3月8日にJリーグが開幕し、プロ野球は20日にパ・リーグ、28日にセ・リーグがそれぞれ開幕し、こうなると毎年、球春到来、春が来た、みたいな気分になる(笑) 実際には、4月にはなったけど、まだまだ寒い。
自分が中日ファンであるので、どうしてもプロ野球はセ・リーグが気になってしまう。今年は、開幕から阪神と中日が飛ばし、なりふり構わぬ補強をした巨人が開幕から5連敗して(球団史上初だそうな)、俄然面白くなってきた(笑) 投打の中心選手を揃って巨人に持っていかれたヤクルトが案外健闘してるのがよろしい。横浜と広島には、もうちょい頑張って貰いたいな。
開幕から5連敗した巨人だが、今日の中日戦で初勝利をあげた。途中まで中日がリードしていたが、ホームラン3連発で逆転、そのまま逃げ切った。ま、あれだけの選手を揃えてるんだし、このまま負け続ける事はないと思ってたけどね。それより、突如乱れて3発かまされた川上が気になる。
ネットの掲示板などを見ていると、金に物を言わせて補強を続ける巨人に対して批判的な意見が多いが、巨人ファンからの反論として、「巨人が金を出さなければ、一流選手はメジャーに行ってしまう。日本に選手たちを引き止める為には、巨人に入団させるしかないのだ」というのもあり、一理あるけど、やっぱり少し違うんじゃないか、と思ってしまう。なんたって松井をメジャーに行かせてしまったのは他ならぬ巨人だし、今年補強したのは外人選手ばかりだし。
巨人ファンに限らないが、日本の一流選手がメジャーに行ってしまうと、日本のプロ野球がつまらなくなる、という考えが僕には理解出来ない。以前に書いたが、僕はメジャー移籍容認派であるので(えらそーに)、一流であればあるほど、よりレベルの高い所でプレーすべきと思っている。メジャーに流出した選手の穴は、新しいスターを育てて埋めればいい。選手のメジャー流出をただ嘆いているなんていうのは、それに代わる選手を育てられない、と認めているようなものだ。プロ球団として、これはちょっと情けないのではないか? 一流選手をどんどん育てて、メジャーに高く売る、その金で有望選手をスカウトし、スターに育てる、これでいいではないか、と思うのだが。つーか、メジャーでは当たり前のように行なわれていることだ。どうせお手本にするなら、これくらいはしたらどうか。
もちろん、チームの顔としてのスター選手は必要だろう。今の、いやここ数年の巨人なんて、はっきり言ってオールスターチームみたいだ。そういうのも確かに味気ない。離れていくファンもいるだろう。プロ野球人気の低迷は、選手のメジャー流出によるものではなく、巨人の強引な補強によるものだ、という意見にも頷けるところはある。なんというか、阪神も最近この傾向が見られるし。ま、ちっとは中日を見習いなさい(爆)
そういう意味で、他球団は巨人を優勝させてはならない。巨人の、いやナベツネのやり方は明らかに間違っている、という事を思い知らせてやらねばならないのだ。はっきり言うと、巨人がどうこうではなく、あのナベツネを辞めさせて貰いたい(笑) 決して、優勝出来ない責任を原監督がかぶる、というのだけはあってはならない。
監督といえば、元サッカー日本代表監督のジーコが、現在監督を務めているトルコのチームがCLに出場し、あのチェルシーを破る、という金星を挙げたそうな。日本代表監督の時は一体何をやってたんだ、という批判も強いが、ここは日本代表の監督を経て、学ぶことも多かったのだろう、と思いたい(笑)
とまぁ、あれこれ考えてしまう球春なのだった。といっても、毎年考えることは変わらないのだけど(苦笑) もうちょっとビールが美味い陽気になったら、また大阪ドームの外野席に行きたいものだ(笑)