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ためぞうの冒険 II 第三十二話 「ためぞうの新学期。」

2015年01月10日 14時06分49秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 II 第三十二話。


   「ためぞうの新学期。」


 年末辺りを、

 年越しそばに情熱を賭け、

 そこそこの成果をあげた

 ためぞうに、新学期がやって来ました。


ためぞう「これからは、

     学業にも力を入れていこうかと思います。


     知力が3しかないのは、

     さすがにキツイ場面もありまして、


     策略だと、わかっていても

     かわしてはいけないシーンなどを、

     想定しています。」


 ためぞうは、ワナをかわしまくるようになりました。

 おかげで、別の誰かさんが、そのワナにはまっています。


ファルさん「・・・ええ。

      でも、お気になさらず。


      それも勉強だと思って、がんばっていきます!」


 いろんな世界から、数多の猛者を集結させた、

 このセントクラウス学園では、

 それまでの実績を、

 実用的な、行動力に変える為に、

 たくさんの試練が降り注いできます。



  ・ ファルさんの場合 = 西方最強の大覇王ですが、

               いまは、お花屋さんで一生懸命、

               イラスト付きのギフトなどを、

               手がけています。


               ワイルドに女帝として君臨するより、

               眼鏡でおさげの看板娘さんとして、

               素敵な笑顔を届けたいと想うようになっています。


               普段からいい香りがして、

               お花の入浴剤の販売もやっています。



ファルさん「勇んで乗り込んで来た頃の自分が、

      若く、そして懐かしいと思えるようになりました。


      もちろん、心はまだまだ乙女です。」


 ためぞうは、このファルさんの勤めるお花屋さん、

 「ジェネシス オペレーティブ カンパニー」

 のバイトでもあります。


 今は、仮免扱いという事になっています。


 - 新しい季節というのは、

    新しい試練も連れて来るのですね。 -


 と、さわやかに語ってみました。


レイカさん「朝の連続ドラマ感覚で、


      さらっと、試練が来るんですね・・・。」


 セントクラウス学園の理事長兼、

 生徒会長である、アリス会長さん。


 その彼女の親友である、

 北条 レイカさんが、

 特別待遇の模範生枠で転入して来ました。


 運転手さん付きの車に、

 おおきなお屋敷、優秀な家臣団。


 セレブなお嬢様的待遇の

 VIPな、おもてなしです。


レイカさん「普通に暮らしたいのですけど・・・。」


 お嬢様育ちのレイカさんは、

 普通の暮らしに憧れています。


 お屋敷にいると、全て家臣がやってくれるので、

 わりと退屈だったり、

 また、世間話のような気軽な会話もありません。


 それで、なんとなく一人暮らしに憧れを持っていたのですが、


 新学期が始まってしまったので、

 住む家を決めなければなりません。


 ということで、よろしくお願いします。



 ・ 何処に住んでみますか?


   → 堅牢な要塞仕様で築かれた、

      中はまるでお城のようなゴージャスなお屋敷。


     セントクラウス学園の、学園寮の一号室。

     (アリス会長さんが、いつも来てくれます。)



レイカさん「・・・予想を裏切らないですね。


      アリスさんの術中に、はまりそうです。」


 何処からともなく、

 そのアリス会長さんの澄んだ声が聞こえてきます。


アリス会長さん「ごきげんよう。」


レイカさん「ご、ごきげんよう、アリスさん。」


 二人は大の親友なので、心はいつでも繋がっています。

 筒抜けなのです。


アリス会長さん「はい。


        レイカさんが、

        夜な夜な、エリスさんの布団に潜り込んで、

        日々の添い寝を楽しみ、


        まるで何事もなかったかのように、

        元の位置へと戻り、

        おすましさんを続けているのは、存じております。」


レイカさん「ええ・・・。

      そこは、否定いたしません。


      ですが、それを存じているなら、

      選択肢の数が、

      間違っているのにもお気付きでしょう?」


 レイカさんの力は、アリス会長さんにも匹敵します。



 ・ レイカさんの実力 = ラスボス。


              あまりに強すぎて、最終話でしか出番がないので、

              レベルを10分の1程度に抑えて、

              こちらにやって来ました。


              7つのスペシャルな特技を持っていますが、

              アリス会長さんの目力の前には、

              その能力を完封されてしまう為、


              ちょっとだけ、アリス会長さんを苦手にしています。




レイカさん「なんとか、なりませんか?


      充実したスクールライフを送ってみたいのです。」



 エリスねーさんの家のご近所に、

 いい物件がありました。


 一人暮らしには、やや広い感じのある3LDKの家ですが、

 二階からは、エリスねーさんの家や、

 庭のためぞうのキャンプも良く見えます。


 たまには、一人は寂しいとか言って、お泊りにも行けます。

 また、お招きする事もできます。


 セバリオスさんの秘書的なセリスさんの為に用意された一軒家ですが、

 セリスさんは、うまい事潜り込んでいる為、

 家を借りる事が可能です。


 今なら、大きなユニットバスもプレゼント。



 ・ ここら辺で、手を打っていただけますか?


   → はい。


     まだだ! ためぞうから、エリスねーさんの家の二階を借りる。


     いいえ。



レイカさん「素晴らしい提案だと思います。

      前向きな方向で、「はい」を。」


アリス会長さん「気に入っていただけて何よりです。

        幼馴染み的設定も、

        オプションで追加しておきますか?」


レイカさん「あ、いえ。


      そのままでも、十分満足な内容なので。

      後は、がんばる要素にしておきたいと思います。」


アリス会長さん「では、ごきげんよう。」


 レイカさんが、ためぞうの近所に引っ越してきました。


 サフィリアさんたちも、学園に戻ってきています。


 
 始業式は、体育館で簡単にすみました。

 セントクラウス学園の3年J組では、

 ホームルームが行われています。


エリナ先生「みなさん、ごきげんよう。

      三年J組担任のエリナ先生です。


      今日は転入生の紹介があります。」


 エリナ先生の隣には、レイカさんがいます。


 先生は、黒板にレイカさんのスリーサイズやら、趣味やら、

 勝手に書き始めました。



  趣味は、お風呂で背中の流しっこや、添い寝ですか。    先生もわりと好きですよ。


  年上の女性に憧れている。                あらまあ、先生も年上ですよ。(19)


  90・50・87 うにゃうにゃkg・・・。            結構、着やせするタイプですね。


  お姉さん目当てで、山本 貯蔵君狙いですか。       直接、エリスさんを狙ってはいかがですか?



レイカさん「じ、自分で紹介させて下さいッ!」


 エリナ先生は果物が大好きです。


 レイカさんの実家から、エリナ先生のアパートに、

 引越しのご挨拶的なメロンが届けられました。


 エリナ先生は、嬉しそうにそわそわし始めました。


エリナ先生「みなさん、レイカさんと仲良くして下さいね。


      レイカさん、

      席はほとんど自由席なので、開いてる所を使って下さい。


      では、ホームルームは終了です。」


 レイカさんは、

 ワナに敏感な、ためぞうの近くの席に座りました。


 サフィリアさんや、レミーアさん、

 レミルさん(エストさんの代打)たちもいます。

 すぐに打ち解けられそうです。


 嬉しさ余って、

 北欧系の美人先生であるエリナ先生は、

 自己紹介をなど始めます。


エリナ先生「はい、みなさんいいですか。

      ついでに先生も自己紹介です。


      先生は現在、19才の乙女さんです。


      お肌つやつやですよ。

      お餅をたくさん頂きました。


      19才から若返ることはあっても、

      きらめきエナジーが溢れているので、

      その年齢を超える事はありません。


      今はアパートで、

      一人暮らしをしています。

      優しさが欲しい年頃です。


      みなさんが、甘酸っぱい青春を

      心の何処かで期待しているように、

      先生もそういう展開を期待しています。



      みなさんは、三年生の三学期という事になりますが、

      基本、この学園に卒業という文字は、

      ありません。


      この学園の場合、

      それは、高確率でニセ卒業式です。


      「卒業 = エンディング。」


      になってしまいますので、

      それなりのハッピーエンドも迎えないまま、

      うっかり卒業してしまわないように、気を付けて下さいね。


      一度、卒業してしまうと、

      たいへん高難度の入試が控えています。」



         ・ 5科目 100点満点の問題で、

           合計 2500点以上が合格ラインという、

           最高難度のミッションです。


           先生は、2985点でした。

           目標の、3000点は、なかなかの壁です。


           5倍以上の加点の期待できる、演技、構成点や、

           5打席連続ホームラン等の技などが求められます。



         ・ あるいは、アリサ副会長さん等に、

           何とかしてもらう。


           などなど。




エリナ先生「このまま春が来ても、


      2015年度版として、

      ちゃんと新たな学園生活がスタートします。


      想い出アルバム、好感度など、全て引き継げます。


      焦らなくてもいいですから、

      ゆっくり、いろいろと攻略して下さいね。


      もし余裕のある方は、

      先生の攻略とかもチャレンジしてみて下さい。


      こうみえて先生は、

      ちゃんと尽くすタイプだと思っていますので、

      優しい目で見てあげて下さいネ。


      愛情表現の一つとして、

      メロンなどのプレゼントも受け付けています。

      甘い感じの贈り物は、素敵な気持ちになれそうな気がします。


      ちなみに余談ですが、

      先生の攻略の近道は、

      現在 覇王ランク 総合1位の方を倒す事です。


      特に先生に興味がなくても、

      腕試しで挑戦して見るのも良いでしょう。


      余裕があったら、よろしくお願いします。」


 エリナ先生は、言いたい事を言って、

 メロンの待つアパートへと、帰って行きました。


 代わりに、ブレザー姿のローゼさんが、教室に入ってきて、

 ためぞうに言いました。


ローゼさん「ためぞうさん、ちょっとよろしいですか?」


ためぞう「あ、はいっす。」


 たまたま教室の前を通りかかったローゼさんでしたが、

 エリナ先生のある一言が気になって、

 ためぞうを廊下へと連れ出します。


ローゼさん「あまり、他の方に聞かれるのもどうかと思いまして、


      エリナ先生が仰った、

      直接、エリスさんを狙ってみてはという言葉は、


      女子でも、お姉さんを攻略可能だという事を、

      言いたいのだと思います。」


ためぞう「おお、なるほど!」


ローゼさん「エリスさんの後ろ盾を失った、古蔵さんの苦労は、

      ご存知ですよね。


      そう、なりかねないという意味に聞こえませんか?」


ためぞう「・・・。


     さすが閣下、

     いえ、ローゼさんは見てるところが違うっすね。」


ローゼさん「可能性の一つですが、

      それをみなさんに気付かれた場合、

      攻略されないとは・・・。


      という事を、お伝えしたくてですね。」


 ローゼさんにとっては、ささいな事ですが、

 ためぞうがピンチになるのは放ってはおけません。


ためぞう「ためになるっす。」


ローゼさん「あ、いえいえ。」


 ためぞうは、ローゼさんと接する事で、

 微妙に感覚がずれてきているのに、

 気付いてはいませんでした。


 ヒゲのバルマード王の娘さんである、

 ローゼさんは、

 最近、すっかり丸くなって、

 優しさに溢れるお嬢さんになりました。


 その姿は、世界で最も美しいとされる、

 箱入り娘の、薔薇のお姫さまです。


 ためぞうは、甘酸っぱい青春を求めて、

 この学園に入学して来たのですが、

 最近は、変わらない素晴らしさもあると、

 なんとなく守りに入っています。


 ようは、ローゼさんに近寄りすぎて、

 「美少女耐性」という、

 見えない変なステータスが付いています。


 成分は、不感症にやや似ています。


 息をのむほどに美しい、

 世界中のトップクラスの美少女を集めたような環境で、

 ぬるま湯に浸かりすぎた感覚になった、

 ためぞうは、


 栄光への再起を心に誓う、古蔵さんと違って、

 ワイルドさや、ハングリー精神が失われています。


ためぞう「そうだったのか!?」


 ためぞうは、ナレーションによって気付きました。


ためぞう「なんか、バットステータスみたいなのが、

     いつの間にか、発生していたんすね。」


ローゼさん「自分を引き合いに出されて、

      そうですねというのは、

      かなり恥ずかしいものがありますが、


      ためぞうさんには、ビックになって欲しいと

      願っています。


      いきなり変わるというのは、さすがに違和感が出ますので、

      再認識するような感覚で、


      ゆっくりと、ワイルドためぞうさんを、

      取り戻してはいかがでしょうか。」


 ローゼさんは、ちょっとだけ、照れています。

 押せばすぐ、心が揺れてそうなローゼさんを前にして、

 ためぞうは、すっかり押しが弱くなっている自分に気が付きました。


 魅力が基礎で600もある(通常 最大値は100です。)、

 ローゼさんと関係が良好になる事は、

 ためぞうにとっては、かなり得難いチャンスなのですが、


 今は、ただのうっかりなタヌキになっています。


ためぞう「・・・。


     オレは、初期のあの出会いの少なさ(ほぼゼロでした。)

     をすっかり忘れた、

     翼を失ったタヌキなのかも知れない。」


ローゼさん「あ、いえ、

      ためぞうさんは、あと1万回くらいは、

      スクールライフを送る事が出来ますので、

      急がなくても平気だと思います。


      えっと、ためぞうさんがいよいよピンチになったら、

      私の持つ便利な本で、


      何度でも、チャンスを追加いたしますので。」


 ローゼさんは、自分がかなり甘くなっていて、

 ダメな事をわかっています。


 でも、ローゼさんの方が、

 心の整理が付いていないのでした。



   ・ バリバリのファザコンだった時のあの優雅な日々。


   ・ はぐくむ事で得られる、優しい気持ちへの葛藤。

     (演技で、恥じらいの表情などはいつでも出来るのですが、

      最近は、本当にドキドキするようになった。)


   ・ ローゼさんは、根っからの王族出身で、

     王家の繁栄の為なら、

     自分は、側室の一人でもかまわない気持ちがあるのですが、


     ためぞうは、不器用なまでに一途なので、

     それは、成立しないでしょうという、複雑な想い。


     そこが、また良かったりもする。


   ・ あらゆる事を知る事ができる『全知の書』を持っていても、

     そのページを見る勇気が持てない。


   ・ 友情が芽生えたファルさんに、

     抜け駆けも良くないと思っている。


     自分が、永遠の16才の部分は、

     少しだけ有利だと思っている。



ためぞう「・・・なるほど。」


ローゼさん「こ、心の声が漏れていますね。


      ここら辺で引いておかないと、

      ためぞうさんを冒険させないまま、

      エンディングに向かわせてしまう気がいたしますので。


      た、例えばですが。


      仮に、私が『告白』コマンドを実行した場合、

      ためぞうさんの性格ですと、

      断れませんよね?


      ・・・・そういうことになります。」


ためぞう「こ、光栄すぎて、

     断れませんな・・・。」


 ためぞうも、ローゼさんも、

 なんだか、もじもじ青春しています。


 ここで、誰かにつっ込まれると、

 エンディングを回避出来ない事を感じたローゼさんは、

 造花の内職に戻る事にしました。


ローゼさん「では、ためぞうさん。


      お姉さんが攻略されないよう、

      そこだけは気を付けて下さいね。


      面白い展開を希望してくる、

      ためぞうさんの上司のセリカさんとかは、

      私とファルさんで牽制しておきますので、


      では、またです。」


 そう言って、ローゼさんは微笑んで帰っていきました。


 キャラがすっかり変わってしまった、

 プラチナの髪のお姫さまに、

 ためぞうも、なんだか和んでいます。


ためぞう「いい時代になりましたネ。


     ためぞうとしては、自分が試練を回避すると、

     ローゼさんやファルさんたちに

     試練が行ってしまう事を悟りまして、


     避けるよりも、超える努力をしなければいけないと、

     感じるようになりました。」



 ためぞうは、

 元々、モテないだけで、


 セリカさんの魔王軍 四天王の

 一翼を担ってきた実力はしっかりあるので、

 ハンパな冒険では、日帰りで帰ってきます。


 ためぞうの現在のレベルは 93ですが、

 セリカさんは、魔王派遣協会の中でも、

 トップクラスの実力があるので、


 ためぞうは、

 普通に ノーマルモードの魔王より強いです。



    ・ イージーモードの魔王のつよさ  LV50~くらい。



    ・ ノーマルモードの魔王のつよさ  LV70~くらい。



    ・ ハードモードの大魔王のつよさ  LV80前後。



    ・ 大幹部クラスの戦士のつよさ     LV90付近。

                (ためぞうは、この辺にいます。)


    ・ スーパーモードの魔神のつよさ    LV95以上。

             (通常世界ではLV最大値が、5分の1程度になっています。)


    ・ ラスボス級の覇王のつよさ      LV 97~100。

             (限界開放で、LVが600を超えてきます。)



ためぞう「・・・。


     スーパーモード以上の冒険が必要なのか。

     ソロでは、冒険、出にくいな。」



   ためぞうの冒険は、つづきます。
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