共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

寒中野外ライブ

2019年11月30日 23時38分00秒 | 音楽
今日は、通常月末の日曜日に開催しているアミューあつぎ前野外ライブの開催日でした。

準備中はまだ陽が差していたのですが、この場所は大きな建物の東側にあるため、かなり早い段階で陽が陰ってしまいます。そんな状況にもメゲることなく、ライブがスタートしました。

先月のライブはとんだ珍客が乱入したために散々でしたが、今日はそんな頓珍漢が来ること無くスムーズに進行していきました。ただ、今日は土曜日開催ということもあって愛川町在住のシンガソングライターみらいあいこさんと吾輩は猫かも知れない楽団以外に出演者がいなかったため、殆どみらいあいこさんの独壇場になりかけました。

それでも小休止を挟んで、


ギターサポートのオサギさんのステージがあったり、最後には


お客さんを巻き込んでのライブとなったりして、それなりに盛り上がって終わることができました。

さて、明日はバレエと第九の合わせで埼玉まで行きます。
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大嘗宮一般公開

2019年11月29日 18時16分55秒 | 日記
今日は久しぶりに、抜けるような快晴に恵まれました。そんなお天気の下、今日は皇居東御苑で開催中の大嘗宮の一般公開に出かけました。



手荷物検査と金属探知器検査を受けてから、普段は開かれていない皇居坂下門から皇居内に入ります。

そして



皇居宮殿車寄を左手に見ながら乾通りの手前を右折し、



富士見櫓を見ながら列を作って、誘導に沿って本丸を目指します。汐見坂を登って本丸の広場に出ると、



旧大奥の辺りに設えられた大嘗宮が姿を現します。



大嘗宮は新天皇陛下御即位の後、初めて新穀を皇祖天神地祇に供えられ、自らも召し上がられて国家国民の安寧と五穀豊穣等を感謝され、御祈念になる大嘗祭の中心的儀式『大嘗宮の儀』を執り行うために造営された仮宮です。下は宮内庁HPに掲載された平面図です。



儀式が終われば大嘗宮は取り壊され更地に戻されることになっていますが、今回は特別に一般に公開されることとなりました。

大勢の人でごった返している中を進むと、



先ず東側にある悠紀殿(ゆきでん)に供える神餞(しんせん)を調理した膳屋(かしわや)という建物が見えてきます。そこから進むと



皇嗣秋篠宮文仁親王殿下が入られた小忌幄舎(おみあくしゃ)という壁の無い建物と悠紀殿の千木が見えてきます。

悠紀殿は主に東日本の五穀豊穣を感謝するためのもので、この中に



天皇陛下と介添の女官が入られ、神餞を供えて御拝礼され御告文(おつげぶみ)を奏されて、自らも召し上がるという『悠紀殿供餞(きょうせん)の儀』が執り行われた建物です。



御簾の下がった悠紀殿の手前には



皇后陛下が御拝礼のためにお出ましになった、



帳殿(ちょうでん)という観音開きの扉の建物もあります。

正面手前には



庭燎舎(ていりょうしゃ)という庭火を焚いた小屋があって、屋根の下にある石器の中には焚いた庭火の燃えさしが残っていました。

そして、



大嘗宮正面に出てきました。正面の神明鳥居は南神門と呼ばれるもので、その向こうに女性皇族が入られた殿外小忌幄舎(でんがいおみあくしゃ)が見えます。

更に進むと



西側の主基殿(すきでん)と西側の帳殿が見えてきます。こちらでは西日本の五穀豊穣を感謝する『主基殿供餞の儀』が執り行われました。

主基殿と悠紀殿とは北の廻立殿(かいりゅうでん)を中心に左右対称に建てられています。なので悠紀殿側同様、主基殿側にも



膳屋が建てられています。神餞を調理する場所だけあって、壁には大量の榊の枝が挿されています。

そこから左手に回り込むと



主基殿の真横に出ます。主基殿の手前にある建物は楽師が奏楽を行った楽舎で、左奥には廻立殿が見えます。



廻立殿は天皇皇后両陛下が大嘗宮の儀に先立って御祭服や帛御服にお召替えされた建物です。

そこから更に裏手に回り込むと、



主基殿と悠紀殿が一緒に見えるポイントに出ます。

本来、これらの建物は茅葺屋根になるはずでした。しかし、歴史的意義を解さず金勘定しか頭にない一部の人間の難癖を受けて、今回は板葺屋根となりました。もしこれがきちんと茅葺屋根で設えられていたら、どれだけ壮麗なものとなったことか…。

廻立殿を裏からみると



高床式になっていることが分かります。こうした建築様式は弥生期頃の穀倉図にも見られ、伊勢神宮をはじめとする神社建築にも多く見られます。

そして



悠紀殿の裏手に回り込むところで一般公開は終了となります。

こうした皇室儀式が、建築や工芸、織工、農耕といった日本の伝統文化を伝承していく上で大きな役割を果たしていることは間違いありません。今回の一般公開を拝見して、改めてその思いを新たにしました。

この大嘗宮一般公開は12月8日まで開催されています。平日の今日でもかなり混み合いましたので、会期末には相当な混雑が予想されます。興味のある方はお早めにお運び下さい。

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こちらも豪華

2019年11月28日 23時55分00秒 | 日記
お寒うございます。本格的に冬らしくなって参りました。

先週、たまプラーザ駅前の巨大クリスマスツリーの写真を載せましたが、駅の向かい側にある東急百貨店のエントランスホールにも御覧のようなゴージャスなクリスマスツリーが登場していました。時折いろいろな光を発しながら光り輝くツリーの前で、居合わせた人が眺めたり写真を撮ったりしていました。

こう寒いと、美味しい温かいものが食べたくなります。帰ったら、今日はひとり鍋でもしましょうか。
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もうすぐ終わってしまうので

2019年11月27日 21時35分08秒 | カフェ
昨日に引き続き、今日も寒い一日となりました。まぁ、最早冬真っ只中なのですから、これくらいでなければおかしいのですが。

さて、今日もあざみ野の《雫ノ下珈琲》にお邪魔しました。今月こちらに伺うのは今日が最後になるので、もう一度今月限定の『キャラメルナッツワッフル』をオーダーすることにしました。

こちらのお店定番のクロワッサン生地のワッフルに自家製キャラメルソースがかけられ、ざく切りアーモンドとキャラメル入りのアイスクリームが添えられています。全てを絡めて頂くと様々な香ばしさが渾然一体となって、何とも美味しい逸品です。いつも通りの香り高い自家焙煎コーヒーと共に、美味しく頂戴しました。

店内にはクリスマスツリーやリースが飾られ、いつもと違った華やかさになっていました。来週にはまた新たなワッフルメニューが登場することになりますから、今から楽しみです。
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カリフォルニアテイスト

2019年11月26日 23時06分23秒 | グルメ
今日も小田原の放課後子ども教室がありました。かなりバタつきましたが、どうにかこうにか終了することができました。

さて教室終了後、今日は知人からお誘いを受けて小田原から平塚に移動しました。駅で待ち合わせしてそのままららぽーと平塚まで足を運び、その中にある《カールスジュニア》というハンバーガーショップに入りました。私は知らなかったのですが、この店はアメリカでは結構有名らしく、アメリカに渡航滞在歴のある知人にとっては懐かしいもののようでした。

いろいろなメニューのある中、今回はスタンダードなメニューの『フェイマススター』というハンバーガーをオーダーしました。




香ばしく焼き上げられたハンバーグとレタス、オニオン、ピクルス、レッドチェダーチーズの挟まれた如何にもアメリカ発祥らしい美味しいハンバーガーで、かなり食べ応えがあります。個人的感想としては、ハンバーグが炭火焼きっぽいのでバーガーキングのハンバーガーに似ているなと思いました。

平塚駅からちょっと離れていることもあって、今まで平塚のららぽーとは何となく横目で見ながら通り過ぎていたのですが、いざ来てみるとなかなか面白いお店があるということに気づきました。いい切欠になったので、また折を見て行ってみようかな…と思ったりしたのでした。
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小田原限定!アジフライゴーゴーカレー

2019年11月25日 20時22分50秒 | グルメ


今日は小田原の放課後子ども教室の日でした。

今日は都合がつかなくて来られないスタッフが2名ほどいたため、いつもよりも少ない人数で子供たちを迎え入れなければならず、大変な一日中でした。それでも、さすがに我々大人に慣れてきた子供たちは、特に男の子たちがそれなりに気を使ってくれるようになっていて助かりました。本当に可愛い子たちです。

何とか無事に教室を終え、今月のお別れソングの《もみじ》を歌い終えて子供たちが三々五々帰ってから今日の反省会をして解散となりました。そのまま電車に乗って帰ってもよかったのですが、事情でお昼を食べ損ねた私はどうにもお腹が空いてしまい、小田原て夕食を済ませてしまうことにしました。

小田原駅近辺まで戻ってきて何処にしようか…と物色していたら、金沢に本店のあるゴーゴーカレーのお店があったので、今日はここに入ることにしました。そしてメニューを見ると『小田原店限定商品』なるものが目に留まったので、それをオーダーすることにしました。それが『アジフライカレー』です。

ゴーゴーカレーの特徴である黒くて甘辛いカレーの上に、ふっくらした身のアジフライがのっています。頂くとアジフライから鯵独特の脂がじんわりと滲み出して、カレーとの相性もバッチリです。久しぶりに頂くゴーゴーカレーを堪能しながら、美味しく頂戴しました。

今日は11月にしてはやや温い空気が漂う一日となりました。ただ、明日はどうやら寒いらしいので、寒暖差に気をつけようと思います。
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そろそろ季節です。

2019年11月24日 23時46分08秒 | 音楽



今日は特に予定が無かったので、来月から本格的に始まる《第九》の練習に勤しむことにしました。昨今はベーレンライター社から出版されている原典版の楽譜を使うことが多いのですが、今回は昔ながらのブライトコプフ&ヘルテル社から出版されている楽譜での演奏となります。

何が違うのかと言うと、大まかなところではあまり変わりません。ただ、細かなニュアンスやスラーの長さが所々違っています。

私が学生の頃はこれしかバージョンが無かったので、ほぼほぼ皆んなこの楽譜を使って第九を始めとしたベートーヴェンを演奏していました。しかし、最近は『よりベートーヴェン自身が書き記した指示や音符を尊重しよう』という観点から、ベーレンライター原典版がもてはやされるようになっています。

もっとも第九に限らず、ベートーヴェンは自身の作品に後々あれこれ手を加えています。そして、そのどれが決定稿なのかについては、実は未だに論争があるところなのです。だから、必ずしも『原典版が正しい』とは言い切れず、結果としてどのバージョンの楽譜を使って演奏するかは、指揮者やオーケストラに委ねられているのが現状です。

そんなわけで、久しぶりに原典版以外の楽譜での第九公演に関わることになりました。頑張って思い出そうと思います。

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令和初新嘗祭

2019年11月23日 19時31分37秒 | 神社仏閣


今日は新嘗祭です。ということで、知人と連れ立って相模國一之宮寒川神社に参詣しました。

到着が少し遅れてしまったのですが、ちょうど神門を神職たちが拝殿に向かって歩いているところに出くわしました。何とか新嘗祭の儀式そのものには間に合って、一先ず安堵しました。

拝殿の中には、神奈川県内の農林水産業や製造業、放送関係等の各位がズラリと居並んでいました。先ず宮司の祝詞に続いて階上の本殿の扉が開かれると、生演奏の雅楽が響く中



神職たちの手によって、新嘗祭に奉納された山海の幸が次々と神前に供えられていきます。

全ての供物が奉納されると、列席の関係者各位によって玉串が捧げられました。そして最後に再び宮司によって祝詞が奏上され、



一連の儀式は滞り無く終了しました。今日は令和になって初の新嘗祭ということもあり、また天皇皇后両陛下が大嘗祭の終了を伊勢神宮内宮に報告するために参拝されていたということもあってか、かなり大々的な儀式のようにも見えました。

この儀式が終わると、いよいよ冬も本格化して来ます。
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カツアゲに遭遇!

2019年11月22日 22時35分43秒 | 日記
さっき、本当にあったお話です(写真は内容とは無関係です)。因みに私はヴァイオリンケースを背中に背負って歩く都合上、それが濡れないように親骨の長さが85cmある『ドアマンズアンブレラ』というホテルのドアマンさんが使うサイズの傘を使っています。

雨の降る中を家に向かって歩いていて、ちょうどバス停付近に差し掛かったところで右折車の通過待ちをしていた時、横のビルの出入口辺りから

「ちょ…あの傘デ⤴カくな〜い?」

という女性の声が聞こえてきました。その後、若い男性の声で

「よう、アンちゃん。」

と言われるのとほぼ同時に肩を小突かれたので振り向くと、大学生くらいの金髪の男と高校生前後と思しき茶髪の女が、共に肩を濡らして立っていました。

以下、会話文にて。

男︰「シカトすんな…」

私︰(食い気味に)「私は親から『アンちゃん』と名付けられた覚えはございませんが、何か?」

男︰(ちょっと怯みつつ)「アンちゃんの傘デカくていいね。そんなデカい傘一人で使ったら勿体無いし、オレらの方が有効利用してあげられっから、オレらの傘と取り替えてあげるよ。」

(といって、如何にもそこいらのコンビニで買ったであろう一人用のビニール傘を突き出す。)

私︰「それと、この傘を交換せよとの仰せでしょうか?」

男︰「そうだよ。ガタガタ言わねぇでよこせやゴラ。」

私︰「つかぬことを伺いますが、そのビニ傘はいかほどでお求めでしたか?」

女︰(ニヤつきながら)「500円くらいだったんじゃね?」

私︰「そうですか。まぁ、そんな小さな傘一つををお二人で御利用とあらば、さぞ御不便を強いられておいでかとお察し申し上げます。それ故、交換して差し上げること自体はやぶさかではございませんが、資本主義国家における経済活動は等価交換が鉄則でございますので、つきましてはこの傘との差額を頂戴致しとうございます。」

男︰「あ?何訳わかんねぇこと言ってんだよ?!」

私︰「ですから、オーダーメイドのこの傘とそちらのコンビニビニ傘とをただで交換する…というのでは割に会いませんので、『その差を埋めるお代を頂戴致します』と申し上げております。」

(と言って手を出す私。)

と、ここで横のバス停にいた誰かが

「ブッ!」

と吹き出したのが聞こえてきて、それを発端としてバス停にいて一連のやり取りを見ていた人ほぼ全員が声を殺して笑い出しました。それに気づいてしまったバカップルは、男の方が何だか聞き取れない大声を発しながら、傘も差さずに走って何処かへ行ってしまったのでありました。

たまにネットの与太ばなしで考えられないような絡み方をしてくる輩のネタが出てきますが、私も何故かこういう輩に絡まれやすくて困ってしまいます。それに対して私が順々と言って聞かせると、何故か逃げられることも多いのですが…。

先月のアミューあつぎ路上ライブを掻き乱した酔っぱらいといい、今日のバカップルといい、季節の変わり目には変な輩、ネットで言うところのDQNが出没しやすいのかも知れません。皆さんもくれぐれもお気をつけになって下さい(?)。
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たまプラツリー

2019年11月21日 23時38分00秒 | 日記
今日も木枯らしのような冷たい風の吹く一日となりました。どうやらあまり秋を感じることの無いまま、冬に突入してしまったようです。

そのことを象徴するかのように、たまプラーザ駅の前に今年も大きなクリスマスツリーが登場しました。

今年のツリーには、上の写真で子供が立っている辺りに手回しハンドルがあり、それを回すと『きよしこの夜』のオルゴールサウンドが流れてイルミネーションが点灯します。

明るいうちはちょっと分かりにくい(実は上の写真でもイルミネーションは点いている)のですが、暗くなると






こんな感じで輝きます。

こうした見ている側が参加するかたちというのも、なかなか楽しいものです。今年はこのツリーが、たまプラーザの冬を盛り上げていくことになります。
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栗たっぷりパフェ

2019年11月20日 22時38分22秒 | カフェ
日毎に寒さが厳しくなっているような気がするのは、私だけでしょうか?それとも厚木が丹沢山系を戴く山間部ゆえ、殊更寒いのでしょうか?

そんな詮無いことを考えながらあざみ野に出勤し、《雫ノ下珈琲》にお邪魔しました。

今日は、先週メニューを見て気になったものをお願いしました。それが上の写真の『マロンパフェ』です。ギッシリと詰まったバニラアイスクリームやマロンアイスクリームの上に甘露煮や渋皮煮の栗がゴロゴロとのっていて、更にその上に自家製マロンクリームが絞られ、細かく刻まれた栗も散らされています。

そして特筆すべきは栗の横にある何やらモシャモシャとした四角い物体。これは何かというと、実はこちらの看板メニューであるクロワッサン生地ワッフルをダイスカットしてオーブンでカリカリになるまで焼き上げたもので、これがパフェの表面だけでなく、アイスクリームの下にもゴロゴロと入っているのです。

頂くと、まるでクルトンのようなビスキュイのようなカリッとした新食感と、こんがり焼き上げられた香ばしさとを合わせ持ったクロワッサンワッフルが、甘いパフェの風味にアクセントを与えています。このダイスカットワッフルはアイスクリームの下にも入っていて、こちらはアイスクリームに埋まって若干しっとりとしながらもある程度しっかりした食感も残っていて、表面のものとはまた違った食感と風味のアクセントになっています。

マスターさん曰く、とかく他店で有りがちな上ばかりゴージャスで下の方はコーンフレークだらけのパフェとは違った、御自身が食べたいと思うパフェを追求した結果出来たものとのことでした。ワッフルをクルトンのように使うことについては関係各位の間で賛否が割れたそうですが、私個人の感想としては大成功だと思います。

発売以来かなり好評のようで、三名で来店した女性客が隣のテーブルに運ばれたパフェを見て、結果一人一つずつオーダーしたこともあったという逸品です。試してみたい方は、是非あざみ野までお運び下さい。ただ明日木曜日はお店は定休日ですので、明後日以降にどうぞ。
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モミジクイズ 第二弾

2019年11月19日 20時15分33秒 | 日記
今日も日中はポカポカ陽気の、過ごしやすい一日となりました。ただこの暖かさに騙されると、日が落ちてからの寒さとのギャップにやられます。

今日は昨日に引き続き小田原の放課後子ども教室の日でした。今日も最後に『もみじ』を歌って終わることにしたのですが、その前に子どもたちに今日も『モミジクイズ』を出しました(昨日の問題については、昨日の記事を御覧下さい)。

モミジとカエデは、分類上はどちらもカエデ科カエデ属の植物ですが、日本ではモミジとカエデを区別して呼んでいます。

では、何故モミジは『モミジ』という名前なのでしょうか?



分かりますか?



これはちょっと難しい問題なのですが、『モミジ』の由来は現在使われなくなった言葉『もみづ』に由来します。

『もみづ』とは、現在でいうところの『染める』という意味の動詞です。その『もみづ』は『揉み出づ(もみいづ)』という言葉から派生しています。そしてこの『揉み出づ』という言葉に深く関係しているのが



紅花です。

紅花は御覧のように黄色っぽい色の花を咲かせますが、これを灰汁(あく)に漬けて揉むと灰汁のアルカリに反応して紅色の染料が採れます。これで生糸を染めて織物にしたり布を染めて着物に仕立てたりしていたのですが、この紅花を灰汁に漬けて色素を『揉み出す』ことが徐々に木々が紅く染まっていくことに見立てられて、『もみづ』という言葉となりました。その連体形の『もみぢ(もみじ)』という言葉がいつしか名詞化して『モミジ』という名前なって残ったということなのです。

では、カエデは何故『カエデ』という名前になったのてしょうか?



分かりますか?



現在、カエデは漢字で『楓』と表記しますが、昔は『蛙手』とも表記されていました。これは、カエデの葉の切れ込みがモミジよりも浅いため、その様子が水かきのついた蛙の手のようだということから

カエルの手→カエル手→カエデ

という感じに訛っていったものと考えられています。

そんなクイズの後で、全員で『もみじ』を歌って下校となりました。ちょうど4年生が音楽の授業で習ったようで、低学年の子たちに分かるように率先して歌ってくれて助かります。

どうやら今年は紅葉も綺麗なようですので、大山寺の紅葉でも見に行ってみてもいいかな…と思ったりしております。



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紅葉(モミジ)はどれ?

2019年11月18日 19時40分13秒 | 日記
今日は小田原の放課後子ども教室の日でした。

ここ最近、この教室では帰り際に歌を歌わせるようにしています。一応月替わりにしていて、今月は『紅葉』を歌わせています。

秋の夕日に照る山紅葉
濃いも薄いも数ある中に
松を彩る楓や蔦は
山の麓の裾模様

谷の流れに散りゆく紅葉
波に揺られて離れて寄って
赤や黄色の色様々に
水の上にも織る錦

美しい日本語の響きの活きた歌というものは、実にいいものです。

ところで、今日は歌う前に子どもたちに『モミジクイズ』なるものを出しました。よろしければ挑戦してみて下さい。

問題︰紅葉(モミジ)の写真はどれでしょう?







さぁ、どれでしょうか?





















分かりましたか?





















正解は



です。これは『オオモミジ』というものです。

因みに①

は『イタヤカエデ』、



は『ヒナウチワカエデ』という楓です。

実は紅葉も楓も、植物分類上はどちらもカエデ科カエデ属に属しています。その中で日本では、葉の切れ込みが比較的深いものを『モミジ』、比較的浅いものを『カエデ』と呼び分けています。このように一つ一つを細かく分類して名前を付けていくという日本の文化を、少しずつでもいいので子どもたちにも感じてもらえたらな…と思っています。

わざど見た目に紛らわしい写真を選んだこともあって、3分の1くらいの子どもたちが引っかかりました。してやったりです(^^)v。

『モミジクイズ』は明日も出題予定です。内容は秘密です(笑)。
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久しぶりの柿のケーキ

2019年11月17日 18時10分10秒 | カフェ
今日は人と会う用事があって、平塚市近辺に出かけていました。それで、思いの外早くに用事が済んだのでそのまま厚木市内に戻ってから、久しぶりに寿町の《Cafeあつめ木》に向かいました。

しばらく行かなかった間にすっかりメニューが変わっていたので、今日は月替わり生ケーキと基本のブレンドコーヒーを頂くことにしました。11月の生ケーキは『柿』です。

こちらのお店のケーキとしては珍しいロールケーキタイプで、クリームの中にはダイスカットされた柿の果肉がゴロゴロと入っています。表面に塗られたクリームには柿と白餡が配合されていて、独特の食感と風味を醸し出しています。

この柿のケーキはこちらでしか頂けない逸品なので、毎年楽しみにしていました。待ちに待ったケーキを、コーヒーと共に美味しく頂戴しました。

店を出る頃にはとっぷりと日が暮れて、急激に肌寒さが増してきました。折角治りかけた風邪をぶり返してしまわないように気を付けるべく、途中で買い物をしながら家路を急いだのでありました。
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再びの正倉院宝物展

2019年11月16日 23時38分14秒 | アート


秋らしい肌寒い空気の中、今日はほぼ2週間ぶりに上野の東京国立博物館に足を運びました。こちらで開催中の特別展《正倉院の世界 ー皇室がまもり伝えた美ー》の後期展示が始まったので、再び鑑賞しに来ました。

前半の展示はほぼ前回と変わりませんが、今回の展覧会のメインでもあった『螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)』は前期で展示を終え、後期は『紫檀木画槽琵琶(したんもくがそうのびわ)』が展示されていました。



こちらは今日見られる琵琶と同じ形状のもので、弦は四本、ネックの先は後方に90度曲がっています。撥当の部分には革が張られ、狩に興じる騎馬人物や酒宴に饗じる人物が描かれています。

そして、この琵琶も五絃琵琶同様に華麗な装飾が施されています。裏板には



様々な色の木や象牙等の象嵌で花鳥画が描かれ、螺鈿で埋め尽くされた五弦琵琶とはまた違った華やかさを演出しています。その象嵌は側板や指板、糸巻きにも施されていて、そうした細かな細工に多くの人たちが見入っていました。

後期展示で個人的に楽しみにしていたのが、聖武天皇遺愛の工芸品です。

白眉は『白瑠璃碗(はくるりのわん)』です。



6世紀頃に当時のササン朝ペルシャで作られたガラスの器で、表面に80もの円形の切子細工が施されています。その円同士がかなり近いのでまるで六角形の亀甲模様が連なっているようにも見えるのですが、横から見ると反対側の切子模様が手前の切子に透けて見え、得も言われぬ煌きを放つのです。

こうしたガラス工芸品は他にも隋や唐からもたらされていたようで、今回はその参考資料として、大阪府羽曳野市にある伝安閑天皇陵出土の『白瑠璃椀』も出品されていました。



正倉院のものよりも切子細工が小ぶりなので亀甲模様には見えませんが、それでも丸紋がいくつも連なる様は正倉院宝物を彷彿とさせます。

ただ、この白瑠璃椀は長い間土に埋まっていたために、ガラスとしての透明度が落ちてしまいました。その点、正倉院のものは土に埋まらずに大切に保管されていたことで、奇跡の輝きを今日まで保つことができたわけです。

それにしても、6世紀と言えば日本はようやく古墳時代から飛鳥時代になろうかという頃。そんな昔にこれだけのガラス工芸の技術を持っていたササン朝ペルシャとは、どれほど凄まじく高い文化レベルを持ち合わせた国だったのでしょうか…。

また、歴史の教科書にも掲載されることの多い『漆胡瓶(しっこへい)』も展示されていました。



これは聖武天皇が愛用していた水差しで、鳥の頭のような形状の注ぎ口はササン朝ペルシャで流行したものだそうです。

細長い帯状の木の板を螺旋状に巻き上げて整形する『巻胎(けんたい)』という技術が用いられており、その木地の上に漆を塗り重ね、



銀の板で花獣を切り出したものを貼り付けてあります。

こうした形の水差しは日本でも制作されていて、今回はその参考資料として、法隆寺宝物の『竜首水瓶(りゅうしゅすいびょう)』も展示されていました。



これは当初は渡来品とかんがえられていましたが、近年の研究により日本国内で制作されたものである可能性が濃くなりました。こうした参考資料が充実しているのも、今展の特徴のひとつです。

また、ちょっと面白い来歴の正倉院宝物『甘竹蕭(かんちくのしょう)』も展示されていました。



これも聖武天皇遺愛のもので、今日で言うパンパイプのような、竹管を18本並べた吹奏楽器です。

この楽器、明治時代に12本の竹管の『甘竹律(かんちくりつ)』として修繕されました。ところが、何と昭和40年に未発見だった竹管が見つかり、更にそれらを留めていた写真中央の木製の帯も発見されたことによって、これが目録に記された甘竹蕭であることが分かったというものなのです。今回、明治時代に施された『間違った修復』をやり直し、虫食い等で傷んだ部分を修繕して展示されていました。

こうした後々の新たな発見があるというのも、正倉院では『塵芥(じんかい)』という、一見ゴミくずのようなものを丁寧に集めて保管しているからなのです。

今回の展示の最終部には



その塵芥たちも展示されていました。

どれもこれも糸クズや錆びた金属片だったりするのですが、考えてみればこれらはかつて何らかの宝物の一部だったわけですから、ただのゴミではないわけです。こうした塵芥から宝物の欠けたパーツが見つかることもよくあるのだそうで、正倉院では文字通り『ちり一つ』も疎かに扱わないようにしている様子も紹介されていました。

新天皇陛下御即位記念ということで、かなり貴重な正倉院宝物を間近に堪能することができました。後期展示は今月24日までですので、興味のある方は是非お運び下さい。

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