共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

雨(;ω;)…からの結果オーライ

2016年07月31日 23時34分28秒 | 音楽
今日は第3回目のアミューあつぎ前路上ライブの日でした。

前日の天気予報では午後から雨…ということでしたが、ふたを開けてみれば雲一つ無い快晴に恵まれました。なので、今日のライブは予定通り行うことに決めて、出演者各位にもそのように連絡をしたのです。

ところが、いざ準備をしようとした途端、ザァッと雨が降りだしたではありませんかヽ(;゚;Д;゚;; )!

取るものも取りあえず、先ずは電気系統のものからアミューあつぎの軒先に避難させて雨の様子を伺っていました。しかし、開始時間近くになっても止む気配はありませんでした。

屋外イベントですから雨天の場合は中止することにしていましたが、まさか第3回目にして中止の憂き目に…と思っていたその時、みらいあいこが動きました。

「アミューの中のスタジオが開いてたら、今から借りて中でライブやりましょう(^^)。」

おいおい、ここは駅前の公共施設なんだから、飛び込みで行ったって玉砕するのがオチだよ…と言おうとしたら、既に彼女の姿はありませんでした。とにかく電子ピアノ等を雨から守るべく対処しながら待っていたら、何と

『スタジオとれました』

という驚きのLINEが☆(+。+*)!

そんなこんなで、とりあえず場所を室内に移して、何とか無事に第3回目のアミューライブを敢行することができました。みらいあいこさんの行動力に驚かされっぱなしの一日だったように思いますが、蒸し暑い中でではなく涼しい室内でのライブになったこともあって、結果オーライといったところです。

雨で、しかも会場を移動したにもかかわらず、沢山の方がいらして下さいました。中には拙ブログを御覧になってわざわざおいで下さった方もいらして、有り難いやら恐縮するやら…本当に感謝です。有り難うございました。

来月のアミューライブはお休みです。次回は9月25日に行います。是非お越し頂きたいと存じます。
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正しく風物詩

2016年07月30日 23時25分58秒 | グルメ
今日は土用の丑の日です。しかも、土曜です(オイ…)。

こういう時には、やはりそれに則したものを頂こう!ということで、厚木市内にある鰻屋さんに足を運びました。さすがに今日はお店も大盛況で、店の外に行列が出来ていました。

待っている最中にも、店から鰻を焼く香りがしてくると、イヤでも胃が刺激されます。ようやく座ってから更に待たされること暫し、遂に鰻重が運ばれて来ました。肝吸いとお新香付きです。

久しぶりに真面目に鰻なんて食べた気がしますが、やはり美味しいものです。これがもしかすると、主に中国の爆漁乱獲で絶滅して食べられなくなるかも知れないと思うと、腹立たしいやら不安になるやら…。

ま、そんな難しい話は置いておいて、久々の鰻重を美味しく堪能しました。明日は月イチアミューあつぎ路上ライブですので、パワー充電完了です。明日、お時間のある方は是非おいでになってみて下さい。
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甦る記憶、繋ぐ使命

2016年07月29日 22時30分21秒 | 日記



今日は相模原市にあるJAXA宇宙科学研究所に行きました。今日と明日の二日間、館内特別公開が行われています。

ここに到着して最初の建物に入ると真っ先に目に飛び込んでくるのが、2010年に小惑星『イトカワ』の表面サンプルを地球に持ち帰った《はやぶさ》の1/1モデルです。一時、宇宙の只中で行方不明になりながらも与えれたミッションを敢行して貴重なサンプルを持ち帰ったカプセルを切り離し、自らは流れ星のようにオーストラリア上空の夜空に散っていった姿を見てどれだけ泣いたか…(TДT)。

ここにはその貴重なサンプルは勿論のこと、唯一地球に帰還したサンプルカプセルの部品の実物も公開されていました。カプセル部品がジップロックに入っていたのは御愛敬ですが、電子顕微鏡のプレパラートにのった『イトカワ』のサンプルはキラキラと宝石のように輝いていました。この小さな小さな欠片を地球に持ち帰るために、どれだけの人達の汗と努力と涙がかけられたのか、半年間もの長い間宇宙空間で迷子になってしまった《はやぶさ》に、JAXAの方々がどんな思いで信号を送り続けていたのか…それを想像するだけで勝手に目頭が熱くなります…(;ω;`*)。

そして時代は次のステージへ。今度は小惑星『リュウグウ』を目指して《はやぶさⅡ》が打ち上げられています。初代《はやぶさ》も行った地球スイングバイを成功させ、現在『リュウグウ』に向けて航行中です。

《はやぶさⅡ》は、初代《はやぶさ》のように小惑星『リュウグウ』の地表サンプルを採取するのは勿論のこと、更に爆発物を『リュウグウ』に投下して意図的にクレーターを作り、『リュウグウ』内部のサンプルも持ち帰るという高次元なミッションを課せられています。

内部のサンプルは太陽からの紫外線や太陽風に曝されていないため、より原始的な組成を留めていると考えられています。それを調査することによって、原始の地球の組成や生命誕生の謎に迫れると、説明役の青年が熱く語ってくれました。

日本の宇宙科学の分野は、まだまだ楽しみがいっぱいです。
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驚愕の月移住プロジェクト《UZUME》計画

2016年07月29日 22時29分13秒 | 日記
《はやぶさ》と同じフロアの一角に、こんな雰囲気に似つかわしくないポスターが貼られていました。月の上で衣を翻して踊っているのは、古事記に登場する女神の天之鈿女命(あめのうずめのみこと)です。

何で?と思ったら、その横に《UZUME計画》という謎の文字が…。ますます頭の中に?が飛び交っていたら、ちょうど横にいた係員の方が説明して下さった話を聞いて仰天しました。何と、人類が月に定住する計画が持ち上がっているのだそうです!Σ(Д゚;/)/

月の表面には無数のクレーターがあることは御存知かと思いますが、実はそれとは別に謎の縦穴が見つかったのだそうです。観測では今までに3つの縦穴が発見されているのだそうですが、どうやらその縦穴の奥には、嘗て火山活動があった名残の巨大な地下空洞があるようなのです。

地球上にも、例えば富士山の風穴のような火山性の地下空洞が存在していますが、この月の地下空洞はとんでもなく巨大なもののようです。そして、この空洞を活かして、そこに人間が居住できる設備を設置しようというのです。

地球はオゾン層や大気圏に囲まれているため、有害な紫外線や太陽風を防いでくれています。一方、月には大気が無いため宇宙線や紫外線といった有害な光線がダイレクトに地表に届いてしまいます。また、大気が無いことによって、昼は約120℃、夜は➖120℃と昼夜の温度差が極端なため、人間が居住するには条件が過酷過ぎるのです。

しかし、この地下空洞の中にはそうした有害な光線が届かず、地下であることによって温度もほぼ一定に保たれているため、そうしたところに設備を設置すれば、人間が居住することは可能だということでした。

因みにこの地下空洞は火星表面にも確認されているそうで、いずれは火星への移住計画なんてものも浮上するかも知れません。

それにしても、そんな計画の名前に何で天之鈿女命が登場するのか…。話ついでに名前の由来を聞いてみてビックリ!

天之鈿女命は天岩戸を開かせた神

このプロジェクトも嘗てない宇宙工学の扉を開けるもの

故に《UZUME》計画と命名

となったのだそうです。

話を聞いて納得したものの、もしそうなら、実際に岩戸に手をかけてこじ開けたのは天手力男命(あめのたぢからをのみこと)ですから、《TADIKARAO》計画でもよかったのではないか…とも思ったのでした。

ですが、語呂がいいのはやはり《UZUME》でしょうかね…(^^;ゞ。
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スーハーモヒート

2016年07月28日 23時10分15秒 | 日記
本日、関東地方に漸く梅雨明けが宣言されました。昨年よりも18日も遅い梅雨明けだそうですが、利根川水系の水不足は解消されないままの梅雨明け宣言となったことで、少なからず不安を残すかたちとなりました。

梅雨時独特の湿った空気を全身に纏いながら帰宅していたので、何かしらさっぱりしたものを口にしたくなりました。そうしたら、本厚木駅直結のエクセルシオール・カフェに美味しそうなドリンクメニューがあったので、入ってみることにしました。

オーダーしたのは『フローズンシトラスモヒート』です。グラスの下の方にある白いものはヨーグルトで、その上にミントを加えて細かく砕いたフローズングレープフルーツが注がれています。全体をよく混ぜてストローで吸うと、細かい氷の粒とヨーグルトの風味の後に、ミントがスー…っと駆け抜けていきます。モヒートというタイトルですがノンアルコールなので、下戸の方も心配要りません?!

体の中から涼しくなれる、暑い夏にぴったりのドリンクでした。
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待てど暮らせど来ぬ人を…

2016年07月27日 22時35分26秒 | 
関東地方はまだ梅雨明けの発表もされず、どんよりとした曇り空の下、湿度ばかりが高めの日が続いています。せめてもう少し湿度が低ければかなり爽やかなのでしょうが、こればかりは梅雨や秋雨のある日本に住まう以上、諦めるしかないのかも知れません。

そんな中、教室を終えて帰宅の途上の道端に待宵草の花が咲いていました。そういえば本格的な夏を前にして、いつの間にかすっかりこの花が咲く時期になっていました。

『待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬそうな』

とは竹久夢二の名詞ですが、成る程、月の出ぬ夜に人知れず咲くこの花には、一抹の哀しさを感じずにはいられません。

それにしても日の下ではなく、何故夜に花を開く道を選んだのか…それは待宵草のみぞ知るところなのでしょうが、宵闇に黄色く輝く花には、何とも言えない不思議な魅力があります。
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スパイシーキッシュ

2016年07月26日 20時23分46秒 | グルメ
今日は休みだったことと、作曲活動が一段落したこととで、午前中はすっかりボケ~…っとしてしまいました。

しまったなぁ、それならそれでやりたかったこともあったのに…と思いつつ、ふと時計を見たら、すぐに自宅を出たら《Cafeあつめ木》のランチタイムに間に合いそうな感じだったので、慌てて出掛けました。しかし、実際にお店に到着したらランチタイムを若干過ぎてしまっていたのですが、スタッフさんから快くOKを頂いて、無事ランチセットを頂くことになりました。

今日はキッシュのセットをお願いしました。月替わりメニューの7月のキッシュは『ごろごろインゲン豆のカレー味キッシュ』です。カレーの風味が効いたキッシュフィリングの中に、文字通りインゲン豆がごろごろと入っています。その他に玉ねぎや粗挽きウィンナーも入って、食感と風味のいいアクセントになっています。何でも、野菜があまり得意ではないスタッフさんをして「イケる!」と言わしめたメニューだけあって、実に美味しいキッシュです。勿論、お約束のテーマ食材ピクルスもちゃんと花を添えています。

気圧の低い梅雨寒の天候をひと時忘れて美味しいキッシュに舌鼓を打ちながらスタッフの皆さんと話にも花が咲き、大変楽しい時間を過ごすことができました。
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新曲完成!\(^o^)/

2016年07月25日 22時22分55秒 | 音楽
先日、愛川町在住のシンガソングライターみらいあいこさんに向けて作曲作業をしていることを発表しました。あの後、いろいろと紆余曲折ありましたが、この度無事に曲が完成しました。

今回の作品のタイトルは《YUME》です。

歌詞については、古今和歌集に収められている小野小町の和歌の中から、

《うたた寝に恋しき人を見てしより夢てふものはたのみそめてき》

《思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを》

という夢をテーマにした二首の和歌を基にして詞を書きました。

曲については和歌を基にして作詞したこともあって基本的に和テイストな感じにしたのですが、夢がテーマということもあって伴奏部分にはいわゆるきちんとした三和音をなるべく使わず、代わりにメジャーセヴンスコードを多用して夢うつつの浮遊感みたいなものを演出してみました。

その結果、昨年に人生初作詞作曲した《マカロニグラタン》とは270°くらい角度の違った作品となりました。ただ、みらいあいこさん御自身のオリジナル作品に、同じく小野小町の和歌から小倉百人一首に収められた

《花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふる眺めせし間に》

を基にした《HANA》というものがあるので、そうした意味では今回の新作は小野小町シリーズ第二段とでもいうことになります。

さて、あとはこの楽譜をみらいあいこさんにお渡しして歌ってもらうだけです。差し上げてから人前で披露できるようになるまでどのくらい時間がかかるか分かりませんが、何回か共に練習を重ねて『その日』を迎えたいと思います。
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気をつけておくれやす…ε=(`へ´*)

2016年07月24日 22時12分10秒 | 日記
欧米で先駆けて配信された任天堂の《ポケモンGO》なるスマホゲームが、先週末から日本でも配信されるようになりました。

厚木市内の一番街でも、歩行者天国なのをいいことに御覧のように通りのあちこちでスマホの画面に一心に見入る老若男女が見受けられました。どうやら通りのそこいら中にポケモンが出現しているらしく、あちこちから奇声が…いや歓声が上がっていました。

何だかなぁ…と思っていたら、突然後ろからドン!という衝撃が…。『?!』と思って振り向いたら、ポケモンを追いかけながらスマホを凝視した小学生くらいの男の子の前方不注意でした。

するとその子…いやガキは、謝るのかと思いきや私に向かって一言

「ジャマ!」

と言い放ったではありませんか。なので、反射的にそのガキの耳たぶをひっ掴んで立ち止まらせた上で

「今、君は自分の不注意で他人様に迷惑をかけたよね。だったら文句垂れる前に、その人に対して先ず何かしら言わなくちゃいけないことがあるでしょう?それは何?」

と、顔の2~3cm前まで近づいて言ってきかせたら、酸欠の金魚のように口をパクパクさせていました。

周りを見渡してみたのですがどうやら近くに親はいないようでしたので、仕方なくその場でみっちりとお説教をして、最終的に謝罪させた上で解放しました。親がいたらいたでいろいろと面倒だったでしょうが、それはそれで何らか対処はしたと思います。

まぁ、折角遊べるようになったのですから楽しくプレイして頂く分には大いに結構なのですが、その際には他人様に迷惑をかけないよう、周囲への気配りもお忘れなく。以上、スマホを持ったローテク人間からの切なる願いでした。
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鎮守の祭

2016年07月23日 21時30分49秒 | 日記
今日も昨日と同様、割りと涼しい陽気に恵まれました。

そんな中で我が家でデスクワークをしていたら、突如かなり近くでドンドンドンッ!と時ならぬ花火が打ち上げられました。何だ?!と思っていたら、近所の鎮守様のお祭り開始を告げる花火だったようです。

普段は人影も疎らな御社ですが、今日ばかりは鳥居前に大きな幟が立てられ、神楽殿も開け放たれ、提灯に灯が点されていました。無住の社なので別社から神職も出張してきて、祭に備えていました。

この後、神事が執り行われて御神体が御神輿に移され、トラックの荷台に乗った太鼓連中のお囃子に先導されながら子供達の手によって御神輿が町内を練り歩きました。夕方には御神輿が還御して、境内でお囃子や大衆演劇といった様々な出し物が演じられました。

以前は鳥居前にテキ屋が幾つか店を出していたのですが、ここ数年は見かけなくなりました。まぁ、こんな一地方の小さな御社のお祭りに来るようなテキ屋もいないのかも知れませんが、騒がしいテキ屋がいない分、落ち着いたお祭りになったような気がします。そういったお祭りも、なかなかいいものだなと思いました。
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今日の《cafe32゚F》

2016年07月22日 22時53分51秒 | 日記
西日本や日本海側では真夏日を迎えたようですが、関東地方は昨日に引き続き気温の低い日となりました。ただ、梅雨時らしく湿度だけは高いので、決して快適に過ごせたわけではありません。

作曲作業も大詰めを迎えて、もう少しで完成する目処が立ってきました。ただ、前回もそうだったのですが前奏や後奏がまだ複数の候補から選びきれていなくて、若干モヤモヤした状態ではありますが、とりあえず主旋律だけでも決まっていれば後はどうにかなるかと思っております、ハイ…。

一応落ち着いたところで、気分転換を兼ねてお店にお邪魔しました。今日は、久しぶりにこちらに登場した新商品のコーヒーゼリーをお願いしました。

コクのある深い味わいのコーヒーで作られたゼリーの上に、バニラとチョコのアイスクリームがトッピングされています。アイスクリームがちょっと溶けたところと、アイスクリームに触れてちょっとゼリーが凍ったところとが絶妙にマッチして、とっても美味しい一品です。

実は以前に、御主人に

「コーヒーゼリーやってみたらどうですか?」

と提案してみたことがありました。まさかそれが採り上げられたわけではないと思いますが、思わぬかたちで具現化したのは嬉しいことでした。長い間通っていて、本当に良かったと思います。
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今年も蓮が咲きました

2016年07月21日 21時23分07秒 | 

関東地方は相変わらず梅雨空に覆われて、昨晩から降り出した雨が今日になっても強く弱く降り続いています。そんな中、そろそろシーズンになった頃だろうと思って海老名市にある県立海老名高校裏にある蓮田に足を運んでみました。

到着するまでは

『今年は出足が遅かったから、もしかして開花のピークを迎えてしまっているかも知れない…』

といった心配をしていたのですが、実際に現場に来てみたらまだまだ咲き始めたばかりのようで、むしろ蕾の方が多いくらいでした。雨模様だったこともあってか、私の他に誰も見に来てはいなかったため、仄かに甘い香りが漂う中で心行くまで蓮を堪能しました。

雨に打たれて水滴をまとった蓮の花は何とも言えず美しいもので、一番近くで咲いていた手頃な大きさの花の写真を撮りまくってしまいました。その中で、角度や背景等を考慮した上で選んだのが上の一枚です。

中部地方や琵琶湖近辺では、主に渡り鳥のオオバンによる蓮の新芽の食害とみられる蓮の育成不良がニュースになっていたので、こちらの方でもそんなことになっていないか気になっていました。とりあえずそのような被害は出ていないようで安堵しましたが、そうした生態系の歪みの脅威に蓮の花が晒されているということに、少なからず危機感を抱かずにはいられないのでありました。
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源氏物語に登場する音楽 《想夫恋》

2016年07月20日 21時58分51秒 | 音楽
前回、愛川町在住のシンガソングライターみらいあいこさんに向けて作詞作曲作業をしていることを書きました。

昨年提供した『マカロニグラタン』という曲は、例えて言うならNHKの『みんなのうた』に出てくるような雰囲気をイメージして作ったのですが、今回の曲は小野小町の和歌をベースにしていることもあって、結構和テイストな感じに仕上がっています。ただ、和風な感じというだけでは面白くないので、伴奏にはメジャーセヴンスを多用して浮遊感を出してみたりしました。ちゃんと弾けるかどうか、今から若干不安です…。

ところで小町の生きた平安時代には、有名どころの管弦《越天楽》や舞楽の《蘭陵王》《青海波》《萬歳楽》を始めとした今日の雅楽の曲目がかなり確立されていたようです。当時の文学作品の中にもいろいろな音楽作品が登場しています。

とりわけ有名なのは源氏物語でしょう。若き日の光源氏が頭中将と一緒に御前で《青海波》を踊るシーンは有名ですが、それと並び立つほど有名な場面に、源氏の息子夕霧が、夫である柏木を亡くして間もない女二宮の元を訪ねて和琴を爪弾くよう促し、自身も琵琶を構えて《想夫恋(そうふれん)》を弾き始める…というところです。男に恋する女の歌である《想夫恋》を弾かれた女二宮は、何だか自分の心の内を見透かされたような気持ちになって気まずくなってしまうのですが、最終的には曲のおしまいのフレーズをちょっとだけ弾いて夕霧に答えます。

この《想夫恋》という曲、源氏物語の中に都合4回も登場します。当時の上流社会の中でいかに人気のあった音楽であったかということを物語るものですが、今日伝わっている楽譜は平安期のものと違っているようなのです。

当時は音楽作品を文字化、若しくは記号化するということは行われず、全て唱歌(しょうが)、つまり歌って覚える「口伝え」で広まっていました。それが、時代の変遷の中で少しずつ形が変わって伝わっているようなのですが、何しろ可視化した情報源が無いため確認のしようがありませんでした。

ところが最近になって平安末期~鎌倉時代に作られた雅楽譜が見つかったようで、それを基にして新たに再現した演奏も聴けるようになったようです。《想夫恋》もその一つのようで、再現譜を使った演奏の動画もアップされていたので転載してみました。聞いて見て下さい。

因みに、私が今作っている曲は全くこんな感じではありません。ただ、この風雅なイメージは参考にしている…とだけ言っておきます。

雅楽 想夫恋(全体二返)~平安時代末期・鎌倉時代の雅楽譜にもとづく再現~
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月がとっても青いから

2016年07月19日 22時41分47秒 | 日記
今日も今日とて、厳しい暑さの一日でした。梅雨明けも発表されていないのにこんなに暑いのでは、先が思いやられます。

こんな時には他人様の電気代で涼むに限ります。明日からまた天気が芳しくないということもあって、またしても文明の利器でお洗濯をしてから楽譜書きに専念するために出掛けました。

だいぶ時間が経ったので、そろそろ涼しくなったであろうと外へ出てみたら、中空に綺麗なお月様が上っていました。

明日は幾分涼しくなるという予報でしたが、果たしてそんなにうまいこといきますかどうか…。
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人生二度目

2016年07月18日 23時20分45秒 | 日記
今日は海の日でお休みでした。天候もまずまずでしたから、海へお出かけの向きも多かったのではないかと思いますが、しがない独り身の私が海へなんぞ行ったところでトンと色気のある話にもなりませんので、大人しく引っ込んでおりました…。

ところで、今ちょっと大変なことに着手しております。昨年、愛川町在住のシンガソングライターみらいあいこさんの誕生日プレゼントに人生初作詞作曲作業をしたのですが、今年、人生二度目の作詞作曲作業に取りかかっているのです。

前回はお母さんとケンカしてしまった男の子目線設定の《マカロニグラタン》という曲を作りました。あれからほぼ丸一年かけて歌ってくれたこともあって、みらいあいこさんもだいぶ歌い慣れてきた感じがします。

で、今回作っている曲は全く性格の違ったテーマのものなのです。そのテーマとは《小野小町》。

実は現在、みらいあいこさんの作品の中に一曲、小野小町の

『花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふる眺めせし間に』

という百人一首にも取り上げられている有名な和歌を元にした《HANA》というものがあります。割りとホンワカした感じが多いみらいあいこさんの作品の中にあって、この《HANA》はかなり大人なテイストの作品なのですが、何回か演奏しているうちに、これくらい大人なテイストの作品がもう一つくらいあってもいいのにな…という気持ちが自分の中に込み上げてきていました。

そんなことを漠然と考えていた時期に、たまたま古今和歌集に目を通す機会があっていろいろと物色していたら、小町の和歌が何首か目に留まりました。その中で、割りと小町の歌に頻繁に出てくるテーマのものを詠んでいたら、もしかするとこんな感じで…という案が浮かんだので、それに則して作ってみることにしました。

しかし、前回同様、今回もかなり苦戦しました。特に、私の悪い癖で歌詞の推敲にやたらと時間がかかってしまって、なかなかメロディに取りかかれなかったのです。それでも、いつまで言葉をこねくり回していても切りがないので、ある程度のところでエイヤッ!と思いきって歌詞を書き上げ、どうにかこうにか曲にすることが出来そうな目処が立ちました。後は音譜をつけて完成させるばかりです。

近日中に全容を発表しますので、今しばらくお待ち下さいませ。
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