いささか唐突ではあるが、UFO(未確認飛行物体)と聞くと、何を思い浮かべる人が一番多いのだろう?
1.空飛ぶ円盤
2.ピンク・レディのヒット曲
3.インスタントカップ焼きそば
4.イギリスのロックバンド
ご存知のように、UFOとはUnidentified Flying Objectの頭文字を取ったもので、つまり正体不明の飛行物体という意味だ。よって、その飛行物体の正体が判明した場合(宇宙人の乗り物だとか)は、UFOとは呼ばない。写真や目撃証言から類推して、空飛ぶ円盤だとか鳥だとか飛行機だとかスーパーマンだとか、あれこれ議論されている場合にのみ、UFOという呼称が使われるのである。世間でよく言われる、UFO=空飛ぶ円盤=宇宙人の乗り物、という概念は残念ながら間違っている。けど、否定する気はない(笑)
先日、某大臣も、UFO(この場合は、地球外から飛んできた飛行物体の意)について、政府としては、その存在を確認してないし対策も考えてないけど、個人的には存在すると思う、と発言して話題になった。こういう発言を現職の閣僚がするというのは、可笑しくもあり微笑ましくもありってとこかな(笑)
空飛ぶ円盤といえば、四人囃子の曲に「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」というのがある。ある夜、弟と一緒に屋外にいたら、空飛ぶ円盤がやってきて、弟が乗せて貰った、という内容の歌だ。シュールというか何というか(笑) しかも、円盤に乗せて貰える条件というのが、映画に出た事がある、というのだから、余計に意味不明である(笑) ちなみに、歌そのものは、弟が乗った円盤が飛び去っていくのを兄が見送る所で終わっており、その後弟がどうなったのかは不明だ(笑) いわゆるアブダクション(誘拐)ではないの?、なんて解釈は無粋というもの(爆)
これで思い出したが、実は中学生の頃、「UFOの歌」という曲を作った事がある(恥)。既に30年以上経過しているので、詳しい内容は忘れたが(爆)、東西南北の空にUFOが出現し、それを目撃した人たちの混乱ぶりを歌った曲ではなかったかと(爆爆)。曲が完成してから、自宅で2トラック録音したのだが(爆)、そのテープは現在行方不明である(爆) 一本しか作らなかったしなぁ(爆爆) 友人たちの間を行ったり来たりしているうちに、行方が分からなくなってしまったのだろう。これを見ている人で、そのテープを預かってます、という人がいたら、是非連絡下さい(まずいないと思うが)。
僕がこの「UFOの歌」を作った頃、巷ではピンク・レディの「UFO」が大ヒットしていた。別にパクったのではありません(笑) 曲調全然違うし(笑) ま、でも、その頃のピンク・レディ人気はほんと凄かった。毎日テレビで見ていたような気がする。ある説によると、現在40代の女性の大半は「UFO」が踊れるそうだが、それは本当かもしれない、なんて思わせるほど猫も杓子も「UFO」だった。平和な時代だったな(爆)
余談だが、僕はピンク・レディの曲の中では「SOS」「渚のシンドバッド」あたりが好きである(ほんとに余談だな)。
その、ピンク・レディの「UFO」で思い出すのが、10年くらい前に放送されていた“写ルンです”のCMである。沢口靖子が出ていたアレだ(同時に稲垣吾郎によるバージョンも放送された)。盆踊りの夜、男が沢口靖子に「実はオレ、火星人なんだ」と告白する。が、彼女は動じず、男に「いいのか」と聞かれて、「いいわよ。地球の男に飽きた所なの」と答える、というストーリーだった。思い出したら見たくなって、YouTubeで検索してみたらありました。さすがYouTube(笑)
http://jp.youtube.com/watch?v=unndo50NP6w
ちょっとダウンロードの遅い動画なので、お気をつけ下さい。って、うちだけか?(笑)
このCMの最後の沢口靖子のセリフ「でも、長男じゃないわよね?」というのが、一部で物議を醸し、違うセリフに差し替えられたのも、記憶に新しい。また、火星人役の男が、今や売れっ子のくりぃむしちゅー有田というのも面白いね。当時は海砂利水魚っていってたけど(笑)
カップ焼きそばのUFOも、歴史の古い商品だ。おそらく、ピンク・レディの「UFO」が流行ってた頃に発売されたような気がするので、こっちも既に30年。若き日のサザン・オールスターズがCMやってた記憶がある。みんなで「サザンが喰う」なんて言ってたな(笑)
僕は、このUFOはあまり食べたことない。カップ麺自体、あまり食べないのだが、カップ焼きそばなら、ペヤングの方が美味いと思うからでもある。この、ペヤングソース焼きそば、関西ではあまり見かけないと思っていたが、最近目にするようになった。未経験の方は是非お試し下さい(笑)
で、最後になったが(笑)、最近またマイ・ブームとなりつつあるのが、ロックバンドのUFOだ。1960年代終わりに結成され、かの有名なマイケル・シェンカーを迎え入れてから1stアルバムを発表した。彼らが1979年に発表した2枚組ライブ盤『Srangers In The Night』は、今でも高い評価と人気を集めている(と思う)。中高生の頃、このアルバムを聴きまくった人は多いのではないかな(笑)
正直に告白すると、高校生の頃、僕はハードロック離れを起こしていて、この手のバンドはあまり聴いてなくて、UFOも例外ではなく、この傑作ライブ盤をちゃんと聴いたのも、数年経ってからである(恥)。いわゆるハードロックとはいえ、UFOのようなタイプは、おそらくハードロック離れを起こしていた時期でも、すんなりと聴けたと思うので、ちょっと残念だったかな(笑) でも、このライブ盤、確かに周囲でも評判になっていた。同時期に出たシン・リジィやスコーピオンズのライブ盤と並行して聴いてた人も、結構いたと思う。
このUFOというバンド、今にして思うと、単なるハードロックでもないのだが、当時のハードロックというカテゴリーの中では、ディープ・パープル(及びそのファミリー)、レッド・ツェッペリン、ブラック・サバスといった大物よりも下の方に位置するバンドで、人気面でも3番手か4番手あたりだったかと思う。いわばB級バンドであった訳だが、そういうバンドでも実に素晴らしい作品を残していた訳で、本当に70年代ロックの奥深さを思い知るのである。以前に取り上げたホワイトスネイクと同様、UFOもブリテイッシュ・ロックという呼び名がふさわしいバンドだった。
ところで、このバンド名だけど、由来は“未確認飛行物体”ではなく、ロンドンにあったクラブの名前だと思うけど、どうなんだろう?
いやしかし、「UFO」ネタでも、結構書けるもんだな(笑)