太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

だから庶民は困る

2020-12-17 09:51:41 | 社会
 首相が8人で会食したと批判が高まっている。参加者も顔馴染みの著名な方々だが(森田氏は意外)二階さんや総理の招待を断れる筈がない。別の会食では内容はオフレコですと自慢げに答えていた政治評論家のT崎氏がいたがこれは何時もの事。感染防止に万全を期している銀座の高級ステーキ店ですよ。いきなり行って食べられる店ではない。5人以上の会食も一律に自粛を要請している訳ではない。アクリル板で仕切って十分距離を確保し、お年寄りのようにボソボソと喋るから口角泡を飛ばして喋る庶民の忘年会とは違う。8人までは構わないという国のお墨付きだから件のお店に庶民もお金を貯めて行けば良い。ただし忘年会という言葉は困る。情報収集会とすべきである。できればもう少し金を出して貸し切りにすればなお良い。ただ、8人の内一人でもコロナ感染者が出たら政治生命いや庶民生命に関わると覚悟は必要だが。
 5人以上の会食は自粛という方針が出た時一番困る、いや屁とも思っていないかも知れないが、それは政治家自身である。来年秋は衆院の総選挙がある。その前に解散総選挙だってあるかも知れない。年末年始は地元に帰って挨拶回りは欠かせない。当然懇親会などで会食の機会も増え集まる人数が多いほど票に結び付く。次に選挙を控えている議員全員を年末年始追跡調査すれば山ほど5人以上の会席に出席する人が出て来るだろう。国会でコロナ感染者が出ないことが不思議で特別な免疫を持っているのではないかとブログに書いたことがある。少なくとも庶民感覚を感じないような免疫を持っていることは確かだ。 
 今年の十大ニュースを挙げれば10位までをコロナ関連が占めるのではないだろうか。ただ自身の生活様式はさほど変化していない。現役を退き年も行って体力も落ちてきているから自然と全ての面で「自粛」が身に染みている。放縦な行動自体がないのである。そう考えると今年は国民全体が趣味無し、義務無し、金なし、時間だけありの初老のような1年だったかも知れない。いや、国民全体というのは言い過ぎで仕事が思うように捗らなくて必死にもがいている人の方が多いだろう。敢えて喩えるならサラリーマンの休日全てが初老化したと意味を限定しよう。銀座の会食を皮肉っているがもし自分があのメンバーで招待されたらどうだろう。勿論喜んで御受け(王家と返還された)する。名誉より前に銀座でステーキを食べたことがないからだ。記念撮影もお願いしたい。悪いけど皆さんお年寄りで次何時会えるか分からない。批判するのも庶民、招待を名誉なことと喜んで応じるのも庶民。