共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

正真正銘『おはらいばこ』Σ( ̄□ ̄;)

2016年02月29日 19時05分27秒 | 神社仏閣

今日は二月二十九日、四年に一度、閏年にのみ出現するという幻の日です。前回はロンドン五輪が開催された2012年でしたから、あれからもう四年もの月日がたったのかと思うと、若干目眩がします…∂~(×。×;)

そんな中、今日は小田原の教室に向かいました。教室が始まるにはまだ時間的にかなり早かったので、小田原散策をしてみることにしました。小田原城址公園の梅は今が満開で、独特の香りが満ちていました。しばらく梅を堪能してから、耐震工事中の天守閣には向かわず、小田原城の隣にある報徳二宮神社に参詣することにしました。

この報徳二宮神社の境内には、このようなものが設置されています。その名も『おはらいばこ』Σ(゜ロ゜;)。正確には御覧の通り『お祓い箱』です。

神社でおみくじをひいた時、良いものであればそのまま持ち帰って肌守にしてもいいのですが、不吉なものが出てしまうとビミョーな空気になることがありますよね。でも報徳二宮神社の場合は大丈夫、そんなおみくじをひいてしまった場合にはこの『お祓い箱』に入れておくと、後日きちんとお祓いをして良い方に転ずるように御祈祷して下さいます。

ありそうで意外となかったこのユニークなシステム、個人的には日本中の神社に設置すべきだと思うのです。特に年始のおみくじで凶だの大凶だのをひいてしまった時のテンションの下がりっぷりを考えたら、ひいてしまった本人側にとっても神社側にとってもメリットは決して小さくないと思うのですが、如何でしょうか?

さて、次にこの日を迎えるのは東京五輪の2020年です。そう考えると、実は東京でのオリンピック開催はそんなに遠い未来の話でもないのだな…と、改めて思ったのでありました。
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厚木の美味しいイタリアン パート2

2016年02月28日 18時14分51秒 | グルメ
今日は都内に出ようかと思ったのですが、今日が東京マラソンの日だということが判明したので、サクッと断念して引きこもることにしました。

そうは言っても腹は減るので、厚木一番街のラ・フェリーチェ・ピアットにランチをしに出かけました。今日はシンプルにボンゴレ・ビアンコです。

アサリの出汁の効いたパスタは最高です。上にかかっているグリーンはイタリアンパセリ…かと思いきや、何と大葉!てっきりイタリアンパセリのつもりで口にしたため一瞬思考がこんがらがりましたが、これはこれでなかなかいいものでした。

夕方から雨が降るという予報が出ていたので、早めに帰宅してマッタリしました。こういう何でもない日が一番幸せです(ただのグウタラとかは言わないように…)。
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カンタータ第82番 《我は満ち足れり》 BWV 82

2016年02月27日 19時53分28秒 | 音楽
昨日、Eテレの23時から「白熱音楽教室」という番組が始まりました。御覧になった方もおられたかと思いますがロンドンの王立音楽院の楽曲分析の公開講座で、第1回目が音楽の父ヨハン・セバスティアン・バッハでした。

実演を交えながら、バッハの音楽がいかに先駆的で革新的なものであったかという内容でした。その中でバッハの音楽活動の双璧を成す世俗音楽と教会音楽との解説で実演のコーナーがあったのです。

世俗音楽の代表として無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番のジーグを日本人の女性が演奏しました。彼女はなかなかの腕前で、盛んに拍手を浴びていました。講座の中では、無伴奏故に一本の単旋律のラインとして聞こえるジークの中に潜在的に流れている低声部や対旋律を(「下品なことだが」とわざわざ前置きした上で)敢えてピアノで即興的に具現化して聞かせるといった面白い実験も披露してくれました。

教会音楽の代表としてカンタータの名曲のひとつである第82番《我は満ち足れり》をバリトンとオーボエとピアノで実演したのですが、このオーボエを担当したイギリス人の学生が青息吐息でリズムも何だか危なっかしく、聞いていてハラハラさせられっぱなしでした。折角神殿にお浄めに来たマリアとイエスを見たシメオンの司祭が、救い主を見た喜びに「私は満ち足りている。いつ死んでもいい。」と感激に打ち震えながら讃えあげる聖書の場面が、綱渡りオーボエのおかげでちっとも思い浮かばなかったのです。

本来であればものすごく感動的なオブリガートなのに…と思っていたら、何だか無性にちゃんとした演奏が聴きたくなって、夜中にもかかわらず棚の奥からCDを引っ張り出して聴き直し、安心して休むことができました(汗)。

そんなわけで、フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮シャペル・ロワイヤル、ペーター・コーイのバス、マルセル・ポンセールの素晴らしいオーボエソロでお楽しみ下さい。

因みに次回の「白熱音楽教室」のテーマはモーツァルトだそうです。

Johann Sebastian Bach. Ich habe genug, BWV 82
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今日の《cafe32゜F》

2016年02月26日 22時10分13秒 | グルメ
梅の花も各所でだいぶ見頃になって、景色だけはすっかり春の様相…ですが、吹く風にはまだ冷たさが残っていて、なかなか本格的な春の到来を感じられずにいる今日この頃でございます。

そんな中、教室の始まる前にお店にお邪魔しました。そうしたら、メニューボードに久しぶりに抹茶ガトーショコラがあったので、早速お願いしました。

ガトーショコラなのに抹茶味とは…と思われるでしょうが、このガトーショコラには抹茶の風味を色味を活かすために、通常のチョコレートではなくホワイトチョコを使用しているのだそうです。頂くと抹茶の香りが鼻に抜け、ホワイトチョコ独特の甘味と抹茶の仄かな苦味が舌に残ります。このお店のケーキの中でも、特徴的な一品です。

私がオーダーしたら、何とそれが今回の最後の1ピースだったようで、サーブされた後にメニューボードが書き換えられました。いつも通り夕方に行っていたら出会えなかった…と思うと、早めに伺ってよかったな、としみじみ思ったのでありましたε=( ̄。 ̄;)。
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レスピーギ作曲《ボッティチェリの3枚の絵》より『東方三博士の礼拝』

2016年02月25日 22時12分48秒 | 音楽
昨日行ってきた東京都美術館の《ボッティチェリ展》の話を生徒にしたら、ものすごく興味をもったようでした。特に『ラーマ家の東方三博士の礼拝』について、イタリアの作曲家オットリーノ・レスピーギが曲を書いている話で一しきり盛り上がりました。

レスピーギはウフィツィ美術館所蔵のこの作品と、同じくウフィツィ美術館所蔵の有名な『春(プリマヴェーラ)』と『ヴィーナスの誕生』という2つの作品を合わせて《ボッティチェリの3枚の絵》という小編成オーケストラ作品を作曲しました。新プラトン主義の双璧とも言うべき『春』と『ヴィーナスの誕生』に比べると実に慎ましやかな『東方三博士の礼拝』ですが、音楽も非常に抑制の効いた静謐な雰囲気の漂う作品となっています。

そんな作品を絵と一緒に楽しんで頂くべく、動画を転載しました。朝まだ来夜明けの厩で生まれたキリスト、その頭上に光り輝くベツレヘムの星、星の輝きに導かれ厩を訪れ生後間もないキリストにぬかづく三博士…と、この絵を観てレスピーギがうけたインスピレーションを、ひと時感じてみて頂ければと思います。

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ボッティチェリ展

2016年02月24日 21時56分46秒 | アート

今日は久しぶりに本当に何にもすることの無い日でした。こうなると、通常であれば『これ幸い( =^ω^)~♪』とダメ人間モードまっしぐら!…といったところですが、そんな怠け心をバッサリと手打ちにして(物騒な…)、バッグ一つだけ持って上野に出かけました。

上野に着いて、そのまま東京都美術館に足を運びました。ここでは現在《ボッティチェリ展》が開催されています。今年が日伊修好通商条約締結150年の記念ということで、今までにない規模の大回顧展となりました。

今回のメインになっている作品は、始めの写真にある《書物の聖母子》と呼ばれるものです。ボッティチェリらしい、夢見るような伏し目がちのマリアと、柔らかい肌の質感まで感じられそうな幼児イエスの様子は何とも微笑ましく、いつまで観ていても飽きません。

ただ、これとは別に個人的に楽しみにしていたのが、2枚目の写真の一番下に写っている《ラーマ家の東方三博士の礼拝》という作品です。ウフィツィ美術館所蔵のこの作品はボッティチェリ30歳頃のものです。この作品はキリスト生誕という聖書物語の場面の中にコジモ・デ・メディチをはじめとした当時のフィレンツェの有力者達の姿が描き込まれているといわれていたり、右端で黄色いガウンを着ている人物がボッティチェリ本人の肖像画だといわれていることでも有名な作品です。またこの絵はイタリアの作曲家オットリーノ・レスピーギによって、有名な《春(ラ・プリマヴェーラ)》、《ヴィーナスの誕生》と共に《ボッティチェリの三枚の絵》という作品で音楽化された作品でもあり、かつて実際に演奏したこともあるので、実物を観られることを楽しみにしていました。

平日のためか都美術館内は驚くほど空いていて、並ぶことなく会場に入ることができました。そして、チケットを切ってもらって会場に入ったら、いきなり《ラーマ家の東方三博士の礼拝》がド~ンと飾られているではありませんか!!Σ( ̄□ ̄;)不意打ちを食らった感じでビックリポンでしたが、初めて観る実物に大興奮!実際に観てみると、人々の表情は言うに及ばず、彼等が纏う金彩の衣装や背景のローマ式の石柱までが細密に描かれていて、ボッティチェリの腕の確かさが見て取れます。思ったよりも小さなものでしたが、それでも大満足でした。

《ボッティチェリ展》と銘打たれているものの、実際に入ってみると、当然ですが《春》や《ヴィーナスの誕生》や《マニフィカートの聖母子》といった有名大作は来ていません。また当たり前と言えば当たり前なのですがボッティチェリの作品のみが展示されているわけではなく、彼の師であるフィリッポ・リッピや、リッピの息子でボッティチェリの弟子でもあったフィリッピーノ・リッピの作品、そしてボッティチェリ工房での弟子達との共作によるものまでが混在した展覧会となっています。

ただ、それでもボッティチェリ自身の作品として《東方三博士の礼拝》や《書物の聖母子》の他にも、写真にある《バラ園の聖母子》(下の写真左上)や《美しきシモネッタ》(同右上)、《オリーヴ山での祈り》から晩期の異色作《誹謗》といったものから、果てはボッティチェリが埋葬されているオニサンティ聖堂のフレスコ壁画《書斎の聖アウグスティヌス》をひっぺがしてまで持ってきているという充実ぶりをみせているのです。これにはまたまたビックリポンです。

メディチ家の庇護の下で人間賛歌を高らかに謳いあげた円熟期から怪僧サヴォナローラに傾倒した晩年まで、ボッティチェリ自身の時代との関わり合い方と作画の変遷とを実感できる興味深い回顧展です。この《ボッティチェリ展》は4月3日まで、上野・東京都美術館で開催されています。
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久々の御姿

2016年02月24日 21時08分24秒 | 神社仏閣

折角上野にいるので、久しぶりに上野東照宮にお詣りに伺いました。ここは上野動物園を挟んで都美術館の並びにあるため、上野に美術鑑賞に来た時には必ず参詣する、個人的に馴染みの深い御社です。

1651年に造営された権現造の御社には、その名の通り東照大権現(徳川家康)と、8代将軍徳川吉宗、最後の将軍徳川慶喜の三柱ご祀られています。つい先頃まで改修工事中だったのですが、それも昨年末に終了して、長いこと社殿を覆っていた簡易防音壁と足場が取り払われていました。

左甚五郎作の龍の彫刻が施された唐門と、拝殿・弊殿・本殿が一続きの建物になっている権現造の社殿は共に柱や壁を金箔で覆われていて、かつて《金色殿》と呼ばれていた様相に相応しいきらびやかさになっていました。

本当なら、冬ボタンの咲くぼたん園にも立ち寄ろうかと思ったのですが、かなり冷え込んできたこともあって今回は止めました。とにもかくにも、久々の休日を満喫した一日でした。
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幼き魂の旅路安かれと願って

2016年02月23日 20時55分30秒 | 日記
久しぶりにフェイスブックに書き込みをした知り合いの記事が目に留まったので見てみたら、二人いる彼の御子息のうち、この春に小学校に入学する予定だった御次男が、わずか6歳で急逝されたとありました。

一瞬何の事だか理解ができず、しばし呆然としてしまいました。

彼は昔ギターを弾いていて、私の生徒の発表会にも何回か助演をしてもらったことがありました。奥様も独身当時からよく知った方で、二人の御子息ともまだ小さな時に何回か会ったことがありました。二人共とても元気な男の子で、元気過ぎて奥様が手を焼いておられたくらいでした。ですから、フェイスブックの書き込みを読んでも、にわかには信じ難いものがあったのです。

記事によれば前日から体調不良で臥せっていたのだそうですが、急激に体調が悪化して意識不明の状態になり、そのまま帰らぬ人になってしまったのだそうです。伝聞ですが、扁桃腺が腫れて相当な高熱を発していたとのことで、何らかのウィルスが体内に入り込んでしまったのでしょう。まだ6歳の小さな身体の免疫抗体では、その機能をもってしてもウィルスの急激な攻勢に耐えることが出来なかったのではないか…とのことでした。

亡くなった御子息も気の毒ですが、残されたまだ年若い御夫妻と、同じく残された仲良しだったお兄ちゃんのことが案じられてなりません。こんなに若くして逆縁の野辺送りをしなければならなくなってしまった御夫妻と御長男の心中たるやいかばかりかと、察するに余りあります。

今日の午前中に告別式があったのですが、私は教室があるので伺えませんでした。ただ、まだ幼い子の魂が無事に帰るべきところに帰れるように、そして、またいつか何処かに無事に生まれて来られるように願いを込めて、ガブリエル・フォーレのレクイエムの最終曲《In Paradisum》を捧げたいと思います。この曲に歌われているように彼が沢山の天使達に迎えられ、無事に魂の旅路についていることを願って止みません。

最後に…

ともや君、「そんなに走り回っちゃダメ!」って大きな声で注意したのがオジチャンとの最後のお話になっちゃったけど、今はきちんと魂の帰るべきところに迷わず帰って、パパとママとお兄ちゃんを見守ってあげてね。そして、またいつの日にか何処かで元気に生まれておいでね。待ってるよ。

合掌。

In Paradisum (Faure) : Winchester Cathedral Choir
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小田原城の実状

2016年02月22日 20時55分40秒 | 日記

先日知人から、

「毎週小田原に行ってるのに、何でお城の写真がないわけ?」

と聞かれました。

確かに、今までにも折に触れて拙ブログに小田原城の写真をアップしたことがありました。では何故に最近載せていないか…と言いますと、こんな状態だからです!!(゜ロ゜ノ)ノ

旧小田原城天守閣は、明治政府の発布した廃城令によって解体されてしまいました。跡地には閑院宮家の御用邸が建てられたり、更にその後は遊園地になったりしましたが、戦後の昭和35(1960)年に江戸時代の図面を基にして天守閣が再建されました。

しかし、この再建天守閣は伝統工法ではなく鉄筋コンクリートで建てられたため、50年余りの歳月を経て改修工事を余儀無くされてしまいました。海風が吹き付ける高台に昭和中期の鉄筋コンクリート工法で建てられたところにもってきて、5年前には東日本大震災の揺れにもさらされたわけですから、無理もないと言えば無いのかも知れません。

改修工事は4月末頃までかかるらしいので、今年の桜の時期には間に合わないようです。まあ、小田原城の桜が綺麗なのはお堀端周辺なので、影響が無いと言えば無いのかも知れません…。

次に小田原城の姿を拝見できるのは、恐らく御感の藤が満開になる頃になるかと思われます。それまでは夜間のライトアップも無く寂しい感じですが、またリニューアルした小田原城天守閣が姿を現す日を楽しみにすることとしましょう。
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先ずは原曲を知らなくっちゃネ

2016年02月21日 21時07分56秒 | 音楽
現在、生徒の一人が、音楽之友社の教則本に載っているダンクラのエア・ヴァリエを練習しています。

ダンクラはいろんなオペラから気に入ったアリアを抜き出して、そのメロディを基にして数々のヴァイオリン用の変奏曲を書きました。その中で、今はロッシーニのメロディによるエア・ヴァリエを手掛けているのですが、レッスン中に

「ところで、この曲の原曲って知ってるかい?」

と聞いてみたところ、案の定と言うかオイオイ…と言うか、当人『?』を満載した顔でフリーズしてしまいました。

この曲の基になっているロッシーニのオペラとは、稀代の名作《セヴィリアの理髪師》です。その中で、幕開けと共にアルマヴィーヴァ伯爵がロジーナの家の窓辺で歌うセレナーデ『Ecco ridente in cielo』が使われています。

普段持て余し気味のスマホというシロモノは、こういう時に大いに真価を発揮するもので、早速Youtubeなんぞというところにアクセスして動画を見せました。そうしたら

「なんか、このオペラ面白そう。」

と言うので、すかさず次のレッスン時に

「期限は切らないから、好きなだけ見なさい」

と言って、全曲盤のDVDを貸してあげましたよ先生は!

そんなこんなで私も久しぶりに見たくなって、Youtubeで久しぶりに《セヴィリアの理髪師》を堪能しました。それで今回は、その伯爵のアリアの動画を転載してみました。2007年、ベルカントオペラのテノール歌手として今や不動の地位を築いたと言っても過言ではないファン・ディエゴ・フローレスによる歌唱です。

ラストのハイトーンにしびれます。でも、夜夜中に人目を忍んで思い人の家に行っているのに、こんなに歌い上げちゃったら御近所中にロジーナを口説きに来てることがバレバレですよね…というツッコミは無しでお願い致しますm(_ _)m。

Juan Diego Florez "Ecco ridente in cielo" Barbiere 2007
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厚木の美味しいイタリアン

2016年02月20日 20時18分43秒 | グルメ
今日も、いつぞやと同じような荒れた天候になるということでしたので、なるべく早く用事を済ませて引きこもることにしました。

とりあえず厚木の街で用事を済ませて、ついでにランチもしていくことにしました。それで、厚木のメインストリートである厚木一番街の中程にある《ラ・フェリーチェ・ピアット》というイタリアンレストランが以前から気になっていたので、いい機会だからと入ってみました。

一番街を見下ろすテラス席もある明るめの店内に入って、サルモーネパスタをオーダーしました。サルモーネ、つまりサーモンのパスタです。イタリアンレストランに入ってメニューにあった場合、ほぼ必ずオーダーしています。

一番問題になるのがサーモンの風味と塩加減なのですが、こちらのサルモーネはバッチリ私好みでした。こうなると嬉しいもので、朝からの気圧の低さからのモヤモヤは何処へやら、すっかりいい心地になれたのでありました。

さて、雨がひどくならない間に、さっさと帰宅します。
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今日の《cafe32゜F》

2016年02月19日 21時46分14秒 | グルメ
昨日は沢山の方々から誕生日のお祝いのメッセージを頂戴しました。本当に有り難うございました。こんなにも多くの方に祝って頂けるという幸せを噛み締めながら、また日々精進していこうと思っております。今後とも不肖私、並びに拙ブログを宜しくお願い申し上げます。

そんなこんなで、何だかとても暖かくなった陽射しの中でお店にお邪魔しました。そうしたら、ちょうどメニューボードに抹茶のシフォンケーキがあったので、迷わずお願いしました。

仄かに抹茶の香りと苦味の効いた抹茶シフォンは何処か春を思わせる味わいで、コーヒーとの組み合わせも絶妙です。ここしばらくお目にかかっていませんでしたが、一日遅れのバースデーケーキにちょうどいいものとなりました。

明日もまた風が吹き荒れるようなことが言われていますが、この暖かい風だと本当にそんなことになりそうな気がします。果たしたどうなりますやら…。
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45歳になりました(*v.v)。。。

2016年02月18日 22時33分10秒 | 日記
先日日曜日のヴァレンタインデーにいろんな方からお祝いを頂戴しましたが、今日をもちまして不肖私、正式に45歳になりました(´∀`*)ゞ。

学生の頃は45歳なんて言うと、とてつもないオジサンだと思っていましたが、いざ自分がなってみると大したことはありません。もっとも自分にしてみれば一日一日の積み重ねの結果ですから、当然と言えば当然のことなのでしょう。

今まではまだ40代でも『四捨』で、アラフォーだなんて嘯いていましたが、今日からは立派に『五入』で、アラフィフの仲間入りでございます。自分としては

『なんだかんだ、ここまでは生きてこられたな…』

といった感がありますが、これからも小さな幸せに喜びを感じられるような毎日を送っていければと思っております。

沢山の方々からお祝いのメッセージやプレゼントを頂戴しましたが、特に嬉しかったのがこの絵です。これは愛川町在住のシンガソングライターみらいあいこさんの末のお嬢さんが私を描いてくれたもので、ヴァイオリンを持った私@ネコバージョンです。

彼女は難しい障害を抱えていて、余程心を許した人でないと怖くて外出もままならないため、中学校にも殆ど登校することができませんでした。それでも母親であるあいこさんや学校側のサポートの下、週に何度か時間外に個人授業を受けて何とか学校生活に慣らしていき、この春から目出度く高等養護学校に進学することが決まって、本格的な社会生活を送るべく準備に勤しんでいます。

人の合う、合わないがかなり明確な子なのですが、幸いなことに私のことは大丈夫なようで、いつもライブの打ち合わせであいこさんのお宅に伺うと、一緒に夕食を食べたり、飼っているネコを見せてくれたりします。

そんな中で彼女なりに私へのプレゼントを考えてくれたようで、あいこさんの話によれば、持っているヴァイオリンも写真か何かを見ながら丁寧に描いてくれたということでした。なかなか描き辛かったかも知れませんが、よく見ると顎当てまで描かれていて、かなり細かい仕上がりです。

また眼鏡も、私がかけている四角っぽいものを工夫して描いてくれています。折角こんな可愛らしい作品が出来上がったので、この絵を基にしてシールか何か作ってみようかな、と思っています。

さて、これからの一年がどんな年になりますやら…。期待と不安が入り交じっていますが、一日一日を大切に過ごしていこうと思っております。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
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斬新で美味しいざる蕎麦の食し方

2016年02月17日 19時30分07秒 | グルメ
先日、高校受験前日にインフルエンザに罹った生徒ですが、今日無事合格したという知らせがありました。どうなることかと案じていましたが、とりあえず安堵しました(;゜∀゜)=3。

聞いたところによると保健室受験だったそうなのですが、その子以外にも結構な人数がインフルエンザで隔離試験を余儀なくされていたらしく、改めてその猛威を実感したそうです。

ところで、今日たまたま街で久しぶりに行き会った知り合いとお茶を一緒にしながら、件の生徒の事も含めて積もる話をしたのですが、その時に

「ところでさぁ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いい?」

と言うので何かと思ったら、

「ざる蕎麦食べる時に、どうやって食べる?」

と真顔で聞いてきたのです。

「どうって…まぁ通常だと蕎麦とつゆと小口の葱と山葵が一緒になってるから、私は先ず何も溶かずにつゆだけで食べて、途中で葱を足して食べて、更に山葵を足して…って、三段階で味を変えながら食べてるけど?」

と答えました。そうしたら知り合いは

「そうかぁ…やっぱり七味で食べる食べ方は知らないんだ。」

と言うので、ちょっと面食らったのです。

「へ?ざる蕎麦に七味って、どういうこと?」

と聞くと、何でも信州は善光寺近くの一部の地域では、ざる蕎麦に七味唐辛子をかけて食すのだと言うのです。温かい蕎麦に七味を振ることはありますが、さすがにざる蕎麦に七味は何かの間違いでは?と聞いてみたら、彼や御家族はずっとざる蕎麦に七味をかけて食べてきたのだそうです。

最初は冗談かと思ったのですが、他ならぬ蕎麦処信州出身の人が言うのだから…ということで、ここはひとつ試してみることにしたのです。

駅にある箱根そばに入ってざる蕎麦を頼み、恐る恐る七味をつゆに入れよう…としたら、「違う!」と言われました。それで、彼がおもむろに七味の入れ物を手に取ると、やおら蕎麦の上に振りかけだしたではありませんか(; Д)゜ ゜!その結果、私の目の前のざる蕎麦は写真のように七味唐辛子で赤く染まったのでありました。

一瞬言葉を失いましたが、こうなってしまったからにはもう後戻りできませんから、意を決して食べてみました…。すると

「…あれ?何か美味しい」

そう、山葵で食べるのとはまた違った辛味が効いていて、これはこれで美味しかったのです。そこからは箸が止まらず、最後まで美味しく頂きました。

ポイントとしては

・七味はつゆに溶かない(溶いてしまうとつゆの底に沈んでしまうため)

・蕎麦にまんべんなく振りかけ、七味のついた部分をつゆにつけない(七味か全部つゆに落ちてしまうため)

・山葵は使わない(七味唐辛子と山葵では辛味の質が違って、口の中で味が喧嘩するので)

ということです。

この食べ方は、蕎麦の香りと七味の味わいが同時に楽しめてなかなか良いものです。興味のある方は一度お試しになってみて下さい。
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梅より早く桜の便り

2016年02月16日 22時36分10秒 | 

昨日からの寒さに拍車がかかったようで、今朝は久しぶりに寒くて目が覚めました。立春過ぎの関東地方にはよくあること…とも思うのですが、一度日曜日に生暖かい春一番を体感してしまった身に、この寒さのぶり返しは堪えます。

しかし、花の世界というのは常に前向きなものなのか分かりませんが、秦野駅のコンコースには、松田町で開催される《河津桜まつり》のPRのための河津桜の枝が生けられていました。つい最近まで《臘梅まつり》の真っ最中だったはずなのに、早くも桜にシフトしたようです。

また梅の花も満開にならない寒々しい空気の中にあって、生け花とは言え河津独特の薄紅色の花が満開に咲き誇っている様は何とも不思議なものです。それでも松田町の河津桜だけでなく、二宮町でも菜の花が満開になっているところを見ると、着実に春が近づきつつあることを実感させられるのでありました。
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