人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

昭和天皇の恩恵も・・・

2012-04-29 19:01:39 | Weblog

 いくら追い切りが絶好だったとはいえ、主な成績が【菊花賞】3着、【京都新聞杯】2着でこのメンバー相手ではしんどいと思っていた。ただ【菊花賞】の時は高配当を運んでくれていたので馬券的には少しだけ連下で抑えていた。そして、昨日の文末で書いた「今日は故昭和天皇の誕生日」という関連馬券(ご存命なら111歳で1-11、11-1枠1-7)も遊びで買っていたのだが・・・辛うじて1-11のワイド馬券だけが引っかかった。配当8,840円、ワイドとしては高配当だろう。えっ、儲けたかって? 当たったのがワイド200円では、焼き石に水だった(昭和天皇には感謝!)。
 
 そんなとんでもない競馬となった【第145回天皇賞・春】を振り返る。勝ったのは石橋脩騎乗の14番人気ビートブラック(牡5歳・中村均厩舎)。勝ち時計は3分13秒8(良)。断然人気に推されたオルフェーヴルは直線伸びず、僕が本命に推したヒルノダムールと同着の11着に大敗した。4馬身差の2着は3番人気トーセンジョーダン、3着は2番人気ウインバリアシオンが入った。
 ゴールで右手を突き上げたのは池添でも豊でも岩田でもなく、石橋脩であった。注目のオルフェーヴルが、スタート後、徐々に内に進路を取り、前に壁を作って折り合いをつけていた一方で、ビートブラックは最内枠を生かして先頭へ。1周目スタンド前に入ると、ビートブラックは先頭をゴールデンハインドに譲って2番手をキープ。観客の多くがオルフェーヴルの折り合いを見つめる中、向こう正面に入ると、前2頭と3番手ナムラクレセントまで10馬身以上開き、後続を大きく引き離す展開となった。オルフェーヴルと先頭までは20馬身以上。
“本当に届くのか”
 京都競馬場がどよめきに包まれた。4角を回ってビートブラックがスパート。ゴールデンハインドを交わして先頭に立つと、一気に突き放しにかかった。最後の直線。馬場の一番外からオルフェーヴルも追い出されるが全く伸びない。ゴールに真っ先に飛び込んだのは重賞未勝利のビートブラックだった。オルフェーヴルは“暴走”することなくレースを進めることができたが直線弾けず11着に大敗。阪神大賞典の暴走から狂った歯車を元に戻すことはできなかった。2,3着には実力馬の2頭が入ったが、ビートブラックには歯が立たなかった。ビートブラックの勝因は調子の良さ、時計の速い馬場、展開、石橋の好騎乗が重なったものだが、終わってみれば「強い」勝ち方だった。ただ運が良かっただけで勝てるかというと競馬はそう簡単なものではない。まだまだ5歳、今後が楽しみだがどう見ても3000m以上が良さそうで、そうなると・・・。
 ところでオルフェーヴルだが、精神的なものだろう。この馬、本格化するまで時間が掛かった。それを考えると立ち直るまで時間が掛かるかもしれない。それからもうひとつ、この馬のいちばん強いのは2000~2400mだと思っている。トーセンジョーダン、ウインバリアシオンは力だけ走っている。もう少し早く前を追いかけたらもっと違った結果になったかもしれない。
 勝ったビートブラックは父ミスキャスト、母アラームコール(母父BT)という血統。通算成績は28戦6勝。ミスキャスト産駒はすべてで19頭いる(いた)が、勝利を挙げているのは僅か2頭で併せて7勝。ビートブラック以外ではクークーダダ1頭タだ。石橋脩はGI初制覇、重賞は【ダービー卿CT】以来7勝目。今年4勝目となった。中村均調教師は同レース初制覇。GⅠ勝利は’84年【オークス】のトウカイローマン、’96年【朝日3歳S】のマイネルマックス以来3勝目。重賞は’07年【中山牝馬S】マイネサマンサ以来28勝目となった。

 オルフェーヴルが敗れた今日、香港・シャティン競馬場で行われた【クイーンエリザベスII世C】に、日本からリスポリ騎乗のルーラーシップ(牡5・角居厩舎)が出走した。好スタートから道中3番手を追走すると、直線は最内から突き抜け、後方から追い込んだサムザップ Thumbs Up(セン7、香・C.ファウンズ)に3.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイム2分02秒38。さらに4馬身差の3着にスウィートオレンジ Sweet Orange(牡4、香・D.フェラリス)が入っている。
 日本馬の【クイーンエリザベスII世C】制覇は’02年のエイシンプレストン以来、史上2頭目の快挙。管理する角居厩舎は’11年の【ドバイWC】(首GI)をヴィクトワールピサで制して以来の海外GI5勝目となった。【天皇賞・春】を捨て海外に向かったルーラーシップだったが、さすがは世界の角居調教師である。しっかり結果を出すところが凄い!

 結果を出せないのはロンドンを目指す柔道の男子重量級陣。今日行われた柔道男子の日本一を決める【全日本選手権】は174㌢、93㌔と出場選手の中では小柄な加藤博剛(26・千葉県警)が5度目の出場で初優勝を飾った。決勝で193㌢、135㌔の石井竜太(24・日本中央競馬会)に鮮やかな隅落としを決めて一本勝ちした。小兵が買ったのは立派だが、逆にロンドン五輪100㌔超級代表を目指す五輪出場資格を持つ3人は振るわず、鈴木桂治(国士舘大教)は準決勝で、上川大樹(京葉ガス)高橋和彦(新日鉄)は準々決勝で敗れてしまった。代表は5月12,13日の【全日本選抜体重別選手権】後に決まるというが、お家芸復活は程遠い!!! 

 

 

 


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