗れた。なお、上位3頭には【オークス】への優先出走権が与えられる。勝ったレッドアゲートは快勝であった。道中も落ち着いていたし、危ないところも全くなかった。追っても味があり、距離も心配なさそうで【オークス】有力候補だろう。2着カレイジャスミンは力を出し切っての好走。ただ【オークス】は距離的に不安がありそうな感じだ。3着キュートエンブレムも1勝馬ながら好走したが、こちらも血統的に距離に不安がありそう。5着シングライクバードは思ったほど弾けなったが、敗因が左回りなのか、坂なのか、距離なのかはちょっとわからない。ただこの馬は【NHKマイル】に出てきたら買いたいと思っている。良血カイゼリン(6着)はユキチャン(7着)はまだまだ力不足だろう。
勝ったレッドアゲートは、父マンハッタンカフェ、母セカンドチャンス(父スキャン)の血統。昨年12月にデビューし、3戦目(中山・芝2000m)で初勝利。前走の【フラワーC】は2着に入っていた。通算成績6戦2勝(重賞1勝)。 鞍上の内田博幸は3月に大井からJRAに移籍後のJRA重賞初制覇で、昨年の【NHKマイルC】のピンクカメオ以来となる通算6勝目。管理する田村康仁調教師は、’04年【きさらぎ賞】のマイネルブルック以来約4年2か月ぶりとなるJRA重賞通算3勝目となった。なお、マンハッタンカフェ産駒としては昨年の【札幌2歳S】を制したオリエンタルロック(牡3・田所秀孝厩舎)に続く2頭目の重賞勝ち馬となる。
一方、京都で行われた【アンタレスS】は、小牧太騎手騎乗の7番人気ワンダースピード (牡6・羽月友彦厩舎)が、好位追走から直線に向くと力強い伸び脚を見せ、中団から伸びた8番人気ドラゴンファイヤーに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分50秒5。さらに1/2馬身差の3着には5番人気サンライズバッカスが入った。1番人気に推されたフィフティーワナーは道中先頭に立つも直線で伸びを欠き4着、僕が本命に推したロングブライトは直線伸びず7着に敗れた。このレース、正直言ってフィフティーワナーの逃げ切りかと思ったが、そのフィフティーワナーをマークしていたのが、勝ったワンダースピードだった。いくら展開が向いたとはいえ、その勝ちっぷりは見事。その強さを見破れなかったのだから脱帽である(小牧の判断も好走の要因だろう)。また2着ドラゴンファイヤー、3着サンライズバッカスにも脱帽である。前者は力を見限ったと思ったら、後者は「まだ先だろう」と思ったら馬券になってしまった。元々両頭とも力のある馬。それをヒモにしか買っていないのだから、何にも言い訳はできない。逆にフィフティーワナーの直線の失速、僕が狙っていたロングブライドの凡走にはガッカリした。一体どうしたのだろう。これが力なのだろうか。本音をいうと、今日のレースを観たら、この2頭を今後見限りたいところだが、今日のドラゴンファイヤーみたいなこともあるので・・・迷いどころだ。
勝ったワンダースピードは、父キンググローリアス、母ワンダーヘリテージ(父Pleasant Tap)という血統。’04年のデビュー戦から10戦目で初勝利を挙げた後はダート中距離戦で勝ち星を積み重ね、昨年の【東海S】の2着、【シリウスS】3着と重賞で好走。前走の【ベテルギウスS】(阪神・2000mダート)では2分01秒0(不良)のコースレコードをマークして勝利を飾ったが、その後、脚部不安を発症し、今回が約4か月ぶりのレースだった。通算成績30戦8勝(うち地方3戦1勝、重賞1勝)。
鞍上の小牧太は、【桜花賞】のレジネッタに続く今年のJRA重賞3勝目で、通算11勝目。管理する羽月友彦調教師は’07年の初出走以来、出走6戦目にして初のJRA重賞制覇となった。なお、キンググローリアス産駒は、マックスキャンドゥが’98年の【4歳牝馬特別・東】を勝って以来、10年ぶりの重賞制覇であった。
来週は【天皇賞・春】である。もうほぼ本命はきまっているのだが、それの理由付けを1週間かけてやる予定。田舎の友人Tよ!期待してくれ! その前に風邪治さなきゃ・・・。