2020-9-23 第18節(ホーム)サンフレッチェ広島戦(0-2 敗け)

2020-09-25 17:54:19 | 大分トリニータ
片野坂監督は試合後に”完敗”という表現をしていたけれど、私は現地で試合を観ていて五分五分だと思っていた。
結果だけを見ると0-2の完封負け。
しかし前半のシュート数は大分「0本」に対し広島「1本」
後半は大分「4本」で広島「4本」とまったく同じ。
何もできなかったのはお互い様で、最後は”個の力”で敗けた、の方が感覚としては近い。
(まぁ素人感覚ではあるが)
そんな広島戦を振り返ってみようと思う。

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「強(ツヨシ) ライブ」


楽しみにしていた「強さんのライブ」



オープニング曲は「クソッタレが原動力」のトリニータバージョン。



心が折れそうになるとこの曲で元気を取り戻せる。



強さんにサインを頂いたタオマフは私の宝。


暫定ながら10位広島と11位大分の対戦。
大分が勝てば順位が入れ替わる。


この日で11試合目となるムンがスタメン。


高木はサブ。


帰ってきた「星」と「髙澤」

       
「星、髙澤おかえり~!」 



審判団4人に席を立って近づき挨拶をする片野坂監督。


こういう律儀さが人として尊敬されるところなんだろうなぁ。



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いつものルーティーンはわっちゃんと前田。


こちらはムンのルーティーン。


両手を前で組み、目を閉じて数秒間。
何かをお願いしているのか?
祈っているのか?
精神統一しているのか?


試合開始。


広島とはミラーゲームとなるため展開としては想定内だった。


12分。
大分の最初のチャンス。
野村が倒されFK。
キッカーは野村。


GKの前に落ちる良いボールだったがクリアされた。


13分。
ヒヤッとした場面があった。


ムンの蹴ったボールが永井選手の足に当たり”あわやゴールとなるか”という場面だったがムンが自分で上手くフォローした。


疲れからなのか大分にいつものキレが感じられない。
なんとなく身体が重く感じる。


そんな中、サブ組が最初のアップに入った。


星と島川に笑顔があるのが頼もしい。


お互いシュートが無い状況で時間だけが過ぎていく。


嫁が振り返ってレイを指差した。
そういえば左サイドの「レイ」にボールが行かない。
右サイドの高山に比べて明らかに少ない。
これはどういう意図があったのだろう。


前半、大分らしさが観れたのは45分すぎのアディショナルタイム。
トモキがオーバーラップして深いところからクロスを蹴った場面。
ボールは相手DFにクリアされたもののこの形が本来の大分の攻め。
後半に期待しよう。

前半、0-0のスコアレスドローで折り返した。


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ハーフタイム。
久しぶりの星に注目していた。


「早く出して欲しい」
一生懸命にアピールする姿に好感が持てた。


小出も


髙澤も”その時”を待っていた。



サブ組の気持ちをほぐしているのは高木なんだろうなぁ。



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そんな高木がニータンのところに行った。


ニータンのマスクがずれていることに気づいて、きちんと直してあげているのか?


なーんて、一瞬でも思った自分を返してほしい(笑)
なんと、マスクを目のところまで上げて見えなくしているではないか!


スタッフが慌てて駆け寄りマスクを直した。
そうりゃそうだ。
ニータンがコロナにかかったら大変だ(笑)


マスクの位置が戻って大喜びのニータン。
「喜びの舞」・・・なのかな?(笑)



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後半開始。


後半の入りは、わっちゃんへのロングボールを使いなんとか打開しようとする大分。


しかしゴール前までボールを運ぶもののシュートまでは行けず。


ここまで決定機は無し。


59分
渡 大生 → 知念 慶に交代



62分、三竿のミドルシュートは枠の上だったが、会場からは拍手が起こった。
これがこの試合大分の初シュート。
さらに67分。
大分のコーナーキックで三竿がニアに入ってヘディングシュート。
狙いは良かったが枠の上。
69分
野村 直輝 → 髙澤 優也
高山 薫 → 田中 達也 に交代
70分
一瞬のスキをつかれ森島 司選手に先制された。

試合後の三竿のコメントにあったように給水タイム明けの失点。
集中が切れやすい中での失点だった。
これが痛かった。
 
0-1 広島リードとなった。

73分。
東選手と知念が交錯。
目の前にいたが当たったときの音が凄くて、思わず”骨折の心配”をしてしまった。
何事もなくホッとしたのもつかの間。


その4分後の77分。


川辺選手と前田が交錯。
前田が立ち上がれず心配していたところ


気丈にも試合後にこうツイートしている。
                        
「もったいない
すぐ試合あるし切り替え!」

もし怪我をしているのならゆっくり休んでもらいたいが、本人は出たいだろうなぁ。


80分
町田 也真人 → 星 雄次
前田 凌佑 → 島川 俊郎 に交代。


星は開幕戦以来の出場。


まだ1点差。
まずは同点にして、と思っていたが86分 ドウグラス ヴィエイラ選手に決められ0-2。


あとは広島にうまく時間を使われ完封敗け。


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試合後、場内を回る選手に温かい拍手が贈られた。


9月は7連戦というタイトな日程。


それをここまでの6試合、3勝1分け2敗、なんと勝ち点「10」を積み上げてきたのだ。


3連勝の後の1敗。


これはもう仕方がない。


こんな日もあるんだと切り替えるのが一番。


勝つか負けるかの勝負事で負けて悔しくない選手なんているはずがない。


下を向かず、負けたときこそしっかり前を向いて歩いてもらいたい。


今はコロナ禍の中で声を出せない。


出せない声を拍手に込める。

鼓舞する声。
ねぎらいの声。
久しぶりの選手には「お帰り」の声もあっただろう。


拍手の一つ一つにサポーターの想いがこもる。


それはきっと選手を元気づけたに違いない。


心配は選手の疲れ!


ムンはこの試合で11試合目。
第9節の川崎戦からスタメン。
初めてのフルタイム、フル出場。
大丈夫なんだろうか?


それとキャプテンのり。
ここまで「153試合連続フルタイム出場」している。


その一流のパフォーマンスはもちろんのことだが、イエローやレッドカードを貰わないクリーンさも必要となる。


さらに相手はJ1屈指のFWが相手。
直近で言えば柏のオルンガ選手のような屈強な選手を毎試合相手にしなければならない。


のりが大分の誇りであることは当然だが、いかに鉄人といえど限界がある。


疲労の蓄積からの怪我が心配で仕方がない。


だが私の心配をよそに、キャプテンのりのツイートが前向きで力強かった。
                        
「取り返す!
次で7連戦最後。
全員でいい準備を!!」



現在7連勝中と絶好調の鹿島アントラーズ!!
7連戦最後の相手として必ず勝利しよう!!

       
頑張ろう 大分トリニータ!!
頑張ろう 大分12番!! 


最後に。
今節もわざわざ私たちの席までご挨拶に来ていただいた皆さん、
お気遣いいただいた皆さん、
ありがとうございました。











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2020-9-20 第17節(ホーム)横浜FC戦(1-0 勝利)タナタツ3試合連続ゴール!

2020-09-22 10:34:51 | 大分トリニータ
ごく最近の私のルーティーン。
午前5時起床。
もろもろ(顔洗い、歯磨き、朝食)を済ませTVの前に正座(あぐらじゃないよ)
DAZNに切り替えまずは湘南ベルマーレ戦のハイライト。
次にベガルタ仙台戦、FC東京戦を観るという日課。
さらに今日から横浜FC戦が加わった(笑)
これを1セットとして夕方にもう1セットで合計1日2セット(笑)

同じルーティーンの人、私以外にもいると思うんだけどなぁ(笑)いるよね?


ということでタナタツのゴールで3連勝した横浜FC戦を振り返ってみようと思う。


この日から大分の入場者数制限が5000人から8000人に緩和。


実際に入ったのは「6105」人。
それでも多く感じた。


GK陣のルーティーン。


そして前田のルーティーン(ちょと違うかも)(笑)
さんぺーさんがやらなければオレがやる、と笑いを取る前田。
根っからの関西人だわ(笑)


さて試合。
アウェーでベガルタ仙台、FC東京を破り勝ち点6を持ち帰った大分。
その勢いのまま試合に入った。
(腰を曲げないのが伊佐と前田のルーティーン)


しかし開始2分、 齋藤 功佑選手のダイレクトシュートに肝を冷やされた。
枠のわずかに外だったから良かったが、前半最大のピンチだった。
5分。
こんどは大分のチャンス。
レイのマイナスのボールから最後にさんぺーが押し込んだが相手DFからブロックされた。
11分さらに大分チャンス。
タナタツのクロスが相手DFに当たり、そのこぼれ球を前田がシュート。
しかしこれはGKがキャッチ。


20分、大分の決定機。
三竿のロングボールを伊佐がうまく落とし、飛び込んださんぺーがシュート。


決まったかに思えたがポストに阻まれた。
これは惜しかった。


38分。
押せ押せのムードの中でこれぞ大分のサッカーともいうべき流れるようなゴールが決まった。
トモキから伊佐を狙ったボールを町田が拾ってさんぺーへ。


さんぺーからワンタッチで伊佐


町田とつなぎ


左から走り込んだタナタツにこれまたワンタッチパス


タナタツが走り込んでコントロールシュート。



このボールがゴール右隅に決まって大分先制。


惚れ惚れするような得点シーンだった。
                                      
「田中 選手 先制ゴールおめでとうございます!!」
「DAZN週間ベストゴール おめでとうございます」




これで3試合連続ゴール。
今季6得点目となった。



その3分後の41分。
再び大分にビッグチャンスが生まれた。
レイのクロスに


タナタツがダイレクトシュート。
これが相手のハンドを誘ってPK。


キッカーはタナタツ。
決まればこの試合2ゴール目となり、大分に勝利が傾く大事な場面。
しかし相手GKにコースを読まれ得点ならず。


タナタツの試合後のコメントが面白かった。
「PKを外してしまったんで、今日同点に追いつかれちゃったらちょっとやべえなぁ、と思いながらプレーをしてたんです」

結果から見るとこのPKの失敗で大分に緊張感が増し、無失点に抑えたと言えなくもない。
それにしても”やべぇなぁ”ってタナタツは素直だなぁ(笑)


前半を終えて1-0と大分リード。
しかし後半に入ると流れは横浜へ。


それでも後半の少ないチャンスを活かそうとハードワークする大分。
54分、ペナルティエリア内で足を払われレイが倒された。


「PKだ!」と思ったが山本主審の判定はノーファール。
う~ん、そうなのか? 
レイはチームで一番の正直者。
絶対にシュミレーションはしないよ。
(文句を言っているわけじゃないけど、これはレイの方が正しい)


66分  大分3枚替え。
町田 也真人 → 知念 慶
三平 和司 → 渡 大生
伊佐 耕平 → 野村 直輝に交代。


それでも横浜の時間が続く。
そんな中、大分の守備が光った。
これは島川がFW皆川選手からボールを奪ったシーン。


もちろんファールは無い。


危険な芽を次々と潰していく島川。
のりを中心としたDF陣もそうだが島川、前田のボランチの頑張りもすごい。
もちろんサイドもFW陣も、って結局全員だった(笑)


押し込まれる時間の中、サポーターの拍手と手拍子が選手の背中を押す。


アディショナルタイム5分。


片野坂監督の動きも大きくなる。


92分、わっちゃんが倒された。

                               
ここでまたまた事件が起きた(というほどおおげさではないが)


倒されたことに激怒したさんぺー!
両手を挙げて抗議。


「まぁ、まぁ、まあ」
なんとか押しとどめる前田(笑)
それでも怒りがおさまらないさんぺー。


とうとう伊佐と前田の2人でさんぺーをなだめにかかった、というか半分実力行使(笑)


「ヤンチャな先輩を抑えるのはオレしかいない」
と思ったのかどうなのか、頭を抱える前田(笑)

これは本気なのか?パフォーマンスなのか?
全くわからない(笑)
なんせこの3人は異次元の人たちだから(笑)


ってなんで監督と同じ場所に高木がいるの?
異次元をもう1人見~つけた(笑)


試合終了。
伊佐が高々と両手を挙げた。
1-0 これで3連勝。


横浜FCの下平監督と片野坂監督でグータッチ。
2人は、柏レイソルでチームメイトの間柄。



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場内を一周し、大分よりの使者(リモート)に迎えられて選手がG裏にやってきた。


両手を挙げて手拍子をする元気な異次元さんたち(笑)


ところで今日のヒーロー、タナタツの姿が・・・一番うしろにいた!


恒例のラインダンスだが・・誰も出ない。
そこで伊佐が動いた。


さぁ、相手は誰なんだ?
タナタツだ~!


「お願いします!」
「ごめんなさい!」



なーんて、そんなやり取りがあるはずもなく。
強制連行されるタナタツ(笑)



待っていたのは異次元さま御一行(笑)
前に伊佐、さんぺー。
後ろに高木と前田。
どうするタナタツ!



いったんは腹をくくったタナタツだったが、「やっぱり、やーめた」



無言の圧はキャプテンのり。



絶体絶命のタナタツに神が舞い降りた。
高木だ。



守るのはGK高木・・ではなくGK六反 勇治選手。
この試合のPK失敗シーンの再現だ(笑)


さぁ、タナタツが蹴った。
ボールはゴールマウスの左隅に!
決まったか?


止められた~!
PK失敗!


「ゴメン」と謝るタナタツ。


そんなタナタツにブーイングと拍手の選手。
これでタナタツのPK失敗はチャラ。
選手やサポはもちろんのことタナタツ自身もこれでスッキリと切り替えられる。
なにせ6000人を超えるサポが観ている中でのイジリなんだから、これ以上はもう無い。
これが異次元さんたちの優しさなんだよなぁ。


これで終わり。


みなさんお疲れさまでした。


・・・のはずだったが。


なんかおかしいぞ?


なんだ、なんだ?
メンバーは4人。
タナタツ、前田、ノムラにわっちゃん。
タナタツだけが外に出されている(笑)
タナタツは思ったことだろう。
「今日のヒーローはだれなんだ」と。

でももう終わり、本当にこれで終わり・・・のはずだった。


しかしここで信じられないことが起こった。
「すいません、もう1枚」とカメラマンさん。
タナタツは思ったことだろう。
「あんたは鬼だ」と。



当然、2枚目の写真も外に出されるタナタツ。


仕方がないのでわっちゃんの左に回ってにっこり(顔が引きつり気味)


なんだろうなぁ。
このチーム全体を包んでいるものは?
「キズナ」というようなカチっとしたものではないもっと漠然としたもの。


例えば第15節の湘南戦。
73分に知念が交代して落ち込んだ試合。
あの姿から5分後の78分に島川のゴール、88分に伊佐のゴールが生まれ同点にした。
あの2つのゴールで知念の気持ちが少し楽になったのではないだろうか。


そして次の仙台戦での知念のゴールに自分のことのように喜んだ選手たち。
特にわっちゃんなんて知念以上に喜んでたからね(笑)


そしてこの日のPK失敗。
タナタツがコメントしたようにもし同点になっていたらタナタツはおそらく落ち込んだに違いない。
しかしだからこそタナタツが落ち込まないように無失点で抑えた大分の選手たち。


何なんだろう、このなんともいえない”心地よいぬくもり”は。


まぁなにはともあれ、これで3連勝。


暫定ではあるけれど順位も現在「11位」
「5連敗もあれば5連勝もあるよ」
誰かが言ったこの言葉。



明日は広島戦。
ドームに行けない仲間の分まで拍手と手拍子に気持ちを込めます。

頑張ろう! 大分トリニータ!!
頑張ろう 大分12番!!      



最後に。
わざわざ私たちの席までご挨拶に来ていただいた皆さん、
お気遣いいただいた皆さん、
ありがとうございました。












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2020-9-9 題15節(ホーム)湘南ベルマーレ戦(2-2 ドロー)怒涛の反撃 島川・伊佐ゴール

2020-09-11 16:57:04 | 大分トリニータ
試合当日、いつも行く臼杵福良天満宮の必勝祈願に”車”ではなく”徒歩”で行った。
宮司の奥様にお話を聞くと、手水舎を「朝顔」から「紅葉」に、「夏詣」から「秋詣」に前日変えたとのこと。
悪い流れを変える良いタイミングだった。

今でも覚えているのは2016年セレッソのU-23に敗けた帰りのフェリーの中で、落ち込んでいる私を慰めてくれた女性シニアサポさんの言葉。
「トリニータが勝ったときはユニを洗濯せんので。次の試合のときに又着るんで。縁起でんなんでん、かつがんとなぁ」

ユニを洗わないことがどんなことなのか、それが女性ならどう思われるのか、ぐらいのことは私でもわかる。

好きなトリニータのために何かをしたい。
自己満足かもしれないが、トリニータが勝つためであればなんでも試してみたいと思っている。



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この試合から「手拍子」が解禁となった。


大分市出身の中島春香さんがライブの中で「大分よりの使者」を歌ったその時に起こった手拍子が今季初の手拍子。
なぜか懐かしく、思わずジーンときてしまった。


試合直前の選手たち。


いつものように一人、ゴール裏に向かって挨拶をするさんぺー。
彼がいくらふざけようと、この礼儀正しさが彼の本質であることは言うまでもない。


開始早々、大分にパスミス、連携ミスが目立った。


疲れからか、気持ちが試合に入り込めていないのか。
前半の7分、11分と立て続けにゴールを決められ「0-2」
大分は苦しい立ち上がりとなってしまった。


「ハーフタイム」
サブ組がどんな様子なのか気になってずっと表情を観ていた。
笑顔があるし、余裕もありそうだ。


変に固くなっている様子もないし、少し安心した。


後半開始。
片野坂監督から「喝!」を入れられた(であろう)選手たち。
ここで奮起せずにいつする。


後半、開始1分。
ショートカウンターからさんぺーが強烈なシュートを放った。


GKがはじいたボールに町田、さんぺーが詰めるがGKがキャッチ。


ゴールを割ることはできなかったが、このシュートが大分反撃の合図だった。


2分後の48分。
町田のスルーパスにタナタツが反応。
得意なドリブルで相手をかわしゴールマウスの右隅を狙ったコントールシュートだったが、惜しくも枠ギリギリに外れた。


湘南に3点目が入ると試合が決まってしまうリスクの中で、得点しなければならないという厳しい状況の大分。


51分、タナタツのクロスに飛び込む町田。
54分、さんぺーのミドルシュート。
ゴールをこじ開けることはできなかったが、湘南の足が止まる中、大分の勢いは増していく。



65分
三平 和司 → 渡 大生 交代。


70分
知念が足をつり、座りこむ。
駆け寄ったのは湘南のGk谷 晃生(こうせい)選手 19歳。
189センチの高さが武器のイケメンGKだ。


その彼が知念に水を持ってきてくれた。
「谷 晃生選手 ありがとうございます」


そのまま飲水タイムに入り、知念は交代。
73分
羽田 健人 → 前田 凌佑
知念 慶 → 伊佐 耕平 に交代。

仲間から聞いた話だと知念は監督ともスタッフともタッチをしなかったようだ。
頭を抱える知念に周りの選手が肩をポンポンと叩く。
スタッフも駆け寄る。


うーん、辛いなぁ。
いろいろな想いがあると思うが、昨季までだったら丸谷会(丸谷選手が主)などで酒を飲みながら選手同士の交流があったが、今季はコロナ禍でそういう集まり自体が難しい。
腹を割って話す機会が欲しいなぁ。

知念、ガンバレ!
応援しているよ!


大分の攻撃は続く。
77分、トモキの放った強烈なミドルシュートはゴールポストに跳ね返された。
運に見放されたか、と思った1分後。

78分。
ついにその時が来た!
三竿のクロスが相手選手の頭をかすめわずかにコースが変わった


そこに背番号4番が走り込む。


島川だ。


頭で合わせたボールは


ゴールネット、右に吸い込まれていった。


J1初ゴールだがみんなで喜ぶ時間はない。


試合後のコメントで島川は
     
「相手も下がっていたので、いつもだったらセカンドボールを拾うことを意識するところだったが、なんだか点が取れそうな気がしたので中に入っていてよかった」 


”なんだか”という言葉がフワっとしていて島川らしい(笑)

「島ちゃん J1初ゴールおめでとうございます」


1点返したとはいえ(1-2)負けていることに変わりはない。
しかしこの1点で大分の攻撃は加速した。
足を止めることなく相手ゴールに襲いかかっていく。
さらにドームの手拍子が後押しをする。



81分。
三竿 雄斗 → 香川 勇気
町田 也真人 → 佐藤 和弘に交代。



88分。
開始11分で2点を入れられ苦しんできた大分だったがここで同点ゴールが生まれた。
タナタツが低いクロスをあげると伊佐がボールの軌道を変えるバックヘッド。



絶妙なコースでネット右に吸い込まれていった。
まさにスーパーゴールだ。
「伊佐が入れた」ということが分かった時点で頭が真っ白になり記憶が飛んだ。

「僕の(FWとしての)序列は一番下だから」との言葉。
コロナ禍の中で1人でスポンサー回りをしていた様子。
アイシングをしながら立ったまま一緒に戦っている姿。

それらが心の中に一気に溢れてきて、自分の中で収集がつかなくなりしばらくボーッとしていた。



気がついたときスコアは「2-2」の同点になっていた。
                                  
「伊佐くん 起死回生のスーパーゴール おめでとうございます!」



88分、ついに追いついた大分だったがここまで。


90分間の死闘は終わった。
湘南は最後に勝ち点を「2」を失い、大分は最後の最後に勝ち点「1」を奪った。


伊佐のゴールが「DAZN週間スーパーゴール」に選ばれた。

「伊佐くん おめでとうございます!」


さらに島川のゴールが「DAZN週間ベストプレーヤー」に選ばれた。

「島ちゃん おめでとうございます!」


「気持ち一つでこれだけ変わるものなのか」

第15節の湘南ベルマーレ戦、大分が放ったシュートは13本だった。
前半のシュートは2本、後半のシュートは11本。


前半と後半、同じチームでありながら”気持ち”だけでこれだけ変わるとは…



「メンタル」という摩訶不思議なモノ。


伊佐のスーパーゴールはその前の失敗を恐れず、勇気を持って挑戦したメンタルの強さから生まれたのではないだろうか。


失敗しても何度でも挑戦する。


伊佐もさんぺーもごっちゃんもフジモンもアドもみんな悩み、そこから這い上がっていった。


心に残るのは1本のゴール。
残りの失敗シュートなんてすぐに忘れ去られていく。


どんな困難なことだって答えは必ずある。
無骨に一歩一歩進んで行くのが大分魂。


選手の背中を押す「手拍子」が帰ってきた。
バラバラだったがそれが逆に心地良かった。


町田は試合後こうツイートしている         
「手拍子があるだけで全然違ったなー。
試合後場内一周する時も勝てていないにもかかわらず最高の拍手をしていただきありがとうございます」




試合後、いつもの場所で仲間と一緒に選手バスを見送った。

「伊佐くん、いつもありがとう」
「感動をありがとう!」


         
頑張ろう 大分トリニータ!!
頑張ろう 大分12番!!












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2020-9-5 第14節(ホーム)FC東京(0-1 敗け)

2020-09-07 16:14:12 | 大分トリニータ
はじめに。

台風10号は怖かったですね。
雨戸を閉めても聞こえてくる「ゴーッ!」といううねるような風の音。
小刻みに揺れる自宅の建物。
本当に恐怖でした。
もしこの状態で停電だったら・・・。

嫁は怖くて寝れなかったようですが、私は腹をくくって爆睡しました(笑)

皆さんは大丈夫だったでしょうか?

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「試合に負けると悔しい」
食欲はなくなるし、やけ酒の1杯も飲みたくなる。
ただそれは結果として敗けたことへの感情。


では試合としてどうだったのか?
これは面白かった。
強豪F東をコーナーからのこぼれ球の1点に抑え、試合を壊すことなく90分間戦い抜いた。
最後の最後まで1点を争ったゲーム。
ワクワクドキドキが止まらなかった。

とはいえシュート数が2本と少ないことへのフラストレーションは半端なかった。
まぁ第9節、2-0と完敗した川崎戦のシュート1本よりは多いが・・・。
大分の今季のシュートの数はここまで1試合平均7.57本。
もちろん試合内容によって違ってくるわけで一概に比べようもないが、それでも今季2番目の少なさであることには違いない。
ここが今後の鍵となるのではないだろうか。


この試合のGKはムン。
サブに吉田。


ジャニちゃんはサブスタート
第6節の名古屋戦の怪我から復帰。


ピッチ内練習を相手監督(長谷川健太)と観る姿は新鮮。
かなりの時間2人で会話をしていた。


初のボランチスタメンの羽田健人。
島川との連携が気になるところ。


相変わらずのわんぱくぶり(笑)
期待してるよ。


F東の22番、中村 拓海(なかむら たくみ)選手。
大分県大分市出身で小学生・中学生にかけて大分トリニータのアカデミーに在籍していた。
2019年、F東に加入し2020年8月23日、第12節の湘南ベルマーレ戦でJ1初先発を果たした。


さて我らが鉄人のり。

第12節柏レイソル戦で「Jリーグ通算200試合出場」を達成した。


奥様から花束贈呈のセレモニー。
のりの顔に笑顔は無し(笑)
そこがまた良いんだよなぁ。

             
「のりくん Jリーグ通算200試合出場」 おめでとうございます!




レイチェルのヒゲがさっぱりときれいに。
ヒゲが好きな女子はがっかり…かな?


私はやっぱり見慣れているという理由でヒゲなしレイチェルの方が良い。


昨季、F東と2試合対戦し完敗したという苦い思い出がある。


できれば前半を無失点で抑え、後半勝負に持ち込めれば、と思っていたのだが






29分、安倍選手にコーナーからのこぼれ球を決められ厳しい戦いとなった。


前半 0-1 FC東京1点のリードで折り返した。

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「ハーフタイム」
アナウンサーの横でじっとしているニータン。
そこに後ろから現れたわんぱくジャニ。


ニータンに何かをしでかしスタコラサッサ(笑)
(何をしたのかは不明)


気がついて怒るニータン。
絶対に何かするだろうと思っていたら・・・やっぱり(笑)
まぁニータンとも久々に絡みたかったんだろうね。



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後半 大分2枚替え。

46*分
伊佐 耕平 → 知念 慶
渡 大生 → 三平 和司

伊佐とさんぺーの組み合わせを観たかったが今日から7連戦。
早めの交代もやむなしか。


49分、この試合最大のチャンスが大分に訪れた。
知念が落とし、町田がこらえてさんぺーへ送る。
GKと1対1となり、決まったかに思われたがシュートはGK正面。


さらに大分のチャンスは66分。
レイチェルがシュートを放ったが枠を大きく外れた。




前半には観られなかったチャンスにゴールへの期待も高まる。


F東から見れば、もう1点取れば逃げ切れるかもしれない。



大分はこれ以上離されず1点差のままで同点、逆転を狙いたい。
(60分 島川 俊郎 → 前田 凌佑に交代)


まさに次の1点をどちらが取るのかの勝負となった。


気持ちに余裕はなかったが、1点差ならどこかで何とかなるかもしれないと思っていた。


しかし要所要所で大分の攻撃を切られてしまい、シュートを打つことさえままならなくなってきた。


わずか1点。


だがその1点がとてつもなく遠い。
(68分 町田 也真人 → 田中 達也に交代)


さらに不思議なことに(笑)敗けている時の時間の速いこと。


気がつけばアディショナルタイム5分の表示。

「誰でもいい。
ゴールをこじ開けてくれ!」

マスクの下で声なき声を上げていた。
(90+2分 羽田 健人 → 佐藤 和弘に交代)


残り数十秒。
大分がフリーキックを得た。
ドームにこの日1番の拍手が起こった。


GKのムンが相手ゴール前に上がってくる。
きっと何かが起きる。
何かを起こしてくれる。
そう信じ期待する気持ちがドームを揺るがすほどの拍手となった。


4500人を超える観客のためいきと同時に主審の長い笛が鳴った。

「0-1 敗け」

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「意思を貫くブレない強さ!」


言うのは簡単だが行うとなると非常に難しい。



"なにか"をやろうとした時、結果が出ないと何が起こるのか?
周りの声が応援から非難へと変わっていくからだ。


それが外からの声なら揺らぐ事は少ないかもしれない。


しかしそれが内からの声だったとしたら。


今まで応援していたサポーターからの声だったとしたら。



相手をスカウティングし、戦術を選手に落とし込み、紅白戦でチェックする。



さらに90分間走り抜くためのオールアウトをこなす。


昨季まで大分がやってきた勝つための準備。
それができないという厳しい状況にある今、何かをやらなければならない。



新しい試み、新しい戦術。



今は『産みの苦しみ』の最中なのかも知れない。



新しいことが一朝一夕にできないことは過去の自分の経験で知っているはずなのに、トリニータだとどうしても目の前の結果を求めてしまう。


私自身もっと寄り添う強さを持たなければいけない,と反省している。


片さんの好きなところはブレない強さ。


そこが好きで応援している以上、微力ではあるがこれからも下から支えたいと思っている。


今一番辛いこと。

選手に「まだまだ! 頑張れ!」の声援が送れないこと。
                          
頑張れ!!  大分トリニータ!!
頑張れ!!  大分12番!!


         






























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