じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

池井戸潤「かばん屋の相続」

2018-05-31 20:40:54 | Weblog
☆ 池井戸潤さんの短編集「かばん屋の相続」(文春文庫)から表題作を読んだ。

☆ かばん屋の相続と聞くと京都の老舗の相続騒動を思い出す。

☆ 本作の舞台は東京の下町。かばん屋としてブランドを築いてきた企業の社長が急死した。彼には二人の息子がいた。長男は銀行に勤め、次男が父と共にかばん屋を経営していた。父親の急死を受けて相続でもめる。父親は遺言で会社を長男に相続させるというのだ。それには、ある事情があった。

☆ 信金職員の視線で、企業の相続争い、企業経営者のあり方が書かれている。いくつかの専門用語も出てきて勉強にもなった。
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「ストレイン 沈黙のエクリプス」

2018-05-31 16:45:36 | Weblog
☆ ドラマ「ストレイン 沈黙のエクリプス」第1話(2014年)を観た。

☆ ベルリン発の旅客機内である異変が起こる。しかし、それは兆候に過ぎなかった。といったストーリー。

☆ パンデミックものかと思いきやゾンビもののようでもあり、モンスターもののようでもある。「クレイマー・クレイマー」のような親子愛が出てきたり、謎の組織やナチス残党が出てきたり。ごっちゃ煮したような作品だった。

☆ 特撮とは言え、結構グロかった。
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星新一「ボッコちゃん」

2018-05-30 18:11:59 | Weblog
☆ 星新一さんのショートショート集「ボッコちゃん」(新潮文庫)から表題作を読んだ。

☆ あまりにも有名な作品。バーのマスターがつくった人型ロボット「ボッコちゃん」。カウンターの中に立ってツンとすまして接客。脳みそは空っぽだけれど、そっけない応対が受けて、店は繁盛。でも、落とし穴が。

☆ 「ボッコちゃん」、どうしても日本エレキテル連合の懐かしいネタが思い出される。
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筒井康隆「急流」

2018-05-30 16:29:43 | Weblog
☆ 筒井康隆さんの短編集「最後の喫煙者」(新潮文庫)から「急流」を読んだ。

☆ もし、時間の流れが加速的に速くなったら、という話。読み進めると時計の針がくるくる回っているような錯覚に襲われる。

☆ 作品ほどではないにしても、確かに、時間の流れは速くなっているのかも知れない。流れ作業のシーンなどはチャップリンの映画「モダンタイムス」が浮かんできた。機械に働かされている人間を風刺した映画だった。

☆ 平均寿命は延びたけれど(平均寿命は乳児の死亡率に左右されるが)、私たちの生活は原始時代の人々と比べて充実しているのだろうか。
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「May It Be」

2018-05-30 03:00:24 | Weblog
☆ 美しい曲と言えば、エンヤの「May It Be」は最高だ。映画「ロード・オブ・ザ・リング」の中で使われていた。

☆ 「もしそうであるならば」「願わくば」と言った意味だろうか。「暗闇の中でも、信じていれば道はみつかる」

☆ この曲は、ケルティック・ウーマンがカバーしていたけれど、最近では Julia Westlin の多重録音がいい。

☆ 癒される。
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「See You Next Crossing」

2018-05-30 02:05:20 | Weblog
☆ 若い人を中心に Tik Tok が大流行りだ。曲やリズム、セリフに合わせてダンスやパフォーマンスをするもの。

☆ スマホの賜物だが、ある意味ナルシズムと自己顕示の極致。

☆ それはともかく、使われている曲がなかなかいい。私は、Chris LEE((李宇春)の「See You Next Crossing」が好きだ。

☆ 美しいイントロだね。中国語はわからないけれど、英語の字幕を見ると詞も素敵だ。
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星新一「悪魔」

2018-05-29 22:19:35 | Weblog
☆ 星新一さんの短編集「ボッコちゃん」(新潮文庫)から「悪魔」を読んだ。久しぶりに、ショートショート。超短距離走だ。

☆ さて、エス氏は釣りをしていて古びた壺を釣り上げた、中から出てきた悪魔にエス氏がお願いしたことは・・・。

☆ 何事も欲張りすぎてはいけません。でも、悪魔はすべてお見通し。

☆ 金の卵を産むガチョウのような話だった。
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筒井康隆「最後の喫煙者」

2018-05-29 21:07:06 | Weblog
☆ 筒井康隆さんの自選ドタバタ傑作集1「最後の喫煙者」(新潮文庫)から表題作を読んだ。これは傑作だ。

☆ 筆の運びはもちろんのこと、ユーモア、パロディ、皮肉、鬱憤、その類のものが全部詰まっている作品だった。追い詰められる喫煙者の様子はまさに先見の明がある。

☆ 「喫煙」が取り上げられているが、喫煙に限らず、民衆の集団ヒステリー的暴力、それに後押しされた国家の法的、行政的締め付けは、まさにファシズムだ。

☆ この作品は昭和62年の掲載だというから、まだインターネットなど普及していなかった頃だ。今は直接的な暴力のほかに、ネットやSNSを使ったより陰湿な暴力がはびこっている。

☆ 「世の中が豊かになればなるほど、法律や規則がふえ、差別がふえ、不自由になっていく、これはなぜですか」(82ページ)

☆ 余韻の残るセリフだ。


☆ 今日、厚生労働省から煙草の自販機が撤去されたとか。ちなみに私は禁煙家なので、まあどうでもいいのだが。
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2018年問題

2018-05-29 17:50:36 | Weblog
☆ NHKラジオを聴いていると「2018年問題」の解説をしていた。

☆ 慢性的な少子化の中、進学率の上昇でかろうじて保たれてきた大学経営。しかし、2018年から2030年にかけて18歳人口は更に減少、今でさえ4割の私立大学で定員割れをしているのに、この分では多くの大学が経営破綻するという。

☆ 人口動態はわかっているのだから、手を打てそうなものだが、渦中にいると身動きがとれないのか。

☆ 要は、統廃合で大学を減らすか、進学率を増やすか、18歳人口以外に顧客を求めるかしかないと思う。

☆ 教育の質を考えれば、統廃合が最も望ましいのではなかろうか。その上で、特色化やコミュニティ・カレッジ化で生き残れる大学があるかも知れない。地方の大学はそうとう努力しないと苦しそうだが。

☆ 1990年に喜多村和之著「大学淘汰の時代」(中公新書)を読んだ。30年近く前から、すでに警鐘は鳴らされてきた。

☆ 経営の効率化を求めるあまり、教育が等閑になっているとの指摘もあった。昨今、大学教員の非正規雇用は相当な割合になっていると聞く。誰のための大学経営か。原点に立ち返る必要があろう。

☆ 大学の中には、すでに破綻し閉校やあるいは公立化に活路を見出しているところもある。これからはそうした道も難しくなろう。

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クール・ダウン2

2018-05-28 21:05:30 | Weblog
☆ さて、数学に引き続き、他の教科も新しい単元に入っています。

☆ 英語、3年生は「現在完了」です。中間テストの範囲が「受け身」 be動詞+過去分詞だったので、今度は have+過去分詞です。まずは「継続」から。 2年生は、未来形に入りました。be going to それが終われば助動詞。 1年生は、まだ Iam~ You are~、そして This is ~ That is~なので楽勝ですが、小学生の時から校外で習っている生徒と小学校でしかやってない生徒の差は歴然です。

☆ 理科、3年生は「イオン」に入りました。実験は楽しくやったようですが、元素記号や化学反応はもう一度2年生の復習からです。 2年生は、中間テストの続きで生物。「消化」「呼吸」「排泄」そして「動物の分類」あたりまで。動脈と静脈、動脈血と静脈血、心臓の構造、体循環や肺循環、この辺りを理解してほしいものです。 1年生は、植物の続き。根や茎の働き、葉の働き、光合成、蒸散、呼吸あたりですね。

☆ 社会、3年生はまだ歴史(日清・日露戦争から)が残っています。うちの校区の中学校は進度が遅い。結局2学期末から新年にかけて、経済を猛スピードで飛ばし、国際機関などはプリントを渡して「覚えなさい」ということになりそうです。 2年生は人口や産業など世界の中の日本というところでしょうか。基本的にひたすら暗記。 1年生は、世界の気候や人々の暮らし。気候区を覚えて、服装や住居や宗教などを覚えることになります。

☆ 国語は学校の進度に合わせて。1年生は、そろそろ文法が出てくるかな。文節や単語の数を数えるもの。

☆ 期末テストまであとひと月もありません。短期決戦になりそうです。

☆ その前に、英検と漢検があります。  
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