共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

偉業達成!

2015年01月31日 19時37分31秒 | 日記
つい最近、錦織圭が敗れるまで、スポーツニュースでは全豪オープンの話題で持ちきりでした。今や世界ランク第5位にまで上り詰めた錦織選手の活躍に熱くなり、深夜に放送された試合の様子を食い入るように見つめた方も多いのではないかと思います。

錦織選手が準決勝敗退と共に、全豪テニスのニュースは一段落してしまった感がありますが、私に言わせれば冗談じゃありません。同じコートで車椅子テニスの試合も行われていたのですが、そこで世界ランク第1位の国枝慎吾選手がシングルス・ダブルス共に優勝しました。欠場した2012年以外では全豪では負け無しです。これはすごいことです。

国枝選手については、昨年末に錦織選手が準優勝した全米オープンの車椅子テニスで、女子の上垣結衣選手と共にアベック優勝を飾った時にちょっとだけニュースになりましたが、日本人がグランドスラムを制したニュースとしてはあまりにも小さな扱いと言わざるを得ません。昨年はシーズンで51勝1敗という驚異的な成績を上げているのに、どうしてこんなにも取り上げられないのか不思議なくらいです。

かつて日本のスポーツ記者がロジャー・フェデラーに「どうして日本人のテニスプレイヤーは貴方のような世界ランク上位に絡む選手が出てこないのだと思いますか?」と質問した時に、フェデラーが「何を言っているんだ君は!日本にはクニエダがいるじゃないか!」と反論したという話がありますが、海外では国枝慎吾の名前はその位最大限の敬意をもって知られているのです。それが、肝心の母国でどうしてこんなにもニュースにならないのか…私には不思議でなりません。

昨年末に放送された《夏目と右腕》という番組で、国枝選手の足とも言うべき車椅子を制作している車椅子技師の安大輔さんが取り上げられ、そこに国枝選手本人も出演したことがありました。その中で、国枝選手が普段行っている練習の一端を披露してくれる場面があったのですが、世界ランク第1位のレベルの高さを改めて感じさせられるものでした。

動画があったので添付してみましたが、特に御覧頂きたいのが17:40くらいから始まる『全く手を使わずに車椅子を旋回させるテクニック』で、何とホイールに全く触れることなく腰の振りだけでコートを一周してしまいます!その後に披露した『スパイダー』というトレーニングにも舌を巻くばかりです。

障害者競技ということを度外視して、日本には素晴らしい選手が存在しているのだということを、もっと多くの方々に知って頂きたいと思って止みません。国枝選手は来年のリオ・パラリンピック、そして2020年の東京パラリンピックも視野に入れて活動されているということですから、これからも応援し続けていこうと思います。

夏目と右腕 安大輔 12月20日 夏目三久、安大輔
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今日の《cafe32゜F》

2015年01月30日 21時42分21秒 | 日記
小田急線や田園都市線の遅れに巻き込まれながらも何とか行き着いたあざみ野では天気が雨に変わりつつあるところで、路面の積雪もだいぶ水っぽい感じになっていました。

何とか受験生のレッスンを通常通り終えて一息入れてから、美味しいコーヒーを頂きにお邪魔したら、店内ボードに『!』というメニューが載っていたので、それをお願いしました。

今日は抹茶のシフォンケーキとコーヒーのセットです。ココアシフォンは何度かありましたが、抹茶シフォンは随分久しぶりです。しっとりとしたシフォンケーキを頂くと、抹茶のほのかな香りと苦味が広がって、やがて香りが鼻に抜けていきます。ブラックコーヒーとの相性も抜群です。

来週は節分、そして立春を迎えます。そういった時期に春を先取りするようなケーキを頂けて、ひと時幸せな気分になれました。
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雪の御社

2015年01月30日 10時04分37秒 | 日記
昨日から天気予報で散々脅されていた通り、関東地方は朝から雪に見舞われました。近所の鎮守様の御社も、御覧の通りの雪化粧です。

今回の雪は水分量が多めなので、昨年の2月のような記録的ドカ雪にはならないと見ています。道路や歩道の路面にもあまり雪は残っていなくて、みぞれ状のシャバシャバしたものが溜まっているだけです。

それでも、これしきの雪でも関東圏の交通網は混乱していて、国道を走るバスがちっとも進みません。今日は午前のレッスンがあることを加味してかなり早く出発したのに、台なしですε=(`へ´メ)。
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娘ならではのドキュメンタリー

2015年01月29日 18時06分51秒 | 日記
今日は出勤前にアミューあつぎ内の映画館に寄りました。どうしても観たかった映画が明日で入れ替えになってしまうので、半ば慌てての観賞です(汗)。

今回観賞した映画は《アルゲリッチ~私こそが、音楽》(邦題)という作品で、これはアルゼンチン出身のピアニストであるマルタ・アルゲリッチの半生や日常生活等を映したドキュメンタリー映画です。監督は彼女の三女であるステファニー・アルゲリッチなので、極度の取材嫌いで有名なアルゲリッチの極々親しい素顔を、娘ならではの視点から垣間見ることが出来る興味深い作品となっています。

様々なコンクールで優秀な成績を修めたアルゲリッチですが、特に1965年にショパン国際コンクールで優勝してからの活躍は目覚ましいものがあります。レパートリーもバッハから現代音楽なで幅広いのですが、精神的に納得した状態でないとコンサートをキャンセルしてしまったりする破天荒ぶりでも有名です。

また、ショパンコンクールの後で作曲家・指揮者のロバート・チェンとの最初の結婚で長女リダ・チェンを、指揮者のシャルル・デュトワとの二度目の結婚で次女アニー・デュトワを、ピアニストのスティーヴン・コヴァセヴィッチとの三度目の結婚で三女ステファニー・アルゲリッチをもうけますが、いずれも離婚しています(ただコヴァセヴィッチとは馬が合うのか、婚姻関係を解消した現在でも、三女ステファニーを通して良好な関係を保っているようです)。娘達はそれぞれ、長女リダはヴィオラ奏者として母とも度々共演し、次女アニーは執筆活動家として母のCDの評論も手掛け、ステファニーは映像作家・映画監督として活躍中です。

この映画では、家でのくつろいだ中でのステファニー監督のインタビューや移動中の様子、コンサートのリハーサル風景や、1998年から続いている大分・別府アルゲリッチ音楽祭の本番前にゴネだしてあわやキャンセルか…というところからステージに向かって行く様子等が収められていて、なかなか見応えのある映画でした。

そして、映画の中でアルゲリッチがショパンのピアノ協奏曲やベートーヴェンの熱情ソナタといった様々な作品を演奏しているのですが、個人的に良いなと思ったのが、エンドロールのバックに流れていたバッハのパルティータ第4番のアルマンドでした。総じて早いテンポでバリバリ弾くタイプのアルゲリッチにしては珍しいくらい淡々と、尚且つひとつひとつの音の流れと絡みを大切にしながら落ち着いたテンポでの演奏に、思わず引き込まれました。機会があれば、アルゲリッチのバッハのCDでも探してみようかしら…と、ちょっとだけ思ったりしました。

娘ならではの視点からとらえた素顔のアルゲリッチが垣間見える、なかなか面白いドキュメンタリー映画ですので、お近くで公開の折には御覧になってみては如何でしょうか。
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危ないでしょ!

2015年01月28日 23時31分07秒 | 日記
今日、かなりヒヤリとした出来事がありました。

私が本厚木駅に着いて階段を降りていたら、後ろからカンカンカンカン!という騒しい靴音が響いてきました。何だろうと思ったら、真っ金々の頭のヲネエチャンが、手にしたスマホから一切目を離さずに、ものすごい勢いで駆け下ってきていたのです。

元々ああいう喧しい靴音が嫌いな私は、それでも少し気を使って徐々に階段の端の方に寄りながら階段を降りていました。そうして、あと3段くらいで降りきる辺りでその騒々しい足音が近づいて来たかと思った次の瞬間『ドン!!』という衝撃と共に前方につんのめってしまいました。そうです、ちょうど避けた方向にそのヲネエチャンも走ってきていて、左肩に思いっきりぶつかっていったのです。

幸いすぐ横に手摺りがあったので、そこにつかまって最悪の事態は免れたものの、これで楽器でも背負っていたらどうなっていたかと思うと俄に腹が立ってきて、「ちょっとアンタ!」と結構な音量の声で呼び止めてしまいました。しかし、当然ながらヲネエチャンはそそくさとした歩みを止めることなく、一目散に自動改札に向かっていったのでした。

内心『何という不躾な奴め!』と思いながら、私も自動改札に向かって歩いていきました。ところがここで、嘘のような出来事が起きたのです。

ヲネエチャンが自動改札を通り抜けようとして、読み取り部にICカードをタッチした瞬間…

『ピンポーン!ピンポーン!チャージして下さい。ピンポーン!ピンポーン!チャージして下さい。』

という音声と共に、ガチャン!と自動改札のゲートが閉じたのです。ヲネエチャンは一瞬たじろいでいましたが、面倒臭そうに眉間にシワを寄せながら身を反転させて清算機に向かおうとしたところに…私が立っていたのでした。

ハイ、そこからは私の先生業の本領発揮でございます。煮えたぎる頭をどうにかこうにか整理しながら

「貴女、御自身の不注意で他人と接触事故を起こして、揚げ句無言で立ち去るとはどういう了見でいらっしゃるの?貴女の御両親はどのような幼児教育を貴女に施されたのかしら?貴女がぶつかったのが、たまたま私のように多少足腰に安定感のある人間だったからよかったようなものの、これが杖をついたお年寄りや妊婦さんだったら、只事では済まされませんよ。」

その間も相手は自動改札の中にいるので、改札内には『…チャージして下さい』の音声が流れまくっていました。ヲネエチャンは「はぁ?」と多少キレ気味でしたが、さすがに警報音が鳴り止まないので駅員が駆け付けてきて事情を聞いてきました。

私は事の顛末をかい摘まんで説明しました。すると「うるさいわネ、大体アタシがアンタぶつかった証拠があるのぉ?」と逆ギレしてきたのです。さすがにこれには呆れました。

すると階段の方から「その女の人は2~3人にぶつかりながら階段を降りていましたよ。」という声がしました。振りかえると若い駅員さんが、車椅子補助の板を手にして歩いてきました。何でも車椅子乗車の介助を終えて、私が降りていたのと反対側の階段を降りてきたところだったそうで、真正面から一連の事態を目撃してくれていました。この証言で勝敗は決したのでありました。

最終的にそのヲネエチャンは、階段という危険な場所で私以外にも2~3人の人とぶつかっていたことに加えて、昨今問題になっているスマホを操作しながらの『ながら歩き』をしていたことも咎められるという、散々な結果に終わったのでありました。

何をそんなに急いでいたのか知りませんが、自ら撒いた種で、恐らくとんでもない遅刻をしたのでしょう。まあこれを機に、スマホの取り扱い、並びに、他人に迷惑をかけた時にきちんと謝るということを、骨身に染みて学習してもらえれば何よりです。
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ここまで食べられるようになった

2015年01月27日 21時09分09秒 | 日記
あの出雲大社参詣以来、健康的にお腹が空くようになってきました。といっても、そんなに急にあれこれ食べられるようになったわけではありません。未だにチーズの臭いやバターの焦げる臭いはダメですし、揚げ油の臭いもちょっと弱い感じです。

それでも自分なりにハードルを上げてみたくて、今日はランチでカレーを食べてみることにして、ちょうど乗換駅の秦野駅構内にCoCo壱番屋に入ってみました。店内の揚げ鍋から一番遠い席に座ってメニューを広げてみて、期間限定品のグランドマザーズカレーというものをオーダーしてみました。

基本的には野菜カレーと変わりません。違うのは、そこに豚バラ肉のソテーが入っていることくらいです。ただ偶然ですが、実はかつて現105歳の祖母が作ってくれたカレーは正にこんな感じでしたから、この商品名に浅からぬ縁を感じずにはいられません。

結果としては、無事に食べ終えました。このレベルが食べられるようになったら、ようやく通常の生活が送れそうな気がしてきました。

健康な時には何でもないようなことが、一旦バランスを崩した後ではこんなにも有り難いことだったのか…ということを、改めて思い知らされている昨今です。
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出雲のオリジナリティ

2015年01月26日 21時15分28秒 | 日記
ここ最近、何だか出雲づいていて恐縮です。ただ、大事なものを掲載するのを忘れていたので、慌ててアップしました。

これは先日、出雲大社相模分祠で頂戴してきた《いづも暦》です。年末年始によく本屋に平積みされている高島暦や、神社庁の発行している暦と中身が微妙に違うのですが、それもそのはず、この《いづも暦》は島根の出雲大社造暦部という部署が編纂しているものなのです。

中は、前半には各月各日の六輝(大安、仏滅等)、九曜(一白、二黒等)、二十八宿の吉凶、一粒万倍日や不成就日といった選日、月の満ち欠け、出雲大社や他の神社での行事や祭…といったことが書かれています。

後半には一白水星から九紫火星までの九曜それぞれの今年の運勢が書かれています。

一白水星…躍動運(積極的に努力して希望が叶うとき)
二黒土星…福徳運(誠意と熱心さで万事が好調なとき)
三碧木星…調整運(物事を冷静に判断し、調整すべきとき)
四緑木星…強盛運(勇気と信念でチャンスに恵まれるとき)
五黄土星…嬉楽運(人脈を強化し、足元を固めるとき)
六白金星…改革運(無駄と無理に注意するとき)
七赤金星…評価運(努力の花が咲くが、後半不安定のとき)
八白土星…停滞運(不測の事態が多く、ツイていないとき)
九紫火星…整備運(基本を守り、信用第一に動くべきとき)

とあります。

因みに私は二黒土星なので福徳運!去年のいづも暦での運勢は何だったか忘れましたが、暦にあった通りに停滞した酷い年だったので、今年は密かに期待しています(*^0^*)。
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食事のできる幸せ

2015年01月25日 17時20分43秒 | 日記
昨日、秦野市にある出雲大社相模分祠を参詣してから…というか、正確に言うと手水舎で湧水を口に含み、摂社である龍蛇神の社の泉の水を飲んでから、年明けに見舞われた高熱以来ずっと続いていた胃のモヤモヤ感が消えて、何かしらモノが食べられそうな感じになりました。

昨日の晩は、ちょっと具の多めの即席中華粥を食べたのですが、今日はよりちゃんとしたものが食べられそうな感じがあったので、出かけたついでに思い切って久々に外食してみることにしました。

それでも相変わらず油っぽい臭いはNGなので、あれこれ迷った結果今日は鉄火丼にしてみました。これなら油の臭いなんてしませんから、安心して堪能することが出来ます。

お粥でない『ご飯』を食べたのは久しぶりでした。いつから食べていなかったのか分からないくらい久しぶりです。鮪の赤身も美味しくて食が進み、気づけば完食していました。

ちょっと…涙がこぼれそうになりました。『食事ができる』、ただそれだけの当たり前のことが、こんなにも有り難いことだとは…。私の105歳になる祖母が「自分で口からものが食べられなくなって、点滴で生かしてもらうようになったら人間なんておしまいだ」と豪語していますが、その意味が骨身に染みるような体験をしたような気がしています。

そして、この世の中には『御神徳』というものが存在するということを、改めて感じることも出来ました。思い立ってふらりと行ったつもりでしたが、これも何かのお導きだったのかも知れません。大黒様に感謝感謝です。
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出雲大社

2015年01月24日 23時49分40秒 | 日記
今日も寒中らしい、寒々とした天候の一日となりました。そんな中、何だか急に思い立って、以前から何となく気になっていた御社に参詣することにしました。

本厚木から小田急線に乗って小田原方面に向かって5つ目の秦野駅で下車し、そこから歩いて20分ほど歩いたところに出雲大社の相模分祠があります。ここは明治22年に、大国主大神の御神徳を関東地方に広めたいと発願した当時の出雲大社本社第80代国造・千家尊福の要請を受けて、今もこの御社の隣に建つ御嶽神社の当時の宮司であった草山貞胤が、大神の御分靈をこの地に御鎮座申し上げたのが始まりなのだそうです。

考えてみると、厚木の隣の伊勢原市に伊勢神宮の御分靈を勧請した伊勢原大神宮があって、その更に隣の秦野市に出雲大社の相模分祠があるということは、この神奈川県央域一帯が、大山という霊場を中心とした神徳に適った土地柄なのだろうということを、改めて想起させられます。

大きな鳥居の前に立つと、凛とした空気に身が引き締まりました。やはりここは特別な場所なのだと感じさせられます。
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嘘みたいですが

2015年01月24日 23時47分37秒 | 日記
拝殿に進むと、当たり前ですが、ちゃんと妻入りで階が右側にずれた大社造りの建物になっていました。こういう光景をみると、改めてここが出雲大社であるということを実感します。

ちょうど御祈祷が始まったらしく、拝殿の中から厳かな太鼓の音が響いてきました。巫女さん達も慌ただしそうにあちこち歩き回っています。私も拝殿前に進んで遥拝しました。因みにここは出雲大社ですから、二礼・四拍手・一礼です。

ここに限らず秦野市は湧水の豊富さでも有名で、ここに来る道すがらにあったお豆腐屋さんの店先にも豊富な水を湛えた泉がありました。この御社も手水舎の水に湧水が使われ、境内にある龍蛇神の社の前の泉からも懇々と水が湧き出していました。

ところで、その湧水に関してちょっと不思議なことがありました。手水舎で手水を使い、最後に左手に水を取って口を濯いだ時、今まで食欲不振だったお腹がグ~…と鳴ったのです。しかも、龍蛇神の社の前の水を一口頂いたら、何だか胃に感じていたモヤモヤ感がスゥっと消えたのです。今まできちんとしたものも口にしていなかったのですが、その感覚を受けて何だかちゃんとした食事が出来そうな気がしました。

何だか嘘のような話ですが、本当に感じた話です。もしかしたら今日ここに来たのは偶然ではなく、こうなるべく大国主大神のお導きがあったのかしら…などと思ってしまったのでした。
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古代浪漫

2015年01月24日 23時42分36秒 | 日記
拝殿横の出雲記念館には、毎年秦野市で開催される大相撲秦野場所に因んで、横綱旭富士と日馬富士が奉納土俵入りで締めた大綱が展示されていました。何でも日馬富士の四股名の名付け親は、ここの現宮司さんらしいのです。

そして、出雲大社と言えばこれを抜きには語れません。かつて平安末期に出雲の地に実際に建っていた本殿の1/100模型も、ちゃんと展示されていました。

後白河法皇が編纂させた《梁塵秘抄》の中に、当時の大型建造物を唄った『雲太、和二、京三』…当時の日本で三番目に大きな建物が平安京大極殿、二番目が奈良(大和)東大寺大仏殿、そして一番大きい建物が出雲大社だ…という囃し歌が残されていますが、その歌詞に違わず当時の出雲大社本殿の高さは約48m、本殿に向かう階段の長さは一丁=約109mもあったというのです!

それだけの威容を誇った証として、歴代出雲大社の宮司を務める千家国造家に《金輪御造営差図(かなわのおんぞうえいさしず)》という絵図が残されています。それによると、3本の丸太を金輪で締めて1本の太い柱にしたものを正方形状に9本揃えて立て、その上に床を張って本殿を建てたことが記録されていますが、当時の建築技術ではそんな巨大な神殿を建てるだけの技術はないとして、長らく絵空事と思われていました。

ところが平成12年から13年にかけて行われた境内の発掘調査で、現本殿の前の敷地の地下から、巨大な3本の杉の丸太が出土してニュースになったことがありました。後にこれは、旧神殿を支えていた宇豆柱(うずばしら)であるということがわかり、国造家に伝えられた絵図の通りの建物が存在したことが証明されたのでした。

これだけ巨大な神殿をどうやって建てたのか…当時はクレーンはおろか、滑車すら存在していなかったかも知れないことを考えると、ただひたすら驚嘆するばかりです。いつか、実際の出雲大社にも行ってみたくなりました。
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今日の《cafe32゜F》

2015年01月23日 18時51分17秒 | 日記
大寒を過ぎたはずなのに、大寒以上に寒い日が続いています。私は通常、冬の寒さには強い方だという自覚があるのですが、今年はどうも寒くて、思わず震えてしまう時が少なくありません。一つには、例の食欲不振であまりちゃんと食事が摂れていないので、熱源が供給されていないことが大きく影響しているのではないか…と思われます。

あの発熱から二週間以上経つというのに、未だに油っ気のないものしか喉を通らない状況が続く中、それでも美味しいコーヒーは飲みたくて、いつものようにお邪魔しました。

店内のボードに書かれていた『本日のケーキ』は、チーズケーキとアップルシナモンのパウンドケーキでした。私は個人的にチーズケーキにはあまり愛が無く、パウンドケーキはシナモンが苦手なので、内心

『どうしよう、今日はコーヒーだけにしておこうかナ…?』

と決めかけた時、御主人が近づいてきて小さな声で

「先生、ガトーショコラありますよ。」

と仰ったので、びっくりしつつもお言葉に甘えました。どうやら当ブログを御覧頂いていて、私の食欲不振のことも御存知だったようです(^^;ゞが、それでもこちらの好みを知っていて下さるというのは有り難いことです。

苦味の効いた大人の味わいのガトーショコラには、美味しいコーヒーがよく合います。これなら食欲が無い中でもちゃんと頂けるので、帰る頃には熱源にもなってくれていると思います?!

音大受験生の難しいレッスンを終えた身に、美味しいコーヒーとケーキが染み渡りました。
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横着してはいけませんよ(ノ_-;)

2015年01月22日 21時23分51秒 | 日記
今朝、家で練習していたら、何だかヴァイオリンの駒の位置がおかしいような気がして、場所を調整してみることにしました。

本来ならば全ての弦をちょっと緩めてから調整をするべきなのですが、ちょっと動かすだけだし、何しろ面倒臭かったので、弦を張りっぱなしでチョコチョコ動かしていました。そうしたら、何かのはずみで力加減を誤ったらしく、駒がいきなりパタン!と倒れてしまったのです。

慌てて弦全体を緩めて倒れた駒を起こして(どうせなら最初からそうしていればよかったのに…)、所定の位置に立て直しで弦をもう一度張り直しました。そして、チューニングをし直すために楽器を肩に乗せたら、楽器の中からカラカラン…という何だか妙な乾いた音がしたのです。

『も、もしや…((゜Д゜ll))』と思いつつ、恐る恐るf字孔から中を覗いてみたら…何と、楽器の中に立っているはずの『魂柱(こんちゅう)』が外れて、楽器の中で転がり回ってしまっているではありませんか)゜0゜(ヒィィ!!

この『魂柱』というパーツは、ヴァイオリンを始めとした擦弦楽器の共鳴胴内の中央付近に立てられている5mm径ほどの柱で、弓で擦った弦の振動が駒を伝わって楽器の表板に届いたものを更に楽器の裏板に伝えて、共鳴胴全体に響かせる重要な役目を果たしているものです。この細い柱が倒れてしまうと、音の伝わりの連携が極端に悪くなって、鼻をつまんだようにミーミーした何とも情けない音になってしまいます。

とにかく教室に向かう前に何とかしなくては!と思って、いつもお世話になっている渋谷の楽器店に連絡をしよう…と思ったのですが、時間的に家から渋谷の楽器店経由でたまプラーザの教室に行くとなると、ほぼ間違いなく遅刻するであろうことが予想されました。

その時、町田にクロサワ楽器があるのを思い出したので、そこにリペアの職人がいたら応急処置をしてくれるかも知れない…と思って駄目元で電話をかけてみました。そうしたら、午後ならリペアさんの手が空いているということだったので、とにかく口頭で予約を入れて町田に向かいました。

お店に着いて楽器を見てもらうと、「大変でしたね」という言葉も早々にパッパと器具を中に差し込んで、ものの3~4分で元通りに魂柱を立て直して下さいました。調整中『何があったんですか?なんて聞かれたらどうしよう、横着して自分で駒倒したなんて、恥ずかしくて言えない…( ̄_ ̄|||)』と思ってドキドキしていたのですが、特に原因を聞かれることもなく淡々としたもので、内心ホッとしましたε=(´。`;)。

全国の弦楽器奏者の皆さん、自分で駒の調整をする場合には、横着しないでちゃんと弦を緩めてからやるようにしましょうね(当たり前ぢゃっ…!)。
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ちゃんと御用意頂けませんこと? ε=(`へ´メ)

2015年01月21日 21時47分54秒 | 日記
昭和時代の駅の改札口には切符切りの駅員さんがいて、華麗な鋏入れの名人技を駆使して乗降客を捌いていました。しかし、それも今は昔、現在はどの電鉄会社でも素っ気ない自動改札が幅をきかせています。

かつての達人技も味わい深いものがありましたが、自動化したことによって今日のようにICカードが発達したりもするわけですから、ことスピードを要求される現代社会においては利に適った高い利便性を備えたものと言えます。ただしその利便性の高さも、使う人間の要領や能力次第であることも事実だったりするのですが。

今日、電車を降りてから人波に沿って自動改札に向かって行って、いざPASMOを読み取り口にかざそう…と思ったら、私の前のヲバチャンが自動改札の前で突然ピタッと立ち止まったのです。びっくりしつつ私も慌てて止まったのですが、後ろから歩いてくる人達の慣性の法則には逆らいきれず、結構な勢いで追突されてつんのめってしまいました。

とりあえず体勢を立て直してから『しっかし何だってまた急に立ち止まったモンだかコイツ!(-"-)』とヲバチャンを見てみました。そうしたら、何と自動改札の真ん前まで来てから立ち止まってバッグの中をゴソゴソ探って財布を取り出し、その中から更にSuicaをいちいち取り出すと、ようやくそれを自動改札の読み取り口に『ピピッ』と当てて、自分の後ろの人達を散々滞らせておきながら「すみません」の一言もなく改札を出て行ってしまったではありませんか。

まあ、元来女性の御召し物には男物と違ってポケットが少なくて、鍵でも財布でも何らかのバッグに別途入れて持ち運ばなければいけないことに関してはお察し申し上げます。ただ、電車を降りて改札口に向かったからには自動改札を通過することが分かりきっているのですから、そんな間際ではないところで歩きながら財布を出しておくなり、或いはICカードそのものを取り出しておくなりして、『自動改札を通る』という来るべき状況に備えておけばいいだけのことではないかと思うのです。それなのにどうしてこういうヲバチャンというのは、そんな簡単なことが出来ないのでしょうか?

これが女子高生だと、ICカードをパスケースに入れてバッグにぶら下げておくという芸当を知っている分、こういったトラブルも少なくなるのでしょう。しかし、こういう言い方をするのも何かと思いますが、どうもヲジチャンよりもヲバチャンに、こういう『間際族』とでも言うべき人種が多く見受けられるような気がしてなりません。

今日はたまたまラッシュのピーク時間でもありませんでしたから最悪の事態には陥らずに済んだようなものの、こんな呑気なヲバチャンがラッシュアワーに同じようなことをしでかしてくれたら…と思うとゾッとせずにはいられません。せめて自主防衛のためにも、これから自動改札を通過する時には、なるべく鈍臭そうなヲバチャンの後ろには立たないようにするしか、こういったトラブルを回避する方法はないのでしょうか…。
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甘いひと時

2015年01月20日 19時25分13秒 | 日記
今日は大寒でしたが、昼間は割と過ごしやすいくらいの暖かさでした。朝晩布団の温もりとの戦いを繰り返している中では、ちょっとホッとするような陽気だったのではないかと思います。

今日は今年初の二宮町でのレッスン日となりました。何しろ公共施設を間借りしていると、施設側の都合でいろいろと休まれてしまうことが多くて…。

そのレッスンの前にちょっと思い立って、二宮駅の南口にある喫茶店《山小屋》に、久しぶりに行ってみることにしました。食欲の無さは相変わらずですが、仕事の前に何だか美味しいコーヒーが飲みたくなったのです。

カウンターに座ってメニューを見てみたら『お三時セット』なるものがあったので、それをお願いしてみました。これは文字通りおやつとしてのメニューで、ケーキとアイスクリームのセットプレートに指定の飲み物がでついて来るというものでしたので、今回は珈琲と栗のモンブランとアイスクリーム、そしてブレンドコーヒーのセットをお願いしてみました。

アイスクリームは月替わりということで、今月は黒豆ときな粉のアイスクリームでした。ちょっとヘーゼルナッツのような香ばしい香りのアイスクリームの中に柔らかめに炊いた黒豆が結構な割合で入っていて、食感も楽しめる美味しいアイスクリームでした。左側の真っ白なモンブランはクリームの中にマロンペーストが隠れていて、底のタルト地にコーヒーが染みています。ペーストとタルト地の間には練乳が挟まっていて、なかなかの甘さを演出していました。

ケーキが甘い分、コーヒーはブラックで充分に頂けました。こんなセットもなかなかいいものだな…と思いつつ、レッスン会場に向かったのでありました。
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