じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「青空エール」を観た

2017-11-12 21:53:37 | Weblog
☆ 映画「青空エール」(2016年)を観た。すごくよかった。感動した。

☆ おじさんが、恋愛モノでウルウルするなんて。もう一度、Lelifeしてみたい!

☆ 甲子園の応援演奏にあこがれて、吹奏楽の名門校に入学してしまった女の子・小野つばさ。トランペットは全くの素人というから、無謀もいいところ。同じクラスに、将来を嘱望される野球部員・山田大介がいた。何の縁か二人はそれぞれの夢を誓い合う。

☆ それから2年半。いろいろなことがあって、最後はハッピーエンド。少女コミックらしいストーリーだが、この作品は許せる。むしろ、大いに励まされた。

☆ 二人を取り囲む面々も良かった。上野樹里さんは「のだめ」とは違った役作りだった。「スウィングガール」「のだめカンタービレ」と音楽モノに縁がある。「チンソクの夏」や「ジョゼと虎と魚たち」もそれぞれ好きだ。

☆ 青春っていいなぁ。
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「ボヴァリー夫人」

2017-11-12 10:19:49 | Weblog
☆ 朝日新聞、日曜日は「読書」のコーナーを楽しみにしている。

☆ 今日(12日)の「古典百名山」は、桜庭一樹さんがフローベール作「ボヴァリー夫人」を紹介されていた。

☆ 読書の楽しみを知ってしまった女性が、物語のような人生を夢見る小説だという。ただ、現実は物語のようにうまく着地させてはくれない。シンデレラストーリーなど稀有だ。結局は中くらいの幸せで満足できれば良い方だ。現実ではないからこそ、自分自身では体験できないからこそ小説の面白さがあるともいえる。

☆ 「更級日記」の作者も「源氏物語」にあこがれ、燃え上がる恋に胸をときめかしたことだろう。しかし、虚像が大きければ大きいだけ、現実は冷酷に感じるようだ。晩年の寂しさは、読者にしてみればそれも味わいだが、当の本人にしてみれば、「こんなはずじゃなかった」という一抹の後悔が伴うようだ。

☆ 毎日の夕食の献立を考え、スーパーで安売りの商品を探すのが現実。外見は日々の生活に追われみすぼらしくとも、心は豊かに生きたいものだ。読書はそれを実現してくれる。
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「安心」が行きわたる国に

2017-11-12 09:45:16 | Weblog
☆ 好景気が続いているという。株価はバブル期以降の最高値だというし、求人も活発なようだ。

☆ それにしても実感の伴わない好景気だ。政治家は「希望」を訴えるが、ちっとも行きわたらない。

☆ 今朝の朝日新聞は財務省の統計調査を分析し、企業の保有する現金・預金の総額が211兆円だと報じている。もともと150兆円ぐらいは恒常的にあったようなのだが、リーマンショック、東日本大震災、それにアベノミクスを経て、大きく膨らんでいるようだ。

☆ 円安などを背景にしながら、企業の実績は好調なのに人件費は上がらない。企業の収益が従業員の賃金に還元されていないということらしい。マルクス流にいえば労働者から搾取した剰余価値が資本家の懐を肥やしているということか。

☆ 今は経営者も雇われ経営者だから、懐を肥やしているのは姿の見えない資本家たち。あるいは資本そのもの。その視点から見れば、人件費を抑えて利潤を上げることは単位企業にとっては好ましいことに違いない。ただマクロに見れば、賃金が上がらなければ消費も増えない。見かけ上の好景気は結局、日本銀行の異次元の緩和による演出ということか。

☆ バブルははじける。円安がいつまでも続くとは思えない。不安を抱えながらのチキンレースが企業の内部留保を増やしているのかも知れない。家計もまた将来への不安から「余裕のある人々」は消費より貯蓄を優先しているようだ。一方で、預貯金のない世帯が30%に達するとのデータもあるから、「中流」層の没落が見て取れる。

☆ 「不安」経済から脱却するために必要なのは「希望」ではない。空疎な「希望」ではなく実質の伴った「安心」である。

☆ 老後の不安、病気の不安、貧困の不安、子育ての不安などなど。その1つ1つに「安心」を与えてくれる政治を望みたいものだ。
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