共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

小田原を知っている人には衝撃的光景

2014年06月30日 18時18分48秒 | 日記
今日も神奈川県下は朝から空が厚い雲に覆われて、今にも雨が落ちてきそうで、なかなか落ちてこない…といった、何とも言えない微妙な陽気になりました。

小田原の教室に向かうべく小田原駅の東口の階段を降りると、目の前にバスロータリーが現れます。写真はそのバスロータリーを見下ろすペデストリアンデッキから駅を背にして向かい側を撮ったものですが、現在ここでは、この春までここに建っていた《箱根VIERGE》という商業施設の解体作業が行われています。

ここにはかつてファーストキッチンや銀座ライオンといった様々なお店が入っていて、傍目にはそこそこ繁盛しているように見えていました。しかし実状はそうではなかったようで、今年の春に全店が閉店してしまったのでした。

それからビル全体を被うようにして足場と養生の壁が建てられ、その中で解体が進められていきました。そして今日見てみたら、養生壁が少しずつ低くなっていて、解体の重機が顔をのぞかせていました。そして、かつてあったビルは半分くらいの高さになってしまって、向こう側にあるデパート等の看板が丸見えになっていました。

私は学生時代から何かにつけて小田原に来る用事があったので、小田急線がホームに着くと見えるこのビルも見慣れたものとなっていました。それだけに、小田原にあるのが当たり前だったそのビルが無くなって、バスロータリー越しに向こう側の建物群が見えている…というこの光景は非常に衝撃的なもので、ちょっと信じられない気持ちです。

これから更に解体作業が進行していくと、いずれここからビルの痕跡など跡形も無く消え去ってしまうのでしょう。その時、ここからどんな光景が見えるのか…それが楽しみなような、淋しいような、何とも複雑な心境になるのでありました。
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楽譜作成 三種の神器

2014年06月28日 20時50分51秒 | 日記
いやあ…昨日の疲れがとれません。やっぱり3時間45分白菜を待ち続けて、そこで1時間以上粘って、小休止を挟んだとは言えそこから更に1時間以上かけて故宮コレクションを観て回って小田急線に揺られて帰ったら、今朝になったら脚がパンパンになっていました。

かつて《日本国宝展》の270分待ちを体験した人間としては『180分待ちなんて余裕~♪』くらいに思っていたのですが、そこは時期的なものと寄る年波との違いを認めざるを得ません。何しろ《日本国宝展》の時は大学生=20代だったからなぁ…(遠い目…( 〇o〇)~* )。

今日は朝から雨模様だし、脚も怠いし、明日は練習だし…ということで、昼間は殆ど明日の練習に費やし、疲れてからは楽譜作成に勤しみました。

ところで、以前何人かの方から「楽譜書く時、どういうペン使ってるの?」と聞かれたことがありました。

今時はパソコンでチャチャッと作ってしまう方が殆どだと思うのですが、ローテクな私(…)は手書きで楽譜を作っています。通常ならば写譜ペンという、万年筆の先をちょっと切ったようなペンを使うところですが、私はどうもこの写譜ペンというものが思うように使いこなせず、いろいろと試した結果、今はゼブラのハイブリッドという¥100程度(税抜き)のゲルインクのボールペンを使っています。

私が楽譜を書く時には、先ず頭にト音なりへ音なりの音部記号を書いて、一段辺りに何小節書くかをシャープペンで見当を付け、幅が決まったらペンで小節線を本書きして、殆ど下書きをしないでいきなりペンで音符を書きます。

元々ゼロから曲を作曲することはなく、何等かの楽譜を使ってのアレンジしかしないので、元譜が間違っていない限り何とかなるものです。それでも「あっ!やっちゃった!」という時には、0:1ミリ幅で消せる修正ペンを使いますが、滅多に出動しません。

ということで、私が楽譜作成に使う三種の神器は、写真のシャープペン、折れる30cm定規、ハイブリッドゲルインクボールペンです。これと五線紙さえあれば、大概のことはどうにかなります。
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折角なので…

2014年06月27日 19時58分48秒 | 日記
《翆玉白菜》を十分に堪能したもののすっかり疲れてしまったので、もう今日は帰ろうかな…と思いかけたのですが、考えてみたら私はこの《台北國立故宮博物院展》の出品物を、まだ一つしか観賞していないことに気づきました。ということで、メイン会場である平成館に移動し、喫茶スペースで何時間かぶりに椅子に座って一息ついてから本展示の会場に入りました。

会場内には北宋から清にかけての歴代中国王朝の皇帝達が収集した様々な書画や工芸品がところ狭しと並べられていました。中でも北宋の徽宗(きそう)と清の乾隆帝(けんりゅうてい)のコレクションは文人画から青磁、漆器や玉器に至るまで多岐にわたり、中国王朝文化の幅広さと奥深さを感じさせるものでした。

メイン展示を堪能してから、折角なので常設展も観にいってみようと思って、連絡通路を使って再び本館に入りました。

ちょうど通路から本館の展示コーナーに曲がった部屋で一際目に入るのが、高村光雲の名作《老猿》です。美術の教科書にも写真が掲載されるような近代彫刻の名品として有名で、国の重要文化財に指定されています。この作品を始めとした様々なコレクションを、小一時間ほどでしたが堪能しました。

19:30を過ぎて閉館時間も近づいてきたので、上野駅へ向かうべく本館の正面出口へ回りました。すると、何とまだ《翠玉白菜》の展示室前に長蛇の列ができたままでした。そして、最後尾を示すプラカードには『70分待ち』の文字が…。

『…ん?』

《翠玉白菜》展示期間中は東京国立博物館は無休で20:00まで開館しているのですが、時間の計算が合わないので聞いてみたら、20:00までの時点で並んだ人については受け付ける…ということでした。

それでも、今並んでいる人達の最後尾の人が観られるのは、単純計算しても20:40以降ということになります。そうなると、都内にお住まいの方はいざ知らず、ここから厚木市まで帰る立場の私であったら一体何時帰宅になっていたのだろうか?…と、ちょっと空恐ろしくなったのでありました…。
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やっと出会えた…《翠玉白菜》

2014年06月27日 17時50分10秒 | 日記
ふう…。

疲れました…。

朝10時からひたすら並んで、並んで、並び続けること3時間45分、遂に念願の《翆玉白菜》の展示スペースにたどり着きました。

「は?」と思われた貴方、鋭い。そう、それだけの時間をかけて、ようやく『展示スペース前にたどり着いた』のです。

ここは東京国立博物館本館内の正面大階段裏にある『展示5室』と呼ばれる部屋の前です。ここでは今までにもレオナルド・ダ・ヴィンチの《受胎告知》や奈良・興福寺の国宝《六祖像》といった、様々な企画展の特別出品が展示されてきました。そういった特別なスペースに、今回はこの台北故宮博物院の至宝《翠玉白菜》だけが展示されています。

チケットを提示して室内に入ると中は薄暗く、蛇行するように設営された通路は壁紙もカーペットも真っ黒です。そして、部屋の両側の壁にモニターが一つずつ設置されていて、先程の次の間で流れていたものと同じ画像が流されています。

蛇行に沿って歩いていると、大きな部屋の右奥の一角に、多角形に仕切られた小部屋のようなスペースが近づいてきます。この中に《翠玉白菜》が展示されているのですが、通路側からは殆どその様子を垣間見ることができません。あくまでも焦らされます。

やがて、多角形の小部屋に一番近づいたスペースにたどり着くと、天井から吊るされた目の前にあるスクリーンに、モニターで見ていたよりもちょっと長めの映像がプロジェクターで投影されています。それを見ながら展示スペース内での諸注意があった後、20名くらいずつのグループ毎に小部屋に歩を進めます。いよいよです。

小部屋の中央に設置されたガラスケースの中に《翠玉白菜》は展示してありました。

これは清朝第11代皇帝・光緒帝の妃が、輿入れの際に嫁入り道具の一つとして持参したものと伝わるものです。染色したわけではない緑と白の天延の絶妙なグラデーションの翡翠で作られた縦18cmという思いのほか小さな白菜には、緑の葉の上にご丁寧にイナゴとキリギリスまでとまっています。一説によると、白菜の白は女性の純潔を表し、イナゴやキリギリスといった虫たちは多産の象徴といわれていますから、この白菜には清朝皇帝の妃として何としてでも跡取りを…という、皇妃の並々ならぬ決意が表されているのかも知れません。

それにしても不思議なのは、よくこんなグラデーションの翡翠の原石を見つけたな…ということです。そもそも翡翠は大陸のプレートがぶつかり合うような固い岩盤でないと形成されない鉱物ですから見つけることそのものも難しいもので、それ故に古来から『玉』として珍重されてきているわけです。それが、こんなにも美しいグラデーションで発見されたことそのものが奇跡と言えるでしょう。

そしてやはり感嘆するのは、この白菜を作り上げた職人のセンスと工芸技量の高さです。実物を見ると、白菜の白い部分の葉脈の下から、内側に入っている緑色の層がうっすらと透けて見え、それがまた白菜の瑞々しさを十二分に表しているのです。もしかしたら偶然の産物なのかも知れませんが、それでもそこを見抜いて造形に生かし、なおかつ硬玉石から白菜の柔らかさまでも表現し得た職人のセンスには脱帽です。

それにしても…これはいつも思うことなのですが、どんなに時間を割いて待っても、お目当ての作品の『前』にいられる時間は恐ろしいくらいに短いのです。

今回で言うと、展示スペースに入るとパーティーションで区切られた通路が二重に設営されています。入ってすぐに通るのは展示ケースの一番近くなのですが、そこに進んで観賞していると、係員が優しい声で

「恐れ入ります。最前列のお客様はゆっくりとで結構ですので、立ち止まることなく進みながら御観賞の程、宜しくお願い申し上げます。有り難うございます。」

というアナウンスを引っ切り無しにしゃべり続けているので、素直な日本人としては言われるがままに流れを乱さず歩いていき、結果的にあれよあれよ…という間も無くスムーズに最前列を通り過ぎて行ってしまいます。そしてゆっくりと観賞したい場合には、先程の二重に設営された通路の外側に回って観賞することになるのですが、当然のことながら展示ケースからは通路一本分引き離されますので、細部をくまなく観賞することはもはや不可能です。ましてや、自分の後から部屋に流入してきた他の観客達がゾロゾロゾロゾロ目の前を自分達がしてきたのと同じように通過していくので、白菜よりも人の頭を観賞することになります。

最前列を出された壮年の男性客が、アナウンスをしていた中年の女性係員の目の前まで行って

「今日の一句《3時間 耐えて白菜 30秒》ときたモンだ!」

と鼻息荒く毒づいていたのは頂けませんでしたが、それでもどこか心の中で『そうだそうだ…!』と思ってしまった自分に気づいたのは、決して私だけではなかったことと思います。私も『このまま帰ってしまうのは癪だな…』と持ち前の貧乏根性をフルに発揮して、外堀通りに1時間以上居座って様々な角度から故宮の至宝を堪能しまくりました。

この台北國立故宮博物院展自体は9月15日まで開催されているのですが、《翠玉白菜》だけは7月7日までの超期間限定の展示となります。何時間も並ばされるのはしんどいですが、それでも一見の価値は十分にありますので、興味のある方は是非、間近で本物を御覧になってみて頂きたいと思います。

その際、私からのアドバイスとしては

①一人で行かない

これは、先ずトイレに行きたくなった時に困ります(私は行かなくても済むように節制して行ったので何とかなりましたが…)。あと、並んでいる間中、一人だと恐ろしいくらいヒマです。

②男性も日よけ対策を怠らない

今日は曇りがちでしたが、それでも時折日が差した時に結構暑かったです。女性は普段から日傘や扇子を携帯していますが、男性は意外と帽子を被る以上の日よけ対策をしていません。私は大きな扇があったのでそれを日傘代わりにして難を逃れましたが、盲点かと思いますので注意して下さい。

③オペラグラスを持参する

特に、じっくり観賞スペースである外堀通りから白菜を観る時に大いに役に立ちます。これが無いと、特にイナゴの姿は殆ど分からないと思います。

④必ず白菜の『裏側』を観る

どうしてもキラキラ輝く表面の美しさに目を奪われがちですが、個人的オススメポイントとして、是非台座にもたせ掛けた白菜の裏側にも注目して頂きたいと思います。そこには何と、ちょっとだけ葉が泥で汚れた感じまでが表現してあるのです。
この泥汚れと葉上のイナゴは最前列を半周した最後の最後のところに行かないと分かりませんので、係員の厳しい中にも一切愛のないアナウンスにメゲずに展示ケースの向こう正面に回ったら、ちょっと粘って観賞されることをお勧めします。

因みに《翠玉白菜》が展示されている7月7日まで東京国立博物館は無休で、9時半の開館から20時まで開館時間を延長しています。興味のある方は、是非足を運んでみて下さい。
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まだまだです…

2014年06月27日 13時40分48秒 | 日記
並び始めてはや180分=3時間かかって、ようやく《翆玉白菜》の展示されている本館にたどり着きました。

若干手際の悪い係員に誘導されて建物内に入り、さあ!と思ったら別の係員が

「こちらで~す」

そう、本館に入りさえすれば観られる…と思っていた私達の期待感は見事に裏切られ、更なる次の間のようなスペースに押し込まれたのです。そして、その部屋の中で列を4往復することとなったのでした。

名品への道のりは、まだまだ遠いです…。
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壮麗

2014年06月27日 12時41分40秒 | 日記
表慶館は1909年、時の明治天皇の皇太子であった嘉仁親王(後の大正天皇)の御成婚を記念して建てられました。設計は赤坂・迎賓館と同じ片山東熊(かたやまとうくま)で、石造り及び煉瓦造りの2階建てネオ・バロック様式。国の重要文化財に指定されています。

これは、建物中央にある2階までの吹き抜けドームを見上げたところです。天井には様々な意匠が凝らされていますが、実はこれは全て人の手で画かれた、いわゆる『だまし絵』です。実によく出来ています。

ここは2013年以降は殆ど休館状態でしたので、久しぶりに中に入ることができました。やはり素敵な建物です。
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一時間半経過…

2014年06月27日 12時10分38秒 | 日記
あれからかれこれ一時間半が経過しました。

現在どこにいるのかというと、国立博物館本館の隣にある《表慶館》という建物の中です。時期が時期だけに、昼を迎えてグングンと外気温が上がってきましたので、そのクールダウン目的を兼ねて今回のコースに設定されているのだと思います。

石造りの館内にはヒンヤリとした空気が漂っていて、ひと時外の暑さをしのぐことができます。
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お、おぅ…

2014年06月27日 10時24分14秒 | 日記
チケットを見せて敷地内に入ったら「翆玉白菜を御覧の方の列はこちらで~す!」という力強い声が響いてきました。

見ると、入り口の程近くの法隆寺宝物館へ抜けていく小路に職員がプラカードを持って立っていました。そこに書かれていたのは

『翆玉白菜観覧 お待たせしております。只今180分待ちです。』

という文字…。開館間もない時間に来たつもりでいたのですが、故宮の至宝はやはり伊達ではありません。

さて、そんなことを言っていても始まらないので、今から気合いを入れて並びます!
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今日はこれ

2014年06月27日 09時53分55秒 | 日記
今日は教室が定休日なので、それを利用して、現在東京国立博物館で絶賛開催中の《台北・國立胡宮博物院展》を観賞しに上野に出かけました。

今回の展覧会に際しては、当初ポスターに『國立』の文字が無かったことが問題視されていました。そうでしょう、いくら中華人民共和国からの脅しに屈して国家としての承認を見送っているからといって、現地での呼称を故意に改竄することなど許されない暴挙です。そういった『せせこましい配慮』を憂慮していたのですが、上野に着いてみたら、ちゃんとポスターには『國立』の字が印刷されていました。当然のことです。

今展覧会の目玉は、なんと言ってもポスターに堂々と写された《翠玉白菜》です。台湾故宮博物院門外不出の至宝が、奇跡の初来日しています。楽しみです。
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だからさ…

2014年06月26日 20時00分44秒 | 日記
昨日の朝早く…というか夜明け方からテレビに釘付けになっておられた方も少なくないと思いますが、今回のブラジルW杯で、日本は残念ながら予選リーグを勝ち進むことは出来ませんでした。

予測していたこととはいいながら、各スポーツ新聞の見出しには御覧のような辛辣な言葉が踊っていました。前回ベスト16まで勝ち進んでいた経緯もあってか、今回の一連の試合結果に対しての論調は、かなり厳しいものとなっているようです。

まあ、それぞれに思うところはありましょうが、元々今大会の予選の組み合わせだって、日本よりもFIFAランクの高い国ばかりだったわけですし、終始無得点だったわけではなく、コートジボアール戦で本田が、コロンビア戦で岡崎がちゃんと得点しているのですから、先ずは選手達とザッケローニ監督に対して何らかの慰労の言葉があって然るべきでしょう。どうも日本のマスコミというものは、1位をおさめて来なければ犯罪でもやらかしたようにこき下ろすのが御家芸のようで、非常に見苦しく感じられてしまいます。

とにかく今回のW杯は波乱含みの連続だったわけです。開幕前、一体誰がスペインやイングランドの予選敗退を予見できたでしょうか。そして、ドイツやオランダが意外なダークホースだったことを指摘できた人がどれだけいたでしょうか。

勝負事というのは、予め審判員に贈賄するようなドコゾの国でもない限り、誰に言われなくたって選手達一人ひとりが真剣勝負を繰り広げているわけです。それでも勝負事は勝負事なのですから、どんなに善戦したって負けてしまうことだってあるわけです。そして、その痛みと哀しみと悔しさを誰よりも味わっているのは選手達なのですから、それに対してギャアギャア言ってもいい外野は、ロトくじで金を賭けていた不健全極まりない人達だけです。

先ず日本代表選手団が帰国したら、せめてみんなで笑顔で迎え入れて「お疲れ様でした!」くらいの暖かい声をかけて慰労して差し上げましょう。
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切実過ぎます…(゜ーÅ)

2014年06月25日 22時22分31秒 | 日記
いやあ…厚木は今日も豪雨に見舞われました。さすがに二日連チャンともなるとウンザリします。これからの日本の梅雨は、こんな東南アジアのスコールみたいな天気が定石化していくことになるのでしょうか…?

さて、そんな雨も上がったところで、駅前に買い出しに出かけることにしました。そうしたら、本厚木駅構内に続く《ミロードイースト》にある小田急フローリストの店頭に七夕飾りが置かれていました。先日行った銀座四丁目界隈にも飾られていましたが、再来週の月曜日が七夕なこともあって、こういった光景が多く見受けられるようになってきました。

ここにも様々な願い事を書いた短冊だ提げられていましたが、その中の一つがこれでした。

『就活が徒労に終わりませんように』

…う~ん、何ともリアルな願い事です。

七夕は本来、男子は学術や武芸の上達、女子は機織りや裁縫の上達を願うものですが、就活生からのあまりにも切実過ぎる願い事に、一生を左右されるようなことを願掛けされて牽牛織女はさぞかしプレッシャーだろうな…と、短冊を見つけてしまった側としても何とも複雑な心境になったのでありました。

この方を含めて、皆さんの願い事が一つでも多く叶いますように…m(_ _)m。
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雨中の大輪

2014年06月24日 18時39分00秒 | 日記
大雨の影響で小田急線が当てにならないので、路線バスを駆使して平塚経由で二宮町まで出ました。

小雨のそぼ降る中、会場の生涯学習センターに行ったら、今年も駐車場の入り口付近に大輪の百合の花が咲いていました。この百合は大きい上に御覧のように固まって一斉に咲くため、特に今日は空気中の湿度の高さも手伝って、撮影中も酔いそうなくらいの甘い香りに包まれます。

撮影を済ませて受付に行ったら、すっかりお馴染みになった受付のオジサンが

「今日も厚木から来たの?雨、大変だったね。」

何と、先程の厚木市内の猛攻雷雨が、夕方のテレビのニュースになっていたらしいのです。どの辺りを録っていたのか分かりませんが、そんな採り上げ方をされてもおかしくないようなレベルの雨だったのだ…ということを、改めて認識させられたのでありました。
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雷雨襲来

2014年06月24日 14時25分43秒 | 日記
今日の厚木市内は、午前中から何となく空気に重さを感じる陽気で明けました。事によると荒れるかも知れない…と、本来ならばまだ家にいてもいいような時間に出発して、とりあえず駅前まで出てみました。

バスを降りて、それでも二宮町に出発するにはあまりにも早過ぎるので、先ずはAEONにあるパン屋で火曜日の特売品を買いに行き、さあ出ようか…と思ったその時、何処からともなく暗雲が空一面に立ち込めてきました。直感的に『これはマズいな…』と思いながら通りを挟んだ向かい側のamyuあつぎに入った途端、とんでもない量の雨が叩きつけるように降り始めたのです。

写真でも分かって頂けるかと思いますが、景色が白く霞むほどの烈しい雨に、傘を持つ人も為す術もなく、とりあえず建物の中に避難することすら忘れて茫然とするばかり…。この大雨の影響で小田急線にも遅れが発生していて、千代田線との直通相互運行が中止されていました。

ここ最近の雨は、まるで東南アジアのスコールのようです。これからの日本の梅雨の雨は、こんな凄まじい勢いで降ってくるような雨になってしまうのでしょうか…。

でもまあ、二宮町に向かうまでにはまだまだ時間があるので、先ずはこの凄まじい嵐をやり過ごすことにします。
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終いには…( ̄_ ̄|||)

2014年06月23日 17時55分36秒 | 日記
あれこれ気を引きながら撮影を試みるものの、やり方が悪いのか、どこまでも虫の居所が悪いのか、一向にこちらを向いてくれません。

終いにはこんな感じで、こちらから見たら△みたいな、ちょうど左隣に写っている鉄砲狭間(てっぽうさま)と同じ格好になってしまいました。これなら、まださっきの方がこちらを向いてくれている状態だったかも知れません。

その後もあれこれアタックしてみたのですが、一向にこちらに顔を向けてくれそうな気配もなかったのとそろそろタイムアウトが近づいていたのとで、敢なく退散することとなりました。

『人間の都合なんざ知ったこっちゃない』というスタンスが、ある意味での野良猫の醍醐味でもあるのですが、それでも『もう少し好かれててもいいのになぁ…』と、ちょっと切なくなってしまったのでありました…(゜ーÅ)。
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再会

2014年06月23日 17時40分34秒 | 日記
小田原に着いたら、私が到着する前にどうやら一雨あったらしく、陰になっている部分の地面がしっとりと濡れていました。漂う空気ほんの少し重たさがあって、そういった意味ではこの時期らしい雰囲気ではありました。

まだ教室が始まるのには早かったので、スタジオに荷物を置いて小田原城まで散歩に行きました。何しろお城のお堀端の通りにありますから、ものの4~5分でお城に到着します。

先々週に見頃を迎えていた花菖蒲は、さすがにピークを越えた感じになっていました。紫陽花も終盤戦突入といった感じで、こうなってくるとそろそろ蓮の開花が待たれます。

そんなことを考えながら二の丸の正門である銅門(あかがねもん)をくぐって、その先の土橋に向かう内冠木門(うちかぶきもん)に差し掛かったら、門の石垣の上に、いつぞやの野良が座って寝ていました。大丈夫かなぁ…と思いながら徐々に間合いを詰めていったのですが、当人(当猫?)は殆どお構いなし…といった感じでテンと座って寝ていました。

それでも、この湿気た空気が気に入らないのか、或いはシャッター音が気に障ったのか、なかなかいい感じでこっちを向いてくれません。何とか正面を撮りたくて顔が向いている方向にそぉ…っと回り込んでみるのですが、何回やっても、いざ『カシャッ!』となるほんの数秒前にプイッ!と横を向いてしまいます。
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