2021-12-19 天皇杯決勝 大分準優勝 片さんへの感謝! 新生大分へ!

2021-12-23 17:31:48 | 大分トリニータ
まずは浦和レッズの皆さん
「第101回天皇杯優勝 おめでとうございます」


そして大分トリニータの皆さん
「第101回 天皇杯準優勝 おめでとうございます!」


12月10日に大分を出発し、川崎・等々力の準決勝に参戦さらに新国立の決勝に参戦、12月21日に自宅に帰るまでの11泊12日間の自走遠征は感動しっぱなしの幸せな旅でした。


等々力で王者川崎に劇的な勝利をし、急遽国立の決勝までの1週間を東京観光しようと考えていたところに大阪の息子からLINE。

5歳のトリサポの孫が『トリニータ負けろ』と泣いているという。
詳しく聞いてみるとトリニータが勝つと"大好きなばぁば"と会う日が何日も延びる。
でも負ければすぐに会うことができる。
だから『トリニータ負けろ』になったらしい。

『大好きなトリニータだけどトリニータが負けないとばぁばに会えない』
これには泣けました。



東京観光なんていつでもできる。
今から大阪に行こう!
すぐにそのことを息子に伝えて翌朝高速に乗り東京から大阪へ。
大分から高速で2日間かけて川崎に来て、等々力での試合を観て翌日には大阪へトンボ返りというハードスケジュール(笑)




孫可愛いさで老体に鞭打ち頑張りました(笑)
下の孫は産まれた時に会ったきりで1年8ヶ月ぶり。
もちろん私たちのことは分かりません。
泣くのを心配したけど意外とすんなり受け入れてくれました。



上の5歳は大喜びしてくれ、ばぁばと寝ると張り切っていました。
でも夜中になるとママが恋しくなって泣くのでは、と思っていましたが意外や意外、私たちがいた4日間はずっとばぁばの布団で一緒に寝ました。


ただ、明日は帰るよと言った夜は泣いて甘えて手がつけられず大変でした。
下の孫は私たちが帰ったその日、保育園から帰ってくるなり2階を見て不思議そうな顔をして(じぃじがいないことを知って)ギャン泣きした、と息子から連絡。
一緒にお風呂に入り、一緒にご飯を食べ、一緒にゲームをし私たちにも孫たちにも濃かった4泊5日。
そんな下の孫と国立で再会。


下の孫に『ばぁばよー』と言いながら抱っこするばぁばでしたが、首を振ってイヤイヤをされてて笑ってしまった(笑)
そりゃあサッカー帽とマスク姿はまったく知らない別の人としか思われないよ(笑)


とはいえ、私も「あんた誰?」な顔をされたからばぁばのことは笑えません(笑)



2021年12月19日(日) AM8時過ぎ 新国立到着。
駐車場が混むだろうと思い早めに到着。
少し早すぎたかも。
それでも前日の下見に来た時にはなかった大きな天皇杯のボールを発見。
早速、仲間と記念写真。
「テッペン獲るぞ~!」


AM11時 開門
まさか東京オリンピックが開催されたその年にこんな大舞台に連れてきてくれるとは!
何を観ても感激、感動してしまいます。
まずは1層(1階のこと)


こちらは2層。


私たちは今日この層から観ます。


そして3層。
高くて少し怖さも感じます(笑)



この広い新国立で私たちを観つけてくれたのはトリニータのスポンサー様である「城島高原パークの後藤社長」
2人で大感激しました。
「ありがとうございます!」
来季もよろしくお願いします。



この日はずっと一緒に行動してくれた「Tちゃん」
いつもの「パンチェル」が可愛い!



スタジアムの中をウロウロしていたら偶然に会った「息子夫婦と孫たち」
写真を撮っていただきありがとうございました。



さらにイケメンの「Fさん」と遭遇。



そこにトリサポ仲間が加わり「パチリ!」
写真を撮ってくれたのが「Fさん」で



その様子を撮っていた写真がこちら(笑)
もう何が何だか状態に…


さらに別の仲間と会って「パチリ!」


なにやらインタビュー席があるらしい、と聞いて即移動(笑)
こういう時の行動は早いんだよね。




しまった!
ここで「夫婦漫才」でも披露すれば良かったと後で後悔(笑)


Tちゃんは勝った時のインタビューの練習かな?



席に移動していたら何と何と!
2016年、17年と2年間トリニータの広報をしていた「ジュンさん」にばったり。
そこにB姉さんも来てまたまたビックリ。



さらに片さん大好きでトリニータの練習場で片さんを目で追っていた(笑)Kさんが来て「お久しぶり~」の大合唱。
さらにさらに今季初のBさんの奥様とも遭遇。


大分に住んでいるサリサポさんから「娘が行くのでお願いします」と連絡があり広いから会えるかどうか心配してたけれど無事に会えて一安心。
子供ちゃん、可愛い!



さらにお会いしたかった方たちとも遭遇。



この間1時間もないくらい(笑)
この広い空間でわずかな時間に会えたのは本当に奇跡でした。



なお国立の写真、等々力の写真は嫁を通して2~3日以内に送ります。

「皆さん ありがとうございました」


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小さい時から天才と言われ、


それでも死ぬほど努力し、


学友が遊んでいる間も練習に明け暮れ、



さまざまなモノを犠牲にしてなったプロサッカー選手。



それでもこの国立という夢舞台に立てる選手は極々稀だ。



天性の才能+努力だけではこの舞台には立つことはできない。
J1に在籍しているから出れるというものでもない。



努力も必要だし実力も必要。
もちろん運も必要。
それらが複雑に絡まり一つの結果としてこの舞台に立つことができる。


夢の国立、天皇杯決勝!
J2降格が決まり監督の退任が発表された悪夢の日。
泣いた。
思いっきり泣いた。


その時の自分に『心配するな12月19日の天皇杯決勝戦、お前は国立でトリニータを応援しているぞ』
そう言って慰めてあげたい。



最後の最後にこの大舞台が待っているなんて誰が想像できただろう。


晴れやかな舞台。
それにふさわしい天気。


そして5万人を超す観衆。



その中で愛するチームを精一杯応援できる幸せ。


おそらく選手も同様に感じていることだろう。


準決勝で神となったキャプテン高木。


そして大分で最後の指揮を執る、片野坂監督。


絶体絶命の時間に同点ゴールを決めたエンヒキ。
松葉杖から1週間。
奇跡のスタメン復帰のペレイラ。


「コレオ」

いかにも大分らしい素朴で温かみがあって心に沁みてくる素晴らしいコレオ。


そんな美しいコレオの中にいた1人が自分だったことを誇りに思う。



苦労したツイートを観て感謝で一杯になった。
コレオの準備をしてくれた関係者の皆さん本当にありがとうございました。
(写真は公式よりお借りしました)



さぁいよいよ天皇杯決勝、国立の夢舞台が今、始まる。



北斗が気合を入れる。


新太もヤマトも手を叩いて仲間を鼓舞する。



いつもの伊佐のルーティーン。



高木がゴールマウスに走ってくる。



トリニータサポがいるゴール裏を観た。



大きく両手を広げ



右手でエンブレムを掴んだ。



「俺に任せろ」
力強く握りしめた両方の拳にこの日にかける想いを感じた。
思わず身震いがした。




開始6分。
ゲームが動いた。
関根選手がゴールエリア内にドリブルで進入し


高木が出てきたところを狙ってマイナスのパス。



これを江坂選手に合わされ先制ゴールを許した。



開始早々の失点は痛かった。


今シーズン最後の試合に片さんと6年間苦楽を共にした伊佐とレイチェルがいることが本当に嬉しかった。
できたらこの2人がこの舞台でこのピッチで一緒にプレーをする姿を観たい。
始まる前からそう願っていた。



しかし後半34分。
スタメンの伊佐は長沢と交代し、同時刻小出とレイチェルが交代し同じピッチで2人を観ることはできなかった。




それでもこの舞台にレイチェルがピッチに立つことができた。
怪我を克服して出場できた。
「大分にACLを」
と目標を明確にしてきた男がそこにいる。
それだけで目頭が熱くなった。




前半に1点リードされたまま。
その機会を伺いながら時間が過ぎていく。
嫁と残りの時間を確認する。
残り10分。
残り5分。
このまま終わりたくない。
なんとかゴールを決めてくれ!

あの等々力スタジアムで起こった奇跡のような逆転劇をここ国立でも起こしてくれ。
祈る気持ちで選手を見続ける。

90分が過ぎた。
残された時間は数分。
北斗が右足でクロスを上げた。


ペレイラが頭で合わせた。


奇跡の風が吹いた。



元大分の選手である西川周作選手の足下を抜けたボールはゴールへと吸い込まれた。


その瞬間はもう何が何だか分からなかった。



決めたペレイラが凄まじい勢いで大分ゴール裏に走ってくるのが見えた。


あの王者川崎に勝った準決勝。
残された時間はわずか1週間。
いろいろなものを犠牲にした。
全ての人がバタバタした。
九州から来るのは並大抵ではない。
陸海空全ての交通手段を使いここ国立までやってきた。


そんなトリサポの待つ国立ゴール裏!
大分では昭和電工ドーム大分でパブリックビューインが行われている!
外国からもトリニータを応援してくれてるサポがいる。
おそらくペレイラは全てのトリサポに向かって…


力のかぎり吠えた!! 
感謝を込めて!


天皇杯準決勝では等々力スタジアムでエンヒキが奇跡の同点弾を決め、決勝の舞台国立ではペレイラが同点弾を決めた。

リーグ戦18位のチームが王者川崎を破って決勝まで進んだ。
それだけでもすごいことなのに、この大舞台で最後まで諦めずゴールを決め浦和に追いついた。



これが大分のサッカー。
諦めない強さ。
折れない強さ。
これで1-1 。
振り出しに戻った。


しかし勝負の神様は気まぐれだった。
あの等々力の再現にはならなかった。



最後に地力で勝る浦和が再びゴールを決め大分を突き放し優勝を決めた。



よくやった大分。
やりきった大分の選手。




これで終わった。
夢のような時間が終わった。


全身の力が抜けた。
負けた悔しさよりも祭りの後の寂しさが襲いかかってきた。
待っているのは片さんとの別れ。

最後の試合となった片野坂監督。まずスタッフ一人一人と挨拶を交わした。
そして帰ってくる選手1人1人をねぎらった。


レイチェルの目には涙があった。
勝てなかった悔しさがあった。



大分でさまざまな苦しさを経験してきた漢の涙は美しい。




高木は片さんと5年間。
片さんのサッカーを一番よく知っているGKだ。



そして西川選手と片さん。



ベテランの西川選手も片さんの前では最敬礼だ。


吉坂コーチの師弟対決となったこの試合。
高木と西川選手の対決は本当に見ごたえがあった。




最後に選手全員が集合しての「解団式」
そこで涙ながらに選手に何かを語っている片さんの姿があった。


後でNHKさんが動画と片さんの言葉を全文文字にしてくれた。
何度見ても涙がこぼれてくる。
片さんの人としての言葉が胸を打つ。
私自身のために。
私がこれから苦しくなったり迷ったりしたときのために全文を書き留めておきたいと思う。

     
「こういうすばらしいゲームをやってくれて、やっぱり力は足らなかったけど、それは来年に持ち越して、この悔しさを晴らしてほしい。
本当に俺はトリニータを応援してるし、この悔しさを忘れないでほしいし、この舞台というのはなかなか出られるものじゃない。
これを成長の糧にしてほしい。この経験を、この場を、この悔しさを次に生かそうよ。
絶対、みんなはできる。みんなならできる。


グッドルーザーでいよう。
胸を張って、顔を上げてサポーターにしっかりあいさつしよう。
絶対、このチームはいいチームだから。
俺は自信を持って言う。
大分に残ってる選手含めてほんとうに感謝してる。


みんなでしっかり顔上げて、大分に帰って、悔しい思いのサポーターもいるかもしれないけど、お礼を言って次の糧にしよう。
すばらしいピッチだ。
見て、すばらしいよ。
負けたけど、リーグ戦も負けたけど、それが自分たちの力なんだよ。
それをしっかり真摯(しんし)に受け止めて、グッドルーザーでしっかり感謝して、みんなで大分帰って次に向けて、準備してやっていきましょう。
お疲れさま。ありがとう」


最後の最後まで片さんらしい言葉だった。



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全てが終わった今だから書こうと思います。

今季のシーズン途中チームが連敗し、先制しても最後には逆転負けを喫し、勝てなくなりJ2に降格するかもしれないというチームもサポーターも疑心暗鬼の森の中に迷い込んだときのこと。


サポーターからもいろんな声が聞こえてきた。
『もう片野坂は要らない』
『J1では戦えない』
『監督を代えた方がいい』

もちろん誰がどのように考えようとそれは自由。
頭から否定するものではない。


それでも同じトリサポからそんな声を聞くのが悲しかったし辛かったし、悔しかった。


ただ、問題の本質はそこではない。
そんな非難の声は当然大分FCにも届いているわけで、そんな声を受けて大分FCが片さんを"途中解任"するのではないか!

これが一番怖かった。


大分のために来てくれた片野坂監督を成績不振という理由で途中で切る!

それだけはダメ!
絶対に容認できない事だった。
でもその不安は日を追うごとに大きくなり、いつしか私の頭の中を占めるようになっていった。



嫁に言った。

『話がある。最後まで黙って聞いてほしい。
何日も何日も考えた事だし決して思いつきではない。
その上で自分なりの結論を出した』

『もし、大分FCが片さんを途中で解任したらトリサポを辞める!』




感情的ではないことを知ってもらうために、できるだけ落ち着いた雰囲気の中で、静かに嫁に語りかけた。
この世で私を一番理解してくれている嫁には自分の考えをしっかりと伝えたい、そう思っていた。


『もう一度言う。
大分FCが片さんを途中解任したらブログはもちろんTwitter、インスグラム、これまで作ったYouTubeを含む全てのSNSを辞める。
そして2度と再びトリニータには関わらない。
とは言っても、それは俺だけの考えだからお前がドームに行きたいと言えばドームには連れて行く。
アウェーに行きたいと言えばどこへでも連れて行く。
だけど俺はスタジアムには入らないし応援もしない。それは覚悟していてくれないか?』


『片さんは他のオファーを断って、J3に落ちたトリニータの監督として大分に来てくれた。
いわば俺たちにとってもトリニータにとっても大恩人。
その恩人をもし途中で切るようなクラブならもうトリニータには何も未練はない』


もちろん私一人がトリサポを辞めたくらいでなにかが変わるわけでもなんでもない。
トリニータから見ればちっぽけな存在。
ただどんなに小さな虫であっても虫には虫の意地がある。
『プロだから結果が出なければ切る』その事を全否定するわけでは無い!
が、それでも私は恩には恩で返したいと思った。
とはいえ私自身冷静に言ったつもりではあったが、嫁にいらぬ心配をさせた事を本当に申し訳ないと思っている。


結果。
大分は片さんを監督として継続してくれた。
途中解任することはなかった。

片さんを最高の形で送り出し、サポーターとの別れの時間を作ってくれた。
さらに退任会見まで開いてくれた。
その退任会見で『私を信じてくれた』と男泣きした片さん。
"だから"ではないかもしれないが大分は最後に大きな褒美を貰った。
今はそんな大分FCに本当に感謝している。


考えてみると不思議な感じがしてならない。
片さんはトリニータの監督。
それは間違いない。


しかしどうも私自身は片さんを大分トリニータの監督として見ていないようだ。
いやもちろん最初は大分の監督として見てきた。
でも何年も何年も同じ思いを共有し、喜んだり悲しんだりしているうちにいつのまにかそこにいるのが当然の仲間であり戦友だと勝手に思うようになっていた。


この仲間とずっといたい。
来季もその次もずっと大分の仲間としてそこにいる。
そこにいるのが当たり前として存在している。
そんな感情がずっとあったし、それは今でも続いている。


現実には無理だとわかっている。
ただいくら理性では分かっていても感情は別物だ。


別れは誰にでも必ずやってくる。
早いか遅いかその違いはあっても必ずやってくる。


それが今!
そう思うのが辛かった。
まだまだ先の話だと思うことで私自身の心の均衡が保たれていた。


12月19日!
天皇杯決勝!

この日が片さんのトリニータ最後の采配!
トリニータの監督として、仲間として、戦友として、恩人として、人生において最大に尊敬する人として・・・
胸の奥から熱い感情が溢れてきた。



毎年毎年選手が入れ替わるのがサッカー界。
今までたくさんの別れがあった。
別れには慣れているはずだった。



『来季、片さんはもういない。
でもいつの日か帰ってくる』

もう何度も何度も自分自身に言い聞かせてきたこの言葉。


嫁が言った。

『私は片さんが噂されてるあのチームに行くなら大分がJ2で良かったって思ってるよ。
だって片さんと戦いたくないもの!』

気持ちは分かる。
そうかもしれない。


でも私はまったく逆。
おそらく片さんとしてはJ1に残留して大分を去りたかったことだろう。
J2に降格させてそのまま去ることに責任を感じているに違いない。

だからこそ高木が言ったようにJ1に上がり片さんと戦い勝利することが片さんへの6年間の恩返しになる、と思っている。
ただ来季はJ2だ。
同じ土俵に上がらなければガチのリーグ戦は戦えない。
カップ戦でも天皇杯でもない、リーグ戦で勝ちたい!
そのためにはまずはその権利であるJ1に帰りたい。
まずは権利を得ること!
それが先決!


自分に厳しく相手に優しく、常に冷静な反面熱い心を持った漢。
こんな人がこの世に存在するのかと思えるほど感動した。
小さい頃見たヒーローそのものだった。

それが片野坂智宏監督。

最後の最後まで私のヒーロー片さんだった。
ありがとう片さん。
片さんと共に戦った6年間は決して忘れません。

片さんと過ごした全てに感謝します。

でももう来季の戦いは始まっています。
来季は片さんのいないトリニータ!

不安か?
いや不安はありません!

今のメンバーが残ってくれれば今季の終盤に見せた粘り強く戦い決して諦めない戦う集団!
夢と希望を与えてくれる集団になります。



私は前を向きます。
歩き出します。
新しい監督、新しい選手と共に新しい物語の始まりです。
大分トリニータの次が始まるのです。
きっと大分はより強くなります!


最後に!

榎社長を始めスポンサー様、そして大分トリニータに関わる全ての皆様に感謝いたします。

『ありがとうございました』






























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2021-12-12  そして夢の舞台へ・・・!

2021-12-15 17:41:14 | 大分トリニータ
ある小説を書いてみました。
簡単にあらすじを話しますと・・

今季J1からJ2に降格し監督の退任が決まったチームがその年優勝した絶対王者と戦う話です。


まず絶対王者から圧倒的な攻撃を受けます。
が、以前その絶対王者に籍を置いていたGKが神となり圧倒的に守り抜いて90分間では決着がつかず、30分間の延長に入ります。


最初の15分間は両チームともゴールをこじ開けられず、後半の延長に突入します
後半の半ば、絶対王者が先制ゴールを決めます。
追い詰められたチームはそれまで守備をしていた選手を攻撃に回します。



残された時間はアディショナルタイム!


なんとその選手が絶対絶命の崖っぷちから同点ゴールを決めるのです。
そしてPK戦に突入。
数十本のシュートを打たれながら
止め続けた守護神が、こんどはサドンデスとなった14本目を止め、勝利し絶対王者を倒す。


そんな物語を書いてみました。

どうでしょう?

もし、私がそんな話を書いたならトリサポ以外からは一笑されるに違いありません。
いやトリサポでも「いくらなんでもそれは書きすぎだよ」と言われるかもしれない内容です。



でももし実現したら・・・
それを人は奇跡と呼ぶのかもしれません。
そしてそんな奇跡を目の前で見ることができたら・・

そんな12月12日の小説・・いや現実に起こった川崎との死闘を振り返ってみたいと思います。


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この子の名前は「サラちゃん」
とってもおとなしい女の子です。
うちのおーちゃんとの2ショット!
(ありがとうございました。 サラちゃん、ありがとう!)


今回の等々力スタジアムの外でお会いした皆さんです。


久しぶりの方もいますし


いつもお会いする方もいます。


そしてスタジアムの中でお会いした皆さん。
(Fさんイケメン)















同じくイケメンの緑川さん。



今回は緑川さんの圧倒的ニータンはお留守番でした。



榎社長、ありがとうございました。


偶然とはいえ隣の席でビックリのこぱんつちゃん。


皆さんで一緒に撮った写真です。
(写真は嫁を通して送ります。 一生の記念です、ありがとうございました。)



もう1枚。
試合後に撮った写真です。




記念になります。皆さんありがとうございます



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この選手の名前は「俺たちの高木 駿」ではなく「俺たちの高木 神」といいます(笑)


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「試合開始」


大分はいつもの3バックから4-3-1-2の4バックに変更。



左からミサ、エンヒキ、ペレイラ、小出。


新太、ヤマトがサイドでコバユウがワンボランチ。


トップ下に北斗で成豪、伊佐の2トップ。


開始から川崎が襲い掛かってくる。
2分、3分、5分とコーナーキックのピンチが続く。


28分の飲水タイムまでに川崎に打たれたシュート5本。


しかしGK高木が神となってゴールマウスを守る。


さらにエンヒキが



ペレイラがダミアン選手に仕事をさせない。


さらにFW陣がファーストディフェンスで川崎のパス回しを阻止する。


それを見守る片野坂監督。
その心中を察することはできない。



川崎の決定機は続く。
37分には旗手選手のクロスを高木、エンヒキが懸命に触りダミアン選手に仕事をさせず



さらに47分にも旗手選手の強烈なシュートをクリアしゴールマウスを死守する。


耐える時間が続く大分。
前半を終えて0-0のスコアレスドロー。

   
「ハーフタイム」

小林選手とハグするのは高木とヤマト。


    
「後半開始」



前半を終えて0-0。


後半、20分過ぎ。
伊佐が足をつった。
ヤマトが心配してすぐに駆け付けた。


川崎の選手2人が伊佐の足を持ち、伸ばす。


さらに別の選手は水を取りに行き、別の選手は近くのスタッフ?に水を持ってくるように指示する。


GKも心配して近寄ってきた。
これで川崎の選手総勢5人。


伊佐がその5人それぞれにお礼を言う。


青臭いようだがこれがスポーツマンシップ。
さすがは王者川崎。
選手の立ち居振る舞いがその名にふさわしい。

(選手の皆さん、本当にありがとうございました)


一見大分のペースに観えるこの展開。
しかし冷静に考えるとそうでもない。


息を殺し薄氷の上を歩いているのは間違いなく大分の方なのだ。


四方八方から飛んでくる矢を全部止め切るのはどんな剣の達人でも至難の業。


それでも止めるのが高木駿。


大分のホーム最終戦で『片さん、大分は大丈夫です。強くなります』と言ったキャプテン高木。



そのキャプテンが天皇杯の準決勝で神となる。


普通ならこの時点で3〜4点決められていてもおかしくはない。
そんな圧倒的な支配を続けた川崎。
打っても打っても決めきれなければ焦りが生まれる。
焦るから余計に決めきれない。
フリーで打ったシュートがわずかに枠を外れる。




耐えて粘って凌ぎ、ややもすると川崎に微笑みかけようとする勝負の女神を懸命に繋ぎ止める。



個の力は間違いなく川崎が上。
チームの力はさらに上。



では大分の強さは何か!
それは耐えることを知っているチーム。


90分間耐え続ける精神力。
1年間耐えて耐えて粘って粘って凌いできた大分。
決して切れない気持ちの強さがある。



跳ね返す強さ、泥臭さがある。


それは時に相手の焦りを生み、勝利への運を削り取る。
リーグ戦ならば決められるコース。
決められたゴール。


それがわずかに枠の外に外れる。



それでも王者川崎だ。

先制ゴールを決められた!


絶対絶命のピンチ。



2021シーズン、ホームでは無敗の川崎。
大分はこのシーズン0-2.0-2と1点も獲れず完封負けをしている。
おそらく川崎はこれで勝利を確信したことだろう。
それは決しておごりではなく実績から考えれば至極当然のこと。
とはいえ何があるか分からないのがサッカー。
一瞬で攻守が入れ替わる。

『勝負の行方は決した』
と安堵したスタジアムの空気。
油断というにはあまりにも酷なことかもしれない。

しかしその時、センターサークルでじっとボールを持って戦闘態勢を保っていたのが大分だった。


90分+30分が過ぎアディショナルタイムに入った。
これで今季が終わるのか!
片さんと共に戦った6年間が終わるのか!

北斗が中を見た!
フリーだ!



クロスをあげる。



エンヒキが左手で相手を押さえながらヘディング。




ボールは綺麗に弧を描き、そのままゴールに吸い込まれた。


目の前で起こった奇跡。
90分間戦い決着がつかず、前半の延長15分までスコアレスのまま。
最後の15分で先制点を入れられ万事休す!
そしてその15分も過ぎたアディショナルタイム。

ここで奇跡の同点ゴールが生まれた! 


両手を挙げサポーターにアピールするエンヒキ。
こんなことがあるのか?
今、目の前で起こったのは本当なのか?
呆然としながらもカメラを覗く。



ここでカメラのバッテリーが突然落ちた(笑)
ウソ~!
残量は半分以上ある、それでもシャッターが切れない!
「このタイミングかい!」
今ならそうツッコミを入れるがその時はそんな余裕があるはずもない。
それでも裏技がある。
一旦OFFにして素早くONにすると数枚だけ撮れる。
が、すぐに落ちる。
これを繰り返してなんとか凌ぎ、新たにバッテリーを入れ替えた(笑)


延長後半アディショナル。
大分 起死回生の同点ゴール。
振り出しに戻った。
と同時にスタジアムの空気が変わった。



PKに備えて全員が集まる。


円陣の中の選手、スタッフから笑顔が観える。


こうなると勝負は分からない。
勝ったという気持ちから、もしかすると負けるかもしれないに変わった時、そのプレッシャーはPKを蹴る選手に重くのしかかる。


サッカーはメンタルの競技と言われる。
失うものがない大分と負けるわけにはいかない川崎。
とはいえそのプレッシャーの大きさはしょせん蹴る本人にしか分からない。


そのとき、片さんがゴール裏に向かって両手を上げサポーターを煽った。


あの片さんが煽ったのだ。


もしかして気が付かないトリサポもいたかもしれない。


歩きながら突き上げる拳。


その拳に込められた想い。


それは6年間のトリニータに対する”愛”だったに違いない。



///////////////////////////////////////////////////////////////////////

ここからは「PK方式」で雌雄を決する。


監督をはじめコーチ、スタッフが肩を組んで並ぶ。



1本目。
北斗だ。



北斗の蹴ったボールはポストに当たって跳ね返ったがGKの頭に当たって入った。


この少しラッキーな1本目が入ったことがもしかすると勝利の女神が微笑んだ瞬間だったのかもしれない。


ゾクっときた2本目。
知念選手に高木がボールを手渡したシーン。
それでも知念選手が決めた。


1-1


3本目、4本目はお互いが外し、迎えた5本目。
レイチェルが貫録で決めた。


さらにエンヒキが決め


三竿が決めた。


サドンデスの13人目。


ヤマトが落ち着いて決めた。


そして14人目。
逆を突かれたが高木が右手1本ではねのけた。



大分が勝った!!


28本のシュート打たれ、枠内は20本だった。


高木が神となり止めなければ間違いなく負けていた。



川崎からすれば思いもしなかったPK。
無かったはずのPK、だったのかもしれない。



もう何が何だか状態(笑)


ピッチ内でピッチ外でさまざまなことが同時進行していた(笑)


勝った瞬間ピッチ内に入る選手やスタッフとは逆の方向に1人ピッチの外に走ったのはヤマトだった。
西山GMと喜びを分かち合った。
そういえばヤマトが契約更新の中で「西山GMには本当に助けて貰いました。
この恩も返したい気持ちでいっぱいです」とあった。



その2人のハグの向こうでは片さんが 「逆カメノザカ」になっていた(笑)
のしかかるコーチ陣。


スタッフとの仲の良さがよくわかり微笑ましい。


もう一組。
高木と吉阪コーチの仲も(笑)


応援してくれたサポーターに挨拶をするスタッフ。



彼らの縁の下の力があったから勝てたのは間違いない。



まだまだ片さんと共に戦いたい。


まだまだ片さんの笑顔を観たい。



そんなサポーターの気持ちが勝利を手繰り寄せた。


と同時に選手もそんな気持ちを感じ取っていたに違いない。


あの時の全員の諦めない気持ち。


あの気持ちこそが大分。



大分の選手は虎視眈々と狙う。
1本のクロス。
1本のシュートでゴールをこじ開ける。
それが勝利へ繋がることをリーグ戦でいやというほど知っている。
決して切れない。
チャンスは来る。
我慢の時間は徹底的に我慢をする。
そしてエンヒキがこじ開けた。



試合後の片さんの「芝刈り機」は壊れることなくこの日も絶好調(笑)


もう一回観たい。
今度は新国立の大舞台でその勇姿が観たい。



大分にACLを!
と言ったレイチェルの言葉もリーグ戦では叶えられなかったが天皇杯を獲れば現実となる。


大分トリニータ初の天皇杯決勝!



Jリーグ九州勢としても初めての快挙!



次々に歴史を塗り替えてきた片野坂大分の最終章!
奇跡の先にあるのがカタノサッカー!

最高の舞台、夢の舞台へ連れていってくれる片野坂監督および選手の皆さん、そして榎社長を始め大分トリニータに関わる全ての皆様に感謝いたします。



トリニータの歴史の扉!
夢の扉を開ける瞬間に立ちあおう!

さぁ、行こう!
新国立へ!
        
頑張ろう! 大分トリニータ!
頑張ろう! 大分サポーター!

   
『テッペン獲るぞー!』 













































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【第8,9,10日目】 2021-10-27,28,29,30 彦根城・豊郷小学校旧校舎群・伊根の舟屋

2021-12-06 19:53:19 | 嫁とオレとおーちゃんの3人旅
「お久しぶりです」

うん?なんだ?と思っているそこのあなた・・忘れていると思いますが自走車中泊遠征の旅のブログです(笑)
思い出したように書いているのでいつのことなのかわからないと思いますが、まぁそこは温かくみてもらえると嬉しく思います(笑)


さて今回のブログは彦根城、2009年にヒットしたアニメ「けいおん」の聖地・豊郷小学校旧校舎群、そして日本のヴェネツィアと呼ばれている「伊根の舟屋」の観光編です。

           
【第8日目】 2021-10-27(水)
天皇杯・磐田戦を2-0で完封勝利したトリニータ。

私がやらかしたのはこの日の試合の後。
2-0で勝った天皇杯の余韻に浸ってスタジアムを最後に出た私たち。
外は真っ暗です。
「ねぇ、赤いバッグは?」
「仲間のみんなからいただいたお土産が入っているのよ。どこ?無いよ。」

嫁に言われて気がつきました。
そういえばバッグをキャリーに積むときに荷物を全部降ろしたっけ。
で、赤いバッグはお土産が入っているからと下に置かずに近くのイスに置いた。
スタジアムの中の照明が暗くなっていたので赤いバッグは暗闇と同化していた。
だから気がつかなかった。

「スタジアムの中の俺たちが座っていたイスの近くに忘れた。すぐに取りに行ってくる」

自分の荷物ならまぁ忘れてもそんなに慌てない私ですが、今回は仲間からいただいた品物です。
頭の中がパニックになりながら2階の自分たちがいたであろう場所まで走りました。
でも入り口は閉まっています。
灯りは・・・まだありますし中から人の声も何かをしている音も聞こえてきます。
「すいませ~ん」
大きな声で呼びましたが返事はありません。
もう一度
「すいませ~ん、すいませ~ん」
カギは閉まっていて開きそうにありません。
暗いスタジアムを走ります。
トラックに荷物を積んでいるお兄さんを見つけました。
もうワラにもすがる気持ちで言いました。

「実はスタジアムの中に荷物を忘れたんですが中に入れないんです。どこか開いていますか?」

「わかりました。一緒に来てください」
そういって女性スタッフがいる場所まで連れていってくれました。
そこで安心した私はトラックの運転手さんにお礼を言って女性スタッフさんに訳を話して荷物を探していただきました。

しばらくして・・
「ありました」の声にホッと一息。

トラックドライバーのお兄さん、忙しいところをありがとうございました。
エコパスタジアムのスタッフの皆さん、改めてありがとうございました。

(この後、嫁の顔が仁王様のようになっていたことは言うまでもありません(笑))

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天皇杯、トリニータの史上初となるベスト4!
気分よく次の観光地へと向かいます。
とはいえこの時点でどこに行くかは未定というのんきさ(笑)
「この際だから琵琶湖湖畔の観光をやり尽くそうよ」の嫁のひと言で決定したのは「彦根城」



           
【第9日目】 2021-10-28(木)


はい、ということで
             
AM11時40分 「国宝・彦根城」到着
(滋賀県彦根市金亀町1-1)



この日「ひこにゃん」に会える時間は13時30分から。
さすがに今から2時間待ちは無理(笑)


ところで彦根城=金亀城とも言います。
金の亀のお城と書いて(こんきじょう)。
”亀”に反応するのはトリサポの宿命のようです(笑)


天守までの石段は約140段。
高低差50m。
微妙に不規則な石段ですが敵兵が攻めてきたときに一気に駆け上がれないようになっているためだそうです。
(なんとなく疲れたのはそのためか?(笑))



入城券=800円(彦根城の観覧料金 玄宮園を含む)



天守の階段はかなり急です。



この日は天気に恵まれて彦根市街の景色をお城からきれいに観ることができました。


それにしても「ひこにゃん」に会いたかったなぁ


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次に向かったのはアニメ「けいおん」の聖地「豊郷小学校旧校舎群」です。
             
13時30分 「豊郷小学校旧校舎群」(滋賀県豊郷市)到着!





ところでアニメ「『けいおん』って何ぞや?
私と一緒で初めて聞いた人もいるかと思います。


『けいおん!』は、軽音部の女子高生5人の日常を描いた”かきふらい氏”による4コマ漫画作品です。
2009年と2010年に2度アニメ化され2011年には劇場版も公開されました。



京都アニメーションが制作したアニメ作品で音楽の技術をまったくもっていない主人公が、いつの間にかギターを手にしてバンドを組んでいきます。



平沢唯、秋山澪、田井中律、琴吹紬、中野梓の軽音部5人グループ「放課後ティータイム」の日常を描いた作品。


男性ファンも多いですが、それ以上に女性ファンが多いようです。


制服も用意されていて自由に着れます(女性のみ)



嫁も同じ女性とはいえその年齢差が気になるのかさすがに着るのは抵抗があったようです(笑)


(いやぁブログネタに着てほしかったんですが・・・(笑))


教室の真ん中には、ティーセットやお菓子が置かれ、『けいおん!』のティータイム風景が再現されています


軽音部の部室に続く階段は、手すりにウサギとカメの像があるのが特徴です。


『けいおん!』でもよく登場していますがトリサポの私としては別の意味で最後に”カメ”が勝つこの話は大好きです(笑)



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【第11日目】 2021-10-30(土)


「伊根の舟屋」(京都府伊根町)      

この日は海に浮かぶ町「伊根の舟屋」(京都府伊根町)へ。
2018年に金沢遠征旅で天橋立まで来てここに来なかったことをその後もずっと悔やんでいた嫁。
遠征に行く前に「ここだけは行きたい」と何度も言っていたので来ましたが本当に来なかったら悔やむような素晴らしい場所でした。


そもそも「伊根の舟屋」ってなに?
伊根町独特の、住居の一部に小舟を格納できる「舟屋」と呼ばれる場所があるんです。
家のガレージに車があるように海に面したガレージに小舟がありそこから直接海に出れるようになっています。




1993年(平成5年)4月5日から同年10月2日まで放送された、NHK連続テレビ小説の『ええにょぼ』の舞台になった場所です。


なおこのタイトルの「 ええにょぼ 」は「良い女房」という意味ではなく 丹後弁 で「 美人 」を意味する言葉です(笑)


今回私たちがお世話になった海上タクシー(小型遊覧船)です。


予約をすれば間違いはないと思いますが予約なしでも乗れます。
1人=1000円(30分ほど)



船頭さんが写真を撮ってくれますし、説明も上手で飽きることはありません。


伊根浦は湾口が南側向きなので冬の北西風に強いこと、さらに湾口部には青島が天然の防波堤として立地していること。
また干満の差が年間50cm程度であること。
それらの好条件が重なって舟屋という建物群が形成されました



現在舟屋の数は約230軒。


まるで海に浮かんでいるように見えます。


船を陸に上げておくと船底が乾くので汚れにくいし、貝なども付きにくく、船がとても長持ちするからだそうです。
ただし今の船の材質はFRPなのでそこまでは気を使っていないそうです。



ところでこの鳥の名前は何か分かりますか?
私は「カモメ」と思っていましたが船頭さんの話では「ウミネコ」

違いは簡単でカモメは「頭が黒、しっぽは白、くちばしは赤」
そして、ウミネコは 「頭が白、しっぽは黒、くちばしは赤、黒、黄色」
特徴は泣き声でご存じのようにウミネコは「ニャー、ニャー」と猫のように鳴きます。



さて「エサやり」の時間です。
左手にゴープロを持って動画を撮り、右手に一眼レフのカメラで静止画を撮り、その合間に餌を投げるという荒技(笑)


まぁそんな芸当が通じるはずもなく動画も静止画も撮れず(笑)
結局「2鳥を追うもの1鳥もなんちゃら」で投げるエサがなくなりました(笑)



「エサの切れ目がなんとやら・・・」で集まっていたウミネコも解散(笑)

         
ウミネコA 「エサが無くなったんやろ! じゃあな、アバヨ~!」 
 



ふと足元を見ると先ほどのエサがこぼれていました。
そのエサを投げる真似をすると・・・
              
ウミネコA 「ウソやん、アバヨちゃうやん、ゴチになりま~す」 


         
「ごめん、さっきアバヨって言うたから他のウミネコにエサをやったわ」


                     
ウミネコA「 マジ!? 怒るでホンマ! アバヨ~!」
 


  
「あ! ポケットにエサがまだ残ってたわ、いる?」


                        
ウミネコA「そやからウソ言うてるやん、アバヨちゃうやん、エサが欲しいに決まってるやん!」



               
「ごめん、ごめん。エサと思ったら紙くずやったわ」


                    
ウミネコA「おまえなぁ! ホンマに怒るで! 絶対にもう1回来いよ、そのときはエサをしこたま持って来いよ、約束したからな、じゃあな本当にアバヨ~!!」




ということで、いつの日かもう1度この「伊根の舟屋」に来ることを約束しました、ウミネコAさんと(笑)


伊根の舟屋は、観光船を使って海上から舟屋群を見てみてください。



きっとノスタルジックな風景が楽しめますよ。


私たちも非日常を味わう贅沢な時間が持てました。



ということで最終回に続きます。
(なるべく早めに書きます(笑))


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