じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

映画「凶悪」

2019-03-31 23:30:17 | Weblog
★ 映画「凶悪」(2013年)を観た。

★ 集中させられる映画だった。山田孝之さん、ピエール瀧さん、リリー・フランキーさん、それぞれの熱演、迫力があった。

★ ピエール瀧さんは鬼気迫るものがあったなぁ。演技なのかそれとも・・・。

★ 死刑囚が執行を遅らせるためと共犯者への復讐のため、記者を利用して、まだ発覚していない殺人事件を告白(上申)するというもの。実際にあった事件を基にしている。

★ 悪魔は人の心の弱いところを狙ってささやきかけてくる。実行犯は確かに凶悪だが、それだけだろうか。
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村上春樹「納屋を焼く」

2019-03-31 21:09:48 | Weblog
★ 村上春樹さんの「螢・納屋を焼く・その他の短編」(新潮文庫)から「納屋を焼く」を読んだ。

★ 謎な作品だった。謎だからこそ多くの英文学者や文芸評論家と言われる人々が解釈を施すのであろう。

★ フォークナーあり、フィッツジェラルドあり。形而上学か禅問答か、噛めば噛むほど味のするスルメのような作品だ。

★ 知り合いのパーティーで30男が20歳の女性と出会って、ガールフレンドとなる。女性はパントマイムを勉強中だという。北アフリカを旅したいというので手配をしてやると、彼氏を連れて帰ってきた。彼氏は貿易商だというが謎めいている。まるで「ギャルビー」のように。

★ ハッパを吸いながらその男が漏らした言葉が「納屋を焼く」。さてその真意は。やがて彼女は姿を消した。

★ 集合論に、Aに対してAバーというのがある。凸と凹があるように、この世界に形をつくるには盛り上げるかへこませればよい。

★ 彼女はどこへ消えたのか。まさか「1Q84」の世界へか。

★ 刺激を与えてくれる作品だった。
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宮部みゆき「決して見えない」

2019-03-31 20:14:51 | Weblog
★ 宮部みゆきさんの「地下街の雨」(集英社文庫)から「決して見えない」を読んだ。

★ 今回の雨は視界がにじむような小糠雨。駅のターミナル、終バスが出てしまったので男はタクシーを待っていた。もう30分も待っているのにタクシーは来ない。彼の後ろには60くらいの柔和な顔の男性が続いていた。

★ 「本当にあった怖い話」って感じ。黒い糸ってあるのかな。
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堀江敏幸「イラクサの庭」

2019-03-31 16:49:21 | Weblog
★ 堀江敏幸さんの「雪沼とその周辺」(新潮文庫)から「イラクサの庭」を読んだ。

★ 最初はぼんやりとしていて、読み進めていくうちに輪郭がはっきり捉えられるような作品だった。

★ 小留知先生が亡くなった。彼女は50歳を越してから雪沼に引っ越し、レストランを経営する傍ら料理教室を開いていた。その生徒や小留知先生ゆかりの人々の話で物語が進む。

★ 先生が死に際で話した「コリザ」という言葉の謎は。生徒たちの推理がある結論に至る。

★ 作者の文章のうまさに浸れる。

★ ちなみに、イラクサというのはフランス語で「オルチ」。小留知先生の名をモジったものだそうだ。
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映画「オペレーション・クロマイト」

2019-03-30 21:28:59 | Weblog
★ 映画「オペレーション・クロマイト」(2016年)を観た。

★ 朝鮮戦争、国連軍の起死回生となった仁川上陸作戦を扱った映画。上陸作戦成功のために北朝鮮軍に紛れ込み任務を全うした韓国兵士がいたのだね。

★ 歴史にはそれぞれの見方がある。北朝鮮側から見ればまた違った見解(アメリカ帝国主義に加担した裏切り者ということか)があるだろうが。

★ ともかく同じ民族が殺しあわなくてはならないイデオロギーってやつはいったい何だろうね。

★ マッカーサー役のリーアム・ニーソンはやはり存在感があるなぁ。
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藤沢周平「朝の蛇」

2019-03-30 17:20:41 | Weblog
★ 藤沢周平さんの「蝉しぐれ」(文春文庫)から「朝の蛇」を読んだ。

★ 読書の面白さは、文字を追ってイマジネーションを働かせば、時代も場所も超えて物語の中に入っていけることだ。

★ 海坂藩普請組に籍を置く牧文四郎の物語。15、6歳の青年たちの日常、私塾に通い、道場で汗を流す日々。それぞれに家を背負い、自らの宿命を感じながら、まだ将来を夢見ることの出る日々。

★ 文四郎は隣家の少女「ふく」に何気なく魅かれている。

★ 時代は変わっても人の生き方はそう多くは変わらないようだ。物語は静かに始まっていく。
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映画「草原の実験」

2019-03-30 16:08:18 | Weblog
★ 映画「草原の実験」(2014年)を観た。映像美がすばらしい。

★ 草原で暮らす父と娘。父はアジア系の顔をしているが、娘はロシア系の美人だ。

★ 一面の草原。規則正しく昇りそして沈む太陽。まさに地平線から昇り、地平線に沈む。自然と共に生きる人々。

★ そんな生活が一変する。ある夜、父親は防護服を身につけた兵士に囲まれ、放射線量を測定されていた。何かがあったのだ。

★ そして最後、「草原の実験」の意味が解る。

★ 全編、セリフがなく、絵と効果音だけですべてを物語る、実験的映画だった。
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映画「オーケストラの少女」

2019-03-30 13:10:48 | Weblog
★ 映画「オーケストラの少女」(1937年)を観た。いい映画だった。

★ 失業中のトロンボーン奏者が仕事を求めて著名な楽団を訪れるが、追い払われてしまう。その帰路、彼は財布を拾い、それで滞納していた家賃を払ってしまう。娘は父の職が決まったものだと早合点。娘を悲しませたくないために本当のことが言えない父親。しかし、娘はやがて真実を知り、財布を持ち主の返しに行く。

★ そこから話が二転三転。彼女は楽団をもつことになる。

★ 1つの出来事から話が次々進んでいくところ、物語が二転三転するところ面白い。

★ 最初、出しゃばりで口うるさい娘だと思っていたが、現状を打開するにはこれくらいの向こう見ずとファイトが必要なのだろう。大物実業家は100人の男たち(失業中の音楽家)を前に「彼女が一番のビジネスパーソン」だと言う。金満家で仲間たちと幼稚なイタズラばかりしている実業家だが、人を見る目には長けているようだ。

★ 著名な指揮者、ストコフスキーは自らのフィラデルフィア管弦楽団を率いて本人が演じているという。さすがに本物だけあって、音楽家らしい空気がとても良い。

★ 昔の映画は本当に素晴らしい。
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人手不足倒産

2019-03-29 20:32:04 | Weblog
★ いつもお願いしている介護サービスの事業所、またスタッフが辞められるという。「求人を出しても人が来ない」とサ責(サービス責任者)さんは嘆く。

★ 介護や外食産業の人手不足が深刻だ。人手不足倒産という言葉も聞かれるようになった。人件費の高騰が企業経営を圧迫しているという。また高い時給を出しても人が集まらないともいう。

★ 労働市場が大きく変化しているのかも知れない。

★ 理由の1つは少子高齢化だろう。労働人口そのものが減っているのではなかろうか。2つ目はマッチングや格差の問題。求める職と求められる人材のミスマッチ。都市と地方の格差。3つ目は、コンビニや外食など出店の過熱化に兵站が追いつ行けていないということか。伸びすぎた前線を支えきれなくなっているということか。

★ 人件費の高騰はビジネスモデルの転換を余儀なくさせる。コンビニは無人化を進めるようだ。営業時間短縮の動きもある。

★ 好景気(統計はあやしいが)と喜んでばかりはいられない。 
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投稿意欲が低下

2019-03-29 19:14:50 | Weblog
★ ブログの様式が変わって、特に編集画面やリアルタイムアクセスが使いづらくなったように感じます。

★ 編集画面では「読者」さまの投稿の一部が見られるのは良いのですが、それだけで満足してしまい、訪問意欲がそがれます。

★ リアルタイムアクセスは「更新」を押さなければ自動で更新できないので面倒になりました。

★ 慣れもあるのでしょうが、何となく投稿意欲が低下します。
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