共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

久々の座間神社参詣

2024年03月30日 19時25分10秒 | 神社仏閣
今日は一段と暖かな陽気となり、気温も夏日に迫るくらいになりました。そんな中、今日は用事があって座間市まで出かけていました。

思いの外早く用事を終えて急に暇になってしまったので、久しぶりに座間神社まで行ってみることにしました。昨年のひな祭り以来、一年ぶりの参拝です。

鳥居の前に着くと



誰もいない階段が聳えていました。日差しを背に受けながら登っていくと



拝殿が姿を現します。

参拝を終えてから、上を見上げてみました。実はここに来た理由の一つとして、桜が咲いているのではないかという期待があったのです。

で、実際はどうだったかと言うと



本当にチラホラと咲いているだけでした。さすがに昨日開花宣言があったとはいえ、まだまだソメイヨシノの蕾は固いようです…。

気を取り直して境内を見渡してみると、



御神木の椎の木が青空に聳えていました。そして、



神奈川県央部の神社に見られる謎の存在『宮鐘(みやがね)』が異彩を放っていました。

厚木に帰ってから近所を見てみても、まだまだソメイヨシノは咲いていませんでした。ある意味、来月の入学式に保ってくれそうではありますが、やはり春休み中にはお花見をしないな…とは思っています。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大人気『御来光守』と『デコポンのワッフル』@横浜あざみ野《雫ノ香珈琲》

2024年03月20日 17時25分20秒 | 神社仏閣
今日は春分の日です。そこで今日は相模國一之宮・寒川神社に参詣することにしました。

朝の6時半頃に自宅を発ってJR相模線に乗り、寒川神社に到着しました。三の鳥居をくぐって参道を進むと、



晴れ渡った青空の下に神門が聳えていました。今日と秋分の日は、東から昇った太陽が千葉県の玉前神社から寒川神社⇒富士山頂⇒京都・元伊勢⇒島根・出雲大社を一直線に結ぶ『御来光道』を通る日のため、それにあわせて『御来光守』という特別な護符が数量限定で授与されるので、私もそれを頂戴するべくやって来たわけです。

ところが、神門をくぐって境内に入ると、まだ朝の7時半過ぎ頃だというのに



授与所の前にものすごい長蛇の列ができているではありませんかΣ(゚Д゚)!あまりにも凄すぎて、一瞬何が起きているのかわからなくなったくらいでした…。

例年こんなに人が並ぶことはなかったので、完全に面食らいました。いつものようにスッと買えると思っていたのですが、実はこの後に乗らなければならない電車の時間が決まっていたので、内心かなり焦りました。

とは言っても仕方ないので列の最後尾に並んでチンタラ進んでいると、不意に蛇行している列の横から肩を叩かれました。

『…へ?』

と思って見てみると、はじめは逆光の中でよくわからなかったのですが、なんと知り合いの方が私の後ろに並んでおられたようなのです。

互いに顔を見合わせて

「すごいよね。」
「すごいですよね。」

と、この尋常ならざる状況に苦笑いしあっていました。早朝からこんなんでは、もしかしたら昼過ぎには無くなってしまうかも知れません。

相変わらずチンタラ進む列に並んでいると、電車のタイムリミットがどんどん迫ってきていました。内心

『もしかしたら今回は諦めなきゃいけないか…』

と思いながらギリギリまでねばってねばって並んでいたのですが…



何とか自力で『御来光守』をGETすることができました(汗)。

知り合いの方へのご挨拶もそこそこに、ちょっとショートカットして駅までの道を急いだ結果、どうにか目的の電車に乗ることができました。そして次の予定に遅れることなく到着し、ついさっきまでハラハラしながら寒川神社にいたとは思わせないような何食わぬ顔で予定をこなしました。

何とか予定を済ませたら、気が抜けて猛烈に空腹になりました。なので、今日は祝日で音楽教室はありませんが横浜あざみ野に向かい、《雫ノ香珈琲》に行きました。

今日は



今月限定メニューの『デコポンのワッフル』にしました。やはり、この組み合わせは絶妙です。

さて、明日はいよいよ卒業式当日です。あの6年生たちがどうやって巣立っていくのか、しっかりと見守ってやろうと思います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いざ!小田原で節分会

2024年02月03日 18時28分38秒 | 神社仏閣
今日は節分ということで、勤務日でもないのに小田原に行きました。今日は、いつも私が出勤前に寄り道している曹洞宗華岳山福泉寺の辨天堂で節分の法要と豆撒きか行われました。

早朝には全く人のいない辯天堂も、今日は



御覧の通りの賑わいでした。境内では



おでんやお汁粉のお振る舞いもされていて、家族連れ等が長い列を作っていました。

15時になると、辯天堂での法要が始まりました。僧侶たちが入堂して般若心経が読誦されると、



参列者たちが堂前に設けられた焼香台で次々と焼香していき、辺りは香の香りに包まれました。

法要が終了すると、子どもたちがお待ちかねの豆撒きとなりました。辯天堂の縁側に僧侶が並ぶと









豆撒きが始まり、子どもたちが歓声をあげながら福豆の入った紙袋を拾っていました。 

その後には



古札のお焚き上げも行われ、厳かな雰囲気に包まれました。一頻り落ち着いたところで、次に豆撒きが行われれる大稲荷神社に向かいました。

辯天堂のすぐ隣の小高い山の上にある御社に上がると



こちらにも続々と人が集まっていました。豆撒きに先立って拝殿内で神事が挙行されたのですが、外で待ちきれなくなった子どもたちが



猿田彦之命役の男性に絡んだりする様子も見られました(笑)。

やがて拝殿内の太鼓が打ち鳴らされると、唐突な唸り声とガランガラン!という鈴の音が響いて来ました。ビックリして振り返ると






境内に青鬼と赤鬼がやってきて、節分会の雰囲気が盛り上がってきました。

すると、拝殿内から神職や豆撒き衆が登場してきました。豆撒き衆には守屋輝彦小田原市長や市議会議員もいましたが、それぞれが居並んだところで






福豆が撒かれ、こちらでも子どもたちや大人たちが歓声をあげながら拾いあっていました。

私もいくつか拾ったのですが、ちょうど私の勤務先の小学生たちがあまり拾えずにいたので、その子たちに全部あげてきました。こういう縁起物は、地元の子どもたちが持つにかぎります。

明日は立春、暦の上では春になります。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福徳辯才天初詣

2024年01月09日 17時27分37秒 | 神社仏閣
今日から新年の小学校がスタートしました。出勤に先駆けてちょっと寄り道して、小田原七福神のひとつ福徳辯才天が祀られている華岳山福泉寺に参詣することにしました。

辯天堂に到着すると、



真新しい紙垂のついた注連縄と松飾りで荘厳された鳥居がありました。辯天堂にも



五色の幕が廻らされ、コロナ禍には格納されていた鰐口や鈴の尾も下げられて、すっかり元の姿に戻っていました。

昨日心配していた子どもたちですが、蓋を開けてみれば殆ど欠席もなく元気に登校してくれていました。中には休みボケから抜け出せずにグダグダ言っていた子もいましたが、これからゆっくりと時間をかけてたたき直していくことにします。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲辰年初詣

2024年01月01日 15時15分15秒 | 神社仏閣
皆様、明けましておめでとうございます。旧年中は数あるブログの中から、わざわざ拙ブログを御覧いただきましてありがとうございました。

甲辰年を迎えて、先ずは初詣に行くことにしました。先ずは相模國一之宮寒川神社に参詣です。

JR相模線の宮山駅で電車を降りて寒川神社に向かうとものすごい行列ができていて、誘導員に

「あちらへお願いしま〜す!」

と促されて歩いていくと



二ノ鳥居の外まで出されてしまいました。コロナ禍前には一ノ鳥居の外まで出されたこともありましたが、それに近いくらい人出が戻ってきていることを感じることができました。

冷たい強風に吹かれながら牛歩で歩くことしばし、



ようやく三ノ鳥居が見えてきました。太鼓橋を渡って鳥居をくぐり、そこから更に参道を牛歩で進むと



ねぶたの飾られた神門に到着しましたが、二ノ鳥居からここに来るまでに30分くらいかかっています…。

入場制限を経て神門をくぐると拝殿が見えてきますが、



これまたものすごい人波です。そして、更に20分ほどかけてやっとのことで賽銭箱の前まで到着したのですが、ここで事件が起こりました。

前の人がお参りし終えて私がお賽銭を入れようとしたら…

カーン!

と鋭い痛みが後頭部に走りました。何かと思ったら、私の真後ろにいたBBAが待ちきれずに投げつけたお賽銭が私の頭にクリーンヒットしたのです。

こんなコントみたいな展開ってあるんだな…と呆れながら、気まずそうな顔をしてそそくさと逃げていくBBAを見送りつつ、何とか参拝して列を外れました。そして大麻と寒川神社御璽と八方除の御札をいただいて、人波をかき分けて出てきました。

もちろん



末社の宮山神社にも参詣しました。寒川神社のすぐ隣にあるにも関わらず、こちらに参拝する人の数は疎らでした。

無事に寒川神社での参拝を終えて臨時バスで厚木に戻り、そのまま厚木総鎮守の厚木神社に参詣しました。近くに着いてみると



普段はあまり人影のない神社の前に、ものすごい行列ができていました。

こちらも最後尾に並んでから牛歩で進むこと20分あまりで、



ようやく拝殿前にたどり着きました。こちらでも参拝後に厚木神社御璽をいただいて、自宅の神棚にお祀りする御札が全て揃いました。

自宅に帰ってパーカーを脱いだら、フードから



600円が出てきました。恐らく…いや絶対に、寒川神社のBBAが私の後頭部に投げつけたお賽銭です(汗)。

こういうお金は使っていいものかどうか悩みますが、ホイホイ使ってしまうのも下品なので、どこかでお賽銭として使おうと思います。正月早々縁起が良いのか悪いのか分かりませんが、まぁ良かったことにしておこうと思います(汗)。

今年もくだらないことからどうでもいいことまであれこれと書き散らかすと思いますが、お時間がありましたら御覧いただきたいと思います。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新嘗祭に行くはずが…

2023年11月23日 17時35分10秒 | 神社仏閣
今日は新嘗祭です。決して『勤労感謝の日』などという、訳のわからない名前の祝日ではありません。

そんなわけで、今日は相模國一之宮寒川神社に参詣…しようと思っていたのですが、ふと目覚めると既に昼近く!一瞬

『…え?』

と、時計を見ながらフリーズしてしまいました。

新嘗祭が挙行されるのは10時からですから、電車に乗って行かなければならない寒川神社にはどうあっても間に合いません。たとえ我が家から徒歩圏内の厚木総鎮守厚木神社であろうとも、絶対に間に合わないであろうことは明白でした。

最近、授業や放課後子ども教室の工作の準備に追われて寝不足気味なことは自覚していました。その歪みのようなものが、祝日である今日に出てしまったのかも知れません。

それでもとりあえず厚木神社に参詣してみようと、遅まきながら出かけてみることにしました。その道すがらに大鷲神社があるのですが、そこを通りかかったら



なんと今日はニの酉の日でした。

ちょっとビックリしましたが、何はともあれお参りすることにしました。門前には



熊手を売る屋台も立ち、新たな熊手を買い求める人たちも見られました。

今年は二の酉までなので、これで今年の酉の日は終わりです。寝坊したことは悔やまれましたが、諦めずに出かけてみてよかったと思いました。

明日は普通に金曜日なので、学校勤務があります。変に今日休んでしまったので、明日出勤し忘れないように気をつけようと思います…。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

特別展《京都・南山城の仏像》@上野・東京国立博物館

2023年11月05日 17時17分20秒 | 神社仏閣
連休最終日の今日は、お昼過ぎから上野恩賜公園に出かけました。霜月だというのに風が心地よく感じ、あちこちに夏の装いの人たちが行き交う中を、東京国立博物館に向かいました。

現在、こちらでは



特別展《京都・南山城の仏像》が開催されています。

近鉄奈良駅近くのバス停から一時間に一本しかないJR加茂駅行きのバスに乗って30分ちょっと揺られていくと、奈良県との県境にある京都府木津川市にある浄瑠璃寺というお寺に到着します。ここには



日本国内に唯一現存する九体阿弥陀堂(国宝)があり、その中には



九体の阿弥陀如来坐像(国宝)が安置されています。

阿弥陀如来は往生者の生前の善行悪行に合わせて上品上生(じょうぼんじょうしょう)・上生中生(ちゅうしょう)・上品下生(げしょう)・中品上生(ちゅうぼんじょうしょう)・中品中生・中品下生・下品上生(げぼんじょうしょう)・下品中生・下品下生の九つの姿で現れて極楽へと往生者を導くと言われています。そして、その九つ全ての姿の阿弥陀如来像を安置しているのが九体阿弥陀堂です。

かつて最盛期には大小合わせて30余もの九体阿弥陀堂が京の都に存在していたという記録が残っていますが、応仁の乱を始めとした戦乱に巻き込まれてそのほぼ全てが焼失してしまいました。浄瑠璃寺の九体阿弥陀堂は都の中心部から遠く離れた山の中にひっそりと建っていたためにそうした戦禍を逃れ、九体阿弥陀堂として現存する唯一の貴重な遺構となったのです。

今回の展覧会は2018年度から5年の歳月をかけて、明治時代以来110年ぶりに行われた九体の阿弥陀如来坐像の修理が完了した記念として開かれたもので、浄瑠璃寺の他に現在の木津川市・城陽市・京田辺市といった南山城一帯の名刹古刹ゆかりの仏像を一堂に集めたものです。普段は観光でも訪れることも少ないような寺院の仏像も出陳されていて、なかなか貴重な機会となっています。

今回のメインは何と言っても



修理を終えた浄瑠璃寺の九体阿弥陀如来坐像(国宝)の一体です。板光背を背にして座る阿弥陀如来坐像は、漆や金箔の剥落止めや内部補強を終えたこと、それに博物館の照明に効果的に照らされていることもあって、御堂で拝見するよりも一層神々しく見えました。

阿弥陀如来坐像の両脇には



四天王像のうちの多聞天と広目天(いずれも国宝)が睨みをきかせています。現地の御堂では絶対に拝観できない各像の背面も垣間見ることができるのも、昨今の展覧会ならではの演出です。

浄瑠璃寺からは、この他に



地蔵菩薩立像(重文)も出陳されていました。



平安時代の作とされる地蔵菩薩立像は優美な立ち姿で、衣に施された彩色や戴金(きりかね)模様が当時の貴族趣味を感じさせます。浄瑠璃寺には他にも



1000円切手の図案にもなっている秘仏・吉祥天女像(重文)もありますが、残念ながら今回は出陳されていませんでした。

浄瑠璃寺の仏像の他には



浄瑠璃寺と同じ京都府木津川市にある海住山寺(かいじゅうせんじ)に伝わり、現在では奈良国立博物館に寄託されている十一面観世音菩薩立像(重文)が出陳されていました。通常は



水瓶に後の時代に補われた蓮華の花が生けられているのですが、今回はそれを外した御姿でのお出ましとなりました。

頭上から足元までほぼ一材で彫り出している十一面観世音菩薩像は像高45.6cmという小像ながら、細部にいたるまで実に精緻に作り上げられています。その愛らしくも精悍なお顔立ちは、観るものを引きつけて離しません。

京都府京田辺市の寿宝寺からは千手観世音菩薩立像(重文)か出陳されています。42本に省略されることの多い千手観世音菩薩ですが、平安時代に造立されたこちらのお寺の像は



奈良・唐招提寺の真数千手像に迫るようなほぼ千本に近い数の手をもつ迫力満点の御像です。

京都府城陽市の極楽寺からは



阿弥陀如来立像(重文)が出陳されていました。この御像は大仏師運慶(生年不詳〜1224)と並び立つ慶派の名工快慶(生没年不詳)の弟子である行快(生没年不詳)が作ったことが分かっていますが、


引き締まった凛々しいお顔立ちや指先の優美で繊細な表現に、



師である快慶作の阿弥陀如来立像(東大寺俊乗堂・重文)の尊容に通ずる美しさが秘められています。

私が最後に浄瑠璃寺に行ったのは、今から十数年も前のことです。今回こうして久しぶりに阿弥陀如来の御尊顔を拝したことで、また浄瑠璃寺に行ってみたくなりました。

この特別展は来週11月12日(日)まで、東京国立博物館本館大階段裏の特別5室で開催されています。チケットは当日まで発売されていて日時や時間の指定もありませんので、興味のある方は是非おいでになってみてください。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨中で頂く『御来光守』@相模國一之宮・寒川神社

2023年09月23日 15時15分15秒 | 神社仏閣
今日は秋分の日です。ということで、今日は寒川町に坐す相模國一之宮寒川神社へ参詣することにしました。

朝から冷たい雨が降る中を、JR相模線宮山駅から歩いて



寒川神社の神門にやって来ました。今日は生憎の雨ということもあって、いつもの秋分の日よりも参拝者は少なめでしたが、それでも



拝殿前には手を合わせる人たちが集っていました。

今日の寒川神社参拝者のお目当ては



『御来光守』です。秋分の日と春分の日の年二回、真東から昇った太陽が千葉県の玉前神社〜寒川神社〜富士山頂〜元伊勢内宮皇大神社〜出雲大社という『御来光道』を辿るのを記念して頒布される、特別な御守です。

晴れた日にお頒けいただけたら良かったのですが、雨の秋分の日もまた良しということで無事に頂戴することができました。数量限定で午前中に無くなってしまうこともあるのですが、今日はお天気のこともあってその心配はありませんでした。

帰りには



末社宮山神社にも参詣しました。そして、つい二〜三日前には真夏日だったとは思えないような涼しい空気の中を、宮山駅へ向かいました。

今年も『御来光守』をいただけて安心しました。これから先、この御守にお願い事をするようなこともあるかも知れませんが、その話はまたその時に。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これでいいのか、大丈夫なのか…?

2023年09月07日 18時18分18秒 | 神社仏閣
今日は、勤務先とは違う小学校の放課後子ども教室の日でした。しかし、こちらが始まるのは来週からということで、今日はフリーになりました。

それならそれでやることはあるので、掃除やら洗濯やら買い物やらをしていました。その買い物の時に寄った有隣堂に



厚木と海老名を特集した雑誌『散歩の達人』が売られていたので買ってみました。

中を見てみると、新旧いろいろな店やビュースポットなどが紹介されていたのですが、海老名の紹介ページを見たら



第1ページ目がこれでした。これは海老名総鎮守社である有鹿神社(あるかじんじゃ)を紹介するものなのですが、そこに掲載された写真には



3m近いネギの被り物をした奇妙な人物が写っていました。

これは、この神社の禰宜(ねぎ)さんがネギの被り物したもので、その名も『ネギ禰宜』というものだそうです。この御社の宮司さんは



何故かパンダの被り物をする妙ちきりんな『パンダ宮司』として有名になってしまっているのですが、その下にいる禰宜さんは、その上をいく珍妙さでした。

有鹿神社は相模國有数の古社として知られていて、現在の社殿も元和8(1623)年に建てられた重要文化財です。そんな由緒正しき御社の宮司と禰宜がこんなんでは、何とも言えない気分にさせられます。

なんでも近隣住民に親しみをもってもらうために始めたことのようで、パンダの他にレッサーパンダまでいるようです。しかし、親しみをもってもらうための手段として選んだのがこれなら、御祭神もさぞかし驚いておられることでしょう…。

さて、台風13号が関東地方に向けて北上していて、明日の未明から通勤時間帯にかけてかなり天候が荒れるようです。最近は小田急線も風や雨で止まりやすくなっているのですが、はたして無事に小田原まで出勤できるでしょうか…。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

78回目の靖国神社『戦没者を追悼し平和を祈念する日』

2023年08月15日 17時20分17秒 | 神社仏閣
今日は8月15日、『戦没者を追悼し平和を祈念する日』です。ということで、今年も靖国神社に参拝に来ました。

台風7号の影響が懸念されていましたが、当初の予想より大幅に西寄りに進路をとったことで、関東地方の天候が荒れることはありませんでした。なので、今年も無事に来ることができたのです。

九段下の駅を出て神社へ向かうと



大鳥居が見えてきたのですが、例年と比べてかなり人が少ないように見受けました。やはり、昨日までの台風情報を考慮して出控えた人が多かったようです。

参道を進んでも



二之鳥居や神門あたりまで進んでも、やはり例年と比べると人がいません。手水を遣って神門をくぐると



三之鳥居の前もこの人の少なさ、いつもならギッチギチに人が並んでいるのですが、今日は前後左右にかなりゆとりがありました。

拝殿前に進んで拝礼してから参集殿に向かい、昇殿参拝の手続きを済ませました。そして、正午の昇殿参拝に合わせて拝殿に案内されました。



拝殿内に進むと、仄かな檜の香りが漂ってきます。その拝殿内いっぱいに参拝者が居並び、昇殿参拝が始まりました。

神職の祓詞と修祓を受けてからしばらくすると、日本武道館で挙行されている全国戦没者追悼式のラジオ中継が拝殿内に流されます。天皇皇后両陛下が御臨席になり、岸田総理の開式の辞が終わると



両陛下が標柱の前に進まれ、やがて正午の時報とともに一分間の黙祷が捧げられます。

拝殿内でも黙祷が捧げられましたが、その瞬間、それまで参拝者の声やお賽銭の音でガヤガヤしていた境内が一瞬にして静まり返り、蝉時雨と吹き渡る風の音以外は一切聞こえなくなります。そして、拝殿内に一陣の爽やかな風が吹き、ひと時暑さが和らぎます。

毎回正午の昇殿参拝をする度にこの体験をするのですが、いつも不思議な感覚になるとともに身の引き締まる思いがします。まるで祀られている240万余柱の御英霊が、酷暑の中で祈りを捧げる参拝者を労ってくれているかのようです。

続いて



天皇陛下のお言葉が流され、参拝者一同でそれを拝聴します。その後、神職の先導で本殿に移動します。



本殿の中央には、巨大な鏡が据えられていますが、これは合祀の時に使う鏡です。 靖国神社では、合祀する人物名を闇夜に霊璽簿に筆で書き写し、それを鏡に映した時点で合祀がなされ、例えば『靖国太郎命(やすくにたろうのみこと)』というように名前の次に『命』が付けられ、御祭神の一柱として祀られるという事になっています。

昇殿参拝者はそれぞれに鏡に向かって礼拝し、戦没者の鎮魂と日本国の安寧を祈りました。本殿を出て回廊に進むと、コロナ禍でしばらく途絶えていた御神酒が献ぜられ、参拝者は本殿に向けて献杯して参集殿に戻りました。

今でも靖国神社を『戦争を賛美する巨悪宗教施設』のように揶揄する輩が一定数いますが、そういう戯言はさておき、先ずは一度参拝してみたらいいと思います。そして、実際に神域に身を置いたり遊就館の展示を観たりして、靖国神社が何であるかを身を以て知ってから発言した方がいいと思います。

今年も靖国神社に参拝できたことに、心から感謝の意を表します。まだまだ世界情勢が予断を許さない中ですが、一日も早い世界の安寧を祈ります。

合掌。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も夏越の大祓

2023年06月30日 19時20分21秒 | 神社仏閣
今日は6月30日、いよいよ今日で2023年の上半期が終わります。あと半年で今年が終わると思うと言い様のない焦燥感に駆られます…。

さて、そんな今日は各地の神社で『夏越の大祓(なごしのおおはらへ)』が挙行され、茅の輪くぐり神事が行われます。ということで、小田原の小学校の勤務終わりにちょっと寄り道して



小田原市城山地区にある大稲荷神社に参詣することにしました。

朱塗りの一ノ鳥居をくぐって石段を登ると、



拝殿前の青銅製の鳥居に茅の輪が設置されています。この茅の輪を

『水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶといふなり』

と唱えながら



上の図のように左・右・左とくぐり、この半年に身についた穢れを祓ってから拝殿前に進み拝礼します。

茅萱の爽やかな香りを感じながら、今年も知らず知らずの間に身についていた穢れを落としてきました。明日からいよいよ7月です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神奈川県下随一の丈六仏の前で花祭り

2023年04月08日 17時00分17秒 | 神社仏閣
今日は4月8日、御釈迦様の誕生日である花祭りです。この日、母親である摩耶夫人(まやぶにん)の右脇から生まれたシャカ族の王子ゴータマ・シッダールタ(後の御釈迦様)は、即座に七歩歩いて天と地を指し示し

「天上天下唯我独尊」

と発したといいます。

そんな御釈迦様の誕生日である今日は、各寺院で花祭りが催されます。厚木市内のお寺でも花祭りが開催されていたようですが、今日は上依知(かみえち)にある星梅山妙伝寺に参詣することにしました。

門前には



花まつりを開催する案内が掲げられていました。ただ、子どもたちの『花めぐり』という稚児行列のようなものは中止になっていました。


仁王の代わりに毘沙門天と持国天が立つ二天門をくぐると、



芽吹いたばかりの新緑の中に建つ本堂が見えてきます。私が到着した時にはちょうど花祭りの法要の最中だったようで、



正装した僧侶たちが御題目を唱えていました。

しばらくその様子を外から窺ってから



その横にある『独尊堂』とも呼ばれる釈迦堂に向かいました。ここには



神奈川県下最大の木造仏である丈六釈迦如来立像が祀られています。

丈六というのは生前の御釈迦様の身長一丈六尺=約4.85mのことですが、実際には丈六仏を造るのも祀るのも大変なので、通常は実寸を詰めたり、丈六仏にするために坐像にしたりします。なので、元禄時代に作られたと思われるこちらの釈迦如来立像は真性の丈六仏立像としても珍しい作例で、神奈川県下では随一の大きさを誇っています。

参拝する者と目線が合うように、視線を落とすようにして立つ約5mの釈迦如来立像は



圧倒的な存在感を持っています。像の裏手に廻ると



大きなお背中にも圧倒されます。

御堂のちょうど御顔にあたるところには明かり取りの障子があるので、



金色に輝く釈迦如来立像を柔らかな自然光の中で拝することができます。堂内に静かに佇む御姿は



実に神々しい尊容です。

今日は花祭りということで、



釈迦如来立像の前には花御堂(はなみどう)が設えられ



文字通り色とりどりの花で飾られていました。その花御堂の中には



「天上天下唯我独尊」

と発した姿である誕生仏が祀られ、釈迦誕生の時に降ったという甘露の雨になぞらえた甘茶が満たされていました。

本堂ではまだ法要が続いていましたが、その間に誰もいない釈迦堂の中で誕生仏に甘茶をかけて御釈迦様の誕生日を祝いました。ただ、あまりのんびりしていると一時間に一本しかないバスが行ってしまうので、頃合いをみてお寺を後にしました。

昼過ぎから風が冷たくなってきたと思っていたら、午後からかなり本降りの雨が降ってきました。この強い雨で、わずかに残った桜の花も散ってしまうことでしょう…。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一年ぶりの寒川神社『御来光守』

2023年03月21日 17時00分17秒 | 神社仏閣
今日は春分の日です。なので、今日は



相模國一之宮の寒川神社に参詣することにしました。

午前9時過ぎくらいに到着したのですが、その時点でかなりの人出でした。みんなのお目当ては、春分の日と秋分の日の年2回だけ授与される『御来光守』をいただくことです。

神門をくぐると、



白い敷石の眩しい中に建つ壮麗な拝殿が見えてきます。こちらは八方除(はっぽうよけ)の御社として名高く、拝殿横には



大きな天分儀が据えられています。

拝殿に参拝してから『御来光守』を頂こうと授与所に向かうと



既にかなりの長蛇の列ができていました。普段こんなに並ぶこともないので驚きましたが、先日tvk(テレビ神奈川)で紹介されたり、Instagramやfacebookで案内が流れてきたりしていたので、その効果もあるのでしょう。

結構待たされましたが、



どうにか無事に『御来光守』を頂くことができました。この『御来光守』は春分の日と秋分の日の年2回、東から昇った太陽が



千葉県の玉前神社から寒川神社、富士山山頂、元伊勢を通って出雲大社につながる御来光道を通っていく日に授与されるもので、昨年は春も秋も参詣しなかったので一年ぶりに頂いてきました。

境内のソメイヨシノはまだポツポツとしか咲いていませんでしたが、参集殿の前には



横浜緋櫻(よこはまひざくら)という、山桜と寒緋桜の交配種の桜が満開に咲いていました。この一本が満開に咲いているだけで、春爛漫の様相はバッチリでした。

最後には末社の宮山神社にも参詣したのですが、行ってみたら



鳥居の外まで人が溢れるほどの長蛇の列ができていました。失礼ながら普段はあまり参拝者がいない御社なのですが、ここまで人が並んでいる光景を見て驚かされました。

さて、明日は勤務先の小学校の卒業式です。お天気はまずまずのようですので、気持ちよく6年生を送り出したいと思います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鎮守様に最後のご挨拶

2023年03月16日 21時11分12秒 | 神社仏閣
今日は、いつもとは違う小学校の放課後子ども教室の最終日でした。晴れ渡った空の下を歩いて小学校に出勤する前に、いつも寄っている鎮守様に最後のご挨拶をすべく



郷社三嶋神社に参詣しました。

こちらの御社は源頼朝が治承4(1180)年に平家打倒のために挙兵して源氏を再興したことを祝し、現在の静岡県三島市に鎮座坐している三嶋大社から御分霊を勧請して建てられました。古くは源氏のみならず、足利氏や小田原北条氏からも大願成就の御社として崇敬されていたと伝わります。

石造りの鳥居と青銅製の鳥居をくぐると



立派な拝殿が見えてきます。こちらの御祭神は大山祇神(おおやまづみのかみ)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、伊古那比賣命(いこなひめのみこと)、大山咋神(おおやまくいのかみ)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、菅原道真公の八柱です。

拝殿に参詣して横を見ると



『上大井・三嶋神社のムクノキ』として『かながわの名木100選』に選定されている、推定樹齢300年のムクノキが聳えています。その下には



薬師如来堂が建っています。

かつて、日本の寺社は神仏習合思想により分かちがたく共存していました。その中で薬師如来は、山の神である大山祇神と、商売繁盛の神である事代主命が化身した姿と言われています。

しかし、明治元(1868)年に発令された神仏分離令にともなう廃仏毀釈運動によって日本各地で神社の境内にあった仏教的堂塔が破壊され、貴重な文化財が失われてしまいました。そうした中にあって、こちらのように現在でも境内に仏殿が残っている神社は珍しく、かつての神仏習合の様を今に伝える貴重な光景となっています。

薬師堂に詣でて見上げると、



ソメイヨシノの大木の枝に、小さな花がチラホラと咲いていました。この分だと、来週くらいには見頃を迎えそうです。

参道を辞して二の鳥居をくぐると、



辯財天を祀る厳島神社が鎮座しています。今は空堀になっていますが、かつては水が湛えられて厳島神社としての様相を呈していたのでしょう。

放課後子ども教室は、コーディネーターが先週の無意味なわだかまりを引きずったままギスギスした雰囲気を振り撒いていましたが、私はそれを一切無視して、子どもたちに不穏な空気を感じさせないようにして楽しんでもらいました。何が気に食わないのか知りませんが、大人のつまらない諍いに子どもたちを巻きこむような大人気ないことはできません。

最後に子どもたちにスタッフから挨拶をして、どうにかこうにか教室を終えることができました。コーディネーターは最後まで私や他のスタッフに『反省』と『感謝』を強要したそうでしたが、それをガン無視するかたちで

「お疲れ様でした~」

と挨拶して解散しました。

明日は午後から寒くなるようです。折角咲いたソメイヨシノは、無事にもってくれるでしょうか…。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小田原七福神『満願辯財天』御朱印

2023年01月20日 18時18分18秒 | 神社仏閣
今日は二十四節気のひとつ『大寒』です。文字通り寒の内でもとりわけ寒い日という意味ですが、日中は日向にいると暖かく感じる陽気となりました。

さて、小学校勤務を終えて小田原駅に向かう時に、ちょっと寄り道して



華岳山福泉寺にある小田原七福神のひとつ『満願辯財天』に参詣しました。こちらは今月いっぱいまで内陣の辯財天像が御開帳していて



普段は辯財天の御顔だけが観えるだけ開かれている扉が開け放たれ、辯財天の全身や眷属たちの姿を拝観することができます。

また、この時期には寺務所で御朱印も頂けるというので、出勤時に御朱印帳を持参しました。そして参詣後に



御朱印を頂戴してきました。

明日から週明けにかけて強烈な寒波が関東地方に襲来し、週明けには降雪も予報されています。正に『大寒』の時期らしい天候となるようですが、関東地方は雪に滅法弱いので交通機関への影響が心配されます…。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする