日々の覚書

MFCオーナーのブログ

Rhayader Goes To Town

2009年03月20日 01時32分33秒 | あれこれレポート

Snowgoose

どうでもいいと言えば、どうでもいい話だけど、公明党の幹事長やってる北側一雄という人、本名なのだろうか? 父親も政治家で、同じ苗字なので、やはり本名なんだろうな。なんか、名前だけでその政治的スタンスが分かってしまうような感じ(笑)。言っちゃなんだが、あまり日本の為に働きそうもない名前だ。プロフィール等を見て、余計そう思った。

と、いきなり関係ないネタで始めてしまったが(笑)、先日ここでも告知した「プログレ普及会第二回総決起集会」が、去る3月14日に、京都は丸太町の陰陽で開催された。その時も書いた通り、今回のお題はリック・ライト追悼という事でピンク・フロイド、目玉は『狂気』全曲演奏である。

という訳で、恒例のセットリストである。

In The Flesh-イン・ザ・フレッシュ
Speak To Me~Breathe In The Air-スピーク・トゥー・ミー~生命の息吹き
On The Run-走り回って
Time-タイム
The Great Gig In The Sky-虚空のスキャット
Summer '68-サマー’68
Shine On You Crazy Diamond-クレイジー・ダイアモンド

Wish You Were Here-あなたがここにいてほしい
Money-マネー
Us And Them-アス・アンド・ゼム
Any Colour You Like-望みの色を
Brain Damage-狂人は心に
Eclipse-狂気日食

See Emily Play-エミリーはプレイガール
Comfortably Numb-コンフォタブリー・ナム

Pigs(Three Different Ones)-ピッグ(3種類のタイプ)
Rhayader~Rhayader Goes To Town-醜い画家ラヤダー~ラヤダー街へ行く

やっぱり、プログレつーかフロイドは邦題抜きでは語れない(笑)。このセットリストを見て、洋楽しりとりを思い出した人も多かろうね(爆)

そういえば、「Shine On You Crazy Diamond」の邦題は、当初「狂ったダイアモンド」だった。いつの間にか「クレイジー・ダイアモンド」になっていたが、「21世紀の精神異常者」という邦題が使われなくなったのと、同様の理由によるものなのだろうか? でも『狂気』はOKなんだよな。

と、話が逸れたが(笑)、『狂気』完全再現(?)なかなかのものだったのでは、と思う。演奏でカバー出来ない部分は、ちゃんとSEも使ったし。「スピーク・トゥー・ミー」とか「タイム」や「マネー」の冒頭とか。オープニングの「スピーク・トゥー・ミー」から「生命の息吹き」への流れは鳥肌もんでしたよ^^ 「走り回って」はシンセのシーケンスとSEで再現。よたろう皇帝殿、ご苦労さまです^^ 「タイム」の冒頭の目覚まし時計のSEに続く長いイントロは、最初レコードと同じシーケンスを流す事になってたけど、実際にはそれに演奏を合わせるのは難しいので、本番ではドラムのカウントで始めるようにしたけど、ライブ感を高める結果となって、かえって良かったと思う。さめさん、ナイスアイデアでした^^ そして、いわば『狂気』のハイライトとも言える「虚空のスキャット」、誰がスキャットやるの?と興味津々の人もいたけど(笑)、担当したのはBrendaさん。スキャットというより絶叫みたいな歌だけど、お見事でした^^

狂気』A面が終わると、その他のフロイドの曲が続く。「クレイジー・ダイアモンド」として演奏されたのは、『』のA面のパートです、念のため(笑)。この曲でリードギターを弾いたのはKeithさんだったけど、これまたお見事でした^^ 自他共に認めるストーンズ・フリークのKeithさんだが、実はフロイドもお好きなんだそうな。

そしていよいよセションは『狂気』B面へ。ついに僕の出番である(笑)。「マネー」の7拍子は、かなり適当に誤魔化してしまってすいません(爆)。それに続く4曲は、技術レベル云々より、とにかく演奏しているうちに、雰囲気に同化してしまうような感覚が、実に心地良かった。ただ、この4曲は流れを断ち切らないようにと、レコードと同じく続けて演奏されたのだが、やっぱり違う曲を繋げてる訳で、曲が変わるとテンポも変わるので、やりにくいと言えばやりにくかった。メドレーって構成じゃないしね。「狂人は心に」から「狂気日食」に移る時が、一番神経遣ったかな。今回やってみて気づいたけど、「狂気日食」って3拍子だもんね(笑)

感動のうちに『狂気』が終わると、再びフロイドの曲が続く。「ピッグ」を生で聴くのは初めて。そしてラスト、セットリストを見て「フロイド・セッションのはずなのに、何故ここにキャメルが?」と思われた人も多いと思うが、最後に一曲キャメルの曲が演奏されたのである。「プログレ普及会」の企画が持ち上がった時から、キャメルは演奏候補に挙がっていたが、ついに実現した訳だ。

この「醜い画家ラヤダー」と「ラヤダー街へ行く」は、僕がドラムを叩いたのだが、実は知らない曲だった。本番の前週のリハの時も、構成(というかフレーズ)を完全に忘れてしまい、パニックに陥ったりしてたくらい(恥)。しかし、実は『狂気』以上に楽しみにしていたのが、この曲のセッションだったのも事実。なんというか、聴いてたら結構気に入ってしまったのだね(笑)。特に「醜い画家ラヤダー」は、フルートによるエキゾチックなメロディがたまらない。30年近く前、リー・オスカーの「約束の地」という曲が、アパレルか何かのテレビCMに使われた事があったが、それにも通じるイメージがある。「ラヤダー街へ行く」も実にカッコいい曲だ。アルバム『スノー・グース(白雁)』も買ってしまいました(笑)。オールインストとは知らなかったけど^^;

いやはや、キャメルっていいっすねぇ。今さらだけど(爆)。同じプログレといっても、抒情派に分類されるタイプのようだけど、確かにテクニックや構成より、流麗なメロディと、それを滑らかに奏でるギターやキーボードが印象的なバンドだ。でも、結構難しい事もやってる。フュージョン的要素も取り込んだりしてるし、なかなか侮れないバンドだ。派手さに欠けるというか、ハッタリをきかせてる風ではないので、イエスやクリムゾン、ジェネシスといったバンドに比べると、インバクトが弱いのだろう。しかしどうして、聴けば聴くほど深いバンドである。

と、フロイド・セッションなのに、キャメルの話で締めるのもどうかと思うけど(笑)、演奏してる方も聴いてる方も、なかなかに楽しんだセッションではなかっただろうか。第一回総決起集会の時と比べると、参加者が少なかったのが残念だが、お題がフロイドだし、仕方ない所か(意味不明)。

ま、とにかく、主催のよたろう皇帝殿、、そして参加した皆さん、観戦して下さった皆さん、お疲れさまでした&ありがとうございました。第三回はいつかな?(笑)

余談だが、会場となった陰陽の女子従業員が、あまり感じ良くなくて、なんじゃこいつ、なんて思って見てたのだが、翌日忘れ物を取りに陰陽へ行った忍者さんによると、その時はニコニコとして実に愛想良かったらしい。プログレ普及会の日は、ただ単に機嫌悪かっただけなのか? それとも、愛想悪くさせる要因がプログレ普及会にあったのか? ま、どうでもいいけど(笑)

コメント (13)
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