窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

ラプラプ

2010年08月10日 | 海外での出来事
 セブです。

 リゾートで有名なセブ島ですが、



 美しいビーチや



 美味しいサンミゲル・ビールとも今回は全く縁なし。



 昼食のためにたまたま立ち寄った、マクタン島のラプラプ市。因みに、我々日本人がリゾートとしてイメージしているセブは、正確に言うと、セブ島の東側にあるこのマクタン島という小島のことです。

 ここは1521年、マクタン島に侵攻して来たマゼラン隊をラプラプを部族長とする現地人が打破り、マゼラン自身をも討ち取った、まさにその場所なのです。上の写真を見ればお分かりのように、干潮時は非常に遠浅な場所で、いかに当時の帆船が100トンそこそこの船であったとしても近づくことは出来なかったであろうことが想像できます。実際、ラプラプはこの干潮を利用し、スペイン艦隊の砲撃を封じた上で、マゼラン隊の撃退に成功したのでした。



 このことによって、ラプラプは民族の英雄として、現地には銅像が建てられています。



 一方で、こちらはスペイン人によって建てられた、マゼラン上陸を記念する記念碑。

 よってこの地域も彼の名を冠してラプラプ市と名づけられており、



 フィリピンではポピュラーなこの魚にもラプラプという名がつけられています。



 この魚のラプラプですが、蒸した上で葱や生姜をあえた醤油で食べると、淡白ながら非常に美味しいのです。



 因みに、食事中は猛烈な大雨に見舞われ、会話もままならないほどでした。最近、日本も似てきましたが、まだまだ豪雨のレベルはフィリピンの方が上です。

 繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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