2020-10-21第28節(ホーム) 川崎フロンターレ戦 (1-0 完封勝利) 野村 値千金決勝ゴール!

2020-11-23 17:37:20 | 大分トリニータ
『大分が川崎を圧倒する』
もし戦前にそれを書いたメディアがあったらおそらく一笑されたに違いありません。


ここまでぶっちぎりの28勝とわずか2敗。

ほぼノンブレーキで先頭を走り続ける王者川崎。
かたや前回アウェーでの対戦でシュート1本、0-2と完敗した大分。


そんな大分が川崎を圧倒する?
それはたしかに絵空事の世界。
ありえへん夢物語。

トリサポ以外ほとんどのサポも世間もそう思っていたに違いありません。


だからこそを急遽放送が決まったNHKを始め、多くのメディアは川崎が優勝するのが既定の事実であるかのようにドームに集結しました。
(もちろんシャーレも)


全ての舞台は出来上がり、あとは川崎が勝つだけ。
『大分さん空気読んでね』とホームなのにアウェー感ただよう試合前のメディアの皆さん。


そんな世間の空気を知将・片野坂監督は冷静に、しかし心には燃えたぎるものがあったにちがいありません。

前半の45分間。
一方的に攻め、シュートを放ち、セカンドボールを拾い、奪われたら奪い返す。
川崎に一切隙を見せなかった大分!
  
『まさに大分が川崎を圧倒した45分間』 


そんなありえない(と世間が思っている)ことを大分はやってのけたのです。

ということで、大分が圧倒した前半45分間を中心に書いたスーパーウルトラ超不公平なブログ(笑)
第28節(ホーム)川崎戦の始まり、始まり!

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「ニータンスモールパーク 中村慎吾さん」

試合前のニータンスモールパーク。
大分トリニータのことを歌った中村慎吾さんの「始まりのホイッスル」
試合前に聴くとテンションアゲアゲになります。


この日CDを買ってサインをいただきました。


試合が終わって家に帰るとメール便。
中には「始まりのホイッスル」のCDが!
数ヶ月前、コロナ禍でライブができなくてクラウドファンディングをしたことをすっかり忘れていました。
これで合計2枚。
1枚を車で聴いてもう1枚は飾ることにしました。
試合の前後やドライブにはもってこいの歌「始まりのホイッスル」
最高です。



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この日のヒーロー、野村のルーティーン?
キックオフの1時間半前。


一人で何かを確認するかのようにピッチ上をゆっくり歩き、ゴールマウスに触り再びゆっくり帰っていきます。


これが本当にルーティーンなのか、他に意図があるのか興味津々です。



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「川崎さんの弾幕」

「かわさきからいっしょにおうえんしてね」
と書かれた川崎さんの弾幕です。
なぜひらがな?と思われた方も多かったかもしれません。
これは川崎さんが行っている「発達障がいのある子どもたちへのイベント」です。


始まったのは昨年7月27日の「川崎vs大分」からです。
この日の川崎さんの選手紹介に漢字は使われませんでした。
川崎から20組44名。
大分から3組9名の参加がありました。

このことがあって川崎というクラブを好きになりました。
(応援するのはトリニータですが)


川崎フロンターレ公式から

「川崎フロンターレのサポーターとして観戦される皆様方1人1人が「川崎フロンターレのサポーターの代表です」
大分トリニータの皆様方にご迷惑をおかけすることがないように会場の内外を問わず、良識に基づいた節度ある言動を心がけてください」


この日の川崎サポさん約900名。
一箇所に集まることも、指笛を吹くことも、太鼓を叩くこともなく選手に拍手と手拍子をおくる川崎サポさん。
さずが王者である川崎さんのサポーターだと感心してみていました。



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この日のGKスタメンは高木。
サブにムン。


古巣である川崎サポさんにお辞儀をする高木。



「コバユウ」と「ケイタ」おかえり!


緊張感はあるんだろうけど…もしかしたら無いかも?の伊佐と高木。
もしかしてタナタツをイジっている?(笑)

野村は「我 関せず」


試合前の撮影で立ち位置を間違えた伊佐。
まるで前回のトニーの再現場面(笑)
間違えた場所も一緒。
長谷川 笑いすぎ!



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「キックオフ」



背番号14 中村選手のプレーを大分で生で観れるのも今日が最後。


ゆっくり目に焼きつけておこう、なんて思う間もなく大分の猛攻が始まった。


スタートからギアを上げ川崎に襲いかかる大分。


「6分」
まず野村が挨拶代わりのシュートを放つ。


さらに「8分」
敵陣奥深くまで侵入した伊佐がシュート。


大分が完全に試合の主導権を握る。

川崎がボールを持つと前線から守備をしプレスをかける大分。


恐れることなく勇気を持って取り囲みボールを奪いにいく。


これで90分間持つのか、と心配になるが相手は川崎。
この流れの中で先制したい。


「19分」
大分にチャンス。
前線でプレスをかけ野村がボールを奪うと同時にヤマトがサイドを駆け上がる。


野村とヤマト、2人の息がぴったり合う。


マイナスのパスを受けて島川が伊佐に出す


伊佐がシュート。
しかしこれはGKがキャッチ。


さらに「24分」
伊佐がキープし小出が拾ってマイナスのクロス。


フリーで受けたヤマトから野村へパス


野村渾身のシュート。
決まったかに見えたがGKが右手でクリア


これはもう相手GKを褒めるしかないスーパーセーブ。


なかなか決定機を決めきれない中、それでもボールを支配し続ける大分。
しかしこのままいくと川崎のペースになるかも、という不安の中。


「34分」試合が動いた。
長谷川から受けたヤマトが野村を狙ったロングボールを上げる


ドンピシャのタイミングで受けた野村がボールを支配した瞬間


ペナルティエリア内で谷口選手に倒された。


「一発レッド」


谷口選手は退場。


これで得たPK。
キッカーは野村


サブのメンバーはお互いの腰に手を回し、さながら代表戦のPKのよう。


右足一閃!


ゴール左隅に決まった!


雄叫びを上げる野村。


祝福に駆け寄る仲間。


喜ぶサブ組。


野村の試合後のインタビューが泣かせる。
                    
「優勝を観たくなかったんで、どうしても負けたくないという気持ちと良いコンディションを作っても出れない選手がたくさん。
今日も練習している姿を観ましたし…。
なんとかそういうメンバーのためにも戦う姿を見せ続けないと行けないと思う」



これで通算2ゴール目。
大分のJ1通算350ゴール目となるメモリアルゴール!
      
「野村選手 おめでとうございます!」



1点を先取した大分だがさらに猛攻は続く。
「39分」
タナタツがクロスをあげる


伊佐が落として


反転シュート


しかしこれはGKがクリア。


相手のGKのできが良すぎてPKの1点だけだったが、並のGKだったら3~4点入っていてもおかしくない展開だった。
前半が終わって1-0 大分リードで折り返した。

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後半 開始。


後半から2枚替えの川崎
46*分
長谷川 竜也 → 三笘 薫(12ゴール)
中村 憲剛 → 田中 碧に交代。



1人少ない川崎だがそんなハンディをまったく感じさせない戦いぶりはさすが王者の貫禄だった。


押し込まれる時間が続く大分。


セカンドボールが拾えず、大分陣内でのプレー時間が多くなる。


「59分」
小出と齋藤選手が接触。
小出が倒れプレーが中断された。


左足を痛めたか?


大分ここで2枚替え。
「63分」
小出 悠太 → 高山 薫
伊佐 耕平 → 髙澤 優也に交代。


小出は自分で歩いているので大きな怪我ではなさそう。
ムンが優しい。


さらに「74分」
町田 也真人 → 小塚 和季
長谷川 雄志 → 小林 裕紀に交代


大分5人目の交代
「83分」
島川 俊郎 → 刀根 亮輔に交代。
トモキはボランチに。


その1分後。
「84分」 「刀根ブロック」・・・スパサカ命名
交代したトニーが魅せてくれた。


脇坂選手のシュートをブロックしにいくトニー。



蹴ってくる相手に対して正面から向かっていく勇気。


まさに死闘。
勝つか負けるか!
倒すか倒されるか!
止めるか抜かれるか!


途中から入った選手が流れに乗るのは難しいことだろう。

しかし、身体を張って止めた。
もし抜けていれば…。


勝負のアヤはここにもあった。


トニーが魅せれば高木も魅せた。
コーナーキックからのレアンドロ・ダミアンのヘディングを間一髪クリアする高木。



トモキは3人に囲まれ倒されながらもボールをキープ。


途中から入った高山と 髙澤はファールを誘って少しでも時間を進ませた。


すべては川崎に勝つために!


「アディショナルタイム 5分」


戦っていたのは選手だけではなかった。


試合後の片野坂監督コメント
                                     
「テクニカルエリアに何回かはみ出してしまって、4審の方に注意されたことが何回かあった」



相手GKも入ってパワープレーの川崎。


監督も力が入る。


そして吠え…


顔を覆った。


1-0
PKの1点を守りきった大分が川崎に勝利した。


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川崎に勝ち優勝を阻止した大分。
本来なら大騒ぎのG裏だが、今はコロナ禍。
静かに選手の到着を待つ。


インタビューを終えて野村が合流。


勝利の歌「大分よりの使者」が流れる中、誰も出ない。


タナタツ
「オレが出ようかな・・・」

(いやそれは思わないか(笑))


野村と高木に「もっと向こうで踊るように」と指示するムン(たぶん)


これから・・・というところで歌が終わった(笑)



この勝利で大分は2連勝。


直近の5試合は2勝2分1敗け 勝ち点「8」を積み上げ勝ち点「36」


得失点差で神戸を抜いて「11位」となった。


シーズンダブルを喰らったのは「ガンバ大阪」
逆は「横浜FC」


今日の試合で川崎は失点が「25」
大分が持つJ1最小失点記録「24」は破られなかった。
(2008年 カメナチオといわれた年)


インタビューのお姉さん
「PKはプレッシャーのかかるシーンでしたが集中しているように見えました」

野村
「ハイ! 呼吸していました」(ニヤリ)

これを華麗にスルーしたお姉さん。

鬼滅の刃ファンならここで「全集中の呼吸ですね」かと「水の呼吸ですね」とかあるけど…。
おそらく野村もツッコミを待っていた、そんなニヤリだったのでしょうね?

でもね、このインタビューがさんぺーちゃんでなくて良かったよ。
なにせ生まれて数ヶ月の赤ちゃんが喋ったり、お母さんの誕生日が年に何回もあったりするんだから(笑)
お姉さん ドンマイ!


この日の入場者数 9,820名。
前回シュート1本 CK1回だった大分が、今節はシュート10本と川崎のシュート7本に対し3本上回り1-0と勝利しみごとにリベンジしました。


敗けた試合は指揮官である自分の責任と言い、勝った試合は手放しで選手を褒め称える。
戦った相手は常にリスペクトし、言葉を選んで気遣う片野坂監督。


夢と感動と勝ち点3をいただいた最高の1日でした、感謝!

大分トリニータ、王者川崎を撃破!!

ありがとうございました。


頑張ろう! 大分トリニータ!!
頑張ろう! 大分12番!!



最後に
今節もわざわざ私たちの席までご挨拶に来ていただいた皆さん、
お気遣いいただいた皆さん、
2016年にツアーバスでご一緒し、声をかけていただいた皆さん
2017年にスポパでお会いした双子ちゃんとママさん
懐かしさでいっぱいです。

ありがとうございました。














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