いわて自走車中泊遠征旅(完結)宮沢賢治童話村・ひたち海浜公園(ネモフィラ)・香取神宮・水郷さはらの町並み・道の駅 保田小学校・鋸山(のこぎりやま)日本寺(地獄のぞき)・海ほたる

2022-06-03 19:21:27 | いわて自走車中泊遠征旅
 2022年4月24日(日) 天気 晴れ
岩手県最後の観光は
    
「宮沢賢治童話村」
岩手県花巻市高松26-19

稗貫郡川口村(現・花巻市)出身の宮沢賢治の童話をテーマに夢のある世界を体感できる施設です。



駐車場は無料で広く開放されています。
駐車場の端には「初代銀河トレイン」


宮沢賢治童話村の入口にあたるのが銀河ステーション。


入り口を入ると右側には「妖精の小径」が続いています。
私たちは真正面にある「賢治の学校」へ。
「賢治の学校」    
入場料金 大人1人=350円


入ってすぐのところにある著名人の色紙。


「ファンタジックホール」




さらに「宇宙の部屋-大きな生命たちのきらめく世界」
「天空の部屋-イーハトーブを吹き抜ける風の世界」


「大地の部屋-イーハトーブに生きとし活けるものたちの世界」
「水の部屋-うつろう青い魔力の世界」という5つの部屋に分かれ、賢治の童話の不思議世界が広がっています。


6棟のログハウスの展示施設「賢治の教室」(入館無料)では、


植物、動物、星、鳥、石について楽しく学ぶことが可能。


「賢治の学校」に入らなければすべて無料です。
家族で1日中遊べる素晴らしい施設になっています。


さて楽しかった岩手県ともお別れです。
明日は茨城県にある「国営ひたち海浜公園」へ満開の『ネモフィラ』を観に行く予定です。
朝一番で並ばないと入場まで何時間もかかるらしいので一番近くにある『道の駅 ひたちお魚センター』まで移動します。

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「宮沢賢治童話村」をAM10時出発!!

高速に乗って午後4時50分茨城県『道の駅 ひたちお魚センター』に到着!
ここで車中泊できるように準備をして海鮮処『濱膳』へ!


海鮮 桶ちらし
桶に新鮮な10種類のネタが入って2310円!
本当に美味しかったです。
「ごちそうさまでした」


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4月25日 (月) AM7時の気温 13℃

かなり暖かい朝です。
今日の観光は『ネモフィラ』

道の駅から約30分の所にある
  『国営ひたち海浜公園」 (茨城県ひたちなか市馬渡大沼605-4 )へ!
この日はいつもより1時間早いAM8時半に駐車場が開門。
AM9時に入場できます。
7時半に道の駅を出発し、8時に到着した時にはすでに100台を越す車が駐車場の開門を待っていました。
さすがネモフィラ人気は凄い!


海浜公園の駐車場料金 普通車:520円
現金(左側)とカード(右側)に分かれています。
車の流れを観ると現金側の方が早いようです。
(ここでカードから現金にチェンジして左側へと車を走らせます)
駐車場から歩きます。
目指すのは「翼のゲート(西口)」


「翼のゲート(西口)」に到着です。


入園料金 大人(高校生以上)=450円
シルバー(65歳以上)=210円


入園したからといってすぐそばに『ネモフィラ』は観えません(笑)
歩きます。


さらに歩きます。
あまりに天気が良くて汗が出てきます。



まだまだ歩きます。
   
「どんだけ~!!」



やれやれ、やっと到着したようです(笑)
「みはらしの里」


ネモフィラと空の「青」と菜の花の「黄色」とニータン!


このコントラスト。
これってまんまトリニータじゃん(笑)


ここが「KUTIE一度は見たい世界の絶景」に選ばれたお花畑です。


見渡す限り青の世界。
ネモフィラ 530万本!!


青、青、青・・


この人の多さにはビックリします(笑)
この日は平日の月曜日(笑)

ネモフィラの見頃は4月中旬から5月初旬のわずかの間。
混雑するのも仕方がないかもしれませんね(笑)



それにしてもこの『ネモフィラ』の可愛さを写真に撮るのは至難の業です。
試行錯誤でカメラに収めていきます。



青の中に赤い花がポツリ。


こちらは押し寄せてくる『ネモフィラ』をイメージ(笑)


最後は2人で撮ってこの日の観光は終わりです。
気温は34℃。
「八幡平 雪の回廊」が0℃だったからわずか2日で気温差が34℃(笑)
体がついていけません(笑)


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4月26日 (火)天気 雨のち曇り  気温19℃

朝から日差しが眩しく岩手との温度差を感じます。

AM 8時10分   「香取神宮」千葉県香取市香取1697-1 に到着。
明日は第12節栃木戦。
関東屈指のパワースポット「香取神宮」で必勝祈願です。



ここ香取神宮は下総国(千葉県北部)の一宮で、全国約400社の香取神社の総本社。



茨城県の鹿島神宮・息栖神社と合わせて“東国三社”と呼ばれています。
「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」を祀り、勝運などにご利益があると言われています。


本殿から少し離れたところにあるのが「要石(かなめいし)」


香取神宮  要石
「念いかなう かなめいし 「石」は「意思」に通じます」と書かれています。


香取神宮の「要石」です。
地震を起こすと考えられた大ナマズを刺すために、地中深くまで埋められている大きな石の一部が地上に現れていると伝えられています。


ここ香取に1人で住んでいる義理の姉に会いに行くかどうかでずいぶん悩みました。
コロナ渦の中、各地を旅している私たちが会いに行って、もしコロナになったら・・・悔やんでも悔やみきれません
嫁と2人で話して遠慮しておこうということになりました。

生涯でただの一度も喧嘩をしたことがなかった天国の兄とお別れをして・・・
移動です。

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AM 10時過ぎ
「水郷さはらの町並み」(千葉県香取市佐原)に到着!


水郷さはらの町並みを散策しました。


伊能忠敬旧宅前にある、小野川にかかる橋が通称「ジャージャー橋」

もとは江戸時代の前期につくられた佐原村用水を、小野川の東岸から対岸の水田に送るための大樋。
300年近く使われ、戦前にコンクリートの橋になってからも橋の下側につけられた大樋を流れる水が、小野川にあふれ落ちて「ジャージャー」と音を立てることから、「ジャージャー橋」の通称で親しまれています。

「残したい日本の音風景100選」


「小江戸さはら舟めぐり」


川下りの船を見ていつもだったら「乗りたい」という嫁がこの日は乗りたがりません。


数日前に起こった北海道の観光船の事故(4月23日)が影響しているのでしょう。
遺族の方々の心情を考えると胸が張り裂けそうになります。

「お亡くなりになりました皆様のご冥福をお祈りいたします」


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12時 30分 移動のため出発!!
 
15時40分  「道の駅 保田小学校」(千葉県安房郡鋸南町保田724) 到着!


廃校になった小学校の校舎を利用した道の駅。


廃校を利用していますが作りはとても明るくて外には食事ができるベンチも用意されていました。
小学校の二階各教室に宿泊できお風呂もあります。

ドライブの途中に寄って汗を流すには、もってこいです。


「番傘アートづくり体験」もありました。


売店は、一般的な道の駅よりやや小規模です。


廊下には平均台があったり


机があったりと・・・
昔昔のその昔を懐かしく思い出しました(笑)


夜のライトアップも綺麗でした。



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4月27日(水)気温 23℃
いよいよこの遠征旅も最後の観光となりました。
あいにく天気は雨。
晴れた日以外は避けていた山の観光ですがこの日が最後の観光なので決行です。


            
「鋸山(のこぎりやま)日本寺」(地獄のぞき)

AM 8時に入山。


拝観時間は 8時~17時


拝観料 大人 700円


首にトリニータのタオマフを巻き、背中にカメラ、右手にはスマホを握って意気揚々と第1歩を踏み出しました。
この時はこれが地獄の第1歩だとは思いもしませんでした(笑)


小学生もたくさん見学に来ていますし、まぁたいしてきつくはないだろう・・・な~んてね、甘かった(笑)
奥に見えるのは日本一の大仏(磨崖仏)様。
高さは約31m,10階建てのマンションに相当する高さになります。



さぁ、ここから急な階段です。
「きつくなったら引き返したら良いよ」
の嫁の声を信じて突き進みます(笑)


最初は写真を撮っている余裕がありました(笑)


ここまでは写真も残っています。
しかし、残念ながらここから頂上まで写真は1枚も無いんです(笑)
登ること1時間30分。
雨が止んで蒸し暑さの中、普段何もしていない一般ピープルの2人(笑)
もう息も絶え絶えです。
登っては休み、休んでは登る(笑)


小学生の子供たちに追い抜かれながら、それでも追い抜いていくときにかけてくれた「こんにちは」の声に励まされながら
到着しました。

一緒に上がってきた方(おじいさん)が
『ここがテレビで見る地獄のぞきですよ」と。



どうやらここが頂上のようです(笑)
知りませんでした(笑)
(知らずに登ってきた私たちに少しあきれた様子でした(笑))



息を整え、その「地獄のぞき」へと向かう嫁。
「え? ヒロボーは行かんの?」

自慢ではありませんが私は「高所恐怖症」
まったく行く気はなかったのですが・・


漢のプライド(かなり安っぽい)が背中を押します(笑)



「こんなものどこが怖いんじゃ」とスキップしながら先端まで!!


足は震えています・・(笑)
(まったく男って奴は・・・(笑))



これがどんな場所かというと。
嫁が両手を上げている写真の真ん中の上の「ここ」


「タオマフを両手に持っている」のが私です。
霧で良く見えませんが(笑)


これが晴れた時の「地獄のぞき」
(画像はweb(フリー)より)
まさに地獄をのぞくような角度です(笑)
今思い出しても腰が「スー!」と砕け落ちそうになります(笑)



こちらは嫁。
(いざとなれば根性はたぶん私の10倍以上(笑))



これは「百尺観音」
約30mもあるご本尊です。
航海・航空・陸上交通の安全を守っています。


ちなもにこの日のロープウェイは霧で休みでした。



帰りの道は「千五百羅漢道」と呼ばれるでこぼこで滑りやすく狭い道です。


往復約3時間。
普段怠けている体にはかなりハードな道のりでした。
案の定、翌日は筋肉痛でした(笑)



14時 海ほたるPAに向けて移動です。
走ること1時間。
15時 「海ほたるPA」到着!!
遠征最後の車中泊です。


東京湾アクアラインは東京湾を横断する全長約15kmの一般有料道路。



全体の2/3(川崎側)が海底トンネル、1/3(木更津側)が橋梁で構成。


海ほたるはトンネルと橋梁の接合部に位置します。


レストランやフードコートはもちろん無料の足湯や


映像シアター(無料)もあります。


車の中で第12節栃木戦の応援です。
結果は「0-0」のドローでした。
翌日からGWが明けるまでの1週間、大阪に住んでいる子供夫婦の家にお邪魔しました。


4月12日に自宅を出発し帰宅するまでの27日間。
沢山の方々とのふれあいがありました。

4月13日、G大阪とのルヴァンカップ。
この試合では大分で指揮をしていたアグレッシブな片さんを観ることができましたし


下さんと片さんの2ショットも観れました。


また、会いたいと思っていた元気な仲間とも会うことができました。



さらに4月16日のいわてグルージャ盛岡戦では前日の下見に行った私たちに


明るく話しかけていただいたスタッフさんが写真を撮ってくれたり



会いたかった仲間の皆さんとも会うことができましたし


試合後にはこの試合のスタジアムDJを務めた高野真一郎氏がゴール裏にご挨拶に来てくれました。
(長年アウェーに行っていますが初めてです)
ありがとうございました。


4月12~5月8日「27日間」
走行距離「4635.3km」
総費用(ガソリン、高速、食費・・諸々含む)約27万円


現地の様々な情報を教えていただいた皆さん
声をかけていただいた皆さん
お気遣いをいただいた皆さん
一緒に写真を撮っていただいた皆さん
いわて遠征旅でお会いしたすべての皆さんに感謝します。
         
「本当にありがとうございました」


いわて自走車中泊遠征旅  (完結) です。


幸せの鐘





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2022-4-22.23 いわて自走車中泊遠征旅(その5)石割桜・桜山神社・盛岡城跡・小岩井農場・八幡平雪の回廊・水芭蕉

2022-05-20 07:19:41 | いわて自走車中泊遠征旅
4月22日 この日の天気は 雨 気温は16℃

こんな雨の日は観光には向いていません。
では何をするのか?
何はなくともまず温泉。
それとコインランドリーです(笑)


AM6時 温泉「白樺の湯」へ出発!

6時40分 「白樺の湯」 到着!


名前のとおり白樺に囲まれた温泉です。


朝風呂なので安いですよ、とフロントのお兄さん。
2人=480円
え?
1人=240円?
白樺をふんだんに使ったお風呂でシャンプーリンス、ドライヤーからマッサージチェアー(10分 100円)が使えて240円はおそらく過去最低の値段。
値段は安いけど設備は最高という旅人には嬉しい施設です。


雨に濡れて少し冷たくなった体にはこの暖かさが嬉しい。
さぁ、元気を出して出発!

AM8時出発!
盛岡「 石割り桜」を目指します。

ここから約2時間、安全運転で!
AM10時 「 石割り桜」到着!



岩手県盛岡市にある一本桜。


巨大な花崗岩の割れ目から育った直径約1.35m、樹高11.0m、樹齢360年を越える桜です。

少しだけ残っていた桜。
散った桜が岩に落ちて岩の色を薄ピンクに染めているのも風情がある。


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ここから車で10分。

AN10時30分 「桜山神社」 到着。


しだれ桜が満開です。


旅の無事故とトリニータの勝利を祈願しました。


そしてすぐ隣にある「盛岡城跡」へ。


ここでも満開の桜が出迎えてくれました。



AM11時 元祖ジャジャ麺で知られている「白龍」へ !
白龍 本店
[住所]岩手県盛岡市内丸5-15
[営業時間]【平日】9時~21時【日曜日】11時30分~19時


盛岡じゃじゃ麺発祥の名店です。


秘伝の味噌ともちもちとした食感の平打ち麺がでてきました。
「ジャジャ麺」です。


思ったよりミソが濃くありません。
卓上にある酢、ラー油、にんにくなどを少量ずつ加えます。

最後に割った卵をかき混ぜたら、「ちいたんたん」とオーダーすると、じゃじゃ麺のゆで汁を加え、ねぎと味噌を入れて戻してくれます。
一度で2度おいしい、ジャジャ麺の食べ方です。

「ごちそうさまでした!」


次は 小岩井農場の一本桜へと移動!
  
12時40間  「小岩井農場・一本桜」 到着。


桜はまだまだつぼみ。
桜のバックにある岩手山も雲に隠れて見えませんでした。


しばらく待ったがダメ。
「あ~あ、残念。明日もう一回来たいなぁ!」と嫁。

もう一度来る予定でしたが、時間の関係で断念しました。



ここからコインランドリーを探し、しばし休憩タイムに入ります。


17時20分 「盛岡冷麺・ぴょんぴょん舎」到着!


コシが強くて独特の歯ざわりです。
昼はジャジャ麺、夜は盛岡冷麺。
後は「わんこそば」を食べると「盛岡三大麺」を制覇となります(笑)



明日(4月23日)は「八幡平アスピテライン雪の回廊」に行く予定です。
一番近いであろう「道の駅  雫石あねっこ」に車中泊です。

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2022年4月23日 土曜日 天気雨
AM7時 「道の駅 雫石あねっこ」を出発!

今日の目的地は4月15日に開通したばかりの雪の回廊です。
朝は8時半から夕方5時まで通行可。
全長約27kmの長さの雪の回廊が見どころ。
まずはナビを「松尾八幡平ビジターセンター」にセット。
ここで情報を仕入れることにします。

AM9時 「松尾八幡平ビジターセンター」に到着!


とビジターセンターのスタッフさんの情報によると
『今年は例年になく雪の壁が高いですよ。昨年の4月は何度も通行止めになっています、今日は行けるだけ良いですよ。』とのこと。

これはラッキー!


天気をもう一度確認します。
予報では「朝は曇り、13時から晴れ」となっています。
ナビを「八幡平山頂レストハウス」にセットして出発!!

「大沼」を通り過ぎ


「御在所」で休憩。



旅の無事故を「赤沼神社」にお願いして上へと車を走らせます。


ここまでは車も少なくスイスイとやってきました。


両側に積雪が見え始めた時からだんだんガスが濃くなってきました。
これがその時の状況です。(嫁が撮影)


どうしたことか前の車も後ろの車も前照灯をつけていません。
さらにガスが濃くなり前が全く見えません、といって停車するところもありません。
とにかくゆっくりと進むしか方法はないようです。
そのうち前の車もいつしかいなくなり緊張は増すばかり。


なんとかかんとか10時過ぎ「八幡平山頂レストハウス」に到着。
周りはガスで何も見えません。
それでも衝突だけは免れてほっとしているところに今度は強風です。



気温は0℃。
風が強いので体感的には震えがくるほどの寒さです。

車が大きく傾きます。
『このまま車が倒れるんじゃないの?』
と嫁が震えるのでレストハウスに一時避難です。

レストハウスから観た外の様子。
雨風が強くまるで台風のようです。


中に入ると大きな電気ストーブがありました。
これは生き返ります。



天気予報の13時から晴れる!を信じて待ちます。


30分もすると風が収まったので外に出て嫁と「雪合戦」(笑)


手ごろな雪がないのでこれでお互い投げ合おうと提案しましたが即座に却下(笑)
さすがに指がジンジンしましたが後の祭り。
これが本当の「年寄りの冷や水」いや「冷や雪」か(笑)


到着した時はガスでもやっていましたが、天気予報どうり午後からガスも無くなり、


遠くの山々がクッキリハッキリと現れました。




目の前にはスキーをする人やスノボーを楽しむ人の姿も。


『八幡平アスピテライン雪の回廊』


温度は0℃。
風は冷たく指先がかじかむものの、雪の壁の高さに(一番高いところは10mを超す)に圧倒されます。


金沢戦で行った。
黒部立山アルペンルート 雪の大谷を思い出します。





さすがのニータンも寒そうです(笑)


すっかり晴れてスキーでもやりたい気分です。


ちなみに鏡沼(ドラゴンアイ)は5月に入ってから見れるそうです。


そこからしばらく遊びましたが





ビジターセンターのお姉さんが教えてくれた『八幡平樹海ライン』を通って「水芭蕉の群生地」を探します。
しばらく雪の壁の道を下ると『水芭蕉の群生』の標識がありました。


オオ!
嫁が観たいと言っていた水芭蕉!


白い花が愛らしい。


偶然一緒になったおじさんが『この花は氷の溶ける今頃が一番綺麗なんだよなぁ』と教えてくれました。


たしかに!









移動します。
両側を雪に囲まれゆっくりと降りていきます。

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「盛岡三大麺」の一つ、「わんこそばの東家本店」に17時 到着!


わんこそばの食べ放題は3150円。
さすがに食べ放題は無理。


嫁に食べ放題を勧めたけれど『だったら私も普通ので良い』
ということで「わんこそば」を諦めました(笑)
次回こそ・・いや無理かも(笑)


「いわて自走車中泊遠征旅」 第5話 終わりです。

「いわて自走車中泊遠征旅」 完結 に続きます。















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2022-4-21 いわて自走車中泊遠征旅(その4)たろう観光・龍泉洞・大沢橋梁(電車)・三陸鉄道久慈駅・久慈琥珀博物館・久慈(あまちゃん)

2022-05-11 19:17:52 | いわて自走車中泊遠征旅
4月21日 木曜日 天気晴れ 11℃


寒さに慣れたのかこの温度でも暑く感じます。


AM 7時50分 車中泊場所を出発!



この時、この遠征旅で一番の衝撃的なことが起こることを私たちはまだ知りませんでした。


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「津波遺構たろう観光ホテル」 
AM 8時10分 到着!

ここは東日本大震災で高さ17メートルを超えるとも言われる津波の被害を受け、4階まで浸水、2階までは柱を残して流失したものの、倒壊することなく留まった「たろう観光ホテル」を津波遺構として保存整備した施設です。
津波の怖さ凄さを実感させられます。


宮古観光文化交流協会「学ぶ防災」ガイド(4000円)に申し込むと内部見学もできます。


AM8時20分出発!
龍泉洞を目指して移動します。

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途中買い物をしながら
    
「龍泉洞」
 AM10時 到着!

観覧料 大人1人=1,100円


入り口のスタッフさんが写真を撮ってくれました。


中に入ると外の暑さが嘘のように寒い。
涼しさを通り越して寒いんです。


前に入った半袖のおじさんはどうなったんだろう?


総延長約1,200mは日本の洞窟中第62位
高低差約249mは日本の洞窟中第5位


道は歩きやすくなっていますが靴の底は平らで滑りにくいものが良いかと。


約30分ほどで見学を終えました。


ここはコウモリが有名らしいのですが、見つけることはできせんでした。


10時45分 見学終了!

山口県の秋芳洞
高知県の龍河洞
そしてここ岩手県の龍泉洞

これで「日本3大鍾乳洞を制覇」です!

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ということで今回の旅で私の行きたかったところ第2弾!
「じぇじぇじぇ』の「あまちゃん」でお馴染みの久慈へ移動です。

2013年の上半期にNHKで放送された宮藤官九郎の脚本でいわゆる「朝ドラ」です。
ハマりましたね(笑)
こんなにハマったのはおそらく初めてというくらいハマりました。

あのオープニングの軽快な音楽と1,953人の中から選ばれた主人公能年玲奈扮する「アキ」
さらに祖母の「夏ばっぱ」を始めとした多才なキャスト。
笑いあり、涙あり、恋愛ありで本当に面白かったですね。

ということで「あまちゃんファン」の方が「懐かしい」と思う景色をここからふんだんにアップしていこうと思います。


移動途中に「もし三陸鉄道の電車が観れたら良いなぁ、最高なんだけど・・・でもどこで観れるか場所も時間も分からないし」と思いつつ車を走らせていると突然ものすごい眠気が襲ってきました。
山の中で車の通りもほとんどありません。
でも安全のために小さな空き地を見つけ約10分間の仮眠。
そこから眠気も覚め、再び運転する事20分ほど。

なんと鉄橋(大沢橋梁)の上に電車が見えるではありませんか?
あのあまちゃんのオープニングで観た、あの電車。
どこかに車を駐車できないかと探すとありました。



即、カメラを片手に激写(笑)
ここは「夏ばっぱ」が大漁旗を振り見送ったあのシーンが撮影された橋です。


撮影を終えた頃、電車が『ピー』という音とともに動き出しました。


この列車がここで止まる時間は「1分間」


何という偶然。
あの時、山の中で10分間寝なければ、電車とは遭遇していません。
いやぁ、神様はいるもんですねぇ。

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12時30分 道の駅 久慈に到着!


ここで昼ごはん。
『漁師なげこみ丼』=1380円


なんとも名前が豪快な丼名。
久しぶりに米をガッツリと食べた気がします。


    
「 北三陸駅(三陸鉄道久慈駅)」
 13時35分到着!

あの「あまちゃん」はここから始まりました。




駅の中はあの「あまちゃん」尽くし。


テンション上がりますねぇ(笑)


思い出しました。
うに弁当=1,570円(1日20食 限定)の存在をすっかり忘れていました。
昼ご飯は食べたばかり。
ここは泣く泣くスルー。


おおっと。
ここは「切符売り場」


入場券を買いました。


料金=150円


あれ?
よく見ると電車が駅に着いていました。


改札口を抜けて上から。


さらに横から。


斜めから(笑)


これでもか!と写真を撮りまくって大満足(笑)


久慈といえば「琥珀」
そういえば「あまちゃん」の中で「琥珀」を磨いていたシーンがありました。
久慈琥珀博物館へ移動です。

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「久慈琥珀博物館」
14時30分 到着!




この博物館のスタッフさんに『小袖海岸』のことを聞くと「細い道で車ですれ違うのがむつかしいですから気をつけてください」と教えてくれました。
明るいお姉さんでした。


私の中で岩手の方はあまりしゃべらないと勝手なイメージがあったのですが、そんなこともなく、少なくとも私たちが出会った皆さんは温かくて優しくてよくしゃべってくれる方が多かったです。


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「つりがね洞」


くねくねした狭い小袖海岸を走っていくと有名なスポット「つりがね洞」が見えてきました。


空洞の天井から釣り鐘状の岩がぶらさがっていたことからつけられた名前ですが、今は釣り鐘の岩が波で削られてありません。
なお 6月中旬頃に空洞の中に現れる朝日は絶景だそうです。



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「小袖海岸」
到着!

「じぇじぇじぇの石碑」
平成25年の流行語大賞を受賞しています。


「夫婦岩」が見えます。
ここでは大きい右の岩がお母さんで、小さい左の岩がお父さん。
通常とは逆です(笑)
なぜ大きい方がお母さんなのか?
真偽のほどは分かりませんが「小袖の女性が強いってこと」・・・らしいです(笑)
(そういえば我が家も・・もごもご(笑))


凄いのはこの夫婦岩の間に繋がれた縄。
震災の津波の時にも切れなかったようです。

そこから「夫婦の絆」として有名になったそうです。




最初に「夏ばっぱ」と主人公の「アキ」が出会った場所です。
アキが夏ばっぱに「カッケー」と叫んだ橋も観えます。


オープニングのシーンで知られている灯台に行ってみました。


アキが自転車ごと飛び込んだのを思い出します。


残念ながら立ち入り禁止になっていました。

    
「小袖海女センター」

ここは津波で全壊。
平成27年に再オープンしました。
1階はお土産センターになっています。

2階に上がるとドラマの中で使われたものが置いています。


南部ダイバーのヘルメット。
種市先輩がかぶっていましたね。






小袖海女センターの屋上は展望台になっています。

ここから監視台へと移動します。
これはなんでしょう?


海草を乾かしているようなのでそれに使うものなのでしょうか?


ここから左の道を通って上がります。


そんなに急な坂ではありません


「東日本大震災 2011.3.11」津波到達地点
と書かれた看板。


「ここまで津波が来たんやね」と2人で話をしていると突然けたたましいサイレンが漁港に鳴り響きました!

「なにごと?」

「ウ~ウ~ウ~」と物凄い音量です。

サイレンの後に放送が始まりました。
「緊急・・れ・・ん・・らく、きん・・きゅう・・れん・・」
とぎれとぎれに男性の声が聞こえてきます。

嫁を見ると緊張からか顔が青白く、今にも倒れそうです。
慌てて右手で嫁の体を支え、左手の腕時計で時間を確認しました。

「16時36分」

海を見ました。
水平線が波立っているように見えます。
「津波かも」
もし津波でも私たちが立っている場所は前回の震災での到達地点ですからこのまま上に逃げれば安全です。
「嫁は助かる」
ホッと安心すると同時に、でも車と中の「おーちゃん」は助からないかも・・・。
後で聞くと嫁もまったく同じことを思っていたようです。
スマホで地震情報を見ながら緊急放送に耳を傾けます。

「山火事が・・発生・・しました。山・・」

津波ではなく山火事のようです。
津波も怖いですが山火事も同じように怖い。
逃げ方が真逆です。
津波であれば山に、山火事であれば海岸に逃げないといけません。
周りを見渡します。
煙は見えません。
何かが焼ける臭いもしません。
近くではないようです。
用心のために様子をみます。

5分・・10分・・

大丈夫なようです。
それでもあまりに衝撃が大き過ぎてしばらくその場所から動けませんでした。
津波の話をしてすぐのサイレン。
とぎれとぎれの放送。
タイミングがあまりにもピッタリでした。
津波かも・・で安心してからの山火事。
気持ちが追いついていきません。

「フー!」

大きく息を吐きます。

「心臓が止まるかと思った」と笑う嫁。
やっと気持ちに余裕がでてきたようで、ここで安心しました。



「ヒロシがアルバイトをしていた監視小屋」へ行き海を見ました。
穏やかで綺麗な海です。


でもあの日たくさんのかけがえのないものを奪っていった同じ海に違いはありません。



油断をすることなくこの海がいつまでも穏やかで、ここで暮らす皆さんに夢と希望と未来をもたらしてくれることを願って「北限海女の里」にお別れをしました。




「いわて自走車中泊遠征旅」 第4話 終わりです。

「いわて自走車中泊遠征旅」 第5話 に続きます。










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2022-4-20  いわて自走車中泊遠征旅(その3)卯子酉(うねとり)神社・荒神様・ 伝承園・遠野物語の館・浄土ヶ浜

2022-05-09 21:37:10 | いわて自走車中泊遠征旅
4月20日 天気晴れ 気温7℃

毎日目まぐるしく変わる気温になかなか体がついていけませんがこの日は19時から大分のホームで金沢戦があるので気合を入れなおします。
観光はできる限り早く終わらせてDAZNの前でシラシンケン応援するつもりです。



AM 7時出発!!
いつものように「道の駅」でいただいたパンフレットで行く先を調べているとすぐ近くに「続石~つづきいし」と呼ばれる奇岩があるようです。

ナビに「続石 」と入れるとここから18分で到着とのこと。
近くには駐車場もあるようです。
これはうれしい!

走ること10分。
突然「30m先を右です」とナビ。
でも小さな道しかありません。
少し不安になりながらも頼れるのはナビだけ。
ナビ通りに進むとだんだんと鬱蒼(うっそう)とした山の中へ入っていきます。

こんどは「左です」とナビ。
入るのは入ったもののなんだかおかしい。



「これ本当に観光客が走る道なのか?」
私の車はかなり車高が高いと思うのですがそれでも車の底をボコボコと叩きます。

道幅がだんだん狭くなって対向車が来てもすれ違うことができません。

「これ本当に合ってるのか?」

再度ナビを入れなおします。
ナビは自信を持って残り「2km」と表示。
信じているぞ、Yahoo!ナビ!
さらにボコボコと底を叩きながらゆっくり走って10数分・・・


「到着しました」の声。

「はぁ?」
何もない山の中にポツンと1台。
車を降りて周りを探しましたが何もありません。

やったな!
やってくれたな!
どこに駐車場があるんだよ!

そこからナビなしで先に進むことも考えましたがどこに行くかもわからず、Uターンできる場所を探して再びボコボコと底を叩きながら大きな道まで来た道を引き返すことに。

・・・山の中で彷徨うこと1時間。

大きな道に出たところでYahoo!ナビからGoogleナビに切り替えましたがやはり同じ場所を示しています。
「だめやな、なんかおかしい」

ここで心が折れて「続石~つづきいし」を諦めました。
(行きたかったなぁ)
ナビがバグったとしか考えられません。
それにしてもYahoo!ナビもGoogleナビもバグるとはなんとも不思議な話です。

さまざまな昔話がある遠野の町。
昨日の夕方に行ったのが「カッパ淵」

なにか失礼なことをしたかなぁ?
まさか?
たぶんない・・ないはず・・ないと思いたい。

でも・・カッパ様、もしなにか気に障ったのなら
「ゴメンナサイ」

こんな日はおとなしくしておこう、とひそかに心に誓い別の場所に、さぁ出発!

/////////////////////
    
「卯子酉~うねとり」神社
 AM8時30分  到着。


卯子酉(うねとり)大明神 とも呼ばれ「恋愛 成就の神」 として知られています。


ここで「おーちゃん」久々に登場です(笑)


なんども言いますが決して怪しい輩ではありません。
善良な大分県民です(笑)


この赤い布はなんでしょう?


気になりますよね。




まず100円を賽銭箱に入れます。


「赤い布」に願い事を書きます。


「おーちゃんに彼女ができますように」


で、ここからなんですが
左手だけで結ぶことができれば願いが叶う・・・そうです。
これが簡単そうで難しい。
試しに家でやってみてください(笑)

無事に結べました。


私に似て人見知りで寡黙なおーちゃんに彼女はできるのでしょうか?
楽しみです(笑)

/////////////////////////


次に向かったのが青笹駅の近くの 『荒神様』
「こうじんさま」で調べたがナビに出てきません。

仕方がないので駅まで行けば誰かいるんじゃね?
ということで「青笹駅」を目指しました。


ところがここは無人駅。


そこで嫁が近くで作業していた方に聞きに行きました。
この人が優しかったんです。
手を止めて、紙がないので段ボールの箱を破って紙代わりにして即興で地図を書いてくれました。
この方の優しさに嫁は大感激でした。
岩手の方は温かいと聞いていましたが温かすぎでした。

「本当にありがとうございました」


その方の書いた地図どおり『荒神様』がありました。
私たちは「こうじんさま」と呼んでいましたがここでは『荒神様』=あらがみさま と呼ぶようです。

田んぼの中にある茅葺屋根の小さな神社。
遠野を代表する風景のひとつです。
この神社に祀られている権現様は、隣の地域の権現様と喧嘩して、片方の耳を噛み切ったと遠野物語に記載されているそうです。


こういう風景には心がほっと癒されます。

/////////////////////////////////

AM 9時30分 出発!
「伝承園」へ向かいます。
    
「狛犬の頭がカッパ 常堅寺」

この伝承園のすぐ近くに昨日夕方4時過ぎたので入れなかった「常堅寺」があります。
1人で行ってきました。


お目当ては狛犬の頭。


日本で唯一ここだけ、狛犬の頭がカッパになっています。
もう一つ。
もしかしたら失礼なことがあったかもしれない「カッパ様」のこともお願いをしてきました(笑)


////////////////////

    
「伝承園」

遠野市立の野外博物館です。


柳田國男 著「 遠野物語 」で有名になった遠野地方の民俗の伝承を目的として、1984年 6月に開館しました。




「曲り家」の中を通って「オシラ堂」に行きます。


まずはみちのくの古民家「曲り家」の中へ。


まるでこの部屋の住人のように一体化していますが中央にいるのは「嫁」です(笑)


ここが「オシラ堂」の入り口です
入り口の上にはしめ縄が飾られ、「オシラサマ」が祀られている神聖な場所。


馬と娘の恋物語で知られているオシラサマ。



部屋の壁には沢山のオシラサマが飾られていました。
千体もあるという「オシラサマ」に圧倒されます。


ここで大分トリニータの「J1昇格」と私たち夫婦の旅が「良い旅」になるようにお願いをしました。


なんだか不思議な空間に迷い込んだ気がして、外に出た瞬間力が抜けるのを感じました。


///////////////////////////

ここから移動です。
   
「遠野物語の館」
へ AM11時到着!


ちょうど「語り部」さんが語る時間に間に合いました。
この時間は「奥寺 恭子」さんが素朴で温かい遠野の方言で昔話を語ってくれました。
(写真はご本人に許可を得ています)
ただやはりそこは方言なので少しわかりにくく身ぶり手ぶりで内容を理解しました。

「奥寺さん、ありがとうございました」


さまざまな仕かけのある展示や映像があって大人はもちろん子供さんも「昔話の世界」に自然に入っていけます。




ここでゆっくり1時間見学しました。


////////////////////////
   
「浄土ヶ浜」
に13時50分到着!
この日の観光の最後です。


浄土ヶ浜は三陸復興国立公園にある三陸を代表する景勝地です


浄土ヶ浜の名前は、天和年間に宮古山常安寺七世の霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と、目の前に広がる風景に感嘆したことから名付けられたともいわれています。
岩手県の県木でもある「ナンブアカマツ」の常緑樹と白い岩肌とのコントラストが日本庭園のような美しさです。


『見てみて、カモメよ』と嫁。


いやいやいや、サザンの「チャコの海岸物語」の冒頭に出てくるあの鳥の鳴き声やん。
『ニャーニャー』って。


どう聴いてもあれは『ウミネコ』でしょう!
特に「目の周りの赤いアイリング」と「くちばしの先端の黒帯と赤班」
さらにどこかの怖いお兄さんのように目つきが鋭く見えるのが『ウミネコ』なんだよ。

それに「カモメ」って思っているよりも数は少なく、実はほとんど見ることができないのよ。
だからどちらか分からないときはとりあえず「ウミネコ」って言ってたら良い・・かもよ(笑)




ビジターセンターから浄土ヶ浜までは歩いて片道15分程度ですが、そのコース上にあるデッキの整備された「小石浜」と呼ばれる入り江です。


それにしても海が澄んでいて波が静かです。


そしてここが「浄土ヶ浜」


ここでしか見ることのできない風景です。


浄土ヶ浜の白い石浜。


思い出の1枚です。


ここはおすすめの場所です。


最後にカップルらしき2羽を見つけました(笑)


はい!
「熱いキス」
カップルです(笑)


ということでこの日の観光はここまで!
ここから温泉へ行き夜の金沢戦に備えました。

そして翌日、観光中に私たち2人に足が震えるほどの衝撃的なことが起こります。
まさに旅はハプニング!

「いわて自走車中泊遠征旅」 第3話 終わりです。

「いわて自走車中泊遠征旅」 第4話 に続きます。



















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2022-4-19 いわて自走車中泊遠征旅(その2) 猊鼻渓舟下り~げいびけい・奇跡の一本松・カッパ淵

2022-05-06 19:48:56 | いわて自走車中泊遠征旅
4月19日 晴れ 気温21℃
暖かな朝です。
車中泊場所からAM8時出発!

走ること20分。

AM8時20分 「猊鼻渓~げいびけい」
に到着!


ここは日本百景の一つである「猊鼻渓~げいびけい」


昨日行った「厳美渓~げんびけい」とよく似た名前なのでどちらがどちらか分からなくなりそうです(笑)



そこで「美」が付いている「厳美渓~げんびけい」が「空飛ぶだんご」
「鼻」の文字が付いている「猊鼻渓~げいびけい」が「船下り」
と覚えることにしました(笑)


往復90分間の舟下り


1人=1800円


最大搭載人員37人の船にこの日のお客さんは私を入れて6人。


コロナの前まで海外から年間8000人の観光客が来ていたそうです。


外国の人が来れないとなると毎日この人数だと経営は大変でしょう。
往復90分で1800円は安い・・と思います。


舟下りはここが日本で最北端です。


ちなみに最南端の舟下りは熊本の球磨川.


竿1本で巧みに舟を操るさまはもはや芸術です。


青空の下、ピンクの桜が舞う舟のお供はカモくんたち。




この日乗った舟の名前は「もみじ丸」


天井があるこの舟は雨の日用です。


高さ100mを超える切り立った岸壁が約2kmにわたって続きます。


山鳥の声がこだまする中を一本竿の舟はゆっくりと川を上っていきます。



上流に着くと降りて少し歩きます。


橋が見えてきました。


橋を渡ると高さ150mを超える絶壁が出迎えてくれました。



「猊鼻渓~げいびけい」の名前の由来。


それが対岸にそびえる大岸壁に突き出た「獅子(猊~しし~)ヶ鼻」なんです。


ここに面白いアトラクションがあります。


川の向こうに見える小さなくぼみ。


そこに向かって想いを込めた「運玉」を投げます。


入ればその願いが叶う・・かもしれません(笑)


3個=100円
素材は粘土。


私が選んだのは
「絆」、「運」、「愛」の3つ。



一見近そうに見えますがこれが届きそうで届きません。
まずは1投目。
くぼみの少し下です。
惜しい。


さらに2投。
こんどは少し横。

そして最後の3投目。
狙ったのはくぼみの1.5m上のところ。
気合を入れて全力で投げました。

   
「入った~!」


拍手が起きました(笑)
ここで船頭さんからひと言。

「ナイスコントロール! あなた大谷さんでしょ! オオタニサ~ン!」

と言ったとか、言わなかったとか(笑)

入ったのは選んだ3つの「運玉」のうちの「愛」でした。
嫁から言われた「やっぱりな」の意味がいまだに分かりません(笑)


船頭さんから
『運玉投入認定証』をいただきました。
これは嬉しい!!


奇岩の壁がそびえたつ「厳美渓~げんびけい」
帰りは船頭さんが歌う「げいび追分」の美声を堪能しながら舟下りを楽しみました。


船頭さんの巧みな操船と話術と絶景を楽しんだ90分間。
非日常の世界にどっぷりと浸かりながら、俗世間にまみれた心が浄化していくのを感じました。


もう一度、今度は紅葉の時期に来てみたい。
忘れられない思い出となりました。
至福の時間をありがとうございました。


//////////////////////////////


さぁ次は今回の遠征旅で絶対に行こうと決めていた「奇跡の一本松」を目指して移動です。
10時45分出発!

12時過ぎ
『高田松原津波復興祈念公園』に到着!





「東日本大震災津波伝承館」の中に入ります。


目に飛び込んできたのは消防車です。


あの日TVで観た悲惨な光景。
まるで地獄のような光景に一言も声を出せませんでした。


押し寄せる濁流の中に何もかもが吞み込まれていきました。


家族を亡くし、友人を亡くし、家も生活もすべてが一瞬にして無くなった大津波。
どんなに怖かったか。
どんなに辛かったか。
想像を絶します。


10数年前。
車で通勤途中に後ろから追突され、その勢いでフェンスにぶつかり、車は修理不可能。
私は入院して1週間の面会謝絶。
その間風呂にも入れずひたすら病室で痛みが引くのを待つだけでした。


10数年経った今でも運転中にバックミラーに迫る車はPTSD(心的外傷後ストレス障)となっていて、ついついハンドルに力が入ります。


もちろん三陸の皆さんと私では比べ物にはならないということ重々承知しています。
ただ、心の傷は時間の経過だけでは癒えないんだということは分かっているつもりです。

  
「てんでんこ」
の教え!!

岩手県の三陸沿岸には
「津波のときはてんでんこ」という教えがあります。
「津波が来たら、周りを気にせず、てんでんばらばらに,それぞれで逃げなさい」ということです。

「命を守るために何が何でも逃げろ」
「必ず生き残れ」
という強い思いが込められています。

津波から命を守るために生まれた教え、それが「てんでんこ」なのです。


さらに
「逃げたら戻るな」とも言われています。
ものすごく分かります。
そのとおりだと思います。

ただ自分に置き換えてみたときに自分だったらどうするだろうなぁ、と考えます。


てんでんばらばらに逃げたとします。
自分が高台に逃げ延びたとします。

でもそこに嫁の姿がなかったら・・
子供と連絡がつかなかったら・・
孫がいなかったら・・


その時にならないと分かりません、わかりませんがおそらく探しに行くと思います。
逃げ延びたけど戻ると思います。

難しいです。
私の中で正しい答えは出せません、でも取るべき行動は決まっている、そんな気がします。


この日の海は穏やかで、潮風が体を吹き抜けていきました。
真っ青な空、真っ青な海。
涙が止まりませんでした。


犠牲者「1万9,689名」

「亡くなった皆さまのご冥福を心よりお祈りいたします」


////////////////////////////

ここから「カッパ淵」へと移動しました。

16時 「カッパ淵」 到着!


かつてカッパが多く住み、人々を驚かしたという伝説が残る場所です。
全国唯一のカッパ狛犬で知られる常堅寺の裏手を流れる小川の淵を言います。


この常堅寺に到着したのは午後4時過ぎ。
残念ながらお寺の中には入れません。


そこで少し遠回りをして小川へ行きました。


なるほど。

寺の裏手を流れる小川の淵。


不思議な世界に紛れ込んだ気がします(笑)


淵の水辺にはカッパの神を祀った小さな祠が建っています。


カッパの神は乳の神なので母親が母乳の出がよくなるよう祈願するそうです。


背中に気配を感じます(笑)
「見えないなにか」の存在。
やはりここは「遠野の世界」です。


そして次の日の朝。
私たちは不思議な体験をすることをこのときはまだ知りませんでした。


「いわて自走車中泊遠征旅」 第2話 終わりです。

「いわて自走車中泊遠征旅」 第3話 に続きます。


















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2022-4-18 いわて自走車中泊遠征旅(その1)展勝地(桜)・厳美渓(空飛ぶだんご)・達谷窟毘沙門堂・中尊寺

2022-05-05 19:35:29 | いわて自走車中泊遠征旅
4月16日の「いわてグルージャ盛岡」戦が終わり4月18日の桜で有名な「展勝地(てんしょうち)」を皮切りに4月27日千葉県の「地獄のぞき」まで約10日間岩手県を中心に観光をしてきました。
4月29日のGW(ゴールデンウィーク)が始まる前に大阪の孫宅に行きそこでゆっくりブログを書こうと思っていましたが「じぃじとばぁば」が来るのを夢にまで見ていてくれた孫(5歳と2歳)が朝起きてから夜寝るまでそれこそ24時間ずっと離れないという嬉しい悲鳴の中、なんとか時間を見つけて書いています(笑)

いつもの長期遠征旅。
今回はどんな旅が待っているのでしょうか?
一緒に旅をしている気分になっていただけたら幸いです。

さぁ「嫁と2人の珍道中」
開幕です!

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4月18日 天気晴れ

先日のいわてグルージャ盛岡戦の勝利で朝から気分よく観光に出発です。

車中泊でお世話になった「北上キャンプ場」をAM8時30分 出発!
車で走ること約10分。

AM8時40分 「展勝地(てんしょうち)」に到着。
(北上市立公園展勝地)


満開の桜です。


真っ青な空とどこまでも続く桜並木。


そう!
この日の主役は紛れもなく「さくら」・・・のはずでした。
あのことが起きるまでは(笑)


道の奥に見えるのは「簡易トイレ」


男女兼用のトイレが3個繋がっています。
右側が「使用中」で私が真ん中に入り嫁が左側に入りました。
数十秒後・・



トイレがグラグラと大きく揺れ、「ガチャガチャ」という音がしたかと思うと「ギャー!!」という雑巾を・・じゃなかった絹を引き裂く嫁の声。
(え!! 事件か?)



その悲鳴にかぶせるように「す・すいませ~ん」と間髪入れずに謝るシニア女性の声(笑)


(なんだ、なんだ 何があった?)
(いやいや落ち着け! 深呼吸しろ!)
混乱した頭をいったん整理します。

状況が読めてくると可笑しくて可笑しくて…
笑いをこらえながら簡易トイレの外に出て嫁に改めて状況を確認。
思った通り。
中に人がいないと思ったシニア女性が無理やりドアを開けたようです。
おそらくドアが古くなってきちんと閉まらなかったのが原因でしょう。
それにしても、もし開けたのが女性でなくて男性だったら…
もし自分だったら…

そう考えると笑えない話でもあります。
(まぁ何事も無くて結果オーライでしたが、お互い気を付けたいものです、特に男性諸君は)


とはいえこんな経験はそうそうあるわけではありません(笑)
いくら珍道中とはいえ観光の初日から「ブログネタ」が飛び込んでくるとは(笑)

やっぱり嫁は持っているというか何というか…(笑)
今回も面白い旅になりそうな予感がします!

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AM 9時20分出発!
高速で「平泉文化センター」へ行きそこから5〜6分の場所にあるのが「厳美渓)げんびけい)」

AM10時35分
               
「厳美渓)げんびけい)」
に到着。


目的は「空飛ぶだんご」
(岩手県一関市厳美町滝ノ上 地内 厳美渓付近 )

ここ岩手県一関市には同地域に空飛ぶだんごの「厳美渓(げんびけい)」と舟下りができる猊鼻渓(げいびけい)があります。
よく似ているので観光客が間違うそうです。
(明日はその猊鼻渓(げいびけい)に行き、違いを詳しく書きます)

ところで 「空飛ぶだんご」ってなんぞや?

なんとも興味をそそられる名前です(笑)
空飛ぶだんご屋さんの前に無料駐車場(3~4台)があります。


車を置いたら橋を渡って川を挟んだ向こう側に行きます。


写真の真ん中に小さな建物があります。


足元はごつごつした岩なのでハイヒール等は気を付けないといけません。



「カゴ」を発見!
ただその下はかなりの急流なので子供さんには十分な注意が必要です。


カゴの中に小さなカゴがあるのでその中に「500円」を入れます。


横にある板を木づちで「トントン」と叩きましょう。



すると「あ~ら不思議」
カゴはスルスルと対岸のお店のほうに上がっていくではありませんか(笑)


待つ事1〜2分。
な、なんと!

ダンゴが空を飛んでやってきました(笑)
(いやいやカゴの中じゃん・・な~んてことはいい子は言わないでね(笑))


カゴの中にはだんごとお茶が2つ。
不思議なことにお茶はこぼれていません。


はい、ということで開けてみます。


中には美味しそうなダンゴが3本。
あんこにみたらし、黒ゴマの3本入りです。


それもかなりデカい!
食べ応えのある大きさです。
この大きさで500円は安い!

『いただきまーす』

餅は口の中でフワッと溶け、甘さと幸せが広がっていきます。

ビールのツマミにおはぎを食べれるという特技(?)がある私(笑)

このダンゴでビールが飲めます(笑)


この景観の中で食べる「空飛ぶだんご」
最高ですよ(笑)



お腹もふくれたので次に移動です。
走ること4分。
AM11時55分 
   
達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわや びしゃもんどう)
に到着!


拝観料 1人=500円


征夷大将軍であった坂上田村麻呂が蝦夷を討伐した際に、毘沙門天のご加護に感謝し建立したと言われています。


境内全域が国の史跡に指定されています。


切り立った岩壁にくっつくように建つ毘沙門堂。


残念ながら中の写真撮影はできません。



そしてこの毘沙門堂に向かって左側の岩壁に目をやると、


そこには崖に彫刻された「岩面大仏」が見えます。


池に映し出された「毘沙門堂」
あまりの奇麗さにしばし見惚れていました。


移動すること10分。
12時30分
    
毛越寺(もうつうじ)
到着!


拝観料 1人=700円
このお寺の名前を最初に見たときに違和感を持った人も多いと思います。
毛越寺(もうつうじ)・・この「越」の漢字を「つう」と読むんだろうか?
調べてみると「越」は「オツ」と読み、最初は「モウオツジ」
それが変化して今の「モウツウジ」になったようです。
納得です(笑)


芭蕉の句碑


芭蕉の「真筆」といわれています。
「夏草や強者どもが夢の跡」



浄土庭園です。
桜が満開でした。


見学は30分間ほどで終わり
ここで昼休憩!


きんいろパン屋 で『弁慶のワラジパン』を購入。
1個=220円
なんと最後の2個でした(ラッキー)


長さ20cmほどの大きさで生地に大根の辛子漬けと角切りのチーズが練りこまれています。
美味しいですか?
辛子漬けとチーズは合いますか?
と聞かれると困りますが
「経験したことがない食感」と答えておきましょう(笑)



ここから移動すること約5分。
    
14時30分
「中尊寺」
到着


私たちのお目当ては「金色堂」


かなり急な勾配を長く登っていきます。
体力的にはほぼ限界です(笑)


「金色堂」に到着です。


拝観料 1人=800円


中は写真撮影ができません。
ただ小さい時に教科書で観たときのあの感動がそこにありました。
さすがは国宝金色堂です。



さてここから温泉へGO!

マッサージが心地良いですね。
試合の疲れが溜まっていたから最高でした。
車中泊はこの日でで5日目。
通常、私たちは1週間目ぐらいから体が車中泊に慣れてきます。
毎回、長い遠征旅に出ると自宅とは違う違和感に熟睡できませんが、慣れてくると逆にホテルのベッドが寝れなくなるから不思議なものです。

ということで「いわて自走車中泊遠征旅」 第1話 終わりです。

「いわて自走車中泊遠征旅」 第2話 に続きます。














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