2020-11-25 第29節(ホーム)セレッソ大阪戦(0-1 敗け)

2020-11-27 12:34:26 | 大分トリニータ
セレッソ大阪の監督といえば皆さんよ~くご存知のロティーナ監督。
東京V時代(J2)からここまで7戦して一度も勝てていないという相性の悪さ。
まぁ勝てないことはいったん横に置いとくとして、問題は1得点もしていないということ。

戦術ももちろんあるかもしれませんが、1ゴールくらいはPKだったり、オウンゴールだったりあってもいいじゃん、ってついつい愚痴っちゃいますよね(笑)
今節こそゴールを決めて勝利と行きたいところです。
ということで、ロティーナセレッソとの対戦を振り返ってみましょう。



この日は「城島高原スペシャルデー」

     
「城島高原スペシャルデー 特製クリアファイル」

かっこいい6人の選手のクリアファイル。
熱烈なトリサポである城島高原の後藤社長が選んだのでしょうか?
もったいなくて使えないのでしばらく飾ることにしました(笑)

                 
「城島高原presents輪投げ大会」

普段はあまりしないのですが「片野坂監督のサイン入りスパイクシューズ」があったので輪投げに挑戦。
1回=200円 ということで5回分(1,000円)


結果は・・・見事に参加賞5個(笑)
輪投げって難しい(笑)


しかし相性って何なんでしょうね。
思い返せばロティーナ監督とはJ2東京Vで2017年、2018年と4度対戦しています。
対戦成績は大分の2分2敗。


昨季(2019年)はJ1セレッソで2度対戦して、大分の1分1敗。
そして今季の開幕戦で1敗。
ここまで7度対戦して戦績は3分4敗。
7試合無得点(これが悔しいよね)


「野村 ルーティーン?」
キックオフ 1時間半前。
前節同様、野村が1人でピッチに出てきました。
ゆっくり歩き、ゴールマウスに触り、ゆっくりと帰っていきました。
やっぱりこれが野村のルーティーンなのでしょうね、おそらく。



レイチェル久しぶり。
あれ? なんかいつもと違う雰囲気だけど…髪型?


トニーはいつもの短髪。
髭はいつもどおり整っている(笑)



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「城島高原パーク・後藤社長 挨拶」



試合前の城島高原パーク・後藤社長の挨拶に心を打たれました。
ゆっくりとまるで目の前にいる人に話しかけるような口調でした。


コロナ禍の中で厳しい経営を余儀なくされるトリニータ。
と同時にそれは城島高原パークさんも同様でした。


その中で変わらぬ支援を表明してくれた後藤社長のトリニータ愛に溢れた想い。


詳しくはこのブログの最後に書きます。



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本日のイレブン!


選手の緊張を和らげているのはトニー。
(強面なのに意外? いえいえそんなことはないですよ。気遣いの塊です)


セレッソのキャプテン 清武選手。
と一応書いたけど知らないトリサポはいないよね(笑)


セレッソとの対戦は今季の開幕戦、2月22日。


このときはセレッソシュート7本に対して大分のシュートは倍以上の15本。
CKもセレッソ「6」に対して大分「12」と圧倒的に攻めた試合。
しかしCKからの1点に負けてしまった。
今日はなんとしてリベンジしたいところ。


開始早々は大分ペース。

しかし開始「10分」
FKからの流れでセレッソに先制されてしまった。
ブルーノメンデスが戻したボールを


うまく中央まで運ばれ清武選手がシュート。
大分の選手の足に当たりコースが変わり高木がキャッチできなかった。
セレッソ先制 0-1。


これが痛かった。


大分は「17分」、「21分」とCKを得るもののシュートまで行けない。


清武選手とトモキのマッチアップ。


飲水タイムを挟んだ「28分」
ブルーノメンンデス選手からのパスを受けた坂元選手の前にいち早く体を入れるトニー。


ペナルティエリア内での攻防は得点に絡むだけに神経を使うところ。


やるべきところをきっちりこなすトニー。


ここまで大分シュート「0」とセレッソを攻めあぐむ。


大分のストロングポイントである右サイドを締められて出しどころがない。


といって中央はコンパクトに固められている状況。



さらに大分のパスコースを見越してプレスをかけてくるため大分はペースを掴むことができない。



「33分」大分にチャンスが訪れる。
ヤマトが倒され大分FKのチャンス。
キッカーは三竿。


知念が頭で上手く擦らしたが、少しスピードに欠けGKにキャッチされた。


ガチガチに固めたセレッソの守備の周りでボールを回し続ける大分。


どこかでリスクを承知で仕掛けないといけない。



といって奪われた後のカウンターも怖いところ。



レイとトモキの2人で清武選手のボールを奪いに行ったが…奪えなかった。


トモキの悔しそうな表情。


戦況を見守るロティーナ監督。


大分のチャンスは「40分」
知念がドリブルで持ち込みヤマトへ


右サイドでフリーで受けたレイがグランダーの早いクロスを入れる。
野村がスルーし、知念の足に当たるがスピードなくGKがキャッチ。


う~ん、レイチェルの雰囲気がやっぱりどこか違うんだけど…気になるなぁ(笑)


どこがって聞かれたら分からないけど…あ~気になる(笑)


「42分」
ボールを奪った知念がミドルシュート。
これは惜しくもGKの正面だったがパンチ力のあるシュートだった。
こういうのはどんどん打ってもらいたいもの。



野村がボールを持つとなにかが起こる、そんな気がする。

      
「後半開始」

「46*分」
刀根 亮輔 → 田中 達也に交代


後半の頭からトニーに代わってタナタツ。
刀根の位置に三竿。
三竿の位置に(左WB)タナタツ。


後半からは大分のペースとなる。



左サイドから展開して


中央を狙うと見せかけて


右サイドでチャンスを広げる大分。


大分の分厚い攻撃が続く。
今にもゴールをこじ開けそうな雰囲気の中…


「64分」
町田 也真人 → 髙澤 優也
島川 俊郎 → 小林 裕紀に交代。


交代直後の大分CKのチャンスだが…決まらず。



1点が遠い。


「68分」
トモキが粘って粘って敵陣の奥深くからシュート。



GKが弾いたボールを髙澤がシュート。
しかしこれは枠の上だった。



この試合最大の決定機が訪れたのは「77分」

コバユウからレイへのサイドチェンジがドンピシャ。
レイがトモキに戻し早いクロスをあげる。
髙澤が頭で逸してシュート。
GKの右に決まったかに見えたが…



GKが右手で弾く


こぼれ珠をタナタツが詰めたがその前にGKがキャッチ。
これは相手のGKを褒めるしかない。
ファインセーブ!


「78分」
松本 怜 → 高畑 奎汰
知念 慶 → 伊佐 耕平に交代。



最後まで諦めず攻めた大分だったがセレッソからうまくまとめられて試合終了。
後半攻めながらもゴールをこじ開けることはできなかった。

        
0-1 試合終了  



これで対ロティーナ監督との戦績は8回戦って「0勝3分5敗」 未勝利・無得点(これが本当に悔しい)


いつかまた、どこかで戦いたい。
今度こそ勝ちたい。


片野坂監督も同様に思っていることだろう。


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試合後、清武選手が挨拶に来てくれました。


マスクをつけているせいかどこか元気がないように感じました。
                  
「頑張れ 清武!応援しているよ!」 



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冒頭に書いたように、試合前の城島高原パーク・後藤社長の挨拶に深く感銘しました。


今季、トリニータはコロナ禍の中、無観客試合だったり年チケの払い戻しだったりで収入が激減しました。
それはトリニータのスポンサーである城島高原パーク様も同じこと。
1番の稼ぎ時であるゴールデンウィークにパークを閉めました。
苦渋の決断だったと思います。


当然、城島高原パーク様も収入が激減したことは想像に難くありません。
そんな苦しい中、6月20日後藤社長はこのようにツイートしてくれました。


後藤社長 Twitterより(6月20日)

『苦しい時はどこも同じ。
苦しみを分かち合いながら明日へと進もう。
大分の企業でいる限り大分の至宝を守る責務がある、と思う』



ハッシュタグには
     
#大分トリニータ
#大分の誇りであり宝
#苦境は皆一緒




トリニータを『大分の至宝』と言ってくれました。
『誇りであり宝』だとも。


そしてこの日の挨拶では
『苦しい時こそ支え合う』の考えで、どんなに苦しくてもスポンサー企業として同じ地場産業としてスポンサーを辞めることや支援額を下げることは一切考えていません。
来季も片野坂監督のサッカーをスポンサーします』



とトリニータ愛に溢れた素晴らしい挨拶をしていただきました。


言葉の一つ一つが心に沁みてきて、私を含め周りの皆さんも大きな拍手で後藤社長の言葉に応えていました。


今季はほとんどのスポンサー様がコロナ禍で苦しい年だったと思います。


そんな中、いち早く来季のスポンサードを表明していただいた城島高原パーク様。


この日トリニータは負けはしましたが、そんな悔しさを吹き飛ばすほどの力強い言葉で来季のスポンサー継続を表明してくれました。
まさに勇気をもらえる言葉でした。



この日、入場者のほとんどの皆さんがいただいた『城島高原パーク 入園&スケート滑走 無料券』


1枚で5名まで遊べるとはまさに大盤振る舞いです。
城島高原パークのスケート場もすでにオープンしています。
孫たちを連れて遊びに行きたいと思っています。



もう一つ。
苦しいことは百も承知で書かせていただければ、他のスポンサー様も来季のトリニータを支えていただけたら、と切に願っています。
どうぞ、よろしくお願いします。
  
城島高原パーク後藤社長!
今日のご挨拶、本当に心を打たれました。
感謝しかありません。
ありがとうございました! 

              
共に頑張ろう 大分トリニータ!

共に頑張りましょう! 城島高原パーク様!



最後に
今節もわざわざ私たちの席までご挨拶に来ていただいた皆さん、
お気遣いいただいた皆さん、

ありがとうございました。














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2020-10-21第28節(ホーム) 川崎フロンターレ戦 (1-0 完封勝利) 野村 値千金決勝ゴール!

2020-11-23 17:37:20 | 大分トリニータ
『大分が川崎を圧倒する』
もし戦前にそれを書いたメディアがあったらおそらく一笑されたに違いありません。


ここまでぶっちぎりの28勝とわずか2敗。

ほぼノンブレーキで先頭を走り続ける王者川崎。
かたや前回アウェーでの対戦でシュート1本、0-2と完敗した大分。


そんな大分が川崎を圧倒する?
それはたしかに絵空事の世界。
ありえへん夢物語。

トリサポ以外ほとんどのサポも世間もそう思っていたに違いありません。


だからこそを急遽放送が決まったNHKを始め、多くのメディアは川崎が優勝するのが既定の事実であるかのようにドームに集結しました。
(もちろんシャーレも)


全ての舞台は出来上がり、あとは川崎が勝つだけ。
『大分さん空気読んでね』とホームなのにアウェー感ただよう試合前のメディアの皆さん。


そんな世間の空気を知将・片野坂監督は冷静に、しかし心には燃えたぎるものがあったにちがいありません。

前半の45分間。
一方的に攻め、シュートを放ち、セカンドボールを拾い、奪われたら奪い返す。
川崎に一切隙を見せなかった大分!
  
『まさに大分が川崎を圧倒した45分間』 


そんなありえない(と世間が思っている)ことを大分はやってのけたのです。

ということで、大分が圧倒した前半45分間を中心に書いたスーパーウルトラ超不公平なブログ(笑)
第28節(ホーム)川崎戦の始まり、始まり!

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「ニータンスモールパーク 中村慎吾さん」

試合前のニータンスモールパーク。
大分トリニータのことを歌った中村慎吾さんの「始まりのホイッスル」
試合前に聴くとテンションアゲアゲになります。


この日CDを買ってサインをいただきました。


試合が終わって家に帰るとメール便。
中には「始まりのホイッスル」のCDが!
数ヶ月前、コロナ禍でライブができなくてクラウドファンディングをしたことをすっかり忘れていました。
これで合計2枚。
1枚を車で聴いてもう1枚は飾ることにしました。
試合の前後やドライブにはもってこいの歌「始まりのホイッスル」
最高です。



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この日のヒーロー、野村のルーティーン?
キックオフの1時間半前。


一人で何かを確認するかのようにピッチ上をゆっくり歩き、ゴールマウスに触り再びゆっくり帰っていきます。


これが本当にルーティーンなのか、他に意図があるのか興味津々です。



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「川崎さんの弾幕」

「かわさきからいっしょにおうえんしてね」
と書かれた川崎さんの弾幕です。
なぜひらがな?と思われた方も多かったかもしれません。
これは川崎さんが行っている「発達障がいのある子どもたちへのイベント」です。


始まったのは昨年7月27日の「川崎vs大分」からです。
この日の川崎さんの選手紹介に漢字は使われませんでした。
川崎から20組44名。
大分から3組9名の参加がありました。

このことがあって川崎というクラブを好きになりました。
(応援するのはトリニータですが)


川崎フロンターレ公式から

「川崎フロンターレのサポーターとして観戦される皆様方1人1人が「川崎フロンターレのサポーターの代表です」
大分トリニータの皆様方にご迷惑をおかけすることがないように会場の内外を問わず、良識に基づいた節度ある言動を心がけてください」


この日の川崎サポさん約900名。
一箇所に集まることも、指笛を吹くことも、太鼓を叩くこともなく選手に拍手と手拍子をおくる川崎サポさん。
さずが王者である川崎さんのサポーターだと感心してみていました。



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この日のGKスタメンは高木。
サブにムン。


古巣である川崎サポさんにお辞儀をする高木。



「コバユウ」と「ケイタ」おかえり!


緊張感はあるんだろうけど…もしかしたら無いかも?の伊佐と高木。
もしかしてタナタツをイジっている?(笑)

野村は「我 関せず」


試合前の撮影で立ち位置を間違えた伊佐。
まるで前回のトニーの再現場面(笑)
間違えた場所も一緒。
長谷川 笑いすぎ!



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「キックオフ」



背番号14 中村選手のプレーを大分で生で観れるのも今日が最後。


ゆっくり目に焼きつけておこう、なんて思う間もなく大分の猛攻が始まった。


スタートからギアを上げ川崎に襲いかかる大分。


「6分」
まず野村が挨拶代わりのシュートを放つ。


さらに「8分」
敵陣奥深くまで侵入した伊佐がシュート。


大分が完全に試合の主導権を握る。

川崎がボールを持つと前線から守備をしプレスをかける大分。


恐れることなく勇気を持って取り囲みボールを奪いにいく。


これで90分間持つのか、と心配になるが相手は川崎。
この流れの中で先制したい。


「19分」
大分にチャンス。
前線でプレスをかけ野村がボールを奪うと同時にヤマトがサイドを駆け上がる。


野村とヤマト、2人の息がぴったり合う。


マイナスのパスを受けて島川が伊佐に出す


伊佐がシュート。
しかしこれはGKがキャッチ。


さらに「24分」
伊佐がキープし小出が拾ってマイナスのクロス。


フリーで受けたヤマトから野村へパス


野村渾身のシュート。
決まったかに見えたがGKが右手でクリア


これはもう相手GKを褒めるしかないスーパーセーブ。


なかなか決定機を決めきれない中、それでもボールを支配し続ける大分。
しかしこのままいくと川崎のペースになるかも、という不安の中。


「34分」試合が動いた。
長谷川から受けたヤマトが野村を狙ったロングボールを上げる


ドンピシャのタイミングで受けた野村がボールを支配した瞬間


ペナルティエリア内で谷口選手に倒された。


「一発レッド」


谷口選手は退場。


これで得たPK。
キッカーは野村


サブのメンバーはお互いの腰に手を回し、さながら代表戦のPKのよう。


右足一閃!


ゴール左隅に決まった!


雄叫びを上げる野村。


祝福に駆け寄る仲間。


喜ぶサブ組。


野村の試合後のインタビューが泣かせる。
                    
「優勝を観たくなかったんで、どうしても負けたくないという気持ちと良いコンディションを作っても出れない選手がたくさん。
今日も練習している姿を観ましたし…。
なんとかそういうメンバーのためにも戦う姿を見せ続けないと行けないと思う」



これで通算2ゴール目。
大分のJ1通算350ゴール目となるメモリアルゴール!
      
「野村選手 おめでとうございます!」



1点を先取した大分だがさらに猛攻は続く。
「39分」
タナタツがクロスをあげる


伊佐が落として


反転シュート


しかしこれはGKがクリア。


相手のGKのできが良すぎてPKの1点だけだったが、並のGKだったら3~4点入っていてもおかしくない展開だった。
前半が終わって1-0 大分リードで折り返した。

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後半 開始。


後半から2枚替えの川崎
46*分
長谷川 竜也 → 三笘 薫(12ゴール)
中村 憲剛 → 田中 碧に交代。



1人少ない川崎だがそんなハンディをまったく感じさせない戦いぶりはさすが王者の貫禄だった。


押し込まれる時間が続く大分。


セカンドボールが拾えず、大分陣内でのプレー時間が多くなる。


「59分」
小出と齋藤選手が接触。
小出が倒れプレーが中断された。


左足を痛めたか?


大分ここで2枚替え。
「63分」
小出 悠太 → 高山 薫
伊佐 耕平 → 髙澤 優也に交代。


小出は自分で歩いているので大きな怪我ではなさそう。
ムンが優しい。


さらに「74分」
町田 也真人 → 小塚 和季
長谷川 雄志 → 小林 裕紀に交代


大分5人目の交代
「83分」
島川 俊郎 → 刀根 亮輔に交代。
トモキはボランチに。


その1分後。
「84分」 「刀根ブロック」・・・スパサカ命名
交代したトニーが魅せてくれた。


脇坂選手のシュートをブロックしにいくトニー。



蹴ってくる相手に対して正面から向かっていく勇気。


まさに死闘。
勝つか負けるか!
倒すか倒されるか!
止めるか抜かれるか!


途中から入った選手が流れに乗るのは難しいことだろう。

しかし、身体を張って止めた。
もし抜けていれば…。


勝負のアヤはここにもあった。


トニーが魅せれば高木も魅せた。
コーナーキックからのレアンドロ・ダミアンのヘディングを間一髪クリアする高木。



トモキは3人に囲まれ倒されながらもボールをキープ。


途中から入った高山と 髙澤はファールを誘って少しでも時間を進ませた。


すべては川崎に勝つために!


「アディショナルタイム 5分」


戦っていたのは選手だけではなかった。


試合後の片野坂監督コメント
                                     
「テクニカルエリアに何回かはみ出してしまって、4審の方に注意されたことが何回かあった」



相手GKも入ってパワープレーの川崎。


監督も力が入る。


そして吠え…


顔を覆った。


1-0
PKの1点を守りきった大分が川崎に勝利した。


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川崎に勝ち優勝を阻止した大分。
本来なら大騒ぎのG裏だが、今はコロナ禍。
静かに選手の到着を待つ。


インタビューを終えて野村が合流。


勝利の歌「大分よりの使者」が流れる中、誰も出ない。


タナタツ
「オレが出ようかな・・・」

(いやそれは思わないか(笑))


野村と高木に「もっと向こうで踊るように」と指示するムン(たぶん)


これから・・・というところで歌が終わった(笑)



この勝利で大分は2連勝。


直近の5試合は2勝2分1敗け 勝ち点「8」を積み上げ勝ち点「36」


得失点差で神戸を抜いて「11位」となった。


シーズンダブルを喰らったのは「ガンバ大阪」
逆は「横浜FC」


今日の試合で川崎は失点が「25」
大分が持つJ1最小失点記録「24」は破られなかった。
(2008年 カメナチオといわれた年)


インタビューのお姉さん
「PKはプレッシャーのかかるシーンでしたが集中しているように見えました」

野村
「ハイ! 呼吸していました」(ニヤリ)

これを華麗にスルーしたお姉さん。

鬼滅の刃ファンならここで「全集中の呼吸ですね」かと「水の呼吸ですね」とかあるけど…。
おそらく野村もツッコミを待っていた、そんなニヤリだったのでしょうね?

でもね、このインタビューがさんぺーちゃんでなくて良かったよ。
なにせ生まれて数ヶ月の赤ちゃんが喋ったり、お母さんの誕生日が年に何回もあったりするんだから(笑)
お姉さん ドンマイ!


この日の入場者数 9,820名。
前回シュート1本 CK1回だった大分が、今節はシュート10本と川崎のシュート7本に対し3本上回り1-0と勝利しみごとにリベンジしました。


敗けた試合は指揮官である自分の責任と言い、勝った試合は手放しで選手を褒め称える。
戦った相手は常にリスペクトし、言葉を選んで気遣う片野坂監督。


夢と感動と勝ち点3をいただいた最高の1日でした、感謝!

大分トリニータ、王者川崎を撃破!!

ありがとうございました。


頑張ろう! 大分トリニータ!!
頑張ろう! 大分12番!!



最後に
今節もわざわざ私たちの席までご挨拶に来ていただいた皆さん、
お気遣いいただいた皆さん、
2016年にツアーバスでご一緒し、声をかけていただいた皆さん
2017年にスポパでお会いした双子ちゃんとママさん
懐かしさでいっぱいです。

ありがとうございました。














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2020-10-13~15  四国(高知編)自走車中泊10日間の旅・完結 (第8・9・10日目)四国カルスト・天空の道(県道383号線)・カルスト珈琲

2020-11-13 21:36:39 | 2020 自走車中泊四国旅(高知編)
10月13日(8日目)午前中の観光「中津渓谷」も終わり、最後の観光地・「四国カルスト」を残すのみとなりました。

AM11時 中津渓谷から四国カルストに向かって出発!!

私は今回の旅で初めてその名前を知ったのですが「四国カルスト」は全国のキャンパーやライダーの憧れの場所のようです。
さらに「四国に行くんやったら絶対にここは外せんけん」」との嫁の力強い言葉もあり(笑)いったいどこにその魅力があるのか楽しみです。

(カルスト珈琲さん)


ところでそもそも「カルスト」ってなんでしょう?
カルストとは雨による浸食などで石灰岩が地表に現れている地形のことなんです。

白い石灰岩がなんとなく羊の群れのように見えませんか?
これはカルスト特有の光景で、「カレンフェルト」とよばれるものです。



愛媛県と高知県にまたがるこの「四国カルスト」は、山口県の「秋吉台」、福岡県の「平尾台」とともに日本三大カルストとよばれています。
またここは標高1,000m~1,500mと三大カルストの中でも一番高い場所にあるのも特徴です。

四国カルストを東西約25kmにわたって縦断する県道383号線。
まさに「天空の道」です


真っ青な空と白い石灰岩、そして緑の草原、そんな自然の中に放牧された牛たち…そんな牧歌的な風景に癒やされながら車を走らせていると…


『今回はブログネタが全然無くて終わりそうやなぁ、ふふふ』と少し上から目線で勝利宣言(らしきもの)をした嫁!

観光もこの四国カルストで終わろうとしていた矢先のひとことでした。
『うん、そうやなぁ』
と生返事をしながら心の中で『キター!』と叫んだ私。
考えるとここまで平穏無事、ブログネタも無ければハプニングもほとんどありませんでした。
しかしこのひとことで嫁の気が緩むことは間違いない、と確信しました(笑)


それから数分後。

『そういえば四国カルストには熊はいないの?北海道では熊、熊って怯えてたやん! なにグマだっけ?』と私。

『え? 熊の名前? たしか・・・アライグマだっけ?』
『アライグマ? ・・・そりぁまた可愛いすぎやろ』

『え? あ! ヒグマだった、ホホホホ、間違い、間違い』

嫁は普段は『ハハハハ』と笑うけど、自分が失敗した時の照れ隠しは『ホホホホ』となり最高の照れ隠しの笑いは「ギャハハハハ~!」となる(笑)


それから数分後。

『今から行く四国カルストの魅力ってなに?』
『やっぱり満天の星かなぁ。凄いよ、インスタで見たけど365度見渡す限り星空よ』

『うん? 365度?  見渡しすぎて5度ほど行きすぎた?』
『え!? ホホホホ、間違い、間違い』

まるで堰を切ったように次々とネタを提供してくれる嫁ですが、まぁこんなものはただの言い間違い。
たいしたことではありません。
ただ、これからなにかが起きる!そんな予感めいたものは感じていました(笑)


午後2時 姫鶴平(めづるだいら) 到着!

この日車中泊をする「姫鶴平(めづるだいら)」に到着です。
中津渓谷では27℃で汗ばむほどでしたがここは17℃。
さすがは標高1,300mの高原、10℃の温度差は仕方がないなと思っていましたが…まだまだ甘かった。


夜になるとさらに気温は下がって9℃に。
風は強く体感温度はさらに下。
ダウンを持ってきた嫁に感謝、感謝!
(最後は6枚着てだるま状態になった私です)



下を観るとなにやら白いものが…移動販売車でしょうか?



車を置いてさっそく行ってみることにしたのですが、その前に…
実は写真を撮っている私の後ろにトイレがあるんです。
で、車を停めたのが写真のようにかなり下。
1回トイレに行くだけで良い運動になりました(笑)


「カルスト珈琲」

結局行ったのが午後3時20分。
小さなオープンエアカフェ「カルスト珈琲」さんです。


お客さんは私達を入れて10人以上。
お姉さんが1人で忙しそうに働いています。
(写真撮影 顔出し ブログ掲載は許可済みです)


メニューはこんなにあります。


1人でたいへんだなぁと思ってふと見るとこんな張り紙がありました。
「スタッフ募集」
(そりゃそうだろうなぁ、1人は厳しいよ)


この日の営業時間は午後4時まで。
残り時間は30分ほど。
お客さんは増えつつあります。
急ぐわけではないのでゆっくり待つつもりでしたが、ここでカルスト珈琲のお姉さんが動きました(笑)
「すいません、お客さんのどなたかオーダーをとってもらって良いですか?」
こう書くと「ええ!」と思われる人もいるかも知れませんが、この方の言い方があまりにも自然だったので私も嫁も手伝えるものなら手伝いたいと思いました。


「良いですよ」
と先に言ったのは先頭に並んでいた若いお姉さん2人組。
後ろに並んでいたお客さん全員のオーダーをとりました。


このことでそこにいたお客さんみんなが和気あいあいとした雰囲気に。
(このお姉さんすごい)
なにせ順番どおりオーダーをとっているのでだれも並ばなくて良いし、呼ばれるまで近くでブラブラです(笑)


呼ばれて取りに行った嫁。
前から4番目だったにも関わらずほとんど待ちませんでした。
このお姉さん仕事も早い。


淹れてくれたホットコーヒーも美味しかった。


「ごちそうさまでした」
ちなみに今シーズ最後の営業日は11月23日(祝日)の予定ということです。

(写真撮影 顔出し ブログ掲載は許可済みです。ありがとうございました)


車に帰り夕飯の支度をしていた時。
突然『ギャハハハハ~!』と笑う嫁。

『どうしたん?』
『なんでもない、ギャハハハハ~!』

「なんでもないって、涙を流しながら笑ってるやん!」
(絶対怪しい!!)

見るとご飯を炊く『タケルくん』のボタンがオレンジに!
アレ?  これって!

『ギャハハハハ~!』

その笑いとタケルくんの"オレンジに光るボタン"を見て全てを察しました。



さかのぼること24時間前。
昨日の夕方。
今年初めてタケルくんを使ってご飯を炊くという嫁。

『何分でできる?』
『炊くのが30分で、蒸らしが10分だから合計40分ね』

『分かった、運転で疲れてるから少し寝るよ。40分経ったら起こして』


しばらく寝て、目を覚ますと1時間が過ぎてる。
『まだなの?』
『うん、それがもう1時間経つけど電気が消えないの?
普通はこの"青いボタン"が30分で消えるのよね。壊れたのかなぁ、それとも久しぶりだから水の量を間違えたのかなぁ。でももう時間が過ぎてるから線を抜くね』


なに?  途中で強引に線を抜く? そんなの有りなの?

不安的中!
一口食べたら芯があり、固くてマズイ。
(うーん、これは完食は厳しいかも)と心の中で赤信号が点滅。


突然ですがここであなたに質問!

あなたならひと口食べて『芯があるじゃん、これは無理、ご飯は要らないからおかずだけで良いよ!』と言いますか?

言えないですよね。
私も同じです。
わざわざ作ってくれたご飯ですから・・。
なので1杯目はなんとか完食しました。


でもここからが本番です。
ご飯はまだたくさん残っています。
嫁を見ると少ししょげているように見えます。
さぁ、あなたならどうしますか?




そうなんです。
男には無理をしなければいけない時があるんです。

言いましたよ
『あれ? 少し固いけどいけるじゃん、もう1杯食べようかな?』

これに対してさすがは嫁。
『本当に? こんな失敗のご飯を食べてくれるの?』
今思えばこの返しが上手かった(笑)


こう言われると無理をするのが男。
2杯目も完食!

ここで間髪入れず放った嫁のひとことがさらに上手かった。
『大丈夫?無理をせんでね?』

男にはなぜか自分でも止められない時があるのです(笑)


またまた言っちゃいましたよ。
『なーに、芯があるったって食べられないわけじゃないんだから、残りも全部もらおうかな?』
『本当! じゃあ残り全部お願いね』

と、嫁即答!

・・・えーと、今、冷静に考えてみると嫁は最初の1杯だけだったような気が…それも軽ーく1杯(笑)

その晩、お腹がはってこの旅で初めてぐっすり寝れなかった私。

これが昨晩の出来事。



ふと我にかえり、

『チョット待て! じゃあ何?
タケルくんが壊れたわけじゃあなかったんだ』

『ホホホホ!』

『水が少なかったわけでもなかったんだ』

『オホホホホ!』

『炊く』のボタンを押さずに『保温』のボタンを押したんやな!

『オ〜〜ホホホホ!』

普段1杯しか食べんのに3杯食べたんよ!
落ち込んでるみたいだったし!
かわいそうかなって!
昨日の晩、初めてお腹がはって寝れなかったし!
炊くボタンと保温ボタンって確認するのに1秒もいらんやん!


             
『ギャハハハハ~!』

四国カルストに嫁の笑い声が高らかに響きわたりました。


その声に"アライグマ"も逃げ"365度"見えるはずだった満天の星も出るのをためらった、というYahoo ニュースがあったとかなかったとか(笑)


ちなみにこの日の夕食はカレーライス。
まずはビールで「カンパ~イ」


四国山脈に沈む夕日には日本酒が似合います。
日本酒で「カンパ~イ」



このひととき。
昼でも夜でもないこの時間。
残光に照らされた山々を観ながら焼酎で「カンパ~イ」


ここ四国カルストは天空の地。
遮るものがなにもないまさに360°満天の星。
人生で一番綺麗な夜空を眺めながら、嫁と2人でお酒を飲みました。

(あれ? ちょっと待って! 満天の星の写真は?)
そうなんです。 あまりの夜星の美しさに私の腕では無理と判断し写真を撮るのを諦めました(笑)

////////////////////////////////////////////

10月14日(9日目) 天気 晴れ 体温36.2℃ 体調良し!
四国カルストに朝がやってきました。


山々には雲海が立ち込め


木々が目覚め


高原の大きな風車が目覚め


すすきが目覚め



大地が目覚めました。


「カルスト珈琲」が目覚め………いや車はさすがに無理がある(笑)

それぞれの1日が始まろうとしています。



残りの人生の中で”再び”はないかもしれませんが、もし来れるならもう一度来たい。
四国カルストの満天の星! 最高でした。


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この後、ホテルで神戸vs大分の試合を応援。
1-1の同点に終わったもののアウェーで勝ち点「1」に再び「カンパ~イ」

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10月15日(最終日) 天気晴れ 体温36.4℃ 体調良し

こうして私たちの四国旅は無事に終わった…かにみえました。
しかし旅の神様はハプニング好き。
ここから私たちの試練が始まったのです。
ジャジャジャーン!
盛り上がりますねぇ(笑)

AW8時30分。ホテル出発!
荷物を車に詰め込み「三崎港」とナビに入れる。

到着予定は12時30分。約4時間の行程です。
ノンストップで行けば午後2時には自宅到着となります。

ホテルを出発し、1時間が経過。
途中で休憩しさらに1時間。
突然嫁が『あれ?なんかおかしいよ?逆に進んでるよ!』
『逆に?なんで?』
広い場所に車を停め、ナビに行き先を入れなおします。
『これでOK』
さらに走ること1時間。
『アレ? また逆に走ってる』
もう訳がわかりません。

悪戦苦闘しながらなんとか三崎港に着いたのが午後4時30分。
ホテルを出発して8時間。
4時間で着くはずが倍の時間かかってしまいました。
理由は未だにわからずじまいです。

(走行距離 1,782.2km)



今回は人との出会いはありませんでしたが、山や川や海といった四国の自然に出会い、その雄大さを初めて知ったことは大きな財産となりました。
私たちにとっていつまでも忘れられないものになることは間違いありません。

嫁のアレとか最後のコレとか…
ハプニングこそ旅の醍醐味!

最高に楽しかった四国の高知旅。

いやぁ、ほんとに満喫しました。

四国(高知編)自走車中泊10日間の旅・完結です。






































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2020-10-13四国(高知編)自走車中泊10日間の旅 (第8日目) 中津渓谷・雨竜の滝(竜吐水)

2020-11-10 20:48:29 | 2020 自走車中泊四国旅(高知編)
10月13日(火)天気は晴れ 体温36.0℃ 体調良好。
四国旅も今日で8日目。
「中津渓谷」 
今日は、「奇跡の清流と呼ばれている仁淀ブルー」の3ヶ所目のスポット「中津渓谷」を目指します。


もし何回目かのデートであなたの彼女が「渓谷に行って仁淀ブルーを見てみたい」とお願いしてきたらどうしますか?
「いやぁ、オレ運転に自信がないんだよね。道も狭いしすれ違いも嫌だし、渓谷なんてとんでもないよ」なんて言いますか?
言えないですよね。
好きな女性に対してカッコをつけたいし、プライドもありますしね。
でも彼女の喜ぶ顔も見てみたい。
そこであなたは考えます。
               
”道が広くて渓谷の近くまで車でスイスイ行けて、遊歩道が整備されていて、横を流れる川の色が綺麗な仁淀ブルーで、欄干のない低い橋があったり見上げるような高い橋があったりと冒険心がくすぐられて、最後は彼女が感動するような景色があれば一番良いんだけど、でもそんな夢のような場所があるわけないよなぁ・・・”


いえいえあるんです。 

あなたにピッタリな場所があるんです。

それがここです、ここ!
    
「中津渓谷」
です。


                     
「中津渓谷駐車場」まで車ですいすい行けます。
駐車場は廃校になった学校の運動場に40台ほど停めることができます。(無料)

少し先にもトイレの横に駐車場がありますが、駐車できるのは3台なので手前のほうが無難です。
(こちらも無料)



渓谷には全長約2.3kmの遊歩道が整備されています。
普通に歩けば30分ほどですが、私達は1時間20分かけてゆっくり散策しました。


渓谷に入ってすぐ「仁淀ブルー」が迎えてくれます。
全国1級河川の水質ランキングで3年連続第1位に選ばれた仁淀川。
まさに奇跡の清流です。



遊歩道の途中には、なんと七福神がいます。
探しながら歩くのも一興かと。


大きな岩と岩の間を抜けた光景。
まるで昔遊んだRPG(ロールプレイングゲーム)の世界です。


「安全と冒険」
真逆の世界が複雑に入り組んだ世界。

それが中津渓谷の魅力なのではないでしょうか。


太陽を背に川面に影絵のように撮りたかった嫁との姿。
うまく写っているでしょうか(笑)


あ!!  釣り人発見!
分かりますか? 岩と同化しているので分かりにくいかもしれませんが。

遠くから「何が釣れるんですか~?」と聞くと「アメゴです」って言ってたけど「アマゴ」のこと?
(調べると、この地方の「アメゴ」とは「ヤマメ」の同種で、一般に「アマゴ」と呼ばれているものです)

1時間ほど後に偶然会ったので見せていただいたら、なんと15cmほどの大きさのアメゴを2匹釣っていました。
酒のつまみでしょうか? きっと美味しいだろうなぁ。


「青紅葉」
冬に入る前のあの艶やかな紅も綺麗ですが、こうして改めて見る青の清々しさも心にじんわりと入ってきます。


嫁はここで「ひとやすみ」
ゆっくり流れる清流にどんな思いを馳せているのでしょう。


こんなところに「打ち出の小槌」


今頃は、冬への身支度を始めた木々の落葉が、仁淀ブルーを紅く染めているかもしれません。




緑を背に赤い橋と仁淀ブルー。



神秘の光景を間近で味わえるのもここならではかもしれません。


もうすぐです。
沈下橋をゆっくり渡ればその先には感動の景色が待っています。


ここから右に曲がると・・・


見えました。
苔で覆われた石橋の先には青さをまとった水が轟音を立てて流れ落ちているのが見えます。

  
通称「雨竜の滝」
しかしその姿はまるで竜が水を吐くように見えることから、「竜吐水」とも呼ばれています。


落差が20mもある豪快な滝ですがすぐ目の前まで行くことができます。


岩と岩の間を駆け巡った滝の音が私の体に心地よく響いてきます。


ここに来るまでのシチューションが最高でした。
身をくぐらせた岩間、上から覗いた激流、少し足が震えた赤い橋。
七福神に釣り人に青紅葉。
整備された遊歩道と大きな岩々が一体になった独特の世界。



「今まで日本中のいろいろな滝を見てきたけど私の中ではこの滝は一番」
と嫁が絶賛した「雨竜の滝」



いつまでも聴いていたい、いつまでも眺めていたい。
そんな魅力満載の中津渓谷でした。


さぁ次はいよいよ最終回です。
四国旅最後の観光地「四国カルスト」

たいへん長い間お待たせしました、あの方が満を持して登場します(笑)

























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2020-10-12四国(高知編)自走車中泊10日間の旅 (第7日目)UFOライン・にこ淵・安居渓谷

2020-11-07 18:55:03 | 2020 自走車中泊四国旅(高知編)
10月12日(月) 天気晴れ
四国旅 7日目を迎えました。
体温36.1度 体調良好。
「UFOライン」
今日は「UFOライン」に向かいます。

もしかして「UFO」というくらいだから「未確認飛行物体」が現れる場所じゃないの?
と思ったあなた、すごい!
そうなんです!
月に数回「UFOを見た」という情報が……な~んて事あるわけないんですけどね(笑)

ここは標高が1300mから1700mあり、天空へと続く人気のドライブコース。

昔は「雄峰(ゆーほー)ライン」と呼ばれていたそうですが「標高が高いのでもしかしたらUFOが現れるかもね」ということでいつの間にか「UFOライン」と呼ばれるようになったそうです。
元々の名前は(町道 瓶ヶ森(かめがもり)線)ですが『UFOライン』の方がわかりやすいですよね。

ただし、その場所に行くまでがかなり大変。
まぁこのナビを観てください。
どうです!
ヘアピンカーブなんて可愛いものではありません、「これでもか」というくらいクネクネと曲がりくねっています。
さらに離合(すれ違い)できる場所も少なく、ガードレールがない場所も多々あります。
「運転にはちょっと自信がない」という方にはおすすめできません。



この道が有名になったのは、俳優の菅田将暉さんと中条あやみさんが出演したCM。
                                                   
(2018年のトヨタカローラースポーツのCM「気持ちいい日」で使われた絶景ドライブルートがココ! CM動画より) 




そんなくねくねした道を通ってたどり着いたのがここ。
トイレがある休憩所。
ここから左に曲がったところからがほんとうのスタートです(笑)


私がこの日を選んだ理由は3つ。

晴れた日であること。
平日であること(離合する車が少ない)
運転する私の体調が良いこと。

この3つが揃わないとかなり危険な道路ということを認識していたほうが良いと思います。



道路は舗装されていますがガードレールはほとんどありません。
トンネルの中は離合(すれ違い)できないので、前から車が来ていないかを必ず確認しましょう。
またトンネルは2個連続だったり、トンネル自体カーブしていて前が確認できなかったりといった場所もあります。
                   
とにかくスピードを出さないことです。 




この日は10月12日。
紅葉は山の頂上付近に観ることができました。


曲がりくねった狭い道路をクラクションを鳴らしながら車を走らせると、急に視界が広くなり、その先に観えました!
西日本最高峰の石鎚山を背景に伸びる全長27kmの「UFOライン」


尾根沿いを縫うように走る道路が、まるで天空へと続いているようです。
真っ青な空と白い雲、紅葉が始まった山にまるで光のように真っ直ぐな一本の道。
SNSで観て感動し、どうしても観たかった景色です。


これから一番高いところに登ってみようと思います(笑)


少し広くなったところに車を停め、登ってきました。


先ほど写真を撮った場所を反対側から撮っています。


名前は分かりませんが、花は癒やしてくれますね。


嫁はここで休憩。


私だけさらに上に登っていきます。
紅葉がきれいでした。


晴れた日には石鎚山系はもとより、太平洋まで見渡すことができるダイナミックな景色が続きます。


しばらくなにも考えずボーっとしていたのですが、目の前を通り過ぎていく観光バスで現実に戻りました。
いま来た道を引き返す途中に、もし観光バスが来たら…。
そうとうヤバイ。

悪い勘は当たるものですね。

このあと、観光バスではなかったものの、私より年上のおばあちゃんの運転する車が離合できる広さの場所で止まらずに、お互いのミラーが当たるギリギリまで突っ込んできてバックできずに立ち往生。
私の車のタイヤをガケから外れるギリギリまで寄せてなんとか離合できたものの、かなり肝が冷えました。
(落ちる、落ちると叫ぶ嫁)
事実、ここでは毎年ガケからの転落事故が報告されているそうです。

感動する場所ではありますが「運転にはちょっと自信がない」という方はやめておいたほうが良いかもしれません。



途中で大型車に出会わないことを祈りつつ、さきほど来た道を引き返します。
下まで降りてきたときはホッとしました。


「仁淀ブルーのメッカ にこ淵」   
さぁ次は「にこ淵」を目指してレッツゴー!

ナビ通りに走っていくうちに、途中から嫌な予感が…。
山道のくねくね道と離合のできない道。
「UFOラインと変わらんじゃん」とナビに文句を言いつつ車を走らせるものの、目指している場所は「渓谷」
もう腹をくくるしかないよね(笑)

助手席の嫁も今日は朝から「口ナビ」の忙しいこと(笑)
スマホゲームなんかしている余裕はないよ(笑)

12時「にこ淵(にこぶち)」到着!
四国の川といえば「四万十川」と言われるほど全国に有名ですが、最近は「奇跡の清流と呼ばれる仁淀川」もめきめき頭角を現しています。


西日本最高峰の石鎚山から124kmの永い旅を経て土佐湾に至る「仁淀川」


この川の名前が知られるようになったのは、「仁淀ブルー」と称される奇跡的ともいわれるほどの川の美しさです。

                                   
その仁淀ブルーのメッカがここ「にこ淵」です。



光の量や角度によって刻一刻と印象を変える「にこ淵」
滝壺全体に日差しが差し込むお昼前後がもっとも「ブルーな時間」といわれています。
(この日の撮影時刻 12時20分)
         
どうです! この「仁淀ブルー」は!



/////////////////////////////////////////

仁淀川には「仁淀ブルー」を代表する場所が3ヶ所あります。
「にこ淵」と「安居渓谷」と「中津渓谷」です。

3ヶ所それぞれに特徴があります。

まず「にこ淵」は「仁淀ブルーのメッカ」と呼ばれている場所なので一度は行っておきたいところ。
次の「安居渓谷」はその透明度はもちろんですが、水の色が青や緑に変わるというフォトジェニックなスポット「水晶渕」は外せません。
ただ2ヶ所とも途中の道路が狭く少し行きにくい場所です。

そして最後の「中津渓谷」
この「中津渓谷」は次のブログで書くとして、まず「「安居渓谷」にある「水晶渕」を目指して出発!

/////////////////////////////////////////////

「にこ渕」を出発して約1時間。

午後1時30分 「安居渓谷」到着。    

まずは右のある「せり割洞穴」の方に行ってみましょう。


「せり割洞穴」


巨石の間を流れる仁淀川のせせらぎを聞きながら歩くと見えてきました、「せり割洞穴」の入り口が。
左手には命より大事な「スマホ」(笑)を片手に、暗い穴を臆せず入っていく嫁。


そこに現れた景色。
川の流れる音は確かにするのに「シーン」と静か。
この不思議な感覚はなんだろう?


というような、そんな私の想いとは関係なくさっさと次に行こうとする嫁(笑)
(はいはい、ピースサインは良いから!)


歩くこと数分。
これです!
「究極の仁淀ブルー」と称される「水晶渕」

水晶淵の水の色は季節や時間帯で青や緑に色を変えます。
まず、次の2枚の写真を見比べていただきたい。

嫁と一緒に撮った「水晶渕」
水の色は「緑」です。


その数分後。
少し角度を変えて撮った「水晶渕」
水の色は「青」に変化しています。

その変化は仁淀川でも最強クラス、といわれています。
太陽の光やわずかな角度でその色を瞬時に変える、不思議で神秘的な場所です。


そしてここまで来たらぜひ観ておきたいのがここ!

       
「背龍の滝」



水流が少ないので滝の高さは分かりづらいですが約50mほどでしょうか?


この日は狭くて離合のできないくねくね道を走った1日でしたが、次に紹介する「中津渓谷」は「車の運転は苦手だけど仁淀ブルーを観て感動したい」という人に是非観てもらいたい渓谷です。
50分ほど歩きますが、最後に現れる「雨竜の滝」は感動のひとことです。

ということで次回
四国(高知編)自走車中泊10日間の旅(第8日目)中津川渓谷・雨竜の滝に続きます。














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2020-10-31 第25節(ホーム)浦和戦(0-0 スコアレスドロー)

2020-11-02 18:27:10 | 大分トリニータ
10月31日、この日はハロウィン…らしい。
まぁそういうイベントには程遠い我が家では『それってなに?』なわけではあるけど、ニータンのコスプレ姿には癒やされた。

「ニータン、かわいい」


//////////////////////////////////////////
      
「6人の美女軍団」(笑)

よくよく観ると、皆さん同じ柄のマスク。
「へー、どこで買ったんだろう」と思って聞くと嫁が作ったものらしい。
この日初めて知って驚いていたら仲間から「2人は別居中じゃないの?」との疑惑が(笑)
ついにバレてしまった(笑)



///////////////////////////////////////

「丘みどり LIVE」
演歌の歌手が大分のスタジアムで歌う、ということをとても新鮮に感じた。


「丘みどりさん ありがとうございました」



////////////////////////////////////


この日のGKは高木。
第8節の鹿島アントラーズ戦以来17試合ぶりの先発となる。


「高木」と「ムン」
お互い切磋琢磨しあって大分を盛り上げていってほしいものだ。



/////////////////////////////////////

「ハネケンに突っ込まれるトニー」
試合前の選手の写真撮影。
トニーの立っている位置に注目。


ハネケンに「そこじゃないです、ここ」と突っ込まれているトニー(たぶん)


照れ笑いがなんともかわいいトニー(笑)
のりと三竿とハネケンは笑っているが、知念は笑いをこらえているようにも見える。
性格の違いなんだろうね。


そしてさんぺーの「雄叫び」、と書こうとしたら高木もだった(笑)
やっぱりね(笑)


さらに良く見るとトニーが1人斜に構えてる(笑)
この日は役者が揃ったなぁと思っていたが、まだこの3人の他に前田がいるんだよね(笑)



/////////////////////////////////////////

さて試合開始。
12位の大分vs8位の浦和。


直近3試合(柏、仙台、C大阪)で10得点と攻撃陣が好調の浦和を「0」に押さえ、なんとしても西川選手の守るゴールをこじ開けたい。


開始1分。
知念がいきなりシュートを放つ。
この日の知念には最初から気迫を感じた。


今まではプレスをするのでもどこか遠慮がち。
片野坂サッカーはもっと泥臭い気がするのに、なにか違和感があった。


しかしこの日は違った。
前線からゴリゴリいく燃える姿を見せてくれた。


知念の炎が選手全員の闘志に火をつけたのか大分の選手がピッチを駆け巡る。
10分、ハネケンがエヴェルトン選手に激しく行き浦和のチャンスの芽を潰せば


19分、セカンドボールを巡ってさんぺーとエヴェルトン選手の球際が激しさを増す。


ファイトをむき出しにするさんぺー。
さんぺーが怒る姿を初めて見た気がする。
全員に気持ち、気合が入っている大分。


興梠選手のプレスをいなすレイチェル。


22分。
さんぺー、知念とつなぎ走り込んだレイチェルがマイナスのクロス。
中央から走り込んだハネケンがシュート。
これはGKがクリアしたが、これで大分はCKを得る。

さらに24分。
三竿のスルーパスに抜け出した髙澤がドリブルで持ち込んでそのままシュート。
これはGKにブロックされたが惜しかった。


大分はそれぞれの選手が自分の役割の中で躍動する。


30分、トモキと汰木選手のマッチアップ。


2人のヒートぶりに高木が止めに入る場面も。


吉坂コーチの力のこもった声がどの音よりも大きくスタジアムに響き渡る。


33分の三竿とマルティノスのマッチアップ。
マルティノスに食い下がり仕事をさせなかったのはさすが三竿。


DF陣も体を張ってゴール前を守る。
43分。
トニーとマルティノス選手の空中戦はトニーに軍配が上がった。


この試合最大のピンチは44分。
マルティノス選手のクロスから興梠選手のヘディング。
やられた、と覚悟した瞬間ボールは枠の外へ。
これは危なかった。


前半が終わって0-0 

スコアレスドローで折り返した。

//////////////////////////////////////////////


後半開始 メンバー交代は無し。


前半の勢いそのままに大分が試合の流れを掴む。
レイへのサイドチェンジが面白いように決まる。
トモキ、レイチェル、さんぺーの3人の阿吽の呼吸はまるで芸術作品のようだ。


浦和は前に出れず守備に追われる時間が続く。


54分 大分チャンス。
マルティノス選手のパスをさんぺーが頭でカットし知念に。
知念が持ち込んでグランダーのシュート。
しかし惜しくもGKにクリアされた。


大分CKのチャンスは活かせず。


三竿とマルティノス選手とのマッチアップの場面。


後ろからボールを奪った知念。
この後、マルティノス選手に倒され大分がFKを得る。



70分。
長谷川 雄志 → 島川 俊郎に交代



81分、大分3枚替え。
髙澤 優也 → 田中 達也
三平 和司 → 野村 直輝
三竿 雄斗 → 高山 薫に交代。


88分。
この試合最大の見せ場がやってきた。
ハネケンからタナタツ、レイチェル、タナタツと渡る。


タナタツがスピードを活かし槙野選手を振り切り


中へ切り込みクロスをあげる。



スタジアムに集まった7千人近いトリサポの思いを乗せたボールは知念を飛び越え途中出場の野村へ。


野村がヘディング。
「決まった」と思った瞬間、クロスバーに阻まれた。


倒れ込む野村。


89分
松本 怜 → 小出 悠太に交代。

残り5分。


しかしその後お互いにゴールネットを揺らすことはなかった。
試合終了。
0-0 スコアレスドロー。


ピッチを90分間、縦横無尽に走ったハネケンが足をつった。


西川選手と挨拶を交わす高木。


トモキ


さらにトニー。


笑顔の西川選手。


あれ? もしかするとハネケンがインタビューか?


と思って観ていたらやっぱりそうだった。


22分の目の覚めるシュートはGKにクリアされたもののCKを獲得したしどこにでも顔を出して相手のチャンスの芽をことごとく潰していた。




27分のこの場面。
7番長澤選手と8番エヴェルトン選手の2人がいるこの状況からどうやってボールを奪うのだろう?


長澤選手がボールを落とす方向を予測したのか


素早く左に体を入れ


ボールを奪い取っている。


さらに37分のこの場面も


エヴェルトン選手からボールを奪い返している。


もちろんノーファールで。


///////////////////////////////////////////

ハネケンのデビューはまさに衝撃的だった。
昨季の第33節(アウェー)仙台vs大分戦。

スタメン発表で「羽田健人」の文字を見たときは本当に驚いた。
(2019年12月のハネケン)


このとき羽田健人は特別指定選手
                                              
「特別指定選手とは」
簡単にいうと学生とプロの垣根を超えて「個人の能力に応じた環境」を提供することを目的としたもの。

まだ一度も試合に出ていない選手がいきなりプロ初出場で初スタメンをはたした。



////////////////////////////////////////////

今日の浦和戦のハネケンの走行距離「12,208km」
いかに走り回ったかが数字としてわかろうというもの。


////////////////////////////////////////

試合後、しばらく経ったゴール裏の様子。
殆どのサポが帰らずに選手を待っている。


待っているのはこの選手、元大分トリニータの西川周作選手。


ゴール裏に向かって深々と頭を下げた。


そして誰かに向かって手を振った。
いったい誰に?


この人・・・ではなくテレビの向こうのサポーターに向かって挨拶をした(笑)
こういうところに性格の良さ、明るさが出るよね。


そしていつもの「周作スマイル」
やっぱりこの笑顔を見ると胸に来るものがあるなぁ。

「頑張れ 周作!」


//////////////////////////////////////////

試合後の選手バスの見送り。
今日は伊佐がいない。
前回は高木が動画をアップしてくれた。


今日はダレなんだろう?
うん? だれかな?


髙澤だぁ。
この日は髙澤が動画をアップしてくれた。
「ありがとうございます」 



///////////////////////////////////////////////

まずこの写真を観ていただきたい。
試合前、引き上げてくる審判団に席を立ち自ら近寄り挨拶をする片野坂監督。


そして試合後、審判団が帰ってくるのをじっと待って、ねぎらいの言葉をかける片野坂監督。



監督が大分に就任して5年。


相手をリスペクトし、礼節を持って接する片野坂監督の姿を選手もサポも毎試合見てきた。


その監督の元、決められたルールをきちんと守り、反則点がJ1で一番少ない大分の選手、そしてそのことを誇りに思っている大分のサポーター。


サッカーとは試合を通して見る者の心を豊かにしてくれるもの。


選手もサポも大分はクリーンだね、と言われ続けたい。

            
『トリサポで良かった』と改めて思った浦和戦だった。

            
頑張ろう!  大分トリニータ!!
頑張ろう!  大分12番!!


最後に
今節もわざわざ私たちの席までご挨拶に来ていただいた皆さん、
お気遣いいただいた皆さん、
トリニータの孫ちゃんたち(手紙も)
ありがとうございました。




























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