遂に混戦セ・リーグにヤクルトが終止符を打つかもしれない。今日、14年ぶりのリーグ優勝を目指す首位ヤクルトが巨人との天王山第2ラウンドに臨み、中4日で先発した石川雅規投手が5回3安打1失点で自身6連勝、キャリアタイの13勝を挙げ、2位巨人を下し優勝マジック「3」が点灯した。早ければ29日火曜日に決まる。果たして・・・。
そんなヤクルトにとって最良の日に石川の後輩・秋田商の小さい大エース・成田翔投手が今日の【第70回紀の国和歌山国体高校野球(硬式)競技】1回戦で九州国際大付を3-0で破り、試合後が進学から一転、プロ入りを宣言した。まぁどこに行くかはわからないが、やっぱりヤクルトがいいだろう。石川は先輩だし、秋田商の監督は高校時代の同級生。環境は整っている。尚、九州国際大付の山本武白志内野手も志望届を近日中に提出することを表明した。
一方、大学のドラフト候補が大記録を達成した。明大4年高山俊外野手(東京・日大三高出)が早大2回戦で2安打を放って通算127安打とし、1964~67年に明大の高田繁(プロ野球DeNAゼネラルマネジャー)が樹立したリーグ最多安打記録に並んだのだ。数々のプロ入りした選手が達成できなかった記録で新記録は時間の問題。ドラフト1位候補が記録をどれだけ伸ばすか残りの試合に注目が集まる。
では競馬を振り返る。中山11Rで行われた【第61回産経賞オールカマー】は、池添謙一騎乗の3番人気ショウナンパンドラ(牝4歳・高野友和厩舎)が中団追走から直線で豪快に差し切って快勝。昨年の【秋華賞】以来となる重賞2勝目を手にした。タイムは2分11秒9。レースはマイネルミラノが積極的に先行。メイショウカドマツが2番手につけ、ロゴタイプ、メイショウナルトが追走する。人気のヌーヴォレコルトは5番手集団のインで競馬を進めた。直線半ばでは好位からロゴタイプが抜け出しを図り、ヌーヴォレコルトも最内を突いて伸びる。さらに大外から勢いよく伸びてきたのがショウナンパンドラだった。最後は牝馬2頭の一騎打ちとなったが、ショウナンパンドラがあっさりと差し切り、1馬身1/2差で快勝した。ヌーヴォレコルトは2着で、さらに2馬身差の3着には7番人気のミトラが食い込んだ。ロゴタイプはミトラとハナ差の4着、僕本命のマリアライトは5着だった。
勝ったショウナンパンドラの末脚には正直驚いた。もの凄い切れ味だった。次の大一番に向けて、GⅠ馬の大きな復活となった。その【天皇賞・秋】も好走必至だろう。2着ヌーヴォレコルトは内で少し厳しいところがあった。それがなければもう少し際どかったのかもしれない。3着ミトラは7歳馬ながら力をつけている。これ以上の成長はないのかもしれないのかもしれないが、GⅡクラスなら面白い存在。4着ロゴタイプは2200mは長いのではないか。1600~1800mがベストのような気がする。5着マリアライトは力負け。勝ち馬と同じところにいたが・・・。GⅠはまだ家賃が高いよう泣きがする。
ショウナンパンドラは、父ディープインパクト、母キューティゴールド(母父フレンチデピュティ)という血統。北海道白老町・(有)社台コーポレーション・白老ファームの生産馬で、国本哲秀氏の所有馬。通算成績は14戦4勝。重賞は【秋華賞】(2014年)に次いで2勝目。高野友和調教師、池添謙一ともに【産経賞オールカマー】は初勝利。
阪神11Rで行われた【第63回神戸新聞杯】は、C・ルメール騎乗の良血馬、3番人気リアファル(牡・音無秀孝厩舎)が初めて芝に出走した前走を快勝した勢いに乗って逃げ切り重賞初制覇。2着リアルスティール、3着トーセンバジルとともに、【菊花賞】の優先出走権を獲得した。タイムは2分26秒7。レースは積極的にリアファルがハナを切った。外からティルナノーグが2番手につけ、レッドソロモン、ゼンノブレーメンが3番手。人気のリアルスティールは中団でスムーズに追走した。リアファルは直線に向いても後続の追撃を寄せ付けない。外から脚を伸ばすリアルスティールが追いすがるものの、終わってみれば2馬身差の完勝。2着がリアルスティール。さらに2馬身1/2差の3着には、外から脚を伸ばした7番人気トーセンバジルが入り、【菊花賞】の優先権を獲得した。
勝ったリアファルは展開に恵まれたこともあるが、強い競馬だった。スタミナもありそうだし、3000mでも大丈夫だろう。いやぁ楽しみの馬が出てきたものだ。2着リアルスティールは展開のアヤで負けた感があるが、今日のところは完敗。距離も3000mは長いと思うし、折り合いの不安もある。
3着トーセンバジルは面白い存在かもしれない。まだまだこれからの馬だが、折り合いに不安もないしハービンジャー産駒なら、距離が延びてもいいだろう。僕本命のアルバードドッグは7着。位置取りも悪かったし、手応えもイマイチだった。次は鞍上変更か・・・。
リアファルは、父ゼンノロブロイ、母クリソプレーズ(母父エルコンドルパサー)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、(有)キャロットファームの所有馬。通算成績は8戦4勝。重賞初勝利。音無秀孝調教師、ルメールともに【神戸新聞杯】は初勝利となった。
中央に戻って競馬の調子がイマイチ。来週は早くもGⅠが始まるというのに、光が見えない。あっ、来週の【スプリンターズS】の日はゴルフだった。よって馬券はほどほどにしておこう。