共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

盛りだくさんスープ

2016年09月30日 22時45分45秒 | グルメ
今日はそれなりにいいお天気に恵まれました。もう、これから先はこんな爽やかな感じの天気が続けばいいのに…と思わずにはいられません。

あざみ野の教室に向かう前に、厚木の《Cafeあつめ木》にお邪魔してランチを頂くことにしました。今日は日替わりスープ『たっぷりニンジンのスープ』です。

先ずカトラリーを見たら、スープなのに何故かスプーンが無いのです。あれ?入れ忘れ?…と思っていたのですが、いざスープが来てみて分かりました。基本的にニンジンやタマネギ、ベーコンが入ったスープなのですが、そこにトーストしたバゲットが、なかなかな数入っていたのです。このバゲットがかなりいい感じにスープを吸い上げていて、もはやスプーン要らずな状態になっているのでした。

仮にこの上ににチーズとパン粉をかけてオーブンで焼いたら、立派なパングラタンにできるくらい…と表現したら、その分量が分かって頂けるでしょうか。こうなるともはや相手はほぼスープではなくバゲットですから、それをフォークで頂いて入るうちにすっかり満腹中枢が刺激されてかなりな満足感を得られました。

すっかり満足して暫く話に花を咲かせていたのですが、ふと今日で9月が終わることに気がついて



今月の月替わりケーキのぶとう生ケーキも頂きました。何しろ今頂いておかないと、明日から違うケーキに替わってしまうので…。

すっかり午後のひと時を堪能しまくって、勤労意欲が失せて帰りたくなりかけているのを制しながら教室へと急いだのでありました。
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初秋刀魚

2016年09月29日 21時18分51秒 | グルメ
連日の蒸し暑さの中にも、少しずつですが秋の気配を感じるようになってきました。 特に夕方からはかなり涼しげな風が吹いてきて、何処からともなく金木犀の甘い香りを運んで来ます。

そんな中、教室を終えてから何処かで食事を済ませて帰ろうと思いつゝ田園都市線に揺られていました。そして中央林間での乗り換え途上にある駅ビルetomoの中の《ぐるめ丼亭》という気軽な寿司と海鮮丼の店の前を通った時に魅力的なメニューが目に留まったので、今日はそれにしました。

ということでオーダーしたのが『生さんま丼』です。

ちょっと分かりにくいかも知れませんが、丼の左半分には生秋刀魚の切り身が、右半分には軽く炙った秋刀魚の切り身が並んでいます。生秋刀魚にはかいわれ大根と茗荷、炙り秋刀魚にはぽん酢おろしが添えられていて、酢飯と一緒に掻きこむと、程よく甘い秋刀魚の脂が口の中で溶けます。何とも贅沢な秋刀魚の味わい方ではありませんか。

そう言えば、この秋に秋刀魚を食するのは初めてでした。初物はいつ頂いても嬉しいものです。これからいろいろな秋の味覚が登場するでしょうから、ますます楽しみです。
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初亀戸

2016年09月28日 21時12分25秒 | 日記
今日はちょっと用事があって、東京都江東区亀戸に来ました。

一頻り用事を済ませてから、折角亀戸まで来たから地の神様に御挨拶をしようと思い立ちました。当初は亀戸天神社に詣でようと思ったのですが、別にこの歳になって学業成就でもないか…と思って、もうひとつの御社に参詣することにしました。

ということでやって来たのは亀戸香取神社です。御祭神はその名の通りの香取大神こと経津主命(ふつぬすにのみこと)で、鹿島大神と大國主大神が合祀されています。古くから国土開発・産業振興・文化進展の守護神として厚く崇敬されていた御社で、加えて昨今は心身健全除災招福の他、スポーツや開運の守護神としても仰がれているそうです。特にスポーツの守護神ということに関しては、境内にオリンピック選手やラグビー日本代表選手の奉納したサインが飾られていましたので、そうした霊験も新かな御社だということが窺えます。

創祠は天智天皇四年と言いますから西暦665年ということになります。社伝では、藤原鎌足が東国に下向した際にこの地に香取大神を勧請し、御鎮座されたのが起こりとのことです。今年は御鎮座されてから満1350年の記念の年ということで、それを記念して摂社社殿の修繕や石碑の建立等、様々な奉賛事業が挙行されたようでした。

全ての摂社に御挨拶をして御社を後にしたところで、ものすごくお腹が空いていることに気づきました。で、これまた折角亀戸まで来ているので、お昼はやっぱり亀戸餃子でしょう。

亀戸駅近くにある亀戸餃子本店にお邪魔したら、入口のところに据えられた鉄鍋の前で担当のおじさんがひたすら餃子を焼いていました。餃子の焼ける香ばしい香りに胸を躍らせながら席に着くと、



程なく焼きたての餃子が運ばれて来ました。こちらでは5個入りの餃子2皿が最低単位で、そこからは食欲に応じて追加注文をするというスタイルでした。しかも1皿\250というリーズナブルさΣ(・ω・ノ)ノ!

そんなわけで、私はつい調子に乗って計4皿頂きました。本当はご飯も食べたかったのですが、壁に貼ってあるメニューを見たところ餃子の他にはビールや老酒をはじめとした飲み物のみでしたので諦めました。さすがにこの後仕事がある身の上で、昼間っからビールというのも気が引けるので…。

小ぶりな餃子は薄い皮がパリパリとした食感を生み出していて、サクサクと頂けてしまいます。通常餃子というと酢と醤油とラー油をつけるところですが、こちらでは最初からお皿に辛子が添えられてきます。そこに酢と醤油を加えて辛子酢醤油にして頂くと、あまりニンニク臭のしない淡白な餃子にガツンとしたアクセントが加わって絶妙な味わいになります。

普段なかなか訪れないところではありますが、考えてみれば隣の錦糸町まではよく来るので、今度はもっとフリーな時に来て亀戸天神に参詣し、その後心置き無く餃子とビールを堪能したいと思います(オイッ!ヘ(_ _ヘ)☆\(^^;))。
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アイスも秋色

2016年09月27日 23時58分12秒 | グルメ
暑い…(;´д`)ゞ。

久しぶりに太陽の下を歩けるのは有り難いことなのですが、残暑のぶり返しは余計でした。そろそろ10月になりなんとするこの時期に、再び汗だくになろうとは…。

こうなってくると、どうしても冷たいものが恋しくなるものです。ただ、時間的に今日は《Cafeあつめ木》にお邪魔するのは難しいので、今日は手近なところでコンビニアイスに手を出すことにしました。

アイスクリームケースを覗いてみたら、全体的に青っぽかった夏場の光景とはうって変わって、オレンジやブラウンといった秋の色合いに変わっていました。こんなところにも季節感が出るものなのですね。

いろいろと迷いましたが、今回は



この『栗を贅沢に使ったスプーンいらずのモンブランアイスバー』という、何とも長い商品名のアイスにしました。

確かに名前の通りで、アイスクリームの芯にモンブランで使われるような栗あんがしっかり入っています。勿論、外側のコーティングチョコもマロン風味で、バニラアイスの内と外からモンブランの味わいを演出しています。

冷たいアイスを頂いてホッと一息つく…も、味わいは秋の味わいということで、ちょっと複雑な気持ちにもなったのでした。この暑さ、いつまで続くのでしょうか…?
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落ち着きたまへ…ヾ(- -;)

2016年09月26日 22時54分45秒 | 日記
昨日のアミューあつぎ前路上ライブの心地よい疲れを引きずって、また新たな一週間がスタートしました。

小田原の教室を終えて小田原駅に戻って来たら、何だかJRの改札が騒がしいのです。何だろうと思って近寄ってみたら、改札口でヲヤヂが駅員に何事か食ってかかっている最中でした。で、よくよく聞いてみたら、そのヲヤヂは湘南新宿ラインが何らかの影響で『遅延』していることを、ものすごい剣幕で駅員に突っかかっていたのです。

おいおい…ヾ(・・;)

あのさ、百歩譲って『運転見合わせ』ならまだしも『遅延』でしょ?ってことは、どのくらい遅れてるか知らないけど動いてはいるんでしょ?じゃあ…別によくね?

これが、私の頭の中に瞬時に浮かんだ、そのヲヤヂに対するツッコミです。たったこれだけのことに気づかず、ただひたすら『お客様風』を吹かせまくっている姿は、むしろ滑稽でしかありません。

とにかく『遅延』というものは、時刻表通りではないものの電車そのものは動いてはいるのですから、始発駅なこともあるわけだし粛々と電車に乗り込んで発車を待っていればいいだけのことです。それか、そんなに都内に急ぐのであれば、ここは天下の小田原ターミナルなのですから、その気になれば小田急線に回ればロマンスカーもあるし、その先に行けば日本最強の鉄道網である新幹線にだって乗れるのです。恐らくこのヲヤヂは、そんなことにも気づいてはいないでしょう。

こういった状況に遭遇した時にいつも思うのですが、電車が遅れていることを執拗に駅員に詰め寄る大人って何なんでしょう。別にその駅員が事故の原因を作り出したわけでもあるまいに…。こうした状況でもし駅員に聞くことがあるとしたら、現状と乗り換え方法くらいなものです。それ以外には、彼等だって答えようがないでしょう。

気持ちと行動に余裕がない大人ほど、端で見ていて浅ましいものはありません。自戒の意味も込めつゝ、とりあえず双方に「頑張れ~!(´p・ω・q`)」という生暖かい念だけ送って家路を急いだのでありました。
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第4回アミューあつぎ路上ライブ

2016年09月25日 23時28分48秒 | 日記
晴れたど~っ!!!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚

いやあ、何たって余りにも久しぶりに御天道様の御尊顔を拝し奉り、私は朝からテンションMAXでございます。やはり人間には…いや、生きとし生けるもの全てに太陽は必要不可欠なものです。

そんな御天道様の下、今日は4回目のアミューあつぎ前路上ライブを挙行しました。昨日までの雨続きで中止になりはしまいかと内心ヒヤヒヤしていましたが、安堵しました。

出演者とスタッフとで会場設営を済ませ、少し早目にライブを開始しました。先ずは主催のみらいあいこさんからです。

今回は特に新曲《YUME》の公式初演ということもあって緊張しましたが、それでも先週土曜日に一度演奏しているのもあって、何とか無事に初演を終えることが出来ました。

今回は始めからかなりな数のお客さんがいらして下さって、ライブ中盤には



こんなにも多くの方が足を止めて聴いて下さっていました。有り難いことです。今回から借りるベンチシートの数を2脚から3脚に増やしたのですが、それも功を奏したようです。

その後も



相模原市からいらした彩葉永華さんや、シンセサイザーを駆使した愛‐kanashi‐さんも、それぞれに素晴らしいパフォーマンスを見せて下さいました。

最後に



伊豆から参加された謎のバス運転士ミモリーさんのパフォーマンスでライブを締め括り、無事に今回の野外ライブを終えることが出来ました。

ライブにいらして下さった皆様、たまたま足を止めて下さった皆様、そして何より参加して下さったアーティストの皆様、今回も本当に有り難うございました。

毎月末に行っている野外ライブですが、来月はアミューあつぎ側の都合により4週目の23日になります。またの機会に、お待ち申し上げております。
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家庭的ほっこりスープ

2016年09月25日 11時56分16秒 | グルメ
今日もまた厚木は雨が降りしきっています。もう、どのくらい雨が続いているのか分からないぐらい、ずっと気圧の低い日ばかりです。

今日は夕方から用事があるので、その前に《Cafeあつめ木》でランチを頂くことにしました。今日は何となくスープが食べたくなって日替わりスープメニューを見てみたら『おうちのブイヤベース』と書かれていました。

う~ん…(-""-;)

いや、美味しそうだな…とは思ったのですが、ちょっと事情があって躊躇してしまいました。というのも、ブイヤベースというと主に魚介類がふんだんに入っていることが多いのですが、実は個人的に特定の魚介類がアレルゲンのため、それが入っていた場合はアウトなのです。

で、恐る恐る確認してみたところ…

「あ、魚介は鱈だけなので大丈夫ですよ( =^ω^)。」

という有り難いお返事を頂いてホッとしましたε=(^。^;A。

言われてみれば、ブイヤベースの定義とは『サフランを使うこと』だけなので、それ以外はかなりフリーなスープなのです。ただ、世の中に広く出回っているブイヤベースには、ともすると『これでもか!』と言わんばかりの魚介類が突っ込まれていることが多いので、すっかりその定義を忘れていました…。

このブイヤベースは鱈の切り身の他に、湯剥きしたプチトマトとたっぷりのキャベツが入っています。文字通り具だくさんの食べるスープといった感じです。かぼちゃの入ったミニサラダや自家製プチパンと一緒に、美味しく頂戴しました。

さて、明日は久しぶりのアミューあつぎ路上ライブです。一応今のところ晴れの予報が出ていますが、油断大敵。明日を迎えるまでは気が抜けません。でも晴れて~!(-人-;)。
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久しぶりのお写経

2016年09月23日 21時45分16秒 | 神社仏閣
今日も関東はぐずついたお天気となりました。もうどのくらい御天道様の御尊顔を拝していないのか分からなくなります。人間、やはり少しでも太陽の光を浴びないと具合が悪くなってくるもので、気圧の低さも相俟ってどうも活力が漲りません。

そんな中、今日はあざみ野の教室に向かう前に、東京の五反田に来ました。

ここには奈良西ノ京にある法相宗大本山薬師寺の東京別院があり、そこでは毎日9時から17時までお写経が出来るようになっています。今日はまだ彼岸中ということで、先月他界した伯父の追善供養のために久しぶりにお写経を納めに伺いました。

こちら薬師寺東京別院では道場内に、お写経に必要な全ての道具一式が用意されていますので、今日のように思いついて手ぶらでふらりと伺っても大丈夫なようになっています。有り難いことです。

2階の受付で納経料のお支払を済ませると、写経道場の前室で干菓子とお薄のお接待を受けます。それを頂戴してから、写経用紙と輪袈裟とお丁子を頂いて道場に入ります。

道場に入ったら先ず



この『香象』を跨いで身を清めます。そして空席に着いたら、先ず机に置いてある《写経観念文》を黙読します。これは、今から写経に臨む際の心得が書いてあります。

それから机に用意されている硯に水を注ぎ入れ、心静かに墨を擦ります。良き擦り具合になったら、小筆に墨を含ませてお写経を始めます。今回は一番ポピュラーな《般若心経》のお写経です。

お写経中は



このお丁子を口にくわえます。これはお写経にかかる息を清めるためのものですが、先程の『香象』といい、徹底的に清浄な心身で臨むことが求められています。

『摩可般若波羅蜜多心経 観自在菩薩行深般若波羅蜜多時…』

と始まって計292文字という、数あるお経文の中でも極めてコンパクトなお経ですが、それでも毛筆で墨を付けながら画数の多い漢字を書いていると、集中していることも相俟ってあっという間に時間が過ぎて行きます。お手本通りの綺麗な字では書けませんでしたが、それでも伯父の追善供養のために心を込めて般若心経を書き写しました。

書き上げたお写経は仏前に奉納しておくと後日奈良の薬師寺まで運ばれ、金堂や西塔や大講堂の中に永久保存されます。また納経料は、現在も薬師寺で行われている白鳳伽藍再建事業の勧進に充てられます。

今回も



御朱印を頂戴して来ました。

久しぶりに心が引き締まるようなひと時を過ごしました。これが伯父への追善になれば幸いです。

合掌。
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『おはぎ』とは…『ぼたもち』とは…

2016年09月22日 19時45分27秒 | 日記
今日は全国的に御彼岸の御中日でございます。生憎の天気になりましたが、お墓参りにお出掛けになられた方もおいでかと思います。私も行きたかったのですが、厚木から水戸のお墓まで行くと一日仕事になってしまい、明日は普通に仕事もあるので、今日は我が家の仏壇に手を合わせて勘弁してもらうことにしました。

ところで、折角だから御彼岸らしいことを…と思い立ち、おはぎでも買ってこようと近所のコンビニに行きました。そこにあったのがこれです。

もう…これを見た瞬間ズッコケてしまったのであります。秋の彼岸に『ぼた餅』ってアナタ…(;・・)σ。

最近はあまり気にされていない節があるようですが、同じように見えて『ぼたもち』と『おはぎ』には明確な違いがあります。

漢字で書けば一目瞭然

ぼたもち⇒牡丹餅
おはぎ⇒御萩

つまり、ぼたもちは牡丹の花が咲く春のもので、おはぎは萩の花が咲く秋のものだということがよく分かるわけです。

また、春の牡丹餅は百花の王たる牡丹の花に見立てて大ぶりに作り、秋の御萩は可憐な萩の花に見立てて小ぶりに作ります。

使うあんこにも違いがあります。御萩は小豆の収穫期近くに作るため小豆の皮が柔らかいので、その食感を活かすためにつぶ餡を使います。対して牡丹餅はひと冬越した小豆を使うことなるため小豆の皮が硬くなってしまっているので、手間隙かけてこし餡にします。

こうしてみると、この子がいかにお呼びでないかが分かって頂けるかと思います。とにかく『半殺し』であること以外はこれだけ違うはずなのですが、あろうことかこんなに大手の商品にも関わらず、こんなミスをやらかしちゃったわけです。ただ、もしかしたら商品開発部の方も、もはやこうした経緯を御存知無いようなお若い方なのかも知れません。

因みに、こうした半殺し餡ころ餅には春と秋だけではなく夏と冬バージョンの名前があることは御存知でしょうか?

これは私の祖母から聞いた話なのですが、半殺しは皆殺しと違って臼と杵とでペッタンペッタン餅つきをしないため音が漏れないので、隣近所に作っていることが分かりません。なので『搗き知らず(つきしらず)』とも呼ばれていました。その名前にかけて、

夏の『搗き知らず』⇒夏の夜の小舟はいつ船着き場に到着したか分からないことから『着き知らず』⇒『夜舟』

冬の『搗き知らず』⇒寒い北側の窓には月の影もささないことから『月知らず』⇒『北窓』

というのだそうです。

そうすると半殺し餡ころ餅は

春は牡丹餅
夏は夜舟
秋は御萩
冬は北窓

と、年間通して食べてもいい…ということにもなりそうです。尤も、実際には店頭でもあまり見かけなくなるので、夜舟と北窓は自作しない限り難しいと思われますが…。

あ、因みにこの季節外れ『ぼた餅』は、ブログ更新後に美味しく頂戴しました。念のため…(´▽`;)ゞ。
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甘いひと時…(* ̄∇ ̄*)

2016年09月21日 19時32分07秒 | グルメ
御彼岸に入っているとはいえ、今日は急激に気温が下がりました。恐らく台風16号から変わった温帯低気圧が関東の南海上を通り過ぎてしまったために、いわゆる台風一過の強烈な暑さがやって来ず、逆に陽射しがない分気温が上がる要素を得られないためではないかと思います。とにかくあまりの気温の急降下に、さしもの暑がりの私も初めて長袖を着て出掛けたくらい、一気に涼しくなったのです。

今日は教室も無かったので、夕方から《Cafeあつめ木》にお茶をしにお邪魔しました。何にしようか考えたのですが、今日はチョコレートケーキをお願いしました。

ガトーショコラのようなねっとりした感じではなく、むしろフォークを入れると少しホロホロ崩れる感じではありながら、それでいて適度なしっとり感のあるケーキです。ケーキの中にもチョコレートの粒々が入っていて、苦味の効いたコーヒーと頂くとチョコレートの甘味が引き立ちます。

今日のサービスはお店自家製の洋梨のコンポートでした。美味しいケーキと一緒に、美味しく頂戴しました。

明日は御彼岸の御中日ですが、荒れ模様の予報が出ています。さて、どうなりますやら…。
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300年前の《動物の謝肉祭》 ~ ビーバー《描写的ソナタ》

2016年09月20日 17時52分10秒 | 音楽
今日は又しても台風16号絡みの悪天候に見舞われました。こう悪天候が続くと洗濯物も乾かないし、何しろ気圧が低くて気が滅入ります。

今日は教室もないので、こういう時には出かけないのが一番…とばかりに引きこもることにして、久しぶりに我が家で何にもしないグウタラな一日を過ごすことに決めました。お勤めの方々には大変申し訳ないのですが、こんなことが気ままに出来るのが自由業の数少ない特権でございます。

さて、そんなことは言ってもただ無為に過ごしてばかりいると本当にダメ人間になり下がるので、ここはひとつ自己鍛錬に時間を有効活用することにしました。それで折角の機会だから、最近あまり相手をしてあげていなかったバロックヴァイオリンちゃんの相手をしてあげようと思い立ち、ケースを開けました。久しぶりのバロックヴァイオリンはなかなかのご機嫌ななめっぷりでしたが、それでもなんとか宥めてすかしているうちに段々と目覚めてきたようでした。本当ならもっと相手をしてあげなきゃいけないのですが、日々の仕事に追われているとついつい忘れがちになってしまいます。

さて、何を弾こうかと思っていたのですが、これまた久しぶりにハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバーの曲でもやってみようと思い立って、いくつか楽譜を引っ張り出してみました。その中で今回は《描写的ソナタ》(1669)という一風変わった作品を練習してみることにしました。

このイ長調のヴァイオリンソナタは非常に特徴的特徴的な作品です。通常のバロック時代のヴァイオリンソナタだと、いわゆる緩-急-緩-急の4楽章教会ソナタ形式や、前奏曲に続いてアルマンドやクーラントといった舞曲が続くものが殆どなのですが、この曲は前奏曲の後に様々な動物や銃兵隊が登場するという、かなりユニークな組曲です。フランスの作曲家カミーユ・サン=サーンス(1835~1921)が、チェロ独奏曲の不朽の名作『白鳥』の入っている《動物の謝肉祭》(1886)という組曲を作曲していますが、その200年以上も前に既に似たようなアイデアの曲をビーバーは作っていたのですから驚きです。

ヴィヴァルディやバッハが活躍するバロック後期になると音楽理論や作曲技法がほぼ確立してきて、今日クラシック音楽として聴かれているしっかりとした構造の作品が生み出されています。それに比べると、彼等の一世代前のビーバー達が活躍したバロック中期には作曲技法や和音使いにまだ若干の自由さが容認されているので、バッハの作品ほどの理論的密度はないものの、その分面白い作品がいろいろとあります。このバロック中期の作品群にはウィットに富んだ単純に楽しいものも多いので、もっと広く聴かれるようになったらいいのにな…と思うのです。私もいつか演奏出来るように、今から練習しておこうと思います。

この《描写的ソナタ》は陽気な前奏曲に始まって、その後ナイチンゲール・カッコウ・カエル・雌鳥と雄鶏・ウズラ・ネコの鳴き声、そして何故だか銃兵隊の行進、最後にアルマンド舞曲という順番で展開していきます。今回はイル・ジャルディーノ・アルモニコによる、かなりアグレッシブな演奏と楽譜の動画を転載してみました。思わず笑ってしまう300年前の《動物の謝肉祭》をお楽しみ下さい。

Heinrich Ignaz Franz Biber - Sonata Representativa in A major
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不思議な和柑橘のシフォンケーキ

2016年09月19日 23時13分55秒 | グルメ
今日はハッピーマンデー的敬老の日です。この三連休を、一体どれだけの国民が有り難がっているのかいないのか知りませんが、とにもかくにも三連休最終日でございます。

街に出ても人影は疎らで、傘の花もそれほど咲き乱れてはいませんでした。そんな中、自分の用事を済ませてから《Cafeあつめ木》にお邪魔しました。ランチタイムも過ぎていたし、私も中途半端な時間に食事をしてしまったので、今日はケーキを頂くことにしました。

お願いしたのは、お店の定番メニューのひとつのシフォンケーキです。こちらでは『かぼちゃのシフォンケーキ』と『和柑橘のシフォンケーキ』とが交互に出てくるのですが、今回は和柑橘の方がメニューに載っていました。

このシフォンケーキ、ちょっと不思議なものなのです。

通常シフォンケーキというと、製作行程でかなり大量のサラダオイルを使用するものなのですが、この和柑橘シフォンはどういう仕掛けか油を一滴も使わずに作られているのだそうです。頂くと、いわゆる通常のシフォンケーキのような独特のしっとり感はあまりないのですが、その分何とも言えない軽さがあって、その食感が和柑橘の仄かな香りをそこはかとなく引き立てています。

添えられるクリームは生クリームとヨーグルトクリームの2種類から選べます。生クリームだと甘さがプラスされることによって味に奥行きが出て、ヨーグルトクリームだと新たな酸味が加わって和柑橘の風味が冴えます。前回はヨーグルトクリームだったので、今回は生クリームで頂きました。

どうやってノンオイルでシフォンケーキを焼き上げるのかは企業秘密だそうですので、確かめたい方は是非お店に足を運んでみて頂きたいと思います。

因みに今日、たまたま居合わせたお客さんから



早稲のみかんを頂きました。初物は寿命が伸びると言われていることもありますから有り難く頂戴しましたが、何だかさっきまで頂いていた和柑橘シフォンケーキの後味にもピッタリで、ちょっとビックリでした(*^^*)。
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横内御霊神社例大祭

2016年09月18日 23時30分18秒 | 日記
今日は朝からぐずつき気味の天気になってしまいました。それでもまだ雨の止み間の方が多い感じで、時折、遥か南洋にある台風絡みであろう、湿気を含んだ生暖かい風が吹いていました。

そんな中、今年も平塚市横内の御霊神社例大祭に伺いました。何やかんやあって結局宮入直前に到着してしまったのですが、知り合いの氏子さんのお宅に一度寄せて頂いてから宮入を拝見しに出掛けることになりました。

実は今年、知り合いの氏子さんは直前にお身内に御不幸があって、初七日も明けないということで今回は急遽不参加ということになってしまいました。不肖私も先月伯父を亡くしてからまだ四十九日を迎えないため、今回は皆鳥居から境内に入ることを御遠慮申し上げることにしました。

境内に入って拝殿の階脇のスペースを確鳥居の向こうから「ドッコイドッコイ!」の掛け声も勇ましく、菊の御紋を戴いた立派な御神輿が神職に先導されて入って来ました。

半被姿の汗だくの若衆が入れ替わり立ち替わり担ぎ棒を取り、御神輿の四隅に提げられた鈴を鳴らすべく御神輿を大きく上下に振ると、ガランガランと勇ましい音が境内に響き渡ります。時折唄われる『甚句』に担ぎ手達が合いの手を入れながら御神輿を担ぐ様は、何とも言えずいいものです。

最後の甚句が唄われる頃には祭のテンションは最高潮に達し、居合わせた老若男女がこの場に居られた喜びに顔を綻ばせ、盛んに歓声を上げます。やがて世話役の発声によって終結が告げられると祭が終わるのを惜しむように拍手が送られ、担ぎ手の肩から御神輿が降ろされます。最後に世話役の手によって三本締めが打たれ、熱く盛り上がった例大祭は御開きとなりました。

知り合いの氏子さんは普段担ぐ側にいるためほぼ初めて客観的に宮入を御覧になったようでしたが、それはそれでなかなか新鮮な感動があったようでした。最後のチマキ撒きは御遠慮申し上げて、そのまま知り合いのお宅にお邪魔して直会のお相伴に与りました。

今回は個人的にやたらバタバタした中でのお祭りでしたので、来年はきちんとお休みをとって、もっとゆっくりとお祭りを楽しみたいと思ったのでした。
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新曲非公式初演

2016年09月17日 21時15分12秒 | 音楽
今日は久しぶりに町田市成瀬の喫茶イマジンライブに来ました。8月は行われなかったので、2ヶ月ぶりのライブです。

今日はちょっと特別なライブでした。7月に愛川町在住のシンガソングライターみらいあいこさんにプレゼントした新曲《YUME》の、本邦初披露の舞台となったのです。

事前に何度か合わせはしたものの、直前にキチンとしたリハーサルを組めないままに臨んでしまうことを考慮して、あくまでも今日は非公式の初演…ということにしてみました。恐る恐る滑り出してみたものの…やはり何ヵ所かズレが生じてしまいました。

自分としても、ちょっと難しい曲を作っちゃったかナ( -_・)?…という自覚はありました。だからこそ《マカロニグラタン》の時よりも綿密なリハーサルが必要だな…ということを実感させられた本番でした。

一応、公式な初演は25日のアミューあつぎ野外ライブに定めているので、そこへ向けて更に頑張ります(っ`・ω・´)っ
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いざ出でよや十六夜の月

2016年09月16日 22時22分22秒 | 日記
今日は十六夜(いざよい)の月です。

昨日の『月々に…』の月尽くしや

『木(こ)の間よりもりくる月の影みれば心づくしの秋は来にけり』
(古今和歌集・よみ人しらず)

という歌もあるように、とかく日本人は秋の月に特別の思い入れがあるようです。十五夜を過ぎても、その後に十六夜・立待(たちまち)・居待(いまち)・臥待(ふしまち)と、都合五日間に渡って月に名前を付けて愛でていたわけです。

この時期の月にこれだけ特別な名前が付けられているのも、一説には秋の彼岸近くは天候が優れないことが多いので、十五夜が愛でられなくてもいいように、それ以降に幅を持たせている…とも言われています。しかしいずれにしても、日本人が昔からどれだけ秋の月を好んで眺めていたのかが窺い知れる話ではあります。

ところで、今日は昼間からまた生憎の天気になってしまったので、あまり期待しない方がいいかな…と思っていました。しかし、すっかり日が落ちて、雨上がりの生暖かい風が吹く中を歩いていたら、海老名の駅の上に雲間から御覧のように十六夜の月が顔を出していました。

明日からの三連休も立待・居待・臥待の月ですが、天気予報ではどうやら期待出来そうにもありません。ならばせめて、今宵の十六夜の月をうち眺めて、『月見る月』の美しい月を堪能しようと思います。

『君や来むわれや行かむのいさよひに真木の板戸もささず寝(い)にけり』
(古今和歌集・よみ人しらず)

…おっと、今の御時世、戸締まりだけは忘れずに…(+.+)(-.-)(_ _)..zzZZ
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